平泉観光協会お墨付き！おすすめの世界遺産スポットや絶品グルメもご紹介！

2011年6月、平泉の文化遺産が世界遺産に登録されたことから、日本中から人気を集めている観光スポットです。平泉は平安時代後期、奥州平泉に陸奥の豪族藤原清衡を父として子の基衡、孫の秀衡の奥州藤原氏三代がおよそ100年にわたって築いた文化が広がっています。

平泉は三方を大小の川に囲まれ、西に小高い山々を頂き、中央を「奥の大道」が通り抜けた要衝の地です。初代の清衡が、平泉に居を移したのは1100年頃といわれ、奥州に仏教文化を中心とした、黄金花咲く平和な理想郷の建設が始まりと言われています。

岩手県の平泉には、浄土思想の考え方に基づいて造られた多様な寺院、庭園、遺跡が良好に保存されています。平泉の世界遺産スポットは、他に例の無いものとされています。

17院により構成される天台宗の一山寺院「中尊寺」。昭和54年に特別史跡に指定され、奥州藤原氏の初代清衡が1105年に造営に着手。初めに多宝寺が建てられ、続いて大長寿院が完成したと言い伝えられています。中尊寺の全盛期には、40にも及ぶお堂や塔などがあったといわれています。

全国でも9例しかない特別史跡と特別名勝の二重指定されている世界遺産スポットです。完成当時はお堂や塔が40以上、お坊さんの住む建物が500以上設置されていました。相次ぐ火災によって当時の建物は残っていませんが、遺跡が良好に保存されていることから、特別史跡に指定されています。

藤原氏二代基衡の妻によって建設された「観自在王院」。かつて平泉に住む人々は京都観光は夢のまた夢。そのため、かつて敷地内には大小2棟の阿弥陀堂が建設され、内壁に石清水八幡宮、賀茂の祭、鞍馬の様子、宇治平等院などの首都京都の霊地名所が描かれていたと言われています。

毎年5月4日は「なき祭り」が開催されます。基衡の妻の死を嘆き悲しむ祭りになり、観光客も参加できます。

藤原氏三代秀衡が建立した「無量光院」の跡地です。無量光院は宇治平等院の鳳凰堂を模して造られた建物です。度重なる火災で焼失してしまいましたが、今では国の特別史跡に指定されています。

比高差60ｍほどの円錐形の優美な山「金鶏山」。かつて金鶏山を訪れた松尾芭蕉も「金鶏山のみ形を残す」と言葉を残しています。平泉における基準ともなった山です。

岩手県の平泉では、四季折々の食材を利用した美味しいグルメを味わうことができます。郷土料理もあり、人々の身と心を満たしています。

世界遺産「中尊寺」の門前に位置するレストランです。2019年12月「プロが選ぶ観光・食事施設100選」では全国3位に選ばれています。年中無休で、お土産屋も併設しています。

世界遺産「中尊寺」の第一駐車場にあるグルメスポットです。わんこそばを味わえることで人気があり、岩手名物「餅膳」も提供しています。

手打ちそば、わんこそば、鰻料理と和食を味わえるグルメスポットです。営業時間は朝8時30分から夕方17時までで、定休日は月曜日です。

平泉にオープンしたお休み処「夢乃風」。岩手県の郷土料理である餅膳を40年間提供し続け、地元の方からも人気のあるグルメスポットです。人気のメニュー「藤原三代お餅膳」は昔の味を引き継いで提供しています。

平泉には世界遺産や平泉の観光スポットを巡ることができるおすすめの「観光コース」が提供されています。それぞれ旅のスタイルに合う観光コースを調べておきましょう。

源義経や武蔵坊弁慶、伊達政宗に松尾芭蕉など、平泉にゆかりのある偉人が歩いた平泉の遺跡を、自転車でのんびり巡ることができる観光コースです。

町内の観光スポットをぐるりと巡ることができる巡回バス「るんるん」。1回乗車が大人150円、子供80円で１日フリー乗車券だと450円とかなりお得に利用できます。フリー乗車券を使って古都めぐりを楽しみましょう。

岩手県でも長い歴史がある平泉。少し歩くと、歴史的遺物や偉人ゆかりの建物などがたくさんあります。歴史の登場人物に思いをはせながら、のんびりと散策してみませんか。

岩手県の古都ひらいずみは何度訪れても、その時その瞬間に違った輝きを観せてくれます。悠久の時の中で、藤原三代が築いた浄土の世界を感じることができるはずです。

岩手県の世界遺産の町「平泉」。日本の歴史に欠かせない観光スポットが多く、伝統技術が息づく平泉ならではの充実した時間を過ごすことができます。五感で体験できる観光スポットが多く、子供から大人まで幅広い年代まで人気があります。

世界遺産スポットだけでなく、郷土料理や温泉などの魅力がたくさんあります。ホテルや旅館、キャンプ場など宿泊施設も充実しているので、平泉でのんびりと過ごしながら歴史の魅力を体感できます。岩手県へ観光の際は、是非平泉へ足を運んでみてください。