MIHO MUSEUMをご存知ですか?
美術館巡りがお好きな方ならご存知かもしれません。MIHO MUSEUMという美術館を聞いたことがありますか?滋賀にあるMIHO MUSEUMは、外国からわざわざ訪れる人も多い大人気の観光スポットでもあります!普段美術館に行かないという方でも楽しめる作りになっていてとってもおすすめなんです。MIHO MUSEUMのことを知ったら行きたくなること間違い無しです!
MIHO MUSEUMとは?
MIHO MUSEUMは滋賀県甲賀市信楽町の郊外にある登録美術館です。なんとこの美術館、私立美術館なんです!個人のコレクションを収蔵・展示したMIHO MUSEUMは、収蔵品や建物どれをとっても県立、国立のものに見劣りしない素晴らしいものとなっています。
滋賀の信楽といえばたぬきで有名な信楽焼を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、もし信楽まで行くことがあったらぜひ一度訪れてほしい、おすすめの今注目の観光スポットです。
MIHO MUSEUMは建物がすごい!
世界的に有名な建築家のI.M.Peiという方が建物のデザインをしています。この方の設計した有名な建物のひとつに、ルーヴル美術館のガラスピラミッドがあります。また、MIHO MUSEUMは周囲の景観を壊さないようにとの配慮から、8割が地下に埋まっているというこだわりのデザインになっています。
地下に埋まっているとはいえ光が入るように設計されており、非常に明るいです。美術館のどこを歩いても、そのデザインの素晴らしさによって、まるで異世界にいるような不思議な感覚に陥る方も多いそう。収蔵品だけでなく、MIHO MUSEUMの建物自体も美術品の一部となっています。MIHO MUSEUMに訪れた際は、建物の中も見て回ることをおすすめします。
MIHO MUSEUMの見どころは?
MIHO MUSEUMのコンセプトは「桃源郷」。そのコンセプト通り、MIHO MUSEUMは人里離れた信楽郊外の山の中にひっそりと建っています。石山駅から直行のバスが出ており、50分ほどかけて到着します。
レセプション棟に着いたらそこからまた歩いて展示棟に向かうのですが、その道中がまた素晴らしいのです。どこを撮ってもフォトジェニックなのがMIHO MUSEUMの見どころのひとつでもあります。
長いトンネルを抜けると、やっと展示棟が見えてきます。暗いトンネルの中から明るい景色が見えてくる光景は、桃源郷の名前の通り、まるで別世界にたどり着いたように感じます。また山の中なので自然が美しく、四季を楽しめるのが魅力です。アクセスは大変ですが、それでもMIHO MUSEUMに行きたい!という方が多く、毎年たくさんの観光客が訪れています。
この建造物は一見何だろう?と不思議に思いますが、実はこれ自動ドアなんです。このような思わずカメラを向けてしまう素敵なデザインが随所に散りばめられていて、建物を見て回るだけでも楽しめます。ただその場にいるだけでフォトジェニックなスポットなんて、とても興味をそそられませんか?
MIHO MUSEUMのどこで撮ってもフォトジェニックな雰囲気のある写真に仕上がるのは、建物の素晴らしさと自然に配慮したデザインの両方でもあるのではないでしょうか。写真が趣味の方も世界中から訪れていて、素敵な写真をたくさん見ることができます。建物だけで満足!という意見もちらほら聞かれます。
MIHO MUSEUMの収蔵品
MIHO MUSEUMのコレクションはギリシャやローマ、アジアなど、幅広いコレクションが2000点以上収蔵されています。そのうち重要文化財に指定されている収蔵品もあります。仏像や螺鈿細工、絵画など、そのコレクションの素晴らしさに圧倒されてしまいます。
こちらは円山応挙の孔雀図です。日本画の大家の作品も多く収蔵されています。大人気の伊藤若冲の象と鯨図屏風なども収蔵されており、日本画ファンにおすすめです。2017年夏季展示には雪村の公開も決定しておりますので、収蔵品と合わせて見ることができるかもしれませんよ!
こちらは西アジアの女神像です。世界中の美術品が一堂に会しており、目の保養になること間違いなしです。企画展は季節ごと行われているので、興味のある方はぜひチェックすることをおすすめします。ただし休館日が長めに取られていますので、行かれる際はご確認をどうぞ。
ネットで騒がれた「曜変天目茶碗」、国宝指定の品々が公開中 「息」のむ瑠璃色の小宇宙https://t.co/MT46eVxFrO #曜変天目茶碗 #国宝 #東京国立博物館 pic.twitter.com/4rRtEw2Lgr
— 産経ニュース (@Sankei_news) April 20, 2017
MIHO MUSEUMの収蔵品の中でも特に有名なのはこちら、「曜変天目茶碗」ではないでしょうか。国宝の三点とは違い、MIHO MUSEUM収蔵の分は重要文化財に指定されており、未だに議論が分かれているそうですが、それでも素晴らしい宝に違いはありません。展示されることがあったらぜひ近くで見てみたい品のひとつです。
MIHO MUSEUMはしだれ桜の名所!
MIHO MUSEUMの見どころのひとつはこのしだれ桜です!春になると一斉に咲き乱れ、美しい景色を見せてくれます。その姿は桃源郷というコンセプトを表しているかのようで、魅了される人も多いそうです。このトンネルはスチール製なのですが、その理由はしだれ桜が反射して幻想的な光景を作れるためだそうです。
春になるとレセプション棟から展示棟に向かう間の道に、しだれ桜が150メートルほど続く桜並木が現れるそうで、全国、世界中からしだれ桜をカメラに収めようと観光客で賑わいます。トンネルを抜けるとしだれ桜が広がる光景は、それは壮観な景色だそうです。幻想的な桜並木、ぜひ生で一度見てみたいですね。
しだれ桜の時期は4月上旬から4月中旬ほど。トンネルを抜けると広がる幻想的な光景は他ではなかなかお目にかかることはできません。春になると大人気の桜の名所となる上、同時に美術館も楽しめるので、もしこの時期に滋賀を訪れる予定があったらぜひ足を運んでほしいおすすめのスポットです。
MIHO MUSEUM併設のレストラン
MIHO MUSEUMにはカフェとレストランが併設されています。レセプション棟にはカフェ、展示棟にはレストランがあります。こちらのレストランは無農薬・オーガニックにこだわったメニューが並び、レストランで食事をするだけでも満足感がありますよ。レストランではおむすび膳やパスタ、そばなどの食事メニューがあり、カフェではスイーツを食べることができます。
目の保養をしたら、次はおいしい料理でお腹を満たすのもいいですね。ちなみにこちらのレストラン、非常に人気がありますので、着いた時間次第ではレストランに直行することをおすすめします。連休だとレストランに長蛇の列が並ぶほどの人気ぶりだそうですよ。
MIHO MUSEUMの入館料
MIHO MUSEUMの入館料は1000円です。そしてそこには、レセプション棟から展示棟を往復している電気自動車の料金も含まれているので、追加料金なしで乗ることができます。友の会に入ると他の提携美術館の割引もききますので、頻繁に行かれる方にはおすすめです。1000円で一日中楽しめる上景色も素晴らしいなんて、人気の理由がわかりますね。
MIHO MUSEUMへのアクセス
MIHO MUSEUMへのアクセスは公共機関がおすすめです。JR石山駅から直行バスが出ています。1時間に1本ほどの割合なので、時刻表のチェックは必須です。バスでアクセスされる場合は、JR石山駅南口よりMIHO MUSEUM行きバスで、タクシーでのアクセスの場合は、JR石山駅、草津駅から各約40分、信楽高原鉄道信楽駅から約20分となっています。
車でのアクセスなら、名神高速道路の栗東ICより約18km(栗東IC→県道55号→県道12号)で、新名神高速道路の信楽ICより約14km(信楽IC→国道307号→県道12号)です。また、名阪国道の壬生野ICなら約27km(壬生野IC→三重県道679→49→674号→国道422号→国道307号→県道12号)です。
MIHO MUSEUMに行こう!
いかがでしたか?MIHO MUSEUMは魅力がたっぷりと詰まった美術館です。アクセスは少し大変ですが、それを差し引いても、建築物から収蔵品、周囲の景色など、見る価値のある素晴らしい美術館です。大人気のMIHO MUSEUM、滋賀に行く際はぜひ訪れてみてくださいね。
RELATED
関連記事
RELATED
- 信楽は滋賀観光人気の穴場!おすすめの名所やスポットをご紹介!
信楽町は焼き物の信楽焼きが有名な地域です。2004年に水口町・土山町・甲賀町・甲南町との合併に伴い廃止され、甲賀市となりま...
くろごり
- 滋賀・甲賀の里忍術村まとめ!忍者屋敷の見学や体験も!衣装も着れる!
滋賀にある「甲賀の里忍術村」の観光おすすめ情報をご紹介していきます。滋賀にある「甲賀の里忍術村」は、忍術体験が出来る名所と...
kazuki.svsvsv
- 信楽焼のたぬきの意味とは?陶芸村での手作り体験や陶器祭り開催!
たぬきの置物が人気の信楽焼は滋賀県甲賀市信楽町の陶土豊かな丘陵地にある日本六古窯の一つですが、どうしてたぬきなんでしょう?...
hiro0588
- 滋賀信楽でランチ!グルメなそばや人気の近江牛ハンバーグに舌鼓
信楽焼のたぬきで有名な滋賀信楽は、陶芸体験ができたり美術館などもある1日楽しめる観光スポットです。せっかく信楽まできたのな...
MEG_TEA
- 信楽焼を体験できるおすすめスポット9選!人気の教室や窯元を紹介!
信楽焼は狸の置物で有名な伝統工芸品です。信楽町には信楽焼の陶芸体験ができるスポットがたくさんあり、観光客にも大人気です。こ...
YS
- 朝ドラ「スカーレット」のロケ地は?人気シーンの撮影スポットまとめ!
2019年から2020年にかけて放送している人気の朝ドラ「スカーレット」。スカーレットは滋賀県の信楽を舞台としている朝ドラ...
mdn
- 滋賀県立陶芸の森の観光ポイント!信楽焼の展示やカフェなど見どころ多数
日本古来の代表的な窯、6つのうちの1つである信楽。その産地として有名な信楽の市街地にあるのが、この滋賀県立陶芸の森です。陶...
tomo
- 湖南市観光協会おすすめ!絶品グルメから人気観光スポットまで一挙にご紹介!
滋賀県の南部に位置する観光名所「湖南市」。湖南市には歴史を感じる宿場町や、温泉、そして美味しいグルメを思う存分楽しむことが...
TravelNote編集部
- 滋賀農業公園ブルーメの丘の料金やアクセスは?人気のランチや体験もあり!
滋賀県ののどかな田園風景の蒲生郡に、広大な敷地をもつ農業公園ブルーメの丘があります。ブルーメの丘では動物とのふれあい、BB...
tomo
- 日野観光協会おすすめ!絶品グルメや人気観光スポットを一挙にご紹介!
滋賀県の日野町は、歴史と自然が魅力の"近江日野商人と花のまち"です。昔ながらの町並み散策や自然体験など様々な楽しみ方ができ...
TravelNote編集部
- 十二坊温泉オートキャンプ場が快適!キャビンや温泉・予約方法をチェック!
滋賀県にある十二坊温泉オートキャンプ場が快適すぎると口コミで広がっています。いったい、十二坊温泉オートキャンプ場はどれほど...
川島 剛
- 焼物の街「信楽」のおすすめカフェ!ランチやスイーツを楽しめるお店9選!
たぬきの焼物で有名な滋賀県の信楽は昔ながらの街並みが広がる落ち着いた雰囲気の街です。今回は信楽でおすすのカフェを9ヶ所ご紹...
erierieri1
- 甲賀ファミリーランド跡の現在は?心霊の噂がある廃墟遊園地を徹底調査!
バブルの時代に滋賀の甲賀にオープンした甲賀ファミリーランド。残念ながら15年ほどで廃園した甲賀ファミリーランドですが、その...
Takako