祇園丸山で絶品ランチ・ディナーを堪能！ミシュラン星獲得の人気料亭を紹介！

京都･祇園の花見小路付近にお店を構える｢祇園丸山｣は、数寄屋造りの落ち着いた佇まいの料亭です。｢祇園丸山｣はテレビ番組でもしばしば取り上げられるほどの名店で、料理のみでなくお店の空間にもこだわりを持っています。このミシュラン2つ星のお店では、京都の四季の移ろいを表現した美しい懐石料理を堪能することができます。

ここではそんな料亭｢祇園丸山｣について、人気のランチやディナー、ミシュラン、料金などの情報を交えながら紹介します。

祇園は京都の中でも最も京都らしさを味わうことができるエリアです。近くに見どころの多い寺社仏閣があるのみでなく、祇園界隈を散策したり、舞子さんや芸子さんの芸を見たり、料亭で食事をしたりする楽しみがあります。

中でも特に風情の感じられる場所が祇園白川です。この人気のエリアは、巽橋を背景にサスペンスドラマなどの舞台としても良く使われ、京情緒溢れるスポットとなっています。また、花見小路は京都を代表するグルメスポットとして人気のあるエリアです。

この界隈には、建仁寺、八坂神社、安井金毘羅宮、八坂庚申堂庚など有名な神社仏閣がも多数存在します。

京都祇園の風情ある街並の一角にあるミシュラン2つ星の料亭｢祇園丸山｣は、祇園でも人気の料亭です。｢祇園丸山｣を探す場合は、丸山の赤い提灯と、海老茶に白染め抜きの店名が入ったのれんが目印となります。

｢祇園丸山｣はテレビ番組でも度々取り上げられる人気の名料亭で、四季の移ろいを感じさせる懐石料理には勿論のこと、お店の雰囲気や空間にもこだわりを見せています。

ミシュラン2つ星のお店｢祇園丸山｣の懐石料理は、季節のものにこだわり、産地についても吟味が尽くされています。

また、祇園という土地柄だけに、舞子さんや芸子さんなどが旦那さんと一緒に訪れる機会も多いようです。そのため、舞子さんたちの口にも合うよう、小ぶりに仕上げた料理が運ばれるなど、訪れる人々に対する細やかな心配りが常に成されています。

ミシュラン星の店｢祇園丸山｣の料理を的確に表す言葉として｢色アヤナル心アヤナル｣という表現があります。色はたくさん重なると黒くなり、光はたくさん重なるほど透明になります。心は光の色と一緒で、たくさんの人、多くの心と交わることによって透明で綺麗に磨かれていくという思いがこの表現に尽くされています。

｢祇園丸山｣は、心のこもった料理を提供することにより、その思いが料理を味わう人にも伝わり、心穏やかに、そして綺麗になっていくことを願っています。

｢食事は人々の健康にとっても心にとっても良いことにならなければならない。｣という思いが｢祇園丸山｣の提供する料理には籠っています。

ミシュラン星の店｢祇園丸山｣の創業者であり主人でもある丸山嘉桜氏は、京料理界のトップに君臨する重鎮で、長年に渡り京料理の発展に尽くしてきた実力の持ち主です。丸山嘉桜氏の造る京料理においては、1品1品が伝統と斬新さを併せ持つ調和の取れた見事な料理ばかりが供されます。

丸山氏は鮮魚商の長男として京都に生まれ、祇園土井という高台寺土井の名店で修業した後、露庵菊乃井の木屋町店で、更に高台寺･和久傳でそれぞれ料理長を務め、1988年に｢祇園丸山｣を開店しました。

その後、｢建仁寺祇園丸山｣もオープンさせ、2009年には｢祇園丸山｣、｢建仁寺祇園丸山｣の両店ともにミシュラン2つ星を獲得しています。今や彼は、NHKなどのテレビにも度々出演するほどの名の知れた存在となっています。

｢祇園丸山｣は｢ミシュランガイド京都･大阪2013｣に掲載された実績を持つ名料亭で、祇園という華やかな地域にあって一際光彩を放つ人気料亭です。

｢祇園丸山｣は、京都で京料理を堪能したいという時には必ず候補としてこの料亭の名前が挙がるほどの名店で、ミシュランガイド掲載店という名に相応しい落ち着いた店内で、極上の懐石料理がランチでもディナーにおいても楽しめます。

ミシュラン星の店｢祇園丸山｣の店内では、料理を美味しく味わってもらうための様々な演出や工夫が成されています。カウンターの壁面には舞子さんのサイン入りの団扇が並んだり、個室の床の間には掛け軸や生花を配し、雰囲気を盛り上げています。

また、｢祇園丸山｣の主人は器にもこだわり、1品1品を料理に合わせて焼いてもらっています。｢祇園丸山｣の店内は、｢料理の背後にあるものも大切にしなければならない｣という考え方に基づいた工夫が成されています。

｢祇園丸山｣の店舗では、祇園という艶やかなエリアの中で、季節の移ろいを感じさせるような工夫が至る所に見られます。

日常とはかけ離れたこの空間では、寛げる雰囲気を出すための演出が行われており、贅を尽くした空間を創出しながら、敷居の高さが無く親しみやすい雰囲気作りが成されています。

門の暖簾をくぐり玄関に入ると、打ち水された部分が庭園灯に照らし出され、世間離れした夢幻の空間が広がります。1階はカウンター席、2階の7部屋すべて個室となっており、中には坪庭を配した部屋もあります。どちらの席にするかはは予約時に確認する必要があります。

カウンターの壁面には祇園祭で使用する舞子さんの名前入りの団扇が並び、中央には長刀鉾の描かれた扇子があります。2階に上がり、個室に入ると床の間には掛け軸や生花があり、気分が高まります。

主人の丸山嘉桜氏の考え方には、料理で景色を表現するには料理だけではなく器や生花、掛け軸など、料理の背後にあるものも大切で、料理を空間全体で味わってもらいたいという思いが色濃く反映されています。

特に器には強いこだわりがあります。｢祇園丸山｣や姉妹店｢建仁寺祇園丸山｣で出されるすべての器は、丸山嘉桜氏が料理に合わせて特別に焼いてもらっている1品もので、季節の料理に最も合うものが選ばれ使われており、料理の美しさを引き立たせるのに大きく貢献しています。

それではここでミシュラン星の店｢祇園丸山｣のランチメニューの内容を料金とともに紹介しましょう。ランチメニューは2種類あります。その1つは懐石コース、もう1つは季節料理のコースです。

ランチがおすすめなのは、ディナーに比べてよりリーズナブルな料金設定となっている会席料理があるからです。京都の贅沢な懐石料理を、一流の人気料亭で、安価な料金で満喫できるのはランチ冥利に尽きるというものです。

それではまず｢祇園丸山｣の人気ランチメニューの手始めとして、懐石コースを紹介しましょう。懐石コースは食前酒、先附、椀、向附、焼物、お凌ぎ、炊合せ、珍味、後汁、香の物、御飯などが供されます。ただし、季節や仕入れ状況によって変わりますので料金や内容などの詳細についてはお店に問い合わせて下さい。

懐石料金は、9936円から20000円までとリーズナブルな価格に設定されています。これほど贅沢で美味しい京懐石を1万円以下の料金で楽しめるのはうれしい誤算と言えます。

もう1つのランチコースは季節料理のコースです。こちらのコースは37260円からという名料亭ならではの料金設定となっていますが、出されてみれば納得の行く素晴らしい料理ばかりです。

季節の料理は、例えば11月から3月は松葉蟹や河豚(ふぐ)、3月は琵琶湖の特産魚･子持ち諸子(もろこ)、4月は筍、5月は桜鯛、7月は鱧(はも)、9月から10月は松茸、子持ち鮎などが出されます。

続いて｢祇園丸山｣の人気ディナーについて紹介しましょう。ディナーもランチ同様2種類のコースがあります。1つは懐石コース、そしてもう1つは季節料理となります。

ディナーの場合の料金設定はランチと比べると高めにはなりますが、京都･祇園の夜が楽しめるディナーを一流の料亭で堪能できる上、料金設定も比較的良心的なため、満足の行く料理を味わえるのではないでしょうか。

｢祇園丸山｣のディナーメニュー･懐石料理コースでは、グラス一杯の梅酒から始まり、先附、先吸、向附、蓋物、焼物、凌(しの)ぎ、強肴(しいざかな)、後吸、香の物、御飯、吸い物などが次々に供されます。

懐石は茶道の精神が感じられる茶懐石をメインとした京料理となっています。懐石料理は18630円からとなりますが、季節の料理と比べるとかなりリーズナブルな価格設定となっています。出されるメニューの内容は季節によって都度変わるため、詳細についてはお店に問い合わせるようにしましょう。

また、一休ドットコムの予約サイトを利用すれば、個室が予約できるコースメニューもあるため、チェックしてみることをおすすめします。

そして最後に紹介する｢祇園丸山｣のディナーメニューが季節の料理コースです。このコースの料金設定は37260円で、ランチコースと同額という良心的な金額設定となっています。

コースメニューもランチ同様、その季節の最も旬な食材が使われます。11月から3月なら松葉蟹や河豚、3月は子持ち諸子、4月は筍、5月は桜鯛、7月は鱧(はも)、9月から10月は松茸、子持ち鮎など、その季節の最も美味しい材料によって造られた料理が供されます。

1例を紹介してみると、まず竹筒の香が心地よい食前酒が運ばれ、次に先附のくるみ豆腐が供されます。次におくらとろろ、くるみのから揚げ、いくらのワサビ添えとなります。そして豊年鱧の清汁(すましじる)。向付には鯛と鮪(まぐろ)の幼魚が出されます。

お凌ぎは小ぶりな手打ちそば、炊合せは焼きナス、レンコン、小芋、シイタケ、ゴボウの炊合せなどです。珍味三種はもずく生姜酢、胡麻和え、牛肉のしぐれ煮。また、野菜で炊きあげられた御飯には明太子のふりかけが添えられています。そして香の物には白菜塩昆布と小梅、山椒の利いた味噌の後汁が供されます。

閉めの水菓子には、梨と青梅のシャーベットが載せられたピオーネ、はぢみつゼリーなど、気の利いたデザートが出されます。

祇園の街中に佇む雰囲気のある数寄屋造りの名料亭｢祇園丸山｣で、ゆったりと心行くまで京料理を楽しみながら至福の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

｢祇園丸山｣ではランチやディナーの予約ができるかと言えば勿論可能で、むしろ予約をしてからお店に行く方が確実です。特に週末は混み合うため、予約無しで入店するのはむずかしい状況となります。

予約の場合、電話による予約が基本的な方法となります。ただし、当日にキャンセルをすると100%のキャンセル料が発生するため注意が必要です。電話以外の予約は一休ドットコムの予約サイトのみ可能で、他のオンラインなどはできないため、できるだけ電話で行いましょう。

次に｢祇園丸山｣の基本情報について説明しましょう。｢祇園丸山｣の定休日は毎週水曜日で営業時間は、ランチが11時から13時30分までの入店、ディナーが17時から19時30分までの入店となっており、入店の終了時間がラストオーダーとなります。料金の支払い時には15%のサービス料が加算されます。

会計は部屋での承りとなり、料金の支払い方法については各種カードの利用も可能です。子供の同伴もできますが、子供用のメニューはありません。座敷は個室が7部屋あり、全部屋禁煙となっています。

素足や半ズボンの場合は入店不可となりますが、それ以外は大丈夫です。予約については前述の通り、一般的には電話での予約となりますが、一休ドットコムの予約サイトからの予約もできます。

｢祇園丸山｣にアクセスする場合の方法について説明しましょう。｢祇園丸山｣は京都･祇園に位置するため、公共の交通機関を利用する方法が最も便利です。

京都駅からバスを利用すれば乗り換え無しで20分程度で祇園にアクセスできますし、電車でも1回乗り換えれば15分程度で祇園四条駅にアクセスできます。

電車を使って｢祇園丸山｣にアクセスする場合は、大阪淀屋橋方面からは、京阪本線の急行電車に1時間ほど乗れば祇園四条駅に到着します。祇園四条駅下車後、徒歩5分ほどで目的地にアクセスできます。

また大阪梅田から阪急京都本線に50分ほど乗車すれば、河原町駅に到着します。河原町駅からは徒歩8分ほどで目的地にアクセスできます。

JR京都駅から電車で｢祇園丸山｣にアクセスする場合は、まず、JR奈良線に1駅乗車し、東福寺駅で下車します。東福寺駅から京阪本線･出町柳行に乗り換えて11分ほど乗り祇園四条駅で下車すれば、徒歩約5分で目的地にアクセスできます。

次にバスでのアクセス方法について説明しましょう。JR京都駅のバスターミナルから市バス100または206系統に20分ほど乗車し、祇園で下車すれば、｢祇園丸山｣まで歩いてすぐアクセスできます。

ただし、バスの場合は混雑が予想され、20分程度でアクセスできないことが多々あるので、時間の余裕を見てアクセスすることをおすすめします。

｢祇園丸山｣に大阪方面からマイカーでアクセスする場合は、第二京阪道路･鴨川西インター、または名神高速道路･京都東インターで下車後、それぞれ約15分で目的地周辺に到着します。 

｢祇園丸山｣には専用の駐車場が無いので、近隣のコインパーキングを利用します。近隣にはコインパーキングがたくさんあるため、停める駐車場には困らないはずです。また近くには、有名な神社仏閣がたくさんあるので、併せて観光するのもおすすめです。

京都･祇園の八坂通り前に佇む｢建仁寺祇園丸山｣は｢祇園丸山｣の姉妹料亭です。創業者は勿論｢祇園丸山｣同様、丸山嘉桜氏で、1998年の創業となります。

過去にミシュラン2つ星を獲得している｢建仁寺祇園丸山｣は建仁寺の南側に位置する料亭で、同一オーナー故に｢祇園丸山｣とはお店のコンセプトや考え方も統一されており、京都の伝統と新しいものの調和を考えた料理が手掛けられています。そして、非日常を演出しながら敷居の高さを感じさせない丁寧な店造りが行われています。

｢建仁寺祇園丸山｣では細やかなおもてなしの気遣いが至る所に成されています。数寄屋造りで打ち水をされた門の暖簾をくぐって玄関を抜け、2階の部屋に上ると、そこには黒塗りのテーブルが置かれ、刺繍で祇園丸山と銘が入ったおしぼりが出されます。背後には掛け軸や生花が置かれ、落ち着いた居心地の良さが演出されています。

｢建仁寺祇園丸山｣のディナーとして供される京懐石では、まず赤らくに入れられたほんのり甘いショウガ湯が出されます。その後に食前酒が運ばれ、しらきクラゲ、柿、ナメコ、とんぶりが中に入った柿釜、カマスの寿司、小芋のイクラ乗せ、穴子の八幡巻きなどが出されます。どれも出しゃばらない上品なテイストのものばかりです。

その後、豊年鱧や白舞茸と水菜を束ねたものなどが入った椀物、お洒落な器に入った御造り、素敵な器に盛られたサワラの幽庵焼き、そしてお口直しの十割そばなどが出されます。

その後に、野菜の葛仕立て、菊菜のおひたしに、子持ち鮎の甘露煮青唐辛子を乗せた珍味、締めは土釜で炊いた炊き込みご飯と味噌汁、香の物、デザートにはマンゴーや巨峰等、至れり尽くせりの料理が堪能できます。

これらのメニューは季節によって、また仕入れ状況によって変わり、その時の最も旬なものが供されます。また、ランチやディナーの料金体系は、｢祇園丸山｣の料金体型とほぼ同一となっています。

｢建仁寺祇園丸山｣は基本的には定休日が木曜日で、営業時間はランチが11時から14時、ディナーが17時から21時までです。ただし、ディナー時の最終入店時間は19時30分となります。また営業時間と定休日は変更になることがあります。｢建仁寺祇園丸山｣へは、京阪電車･祇園四条駅から徒歩約8分でアクセスできます。

京都･祇園の花見小路付近にお店を構える｢祇園丸山｣は、数寄屋造りの落ち着いた料亭で、建仁寺の門前にある姉妹店｢建仁寺祇園丸山｣とともに、｢料理で景色を表現する｣というコンセプトに基づき、京都の四季の移ろいを料理で表現しているミシュラン星のお店です。

ここではそんな｢祇園丸山｣について、人気のランチやディナー、料金、ミシュランなどの情報を取り入れながら説明してみました。京都･祇園に旅する折は、是非｢祇園丸山｣で季節の料理を味わってみて下さい。