アレイからすこじまは日本唯一現役潜水艦が見学可能！アクセスや一般公開情報！

「アレイからすこじま」とは、日本で唯一、現役で動いている海上自衛隊の潜水艦や護衛艦を間近でじっくり見ることができる場所なんです。JR呉駅から約3kmの場所にあり、「海上自衛隊第一潜水隊群司令部」の前から港の近くを通る車道に沿って、約300メートルほどある細長い公園です。一般的な公園とは少し印象や雰囲気が異なります。そんな「アレイからすこじま」について、詳しくご紹介しましょう。

アレイからすこじま [住所]広島県呉市昭和町 [電話番号]0823-25-3309(呉市観光振興課)

「アレイからすこじま」の名称の由来は、昔、呉浦にあった周囲40メートルほどの小さな島が「烏小島(からすこじま)」という名称と、英語で小道という意味のアレイを合わせたのが、由来となっているそうです。大正時代に「からすこじま」には、魚雷発射訓練場として用いられるために埋立てが行われたため、今では消滅してしまった島でもあります。

「アレイからすこじま」では、毎週日曜日、艦船を見学できる一般公開が行われております。1日に2回の日程で開催され、見学会は午前は10時30分から11時30分、午後は13時から14時となっています。受付は開始時間から30分間です。事前の予約が必要な一般公開見学会となっておりますので、見学したい際は事前に必ず予約をして訪れ、より近くで護衛艦を眺めて楽しんでください。なかなか出来ない体験となるでしょう。

一般公開は、海上自衛隊呉基地(Fバース)で開催されます。一般公開されているのは、護衛艦の艦内のみで、潜水艦の一般公開は行われておりません。運が良ければ、潜水艦が間近に停泊している場合があります。日本で唯一現役で動いている潜水艦と記念写真を撮ることはできます。また護衛艦も写真撮影できるものもありますが、見学会時に行われる説明に、くれぐれも従うようにしてください。

「アレイからすこじま」へのアクセスは、車の場合、通称クレアラインと呼ばれる広島呉道路の呉ICから約10分ほどで、駐車場に着きます。駐車場からは徒歩3分ほどです。バスの場合は、呉探訪ループバス、もしくは広電バスの「昭和町経由」「音戸倉橋方面」にて「潜水隊前」でバス停下車後、徒歩約1分のアクセスで観光客にとっては便利です。

「アレイからすこじま」だけでなく、付近の「大和ミュージアム」「入船山記念館」「呉市立美術館」などへいく予定がある場合は、観光施設での観覧料割引があるため、呉探訪ループバスの1日乗車券がお得です。ループバスは通常料金の場合、大人1回160円、小学生以下80円ですが、1日乗車券の場合、 大人400円、小学生以下200円となるので、何度も乗る場合はお得です。

「アレイからすこじま」の駐車場は、無料の駐車場です。「アレイからすこじま」の公園までは徒歩約3分と、アクセスも良いです。但し利用時間が限られており、駐車できる時間帯は午前8時から午後8時までとなっています。そのため夕焼けの時間から夜に訪れたい際には、帰りの時間に余裕をもって観光する必要があります。

「アレイからすこじま」の駐車可能台数は、普通車41台、バス10台と中規模な広さです。日本で唯一、動いている現役潜水艦を見られる場所で、かつ日曜日は護衛艦の一般公開見学客も利用している駐車場です。この他に専用駐車場はないため、人混みを避けたい時には混みそうな日時を避けて訪れる事も考慮する必要があります。

日本で唯一、動いている現役潜水艦を間近で見られる「アレイからすこじま」の真向かいに、道路を挟んでレンガ造りの倉庫が佇んでいます。1897年から1903年(明治30年～36年)に建てられた、呉海軍造兵廠(くれかいぐんこうしょう)時代の電気部関係の建造物です。近くにあるベンチのように佇んでいる大砲を打つ先みたいなオブジェも見所です。

呉海軍工廠とは、戦艦「大和」建造で有名な海軍直営の軍需工場で、現在は民間の工場が入っています。レンガ造りの建物なので、レトロな雰囲気がたっぷり味わえるエリアです。そのため、記念写真用のフォトスポットとしても人気が高いです。アレイからすこじまからのアクセスが良いので、ぜひ訪れて写真撮影をしてみてください。

昔、呉港が軍港だった時代に使われていたクレーンも残っています。魚雷などを揚げ下しした際に使われており、奇跡的に戦争によって壊されることもなく、戦後にもしばらく使われていたものです。現在は、モニュメントとして設置されており迫力があります。こちらも見所の一つです。

海上自衛隊呉史料館は、通称「てつのくじら館」とも呼ばれています。海上自衛隊の広報を行っている史料館で、史料館前には実際に使われていた潜水艦「あきしお」が展示されており迫力があります。1階から3階まで潜水艦や海上自衛隊の歴史や活躍について学べます。日本で唯一、現役潜水艦を見ることができる「アレイからすこじま」からのアクセスも良く、2箇所をセットで訪れる方も多いのでおすすめです。

海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館) [住所]広島県呉市宝町5番32号 [電話番号]0823-21-6111 [営業時間]9:00～17:00(最終入館は16:30)

「海上自衛隊呉史料館」の斜め前にある「呉市海事歴史科学館」は、通称「大和(やまと)ミュージアム」と呼ばれています。10分の1の戦艦「大和」が展示されている科学館としても有名で、アレイからすこじまからのアクセスも良いです。有料ですが迫力ある戦艦「大和」が見れるとかなり人気の高いスポットです。

戦艦「大和」の建造や技術、現在に至るまでを紹介するエリアや、呉の歴史、大型資料展示、船をつくる技術なども資料展示されています。毎週土曜日、日曜日は3階実験工作室にて、工作教室や科学を楽しむサイエンスショーなども開催されています。

4階の展望テラスでは呉の港を一望でき、行き交う船も見ることができます。また4階にはライブラリーがあり、船や大和ミュージアム収蔵の写真や図面なども閲覧できます。1階には「ミュージアムショップやまと」もあり、戦艦「大和」に関するTシャツや本、キーホルダーなどの商品が販売されており、お土産にも最適です。

呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム) [住所] 広島県呉市宝町5-20 [電話番号]0823-25-3017 [営業時間]展示室・ミュージアムショップ9:00～18:00、ライブラリー9:00～17:00

「アレイからすこじま」から約1.5kmの場所に「歴史の見える丘公園」があります。ここからは、海上自衛隊呉地方総監部庁舎や戦艦「大和」が造られたドックの上屋など呉の歴史を感じる景色を一望できます。空気が澄んでいる時にはとてもきれいな景色が広がり、眼下に広がる街並みの歴史が良くわかっていなくても、展望台として訪れても満足度の高いスポットでもあります。

戦艦「大和」などの船舶を生み出した建物である船渠(せんきょ)を記念して、側壁の石を用いて作られた「造船船渠記念碑」や正岡子規が呉にて読んだ句が刻まれた「子規句碑」などもあります。その他、噫(ああ)戦艦大和塔や旧呉海軍工廠(こうしょう)礎石記念塔など、戦艦「大和」に関連売る記念碑が多く鎮座しています。

歴史の見える丘 [住所]広島県呉市宮原5丁目

広島県呉市付近を訪れた際には、日本で唯一、海上自衛隊の動いている潜水艦を見ることができる「アレイからすこじま」も訪れてみてください。昼や夕日が沈む頃など、時間によって潜水艦も表情を変えるので、時間を変えて訪れるのもおすすめです。「アレイからすこじま」の見所や付近にある舟や戦艦「大和」に関する施設も合わせて訪れてみてください。