伝説のコンビニ「立山サンダーバード」を知っているか！名物グルメを紹介！

黒部ダムや称名滝など人気観光地のある富山県の立山ですが、それらの名所と並んで多くの観光客を引き寄せているのが伝説のコンビニ「立山サンダーバード」です。独特の品ぞろえやグルメ、グッズなどで日本全国からファンが訪れる、立山サンダーバードについてご紹介します。

東京駅から北陸新幹線で富山県まで行き、そこからローカル線に乗り換えて無人駅「横江駅」で下車します。そして歩いて3分ほどすると見えてくるのが、立山サンダーバードの大きな看板です。

富山ICからも車で20分ほどと、アクセスが便利とは言えない場所にある立山サンダーバードですが、大きな駐車場には常に多くの車が止まっています。これだけの人気を博している立山サンダーバードとは、一体どのようなコンビニなのでしょうか。

立山サンダーバードが開業したのは1996年のことです。コンビニですがチェーン店ではなく、完全に個人経営で、店主である伊藤敬一さんが息子さんと一緒に経営をしています。

アメリカ留学後は愛知県で働いていた店主が、山や富山が恋しくて故郷に戻って、立山サンダーバードを開店しました。「立山サンダーバード」というユニークな名前は、富山県の県鳥である雷鳥に由来します。

立山サンダーバードの名前を一挙に全国区にしたのは、そのオリジナリティ溢れるサンドイッチとおにぎりです。おにぎりは富山県産100%コシヒカリを使用しており、ユニークな具材と組み合わせられています。

「クマ」と書かれているのは熊肉が使われており、立山サンダーバードのお客さんで猟をしている人から熊肉が手に入った時だけ店頭に並びます。ほかにも「とろろこんぶ」や「うど味噌」、「たらこ」「昆布」など、季節や仕入れに応じた味が並びます。

おにぎりだけでもかなりユニークですが、サンドイッチは「ほったっるっいっかっ 菜の花チーズ」、「サーモンとほうれん草とチーズのタルタルソース入りエスカベッシュソース。な、長いな。」、「赤いイナズマ」など名前を聞いただけでは味が想像できないものまであります。

これらのユニークなレシピを考えているのは息子さんの伊藤敬吾さん。常に「これはサンドイッチに挟めるかな。」と考えることで生み出される名物サンドイッチは、SNSなどでも多くシェアをされています。

立山サンダーバードでは、自動販売機にも注目です。一般的な自動販売機には、いろいろな種類のドリンクが並びます。しかし、立山サンダーバードの自動販売機はドリンクの種類に偏りがあるのです。

例えば、ある時期の自動販売機はほぼすべてがマウンテンデュ―、ある時期はほぼ全部が味噌汁でプリンシェイクが3本でした。

さらに、立山サンダーバードの自動販売機には「?」も含まれており、何が出るか分からないシークレットという仕組みです。

富山の名産品を中心に名前も味もユニークな食べ物が揃う、立山サンダーバード。ここからは、立山サンダーバードに行ったらぜひ試してもらいたい、名物グルメを3選ご紹介します。どれもほかでは味わえないものばかりです。

立山サンダーバードの名物グルメ、「しいたけハンバーグ」です。立山サンダーバードのユニークなサンドイッチの中では、味の想像がつきやすそうなメニューですが、実は、このしいたけハンバーグサンドイッチに使われているしいたけは、お店の自家製です。

お店の外にしいたけの原木が所せましと並んでおり、そこで収穫された新鮮なしいたけを使って作られています。ちなみに、この原木も購入が可能です。

続いての名物グルメは、富山のご当地ラーメンをなんとサンドイッチにしてしまった「富山ブラックラーメン」です。食パンに挟んであるのは豚肉とベビースターで、柔らかい食パンとベビースターのパリパリの食感とのコントラストが面白いと人気です。

立山サンダーバードの名物グルメ、最後にご紹介するのは「きのこたけのこチョコ」サンドイッチです。こちらはスイーツのサンドイッチで、きのこの山とたけのこの里が両方とも入っているというもの。ほかにはアポロチョコを入れたサンドイッチもあり、こちらも人気です。

伝説のコンビニである立山サンダーバードは、その唯一無二の存在感が知る人ぞ知るといった知名度でした。しかし、ここ最近はメディアで取り上げられることも多くなり、日本全国から人が訪れるようになりました。

ここからは、立山サンダーバードを訪れた記念やお土産として買うのにおすすめの、立山サンダーバードオリジナルグッズについてご紹介しましょう。

立山サンダーバードには、オリジナルのTシャツがあります。人気のためバリエーションは増える一方ですが、一番人気はやはり立山サンダーバードの店名の由来ともなった、雷鳥をデザインしたもの。サイズや色も豊富に揃います。

立山サンダーバードには、Tシャツのほかにもピンナップや缶バッチ、ステッカーなどのイラストグッズが多数揃います。そしてこれらのイラストを描いているのはなんと息子さんの敬吾さんです。どこかほのぼのとしたイラストは、立山サンダーバードのお店の雰囲気をよく表しています。

近くには大手コンビニチェーンがあるにも関わらず、富山県内外から足を運ぶ人の絶えない「立山サンダーバード」。ユニークで美味しいグルメはもちろん、Tシャツなどのグッズもチェックしにぜひ訪れてみてください。