和歌山の日帰り温泉・秘湯特集！人気の施設から洞窟温泉まで一挙ご紹介

緑豊かな山々、そこを流れる清らかな河川、その川の水が流れ込む雄大な海。和歌山には大自然の恵みがたくさんあります。そして忘れてはいけないのが大自然から人々への贈り物、温泉です!和歌山の温泉施設を日帰り温泉から秘湯温泉、人気の洞窟温泉まで一挙にご紹介いたします。どうぞお楽しみください!

和歌浦湾岸にある人気の日帰り温泉施設「紀州黒潮温泉」。露天風呂、内湯からはもちろんのことサウナからも雄大な和歌浦の海を臨める絶好のロケーションです。特に露天風呂からのんびりとお湯に浸かって眺める夕日は格別の景色なので日没を狙った時間のご利用をおすすめします。

海底1500メートルの地層から湧き出た源泉は身体を芯から温めるナトリウム、マグネシウム塩化物泉で温泉濃度が高いため湯上り後も身体のポカポカ感が続きます。夜は24時までと遅くまで営業しているので日帰り観光後にゆっくり温泉に入って疲れを取ってから帰路につくのもおすすめです。

アクセスは車の場合は阪神高速湾岸道路から阪和自動車道、海南インターチェンジから降りて国道42号線から約10分「マリーナシティ」へ。電車の場合は南海本線「和歌山市駅」から和歌山バス「マリーナシティ行き」で30分、もしくはJRきのくに線南海駅から和歌山バス「マリーナシティ行き」で約15分です。

住所:和歌山県和歌山市毛見1525 電話番号:073-448-1126

和歌山を代表する観光スポット白浜に位置する温泉リゾート施設「リヴァージュスパひきがわ」。日帰りでも宿泊でも利用できる温泉リゾート施設になっています。近場に「白浜六湯」と呼ばれる良質の温泉施設が6カ所点在するので温泉好きな方はここを起点に六湯温泉巡りをするのもおすすめです。

強アルカリの単純泉の源泉はお肌の不用な角質を取る効果やメラニンを分解する効果が期待できる「美肌の湯」としても知られていて、湯上り後はお肌がつるつるスベスベになると女性客に大変人気があります。源泉掛け流しの湯は34度と若干ぬるめなのでジックリと温泉の効果を楽しむことができます。

アクセスは車の場合は阪和自動車道を経て紀勢自動車道の日置川インターチェンジから降りて約5分です。電車の場合はJRきのくに線の周参見駅と紀伊日置駅から無料の送迎バスを用意してもらえます。送迎バスは予約が必要なので事前に連絡の上ご利用ください。

熊野詣の湯垢離場として日本で唯一世界遺産に登録されている秘湯温泉「湯の峰温泉つぼ湯」。天然石をくり貫いて作られた湯船は滑らかな入り心地で秘湯感は抜群です。3人程が入れる湯船は貸切交代制で30分の入浴が可能となっています。土日は特に込み合いますので平日の利用がおすすめです。

硫黄のいい香りが漂う白濁色の源泉は青み掛かったり紫になったりと一日に何回かお湯の色が変わることから「七色の湯」と呼ばれている不思議な温泉です。広い公衆浴場も併設されているのでつぼ湯で秘湯を満喫した後に改めてゆっくりと温泉に入り直すのもいいですね。

アクセスは車の場合は紀勢自動車道を尾鷲北インターチェンジから無料区間を進み、国道42号線から熊野街道に入り国道311号、国道168号に進んで到着です。電車の場合はJR紀勢本線新宮駅から熊野交通バス「湯の峰温泉行き」で75分、バスを降りたら徒歩2分で到着です。

住所:和歌山県東牟婁郡本宮町湯峰 電話番号:0735-42-0074

平安時代から湯治場として地元の人達からも人気の高い「花山温泉薬師の湯」。温泉濃度が濃く、源泉に含まれるカルシウムが結晶化して写真を見て分かるように浴槽の縁に木の年輪のように積み重なって日々蓄積されていきます。歴史を感じさせる味わい深い温泉です。

炭酸ガスの圧力で自噴している源泉は中性でお肌にも優しく飲用としても利用でき、関西一とも言われる濃度の炭酸水素塩泉で血行が良くなり、更にお肌の引き締め効果もあると言われています。お湯は湧出時は透明ですが空気に触れると鉄分が酸化し赤褐色に変わっていきます。

アクセスは車の場合は阪和自動車道の和歌山インターチェンジを降りて和歌山市街方面出口より直進約5分、県道143号線沿いにあります。電車の場合はJR阪和線で和歌山駅を下車後バスで10分、秋月停留所で下車し直進して県道を右折し直進すると徒歩10分で到着です。

和歌山を代表する観光地である白浜にある日帰り入浴も可能な豪華リゾートホテル「白浜古賀の井リゾート＆スパ」。入浴だけの利用はもちろんのこと、個室休憩と和食会席の付いた日帰りステイのプランもありますのでカップルでデートに利用するのもおすすめです。

夜になると広々とした作りの内湯と露天風呂からは庭園に30万個の電飾を使ったイルミネーションが作り上げた幻想的な世界を一望することができます。源泉は身体を芯から温めてくれる塩化物泉なので入浴後も湯冷めすることなくイルミネーションを楽しむことができます。

アクセスは車の場合は阪和自動車道の南紀田辺インターチェンジを降りて国道42号線で白浜方面に向かい県道33号に入って約19キロで到着です。電車の場合はJRくろしおで白浜駅下車。白浜駅からは無料のシャトルバスが随時運行されていますのでこれに乗車し10分で到着です。

日高川沿いにある日帰り入浴も可能な温泉旅館「龍神温泉下御殿」。日高川の渓流沿いに作られた露天風呂は湯面が川面と同じ高さにあり、日高川の増水時には入浴不可になってしまうという正に秘湯です。混浴なので御家族やカップルで秘湯を満喫できるおすすめ温泉です。

露天風呂の他にも脱衣所、洗い場、湯船の中まで全て畳敷きという全国的にも珍しい「御座敷風呂」も人気の一つ。見た目の珍しさだけでなく源泉もラジウムを豊富に含んだアルカリ性炭酸泉で、群馬の川中温泉、島根の湯の川温泉と並ぶ「日本三大美人の湯」と呼ばれ美肌効果も期待できますので女性にはおすすめの温泉です。

アクセスは車の場合は阪和自動車道有田インターチェンジから湯浅御坊自動車道に入り田辺インターチェンジで降りて県道29号から国道371号経由で龍神温泉方面に向かって50Kmで到着です。電車の場合はJR紀伊本線紀伊田辺駅下車し龍神バスに乗って85分で到着です。

住所:和歌山県田辺市龍神村龍神38 電話番号:0739-79-0007

大洞窟風呂で人気の高いホテル浦島の「忘帰洞」。紀州藩の徳川頼綸が「帰るのを忘れさせるほど心地よい」と言ったことから名づけられた忘帰洞は間口25メートル、奥行50メートル、高さ15メートルの天然大洞窟です。その洞窟内に自然湧出した源泉をそのまま浴場にしてしまった雰囲気抜群の洞窟温泉です。

忘帰洞の洞窟は洞窟内という事を感じさせないほど広々とした浴場になっており自然が作り出した空間という事もあって何とも言えない開放感を味わえます。洞窟内からは海が見渡せ太平洋の荒波を間近に見ることが出来、大自然からの贈り物を全身で感じることができる洞窟温泉です。

ホテル浦島には大洞窟温泉「忘帰洞」の他にもう一つ天然洞窟温泉があります。それが「玄武洞」です。忘帰洞に比べると一回り小さい洞窟になりますが、その分洞窟感が増し忘帰洞とはまた違った趣を感じることができる洞窟温泉になっています。日帰り入浴も可能ですが忘帰洞、玄武洞と両方の洞窟風呂を満喫するなら泊りで行くことをおすすめします。

2つの洞窟風呂があり温泉ホテルというよりも洞窟アミューズメントパークといった雰囲気の「ホテル浦島」ですがアクセス方法も変わっていて、勝浦港観光桟橋から専用の送迎船で向かうという手段になります。当然日帰りで洞窟風呂だけ利用する場合も同様なので、探検に行くような気持ちになれる温泉です。

アクセスは車の場合は阪和自動車道すさみ南インターチェンジを降りて国道42号を勝浦港方面に行きホテル浦島宿泊者専用駐車場へ。駐車場から送迎バスで送迎船乗り場へ。電車の場合はJR紀勢本線紀伊勝浦駅下車徒歩5分送迎船乗り場へ。車でも電車でも送迎船でホテル浦島へ向かうことになります。

住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦1165−2 電話番号:0735-52-1011

有田川の渓谷明恵峡の中の高台に位置する町営の日帰り温泉施設「かなや明恵峡温泉」。山の上ということもあり露天風呂から眺める景色は抜群で日中は山々の緑と有田川の清流が、夜には一面に広がる満天の星空を堪能することが出来る人気の温泉施設です。

公営の施設ながら岩盤浴やリラクゼーションルームなど設備も充実していて快適に過ごすことができます。お食事処も素朴は味わいの郷土料理などが楽しめます。毎週水曜日はレディースデーになっていて女性客は入浴料が半額なので女性の方は是非水曜日を狙って行く事をおすすめします。

アクセスは車の場合は阪和自動車道有田南インターチェンジを降りて日高川町方面に向かって県道22号吉備金谷線から国道424号線を経由して20分で到着です。電車の場合はJRきのくに線藤並駅を下車し、無料運行の有田川町観光施設巡回バスで約30分で到着です。

住所:和歌山県有田郡有田川町修理川81-3 電話番号:0737-32-5526

九度山や高野山観光の宿としても人気の温泉旅館「藤の森不動温泉だるま湯」。日帰り入浴も可能なので旅の途中の立ち寄り湯としてもおすすめです。川沿いの露天風呂からは川のせせらぎを感じながら春は桜、夏は蛍、秋は紅葉と四季折々の日本の風情を堪能することが出来ます。

源泉は炭酸水素塩泉と塩化物冷鉱泉でカルシウムイオンがかゆみを抑え炭酸水素塩泉が肌に潤いを与えてくれるという事でアトピー性皮膚炎に効果があるといわれ天然療養温泉としても人気を集めています。露天風呂は湯温がぬるめになっているのでゆっくりじっくりと入浴を楽しむことが出来ます。

アクセスは車の場合は阪和自動車道を海南東インターチェンジから降りて県道18号を通り国道370号経由で24Kmで到着です。電車の場合はJRきのくに線海南駅下車を下車しオレンジバスで登山口経由、高野線ふれあい号に乗り約40分で到着です。

世界遺産に指定されている熊野古道近露王子の近くの山間にひっそりと佇む日帰り温泉施設「上小野温泉ひすいの湯」。山深い所に位置することもありあまり混雑する事がないのでのんびりゆっくりと温泉を楽しみたい方にはおすすめの温泉です。敷地内に民宿も併設さてれいるので宿泊も可能です。

内湯のみで浴場もそれほど広くはありませんが、トロミを含んだ独特のぬめり感があるお湯は温泉の成分濃度の高い上質のナトリウム-炭酸水素塩泉と塩化物泉で身体が包み込まれるような入浴感は温泉マニアはもちろんのこと温泉に詳しくない方でもまた来たくなる上質温泉です。

アクセスは車の場合は阪和自動車道をみなべインターチェンジで降りて県道35号から国道311号を経由して約50Kmで到着です。電車の場合はJRきのくに線紀伊田辺駅で下車して龍神バス本宮大社前行きに乗車し近露王子で下車して徒歩3分で到着です。

住所:和歌山県西牟婁郡中辺路町近露401 電話番号:0739-65-0678

世界遺産のつぼ湯の近くにある「旅館あずまや」。その中にあり日本最古の温泉と言われるのがこちら「湯の峰温泉」です。木の香りと硫黄の香りが混ざり合う槙造りの豪華な内風呂、日本庭園に囲まれた露天風呂、温泉蒸気を利用した蒸し風呂と温泉三昧を楽しむことができます。

源泉の湧出温度が92度と高温の湯の峰温泉ですが加水して温度調節する温泉施設も多い中、全く加水せず適温までさましているので成分濃度の高い源泉100パーセントを楽しむことが出来ます。高温度の温泉蒸気をそのまま利用した蒸し風呂は高濃度の温泉成分をそのまま吸い込めるので喉の炎症にも効果があります。

アクセスは車の場合は紀勢自動車道を尾鷲北インターチェンジから無料区間を進み、国道42号線から熊野街道に入り国道311号、国道168号に進んで到着です。電車の場合はJR紀勢本線新宮駅から熊野交通バス「湯の峰温泉行き」で75分、バスを降りたら徒歩5分で到着です。

住所:和歌山県東牟婁郡本宮町湯の峰122 電話番号:0735-42-0735

勝浦湾に位置し島一つが敷地となっている「ホテル中の島」。島内には6本の源泉があり毎分560リットルの豊富な湯量で内湯、露天とすべてのお風呂が源泉掛け流しという贅沢な温泉ホテルです。島内の遊歩道にある足湯も100パーセント源泉掛け流しという温泉島なのです。

露天風呂近くにある洞窟風呂は源泉の湧出場所のひとつになっているので湯温はちょっと熱めです。「ここから温泉が湧き出ているのかぁ」と考えると何だか不思議な気分になります。洞窟内で入る温泉は湯けむりに覆われ幻想的な雰囲気に包まれ夢の中に居るような気持ちにさせてくれます。

海沿いに作られた大露天風呂は柵もなく自分が自然の一部になったかのような錯覚に陥るほどの開放感です。太平洋の雄大な海を眺めながら入浴する綺麗な青い濁り湯での一時はまさに至福の時です。島なので当然車では行けず、ホテル浦島同様に専用の送迎船での上陸になります。

アクセスは車の場合は阪和自動車道すさみ南インターチェンジを降りて国道42号を勝浦港方面に行きホテル中の島案内所で駐車場の指示を受けてください。駐車場から徒歩で送迎船乗り場へ。電車の場合はJR紀勢本線紀伊勝浦駅下車徒歩7分送迎船乗り場へ。送迎船でホテル中の島へ向かうことになります。

世界遺産熊野古道近くにある温泉旅館「わたらせ温泉」。天然石で組まれた露天風呂は男女合わせて11個の浴槽があり500人が入浴可能という西日本最大級の露天風呂になっていて圧巻の大きさです。日帰り入浴も可能なので宿泊をしなくても近くに行った際には是非立ち寄って欲しいおすすめの温泉です。

大露天風呂や内湯の大浴場の他にも10人くらいは入れる貸切露天風呂が4カ所あり、宿泊客なら空いていればいつでも無料で楽しめます。日帰りでも1500円で貸切露天風呂を利用できます。4つの貸切露天風呂はそれぞれ趣の違う造りになっているので宿泊された際には是非4カ所制覇を目指してください!

アクセスは車の場合は阪和自動車道を南紀田辺インターチェンジで降りて熊野方面に向かって国道42号から311号を経由して約70分で到着です。電車の場合はJR紀勢本線の田辺駅で下車して本宮大社行きのバスに乗り約90分で到着です。事前予約制でJR白浜駅からの送迎バスもあるので予約の上ご利用ください。

住所:和歌山県田辺市本宮町渡瀬45-1 電話番号:0735-42-1185

高野山の麓にある日帰り温泉施設「かつらぎ温泉八風の湯」。4つの源泉を持つ豊富な湯量で100パーセント源泉掛け流しの湯を楽しむことが出来ます。特に内湯の大浴場の源泉は数万年前の太古の海水が地層の隙間に閉じ込められて温泉となる化石海水という一度は入ってみたい貴重な温泉です。

宿泊施設も兼ね備えているこちらのかつらぎ温泉は全14室すべての客室に専用露天風呂が付いているという豪華な作りのお部屋になっています。もちろん宿泊中は併設の八風の湯にも入り放題なので自室の専用露天風呂と併せて温泉三昧を楽しむというのもいいですね。

アクセスは車の場合は阪和自動車道を葛城インターチェンジで降りて県道30号線を経由し京奈和自動車道紀北かつらぎインターチェンジで降りて笠田駅方面に向かって3分で到着です。電車の場合はJR和歌山線笠田駅を下車し線路沿いを橋本駅方面に進んで徒歩3分で到着です。

いかがでしたでしょうか?和歌山の日帰り温泉から秘湯温泉まで幅広くご紹介してみました。一人でのんびり入るのもよし、仲間内や家族でワイワイ言いながら入るもよし、と温泉の楽しみ方も人それぞれ色々とありますのでその時のシチュエーションに合わせて入浴しに行ってみていただければと思います。