スパイダルコのおすすめナイフ15選！モデルごとの特徴や評判をチェック◎

アウトドアシーンでなくてはならに道具のひとつにナイフがあります。ロープを切ったり、食材をカットしたりと色々なシーンで必要になるナイフは、ぜひひとつは揃えておきたいアイテム。

カッターや包丁など、それぞれ用途に合わせた道具はありますが、1つで万能なのがアウトドア用のナイフです。

今回は、そんなアウトドアでも大人気のスパイダルコのナイフについて詳しくご紹介します。ナイフの特徴や使われている素材、人気のモデルなどスパイダルコのナイフを徹底リサーチです。

スパイダルコは1978年に設立されたアメリカに本社を置く人気のナイフメーカーです。スパイダルコのナイフには、他のナイフにはない大きな特徴があります。

スパイダルコの代名詞ともなっているナイフの特徴について詳しくご紹介しましょう。すでにナイフを持っている方は、自分のナイフと比較してみるのもおすすめです。

スパイダルコのナイフは、持ち運びしやすい折りたたみタイプのフォールディングナイフが主流となっています。刃の部分を鞘に収めるシースナイフも製造していますが、スパイダルコと言えば、シースナイフが有名です。

スパイダルコのナイフの最大の特徴は、サムホールというブレードの根本に開けられた穴です。サムホールは、片手でもナイフをすぐに開けられるように施されています。アウトドアシーンでは、何かとふさがりがちな片手。両手でいちいちナイフを開く必要がなく、優れた操作性が魅力です。

サムホールは、スパイダルコが特許を取得している機能で、スパイダルコ製特有です。スパイダルコのほぼすべてのナイフに施されています。

スパイダルコのナイフは、通常のナイフでは切りにくい素材も楽々カットできるのも大きな特徴です。切りにくいものを楽にカットできる理由は、刃に施されたセレーション。通称スパイダルコセレーションと呼ばれる波刃は、小波刃と大波刃が2:1の割合で繰り返されています。

スパイダルコのすべてのナイフにセレーションがあるわけではありませんが、特有のセレーションが施されたスパイダルコのナイフなら、厚手の布や絨毯、切りにくい濡れたロープなども楽にカットすることができます。ただし、機能性に優れている分、専用のシャープナーでの手入れが必要です。

スパイダルコでは色々なタイプのナイフを展開していますが、同じモデルでも刃の形状や素材、ハンドル部分の素材を選べるのも大きな特徴です。用途やシーンに合わせた自分好みのナイフを手に入れることができます。

のちに詳しく紹介しますが、刃の形状は3種類、ブレードに使われている素材は5種類、ハンドル材は2種類あります。

アウトドアで人気のスパイダルコのナイフですが、特に活躍する3つのシーンについて詳しくご紹介していきましょう。それぞれのシーンのどんなポイントでナイフの力が発揮されるのか、ぜひチェックしてください。

スパイダルコのナイフには錆びに強い特殊鋼材を使ったモデルもあります。そんな素材を使ったナイフは、海や川など、水場で楽しむアウトドアの釣りにもぴったりです。

片手で操作しやすいのはもちろん、刃に色々な形状があるので、魚をさばいたり、釣り糸を切ったり、用途に適した刃のナイフを選ぶことができます。

キャンプではアクティブに動き回るシーンが多くあります。子供たちと一緒のキャンプなら、その場面はなおさら多くなります。

そんな時、コンパクトに折りたたみでき、軽量なスパイダルコのナイフはポケットに入れて気軽に持ち運びすることができ、とても便利です。スパイダルコではミニサイズのモデルも展開しているので、女性にもぜひおすすめです。

スパイダルコのナイフは、登山にも最適です。登山中の緊急場面では、片手がふさがっていることも多く、片手で簡単にナイフを開くことができるサムホール付きのスパイダルコのナイフはとても便利です。

サムホールは、グローブをしたままでも指が入るため、効率よくナイフを開くことができます。また、登山中にけが人が出て、服を裂くような場面では、先端が丸くなっているレスキューナイフも便利です。

アウトドアに最適なスパイダルコのナイフ。次は、スパイダルコのナイフに使われている鋼材について説明しましょう。スパイダルコのナイフには主に5種類のタイプがあります。ナイフに使われている鋼材の特徴について詳しく説明します。

ZDP-189は、日立金属株式会社が開発した新しいタイプの非常に硬い刃物用鋼材です。切れ味が良く、エッジラインがきれいで、ミラーのような輝きを持っています。均一で微細なミクロ組織で、粗大な炭化物を含んでいないため、刃付が良く、耐摩耗性や耐食性にも優れています。

VG-10は、クロム15%、モリブデン1%、コバルト1.5%、カーボン、バナジウムによって作られている日本で開発された刃物用のステンレス鋼材です。

永切れ性が高く、錆びにくいうえに非常に削りやすいため研ぎ直しにも向いています。硬くて頑丈、切れ味の良さもあります。コストが高めですが、海外でも非常に高い評価を受けている鋼材です。

8Cr13MoVは、中国で製造された低コストのステンレス鋼材です。程よい切れ味で、低コストなのが何よりも魅力です。比較的柔らかく、自宅での手入れは調整が難しく、切れ味は長く続きません。そのため、試しにナイフを買ってみたいという方や、コストを低く抑えたい方におすすめです。

アメリカのクルーシブ社でナイフように開発されたステンレス鋼材です。錆びにくく、刃持ちも比較的良いバランスの良い高級鋼材です。硬い素材ですが、先の微細化によって切れ味も良くなっています。

日本製の錆びに非常に強い鋼材です。錆びの素となる炭素を排除し、窒素で組織の安定化を図っていて、海水に200日間つけておいても錆びないという実験結果もあります。刃持ちが良く、切れ味も鋭いのが特徴です。

スパイダルコのナイフの刃の形状は全部で3種類あります。それぞれ用途によって使い分けをするのがベストです。どんなシーンで何を目的としてナイフを使うかによって刃の形状を使い分けるようにしましょう。

スパイダルコナイフの全波刃は、鋭い切れ味が魅力です。刃のブレードの先端部分全体にセレーションが施されていて、硬い枝や太いロープでも簡単に切ることができるため、緊急用に1本持っておきたい種類です。ただし、スパイダルコの全並刃は、手入れが難しいため初心者には向きません。

スパイダルコの半波刃は、ブレードの先端部分が半分波刃、半分直刃になっている種類です。ナイフ1本で、2本分の機能を持っているため、シーンによって自由に使いわけできるのが魅力です。

半分波刃になっているため、直刃が使いにくいのが難点です。波刃部分は直刃よりも薄く欠けやすくなっているので、分厚い刃を選ぶのがポイントです。

スパイダルコの直刃は、デイリーユースやアウトドアでの包丁代わりに使える種類です。オールマイティーに使え便利ですが、アウトドアで使う場合は、できるだけ刃が薄く、切れ味の良いものを選ぶと良いでしょう。ただし、薄刃のものはその分欠けやすいので注意するようにしましょう。

スパイダルコナイフのハンドル材は目的に合わせて2種類から選ぶことができます。ひとつはナイロン樹脂を使用したザイテル、もうひとつはガラス繊維にエポキシ樹脂をしみこませた耐久性に優れたG10です。

スパイダルコのナイフのハンドル素材でおすすめなのは、ザイテルです。ザイテルは、耐衝撃性、耐薬品性が高く、劣化しにくいのがポイントです。

軽量でリーズナブルなので、アウトドア用のナイフとしては非常に優秀です。溝や柄などのデザインが施されたタイプを選ぶと、見た目も良くグリップ感も向上します。

刃の素材や形状、ハンドルの素材など、色々な種類があるスパイダルコのナイフですが、選び方のポイントはどこにあるのでしょう。ここでは、スパイダルコナイフの選び方のポイントをご紹介します。スパイダルコナイフの購入を考えている方は必見です。

スパイダルコのナイフには色々なタイプがあり、その中から1本を選ぶ時には、目的に合った形状や素材のものを選ぶのが必須です。選び方のポイントとおすすめのモデルを4つのパターンでご紹介します。

普段使いにスパイダルコのナイフを選ぶなら、切れ味の良いタイプがおすすめです。アウトドアだけでなく、デイリーで使える実用性の高さを重視するなら、切断力に優れたタイプに限ります。

ポリス、ハーピー、カラホークはどれも切れ味が良くおすすめです。ポリスは、警察官も愛用するほどのナイフで、ハンドルが長くしっかり握れるのが特徴です。刃の開閉も簡単で、長時間作業でも疲れないのも魅力です。

ハーピーは、曲がった刃でロープや釣り糸、漁網などをスパっと切断できます。カラホークは、刃の固定がしやすいのが特徴で、庭木の剪定や収穫作業などにおすすめです。

スパイダルコで幅広い用途に使える万能なナイフは、シンプルなデザインでコンパクト、軽量、良い切れ味の良さが揃ったナイフです。

ドラゴンフライ、デリカ、エンデューラは、3つの要素が揃っているスパイダルコの人気のモデルです。刃の素材、形状、サイズのバリエーションが豊富なので、目的にぴったりの1本を見つけることができます。

マリンレジャーや沢登りなど、海や川などで使うなら、錆に強いタイプのナイフがおすすめです。魚をさばいたり、釣り糸を切ったり、目的に合った刃の形状を選ぶようにしましょう。

ドラゴンフライやレディバグなどのシリーズの中のソルトは、錆に強い特殊鋼材を使っていて、片手でも操作できるのでぜひおすすめです。

アウトドアの色々な場面で使えるように、常に携帯するならコンパクトで軽量な手軽なタイプがおすすめです。マンバグやアンビシャスは、耐久性もあり、軽量でポケットに入れて持ち運びすることができるタイプです。

さらに、レディバグやクリケットは、小さめのデザインなので手の小さい方におすすめです。小さくて握りにくい場合は、デザインの施されたハンドルを選ぶとグリップ力が増し使いやすくなります。

ナイフを安全に使うためには、ロック方式も重要なポイントになってきます。スパイダルコナイフのバックロック方式は、ハンドル後部についているボタンでワンハンドでナイフを固定、解除できる便利なタイプです。

ただし、複雑な仕組みで値段も高額なため、初心者には使いやすく手頃なスライドロック式がおすすめです。

スパイダルコのナイフについて色々と紹介してきましたが、最後はおすすめモデルをご紹介します。人気のモデルや、自分の目的に合ったナイフなどを探してみてはいかがでしょう。特徴や評判など、ぜひチェックしてください。

スパイダルコのドラゴンフライ2は、日常作業用に人気のタイプです。手のひらにすっぽり収まる軽量コンパクトサイズで、片手で開けるサムホールがついています。刃の形状は直刃と波刃の2種類あり、ブレード鋼材の種類もH-1やZDP-189、VG-10など複数から選ぶことができます。

ハンドルは滑りにくい加工が施されていて、ハンドル後部にはポケットクリップがついているので、ネジを外して反対側に付け替えることも可能な両利き用です。ブレードは5.6～5.9cm、重量は30～36gです。

スパイダルコのパシフィックソルト2イエローは、サムホール付きのバックロック式、滑りにくいテクスチャーデザインのハンドル、ポケットクリップ付きのナイフです。

H-1鋼材を使っているので、錆びにくく、フィッシングやマリンスポーツ向けです。直刃と波刃の2種類があり、ブレードは約9.6cm、重量約74gです。イエローのハンドルはアウトドアシーンでも目立つのが魅力です。

スパイダルコのエンデューラ4直刃は、サムホール付きで簡単に開くことができる、ポケットクリップ付きのナイフです。ブレードは約9.6cmで、重量は89gあります。

信頼のバックロック式で、フルフラットブレードタイプは、包丁と同じ感覚で使うことができます。鋼材、刃の形状、ハンドル素材など選ぶことができます。エンデューラ4FRNスパイダーエッジはAmazonでも人気の商品で、高い評価を得ています。

スパイダルコのクリケットは、ウェーブのきいたS字型ブレードが特徴です。ハンドルがステンレスとブルーグラスファイバーモデルがあります。ブレードの先端がくちばし状になっていて、封筒を開封したり紐を切るのに便利です。

コンパクトな手のひらサイズですが、ブレードの出し入れもしやすくおしゃれです。ブレードは47.5cm、重量は49.5gです。ポケットクリップ付きで両利きで使えます。

スパイダルコのテネイシャスは、ブレード幅が広く、色々な用途で使えるユーティリティタイプのナイフです。G-10ブレードでしっかりとしたホールド感があるスタンダードな一本です。

軽量で実用性があり、サムホール付き、ライナーロック突きでス。ポケットクリップもついているので上下左右4か所での付け替えが可能です。ブレードは約8.5cm、重量は92gです。

スパイダルコのパラミリタリー2は、刃持ちの良い高級鋼材CPM S45VNを使ったナイフです。ハンドルカラーにブラックとデジカモがあります。サムホール付き、コンプレッションロック式でポケットクリップもついています。

スパイダルコのハーピーは、切れ味抜群の人気のタイプのナイフでス。鉤爪ブレードを採用されていて、ロープや釣り糸を切断したり、漁網を手繰り寄せて素早く切断できるのが最大の特徴です。

ブレードの背部分にある窪みはロック解除防止のためのものです。ステンレスハンドルの中央部の細長い穴は、水に濡れたナイフを素早く乾燥させます。ブレードは約6.9cm、重量は約90gです。

スパイダルコのセントファンテ3は、2000年にアメリカで市場導入されたバージョンを安全なナイフに改良した人気のモデルです。ロックはハンドル中央で背止めができるので、ロック解除防止になっています。

ハンドルには2本の深い溝がついているので、握りやすいのも魅力です。クラシックなデザインとモダンな機能が備わったおすすめのナイフです。ブレードは7.8cm、重量は70gです。

スパイダルコのドミノは、大型のドロップポイントブレードを採用したとても使い勝手の良いナイフです。

特注のボールベアリングがついているので、スムーズなアクションが可能です。ハンドルは、立体的に光るブルーのカーボンファイバーがラミネート加工されていて、とてもきれいなデザインです。ポケットクリップ付きで付け替えも可能です。ブレードは約8cm、重量は116gです。

スパイダルコのデリカ4半波刃は、ブレードは約7.5cm前後で、重量は70g。サムホール付きで、信頼性の高いバックロック方式です。ポケットクリップ付きで上下左右の付け替えが可能です。

目的に合わせて刃を使い分けられますが、初心者は使いにくいかもしれません。ハンドル内部にはステンレス板が入っていて、ハードな使用にもおすすめです。

スパイダルコのポリスは、全米の警察官などが使っている人気のモデルです。ハンドルはステンレスタイプとG-10の2種類がります。ハンドルが長いので持ちやすく、刃の固定は安心のバックロック方式です。

作業中にロックが解除されないように窪みがついているのがポイントです。ブレードは0.5cm、重量は150gです。

スパイダルコのネイティブ5は、バックロック式の安心設計で、刃持ちの良いスパイダルコ独自素地の高級鋼材をブレードに使っています。ハンドルは軽くて丈夫なFRNを採用し、ポケットクリップ付きで付け替えも自由自在です。ブレードは約7.6cm、重量は64gです。

レディバグ3は、機能性とデザイン性に優れたおしゃれなコンパクトモデルです。スパイダルコの中では安価で、購入しやすいのが魅力。

VG-10鋼材を使用しているタイプは、高い硬度と耐腐食性に優れています。サムホール付き、米軍デジタルカモフラージュ色である迷彩色デザインやパープルなどもあり、カラーにこだわりたい方にもおすすめです。ブレードは約4.9cm、重量18gです。

スパイダルコのアンビシャスは、切ったり皮を剥いだりすることを目的としている握りやすいドロップポイントブレードを採用しています。サムホール付き、ライナーロック式フォルダーです。ハンドルにはG-10を採用していて、ランヤードホールで上下左右に付け替えが可能です。

ブレードは約6.0cm、重量は約80gで、持ち運びも楽なので日常使いにも丁度良く、切れ味も抜群です。

スパイダルコのマンバグザイテルは、使いやすい人気のナイフです。登山や普段使いにぴったりで、直刃と波刃の両方を選べるようになっています。ブレードは、4.9cm、重量は19gと軽量なのも魅力です。

いかがでしたでしょうか。スパイダルコのナイフは、使いやすいアウトドアにおすすめのナイフです。色々なシーンで大活躍すること間違いなしのスパイダルコのナイフをぜひ使ってみてはいかがでしょう。人気のモデルで気軽にアウトドアを楽しんでみてください。