源氏の滝には悲しい伝説あり？心霊の噂や夜泣き石などの見どころも紹介！

大阪府の自然あふれる観光スポット「源氏の滝」。源氏の滝はマイナスイオンたっぷりの癒しスポットでもあり、日本の四季折々の景色を楽しみながら悲しい伝説や歴史について触れることができます。

今回はそんな大阪でおすすめの「源氏の滝」について詳しくご紹介します。源氏の滝周辺にある見どころ「夜泣き石」や「六角堂」、そして源氏の滝で起こる心霊現象についてもお伝えしていきます。

大阪の交野山・麓に位置する自然あふれる観光スポット「源氏の滝」。源氏の滝は地元の方の癒しスポットとして知られており、白旗池を源流としている滝になります。美しい広葉樹の自然に囲まれている滝です。

源氏の滝の高さは約18m、近づくにつれて自然の迫力を体感できます。悲しい伝説の残っている源氏の滝は、ハイキング気分で散策しながらアクセスできる滝としても人気があります。

美しい大自然の広がっている源氏の滝は、大阪みどりの百選・交野八景にも選ばれている絶景スポットとして人気があります。初夏には源氏の滝の名物である蛍を鑑賞でき、日本の四季を感じられます。

普段は緑豊かな源氏の滝ですが、秋の季節は一面美しい紅葉が色づきます。いつもとは違う景色を楽しめると地元の方からも人気が高く、マイナスイオンたっぷりで癒されながら紅葉狩りを体験できるスポットです。

源氏の滝は美しい自然の広がる場所なので、夜になると灯りが少なく真っ暗。その暗さは心霊スポットと言われる理由でもあるので、源氏の滝へ初めて訪れる方は昼間に行くのがおすすめ。

大阪で人気のある源氏の滝は、自然がいっぱいなことで有名な「源氏の滝公園」の中にあります。源氏の滝公園の中を流れている川沿いを散策しながらアクセスでき、整備されているので小さい子供でも安心です。

源氏の滝公園はバーベキューできる施設も整っており、夏の時期は多くの観光客で賑わっています。源氏の滝公園でバーベキューを楽しんだ後、夕暮れときに源氏の滝で蛍鑑賞をする流れがおすすめの過ごし方になります。

源氏の滝公園内も木々が生い茂っており、夏の時期にはいろんな動植物と出会うことができます。虫も少し多いので、虫対策のグッズを用意しておくのがおすすめ。子供からお年寄りまで満喫できる観光スポットです。

高さ18mある源氏の滝は、かつて修験道の修行を行われていた場所としても知られています。源氏の滝の周辺にはところどころに不動明王の地蔵が設置され、この地で修行を行われていたことを裏付けています。

源氏の滝で高さ18mから流れ落ちる滝はまさに修行に最適。源氏の滝で修業を重ねた修験者たちは不動の心を手に入れたと言われています。滝つぼの近くに梵字が彫られているので、ぜひ見つけてみてください。

現在では源氏の滝での修行は行われていません。実際に滝の中へ入ることはできませんが、目の前で見る滝の迫力は圧巻そのもの。源氏の滝で修行した人々を想像しながら足を運んでみてください。

源氏の滝の横にある階段を登った先には「正法山宜春院」があります。正法山宜春院には六角堂が設置され、不動明王が祀られていることでも有名です。源氏の滝の中でも六角堂は歴史を感じる建造物で、強い運気が流れています。

この六角堂、実は昔全焼した歴史があります。六角堂の建物は全焼しましたが、中に祀られていた不動明王だけは全焼から免れたと言い伝えられています。そのため、六角堂に祀られている不動明王は歴史がとても長いです。

六角堂は「運気が上がる」と言われています。かつて、六角堂のあった場所は修験道の地として利用されており、そのときの運気が残っているのだとか。源氏の滝と合わせて六角堂へも足を運んでみてください。

大阪の人気スポット「源氏の滝」は、名前の由来が諸説あります。名前の由来がいくつかあり、今でもはっきりとしていませんがかつてこの地に鎮座していた「開元寺」が関係していると言われています。

近くに開元寺があったことから、源氏の滝は「元寺の滝」と呼ばれていました。ですが、由来によると開元寺の呼び名がなまって「源氏」と呼ぶようになり、その関係で源氏の滝と名づけられたと記載されています。

ですが、一方の名前の由来は悲しい伝説からきています。その由来はかつて源氏の滝に身投げをした姫の名前が「源氏の姫」だったことから、源氏の滝と名づけられたとのことです。

大阪の源氏の滝には、悲しい伝説がいくつか残されています。源氏の滝の伝説は名前の由来とも言われている「源氏姫」が有名になりますが、近くにある夜泣き石でも伝説が残されています。

悲しい伝説を少し頭に入れてから源氏の滝へ観光に行くことで、いつもとは違う気持ちで滝を見ることができます。先ほど紹介した通り名前の由来は諸説ありますが、源氏姫の伝説を覗いていきましょう。

源氏の滝で最も有名な伝説になり、名前の由来ともいわれた「源氏姫伝説」。かつてこの地に住んでいた美しい姫「源氏姫」と梅千代と呼ばれる男の子が2人で仲良く暮らしていました。

そんな中、源氏姫と梅千代は2人同時に山賊に誘拐されてしまいます。山賊には女頭がおり、若い女と男を誘拐したことを伝えます。女頭は誘拐された2人を見た瞬間、かつて自分が産み落とした実の子供たちだと一瞬で気づきます。

ですが、時すでに遅し。梅千代は襲われた際のショックですでに息絶えていました。女頭はすぐにそばにいた手下たちを別室に行かせて、死んでしまった梅千代の縄をほどいて泣きながら抱き上げます。

源氏姫は泣きじゃくる女頭を見て不思議に思いますが、姉弟のように暮らしていた梅千代の死体を見てたまらない気持ちになります。源氏姫は短刀を手に取り「弟の敵、思い知れ」と女頭の胸を思いっきり刺しました。

女頭は苦しみながら、自分が源氏姫と梅千代の実の母親だと告げます。母親の話は現実味があり、姉弟のように暮らしていた梅千代は本当の弟で、今自分の手で殺してしまった相手は実の母親だと残酷な真実が開かされます。

源氏姫は目の前で亡くなっている母親と弟にすがりながら泣き続けます。目の前が真っ暗になった源氏姫は最後には源氏の滝の滝つぼへ身投げをし、2人の後を追いました。源氏の滝はこういった悲しい伝説が伝えられています。

源氏の滝の近くには見どころの1つである「夜泣き石」があります。夜泣き石の伝説は先ほど紹介した源氏姫の伝説に由来しています。夜泣き石は夜になると泣き声が聞こえてくるという心霊現象も。

源氏姫の伝説はとても悲しい伝説。知らなかったとはいえ実の母親を殺してしまった源氏姫、そして最愛の弟を目の前で亡くしてしまった源氏姫の悲しい泣き声が今でも聞こえると言われています。

源氏姫が源氏の滝へ身投げした後、この夜泣き石が泣いていると噂され始めます。源氏姫が乗り移ったという方も多く、悲しい伝説の残る夜泣き石で参拝していく方も多いです。

また一方で、夜泣き石は源氏姫自体がまだこの石を通して泣いて苦しんでいるとも。石を通して泣いており、今でも母親・弟の死を受け入れられずにいると言われています。どちらにせよ、とても悲しい伝説になります。

夜泣き石の近くには源氏姫伝説の物語を記載している看板が設置されています。簡潔にまとめられており、初めて源氏の滝へ訪れる方もその場で伝説を学ぶことが可能です。

悲しい伝説、そして美しい自然の残されている源氏の滝は夜になると心霊スポットとして知られています。大阪一怖い心霊スポットとも言われており、さまざまな心霊現象が寄せられています。

源氏の滝は夜泣き石や六角堂などいろんな場所で心霊現象が起こっています。心霊現象の起こる由来はいまだに解明されていませんが、体調の優れない方や遊び心で心霊スポットへ訪れるのは避けましょう。

源氏の滝で代表的な心霊現象が、夜泣き石から泣き声が聞こえてくるというもの。この心霊現象は源氏姫伝説が由来していると言われており、年季の入った看板まであるので霊感の強い人は近づかないようにしましょう。

夜泣き石での心霊現象はあまり怖いというイメージがありません。源氏姫伝説の悲しい話を知っていると、むしろ泣き声が聞こえてくることで胸が痛んでしまう方も多いです。夜泣き石は昼間みると立派な巨岩になります。

夜泣き石への行き方は簡単ですが、夜になるとほとんど明かりが無いので足元に注意しましょう。また、体調が優れなかったり、なにか違和感を少しでも感じたらすぐさま立ち去るようにしてください。

源氏の滝の周辺でも心霊現象が寄せられています。1番多かったのが、源氏の滝の近くで子供の幽霊を見たという目撃談です。実は昔、源氏の滝に落ちてしまって亡くなった子供がいたと言われています。

子供の幽霊を見たり、泣き叫んでいる声を聞いたとの体験談も寄せられています。また、姿や声は聞こえないが子供の足音が聞こえたとも。源氏の滝周辺で心霊現象にあったら速やかに除霊するのがおすすめです。

源氏の滝で転落して亡くなった子供は、自分が死んでしまったと分かっていないのではないかとも言われています。夜、なにも考えずに源氏の滝へ行くといきなり子供の幽霊を遭遇するかもしれません。

源氏の滝では美しい自然が広がっているため、カメラ片手に訪れる方がたくさんいます。ですが、夜の時間帯に源氏の滝を撮影すると写真の中に人魂が映っているとの体験談も多く寄せられています。

強いパワーを感じる源氏の滝の周辺では、かつて修行していた修験者たちが映り込んでしまったという方も。源氏の滝周辺でカメラを向けるとなにが映るかわからないので、撮影は昼間に行うのがおすすめです。

万が一、源氏の滝で人魂が映っている写真を撮影した場合は速やかにお焚き上げするようにしましょう。むやみに破ったり捨ててしまうと、さらに悪い方向へいくのでお焚き上げを行うようにしてください。

大阪の山の中に位置する源氏の滝は、さまざまな行き方でアクセスすることができます。大阪でも自然豊かな源氏の滝は都市部の繁華街から少し離れているので、源氏の滝へは車での行き方がたくさんあります。

車、もしくは電車など公共交通機関を利用して源氏の滝の行き方を確認しておきましょう。とくに公共交通機関を利用しての行き方は時間を予め調べておき、時間を気にしながら観光するようにしてください。

源氏の滝へは車での行き方がおすすめです。源氏の滝へ京都方面からの行き方は「第二京坂道路」を利用して、交野北ICを目指します。交野北ICを降りてから車で5分でアクセスできるのでおすすめです。

大阪方面からの行き方も「第二京坂道路」を利用します。大阪方面の場合は交野南ICで降りましょう。交野南ICからは車で約15分ほどの道のりになっていますが、土日・祝日は混みあうので時間に余裕をもって行動しましょう。

源氏の滝は残念ながら専用の駐車場が設置されていません。源氏の滝の近くにあるスペースに停めている方や、周辺の駅のコインパーキングを利用している方も。周辺は住宅街なので静かに駐車場を探すようにしてください。

源氏の滝へ公共交通機関を利用する行き方は、最寄り駅がJR学研都市線「津田駅」になります。津田駅からは約1.7km離れているので、徒歩でアクセスすると津田駅から約30分ほどの道のりになります。

もしくは京阪電気鉄道交野線「交野市駅」からの行き方もありますが、駅からは車で行く必要があります。車で約15分の道のりになっているので、予め運行しているバスやタクシーなど手配しておくのがおすすめです。

公共交通機関を利用しての行き方は、運行している時間も合わせてチェックしておきましょう。津田駅からはハイキングがてら徒歩で源氏の滝へ行く方も多いので、ルートを確認しておくとスムーズにアクセスできます。

大阪で悲しい伝説の残されている癒しのスポット「源氏の滝」。源氏の滝は自然豊かな場所に位置しており、都会の喧騒を忘れてのんびりと過ごせるので幅広い世代から人気があります。

源氏の滝は大阪一怖い心霊スポットとしても有名ですが、昼間はマイナスイオンたっぷりの美しい絶景が広がっています。ぜひ、大阪で癒しのひと時を過ごしたい方は交野市にある源氏の滝へ足を運んでみてください。