函館の路面電車で周遊!レトロな旅!
函館市には歴史的な建物や子供も楽しめる観光スポットがあります。レトロな路面電車を利用してそれらの観光スポットを家族や恋人、友人と周遊して楽しめる旅が、ここ函館にあります!では、路面電車の乗り方や運賃、観光地などをご紹介します!
函館の路面電車の乗り方
路面電車の乗り方や乗車券について説明します。
路面電車の乗り方
通常の路面電車と「函館ハイカラ號」は乗り方が異なるので注意が必要です。乗り方をしっかり確認してから乗車したほうが間違いがなく安全です。
市電は「乗車口は後扉」、「降車口は前扉」です(注)。乗車口付近に、整理券の発券機があります。乗車の際は、「整理券」を受け取ってください。降車の際に、整理券と一緒に料金をお支払いください。(料金よりも先に整理券を料金箱へ入れてください)(注)「箱館ハイカラ號」を除く。「箱館ハイカラ號」の場合「乗車口は前扉」、「降車口は後扉」です。整理券はありません。客室乗務員(車掌)に行先を告げ、乗車券をお買い求めください。「市電1日乗車券」は利用できます。「カード乗車券」は使用できません。「イカすカード」(函館バス共通)「回数券」(函館バス共通)「市電・函館バス共通1日乗車券」「市電・函館バス共通2日乗車券」
整理券について
こちらは市電の整理券です。乗るときに発券機から整理券を受け取ります。整理券に記載されている数字によって運賃が決定します。お釣りは出ないので、あらかじめ備え付けの両替機で両替するか、前もって運賃のぴったりの額を用意しておいたほうがいいですね。
乗車券の種類
こちらは「市電1日乗車券」です。1日中市電が乗り放題になる乗車券です。提示式でスムーズな乗り降りができます。路線図や観光エリアのマップがついているので観光の際はいいですね。また、沿線には「市電1日乗車券」を提示すると割引が受けられる見学施設やレストラン、土産物店が多数ありお得です!
こちらは「市電・函館バス共通1日乗車券」です。市電と函館バスが1日乗り放題になります。市電から降りる際はカードを入れてから降ります。函館バスは乗車券利用区間が限られています。確認をしてから函館バスを利用してくださいね。また、函館バス以外のバスには使えないのでそこも注意してくださいね。
函館の路面電車の運賃
距離によって運賃が異なります。函館市電運賃は大人(中学生以上)が210円から、小児(満1才~小学生まで)が 110円からです。
普通乗車料金表(平成26年5月1日改定) 区間 2km 4km 7km 7km超 大人 210円 230円 240円 250円 小児 110円 120円 120円 130円
レトロな路面電車!39号車「函館ハイカラ號」の歴史
「函館ハイカラ號」は外観がレトロなデザインで周りの建物が古ければまるでタイムスリップしたかのような感覚になってしまいそうな程、レトロな魅力がある電車ですよね。函館ハイカラ號でレトロな地を周遊してみてはいかが?
実は「函館ハイカラ號」は愛称で、正式名称は「函館市交通局30形電車」といいます。明治に国内で製作された電車で最初は千葉県成田市で運行していました。その後、成宗電気軌道(現在の千葉交通)が経営難のため当時の函館水電(現在の北海道電力)が車両増備のため購入し、それからはずっと函館にいます。はじめは旅客車でしたがその後ササラ電車(除雪車)に姿を変え軌道線の除雪に使用されました。そして1992年の函館市市制施行70周年記念事業の一環として再び、旅客車になることになります。
旅客車だった昔の姿を復元するべく車体は旅客車時代の図面を参考に現在の基準に合った車体を新製し、内装やつり革なども昔の姿を再現した車体なのです。運行時期は毎年4月~10月頃まで。
函館ハイカラ號は走っている姿を外から見るも良し、実際に乗車してみるも良し。スピードもそこまで速くはないので、ゆったり揺られながら外の景色を楽しむ余裕があって素敵ですね。周遊にもぴったりです。内装も、昔を再現したレトロな内装で落ち着く空間になっていますね。観光の際はぜひ乗ってみてくださいね!
素敵な函館路面電車たちをご紹介!
函館の町を走る個性豊かな車両たちを幾つかピックアップしてご紹介したいと思います。きっとあなたのお気に入りの車両が見つかりますよ!
レトロな719号車・非広告車両
こちらは719号車です。非広告車両で外観は変わらない仕様になっています。緑のラインが入ったレトロな見た目が特徴です。製造は1960年で大分ベテランの車両です!
昭和レトロなデザインでポップなかんじがとてもかわいいですね!
独特なフォルム530号車・非広告車両
こちらは530号車、非広告車両です。こちらも外観は変わらない仕様になっています。茶色と深緑のレトロな車両です。冬でも一生懸命運行していますね。
落ち着きのあるレトロなデザインが風情があり、いいですね。
内装も昭和感漂う空間で、昭和を知っている人は懐かしさを感じますね。
ピンク色812号車・ボーニモリヤ号
こちらは812号車、ボーニモリヤ号です。ボーニモリヤとは函館市にある「棒二森屋(ぼうにもりや)」という百貨店の名前です。ピンクでカワイイ外観の電車です。
夜でもボーニモリヤ号のかわいさは健在ですね!
色が素敵720号車・千秋庵総本家
こちらは720号車・千秋庵総本家です。千秋庵総本家とは函館市にある老舗の菓子屋さんの名称です。お菓子の写真や江戸時代を彷彿とさせるイラストが特徴的な電車ですね。この市電に乗って菓子屋さんを周遊したくなります!
現代的な9603号車・非広告車両・らっくる号
こちらは9603号車、非広告車両。愛称はらっくる号です。全面低床車で2014年にデビューした新しい車両です。
青と白を基調とした現代的な外観がとてもクールな印象でかっこいいですね。
レモン色8002号車・函館米穀
こちらは8002号車、函館米穀(べいこく)です。函館米穀とは函館にある米穀類や燃料、食料品などを取り扱う老舗卸売り業者の会社のことです。
黄色で米穀のイメージキャラクターがラッピングされたかわいい車両ですね。見かけたら思わず写真を撮りたくなりますね!
どーもくん!8101号車・日本放送協会 函館放送局
こちらは8101号車、日本放送協会 函館放送局です。NHKのキャラクターどーもくんがラッピングされた電車です。子供も気に入りそうなデザインがとてもいいですね!
どーもくんの存在感がすごく、インパクトのある路面電車ですね!
函館の町がはなやかになっていいですね!
シンプル!8010号車・株式会社布目
こちらは8010号車、株式会社布目です。株式会社布目とは函館にある水産物を加工して売っている会社です。
白をベースに青と水色の筆タッチの丸が可愛く、シンプルでいいですね!
エレガントな718号車・ペシェ・ミニョン
こちらは718号車、ペシェ・ミニョンです。ペシェ・ミニョンとは函館にあるフランスの生菓子を売っているところです。
電車の外観は非常におしゃれでエレガントな雰囲気が漂うデザインですね!他にも車両はあるので観光に行った際は色んな電車を見つけてみるのもいいですね。また、季節によっても違う表情が見られるので、何度行ってもいいかもしれませんね!
路面電車番外編!ふしぎな広告車両
中には「これ車両?」と思うような広告をメインにした車両もあるので見ていきましょう!
花電車と呼ばれるみたいです。残念ながら人は乗れないそうです。町の人が見ることを目的にあるようですね。
ここからは路面電車で周遊できる観光スポットをご紹介! 函館にはたくさんの観光スポットがあります。その中からおすすめのスポットを幾つかピックアップしてご紹介します!ぜひ観光の際は参考にしてみてくださいね!
土方歳三の最期の地が眺望できる「五稜郭タワー」
五稜郭はあの有名な幕末の志士、土方歳三が最後に戦い、そして絶命した場所です。また、戊辰戦争最後の戦いの場所でもあります。
展望台から函館山や津軽海峡、そして五稜郭の特徴である星形を眺めることができます。カフェや売店、五稜郭の歴史が学べる「五稜郭歴史回廊」もあります。
夜になると展望台からより一層美しい五稜郭が眺望できます。季節によってイベントも随時開催されています。歴史が好きな方には特におすすめの場所です。
五稜郭タワー 住所:函館市五稜郭町43-9 電話番号:0138-51-4785 営業時間: 4月21日~10月20日:8時~19時 (年中無休)10月21日~4月20日:9時~18時 五陵星の夢期間中(冬季):9時~19時 1月1日(初日の出営業):6時~19時 展望料金 一般:大人(840円)中・高校生(630円)小学生(420円) 団体30名様以上:大人(760円)中・高校生(570円)小学生(380円) 障害者手帳提示:大人(420円)中・高校生(310円)小学生(210円) アクセス 市電「函館駅前」~「五稜郭公園前」下車、徒歩約15分
熱帯植物園で癒されませんか?
函館市熱帯植物園には子供が楽しく遊べるスペースや、足湯、癒される空間温室やニホンザルに会えるさる山があります。
美しい植物を観賞しながら過ごしたり、12月から5月まで温泉に入るニホンザルの姿を見たり、足湯に浸かったりと癒しがたくさんあります!
リラックスしたい時にはぜひ訪れたい場所です!おさるさんも待ってます!
函館市熱帯植物園 住所:函館市湯川町3丁目1番15号 電話番号:0138-57-7833 開園時間:4月~10月 9時30分~18時 11月~3月 9時30分~16時30分 休園日:12月29日~1月1日 入園料 一般:300円 小・中学生:100円 アクセス 湯の川終点で下車、約徒歩15分
エキゾチックな景色を堪能!
八幡坂(はちまんざか)の綺麗に並んだ石畳や向こうに見える函館山、道路のわきには街路樹と、とても美しい景色が坂のあちこちに広がっています。
この八幡坂は国土交通省が定めた「日本の道100選」に選ばれています。晴れた日には遠くまで景色が見えたり、冬には輝くイルミネーションが道をさらに美しく飾ってくれます。季節問わず行けるスポットですね!
八幡坂 所在地:函館市末広町 問い合わせ先:函館市元町観光案内所 電話番号:0138-27-3333 アクセス 市電「末広町」で下車、徒歩約1分
箱館奉行所を見学!
箱館奉行所とは、江戸時代後期に設けられた江戸幕府の役所のことです。明治4年に箱館奉行所は1度解体されてしまいます。なのでこの建物は復元されたものです。しかし、パリの骨董店で見つかった当時の本物の箱館奉行所の古写真を参考に復元されているので、復元といえど当時の箱館奉行所と大差ない建物です。
歴史や趣を感じられる場所ですね。違う時代に来たような気分になりますね。和室も素敵です!
箱館奉行所 住所:函館市五稜郭町44番3号 電話番号:0138-51-2864 開館時間:4月~10月 9時~18時 11月~3月 9時~17時 休館日:12月31日~1月3日 臨時休館日あり 入館料 個人:一般(500円)学生・生徒・児童(250円) 団体20人以上:一般(400円)学生・生徒・児童(200円) アクセス:「五稜郭公園」下車、徒歩約18分
美術館で芸術にふれてみてはいかが?
北海道立函館美術館は近代以降の作品を収集しています。「道南の美術」「東洋美術と書」「文字記号に関わる現代美術」を中心とした作品が収蔵されています。また、色々な企画展や講演会も実施されています。
売店やカフェもあり、ゆったり過ごせます。
北海道立函館美術館 住所」:函館市五稜郭町37-6 電話番号:0138-56-6311 開館時間:9時30分~17時 休館日:毎週月曜日 観覧料 個人:一般(260円)高大生(150円) 団体10人以上:一般(210円)高大生(110円) ※特別展覧会は別 アクセス 市電「五稜郭公園前」下車、徒歩約7分
旧イギリス領事館で素敵な時間を♪
函館市旧イギリス領事館は当時の執務室を再現した展示がされていたり、外には洋式庭園もあります。外観は普通のお家のようでかわいらしいです。
アンティークなかわいい家具に思わず惚れちゃいそうです!古いからこその良さですね。
晴れている日は、窓からの眺めもいいですね。
ショップがあるのでお土産を買うこともできます。カフェで一息ついて旅をふりかえるのもいいですね。女子にはおすすめのスポットです!
函館市旧イギリス領事館 住所:函館市元町33-14 電話番号:0138-27-8159 営業時間:4月1日~10月31日 9時~19時 11月1日~3月31日 9時~17時 休館日:年末年始 展示室入場料金 一般:大人(300円)学生・生徒・児童(150円)65歳以上(150円) 団体:大人(240円)学生・生徒・児童(120円)65歳以上(150円) アクセス 市電「末広町」下車、徒歩約5分
函館の路面電車は魅力がいっぱい!
函館には五稜郭や箱館奉行所などの歴史的な観光が楽しめる場所や他にもたくさんの観光地があり、何度行っても楽しめそうですね。市電を利用した旅行プランを立てて、レトロな函館の路面電車にゆられながら、函館の街を周遊してみてはいかがでしょうか?
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