三次観光おすすめスポット7選！人気の絶景や歴史を感じる場所をご紹介！

広島県三次市は、恵まれた自然条件によって農畜産物が豊富で、地元のブドウで作った三次ワインが人気です。また三次市は3つの川が合流する立地によって絶景の「霧の海」が見れたり、全国でも珍しいほど古墳遺跡が多かったりと、グルメ、絶景、歴史など様々な分野での見どころがあるのが魅力です。そんな三次観光のおすすめスポット7選をご紹介します。

広島県の三次市ってご存知ですか?中国地方の真ん中あたり、広島県の北部にあります。隣の庄原市とともに備北地方と呼ばれています。三次市は豊かな自然に囲まれて温かい人柄の方が多く、農業振興や観光にも力を入れています。三次市へのアクセスは、広島からは車や電車で約90分、福山市からは約150分で、年々観光客数は増加しています。

三次市の三次盆地は、秋から早春にかけての早朝に深い霧に包まれます。その様子を山頂から眺めると、周りの山々が海原に浮かぶ島のように見えることから、「霧の海」と呼ばれています。三次の町はすっぽりと「霧の海」に覆われ、そこに朝日が昇る光景を見れば、自然の雄大さや神秘性に圧倒されます。

「霧の海」は、江の川・馬洗川・西城川の3つの川が合流する三次市だからこその絶景です。三次市内の高台から見ることができ、高谷山(粟屋町)の展望台が有名です。高谷山展望台へのアクセスは、中国自動車道三次ICから車で20分、駐車場とトイレ完備です。三次市街地が一望できるのでおすすめです。

「霧の海」は登美志山(吉舎町)の展望台からも見ることができます。登美志山は備後小冨士と呼ばれる美しい山で、標高471mの展望台からは360度の雄大な絶景が見渡せます。中腹には「とみしの里」というリゾート施設があるので便利です。登美志山へのアクセスは、中国やまなみ街道吉舎ICから車で15分です。

「常清滝(じょうせいたき)」は『日本の滝100選』に選ばれています。広島県随一の高さ126mで、日本三大名瀑の華厳の滝(97m)、那智の滝(133m)、袋田の滝(120m)に匹敵します。常清滝は3段に分かれていて、上から「荒波」「白糸」「玉水」と名付けられています。滝が落ちる断崖は、一億年前に噴出した流紋岩で、この断崖を囲むように木々が自生しています。

「常清滝」へのアクセスは、中国自動車道三次ICより車で約30分、三次市役所作木支所の後ろに駐車場があり、そこから滝まで約500mほど歩きます。徒歩ならJR三次駅からバスで「作木役場前」に行き、そこから徒歩約20分です。途中に急な坂道や休憩所もありつつ、遊歩道を歩きながら気持ちよく自然を満喫できるのも魅力です。

常清滝 住所:三次市作木町下作木 TEL:0824-55-2112(三次市作木支所)

「江の川カヌー公園さくぎ」は三次市北部の作木町にあります。中国地方一の一級河川・江の川の上流にあり、カヌー教室をはじめ、キャンプ場やコテージもあって宿泊できます。初心者を対象としたカヌー教室は小学一年生から参加できます。カヌー教室の料金は70分で1500円/艇と気軽にチャレンジできるので人気があります。

すべり台や沢で遊んでバーベキューしたりと家族みんなで楽しめます。公園内のレストランでは地元の食材を使ったおいしいお料理がいただけます(営業時間は11時から14時まで)。宿泊するならキャンプはもちろんのこと、コテージもかなりおすすめ。各コテージには囲炉裏があって、魚を焼いたりお鍋を作ったりとここでしかできない体験ができます。

江の川カヌー公園さくぎへのアクセスは、中国自動車道三次IC・三次東ICから約40分、高田ICから約30分です。電車の場合は、JR三江線「香淀駅」から徒歩で20分です。カヌー教室、キャンプ場、コテージともに予約制で、キャンプ場とコテージは3ヶ月前の1日から予約開始です。特に夏場の土日は人気なので早めの予約がおすすめです。

江の川カヌー公園さくぎ 住所:広島県三次市作木町香淀116 TEL:0824-55-7050

「尾関山公園」は桜と紅葉の名所として有名です。特に土手沿いに続く500mもの桜のトンネルは絶景です。さらに、初夏は紫陽花や新緑、冬は雪景色が美しく、四季それぞれに魅力があります。「尾関山公園」の山頂の展望台からは三次市や十日市の街並みが一望でき、土日には多くの人が訪れます。

「尾関山公園」へのアクセスは、JR三江線「尾関山駅」から徒歩5分です。車なら中国自動車道「三次IC」から約15分。JR「三次駅」からは「尾関山公園」までバスで行くこともできます(中国バス)。車以外でもアクセスがいいので、観光途中にのんびりしたい時などにおすすめです。

尾関山公園 住所:広島県三次市三次町中所 TEL:0824-63-9268(三次市観光協会)

三次市には3000基もの古墳があり、中国地方の中で有数の古墳密集地でもあります。「みよし風土記の丘」では広大な敷地のなかに176基もの古墳を有し、古墳群の中の遊歩道を通って見て回ることができます。敷地内には復原した古代住居や国重要文化財の旧真野家住宅、県立歴史民俗資料館があり、古代の生活を学ぶことができます。

復元古代住居には、「竪穴住居」「平床住居」「高床倉庫」と代表的な古墳時代の3つの建物があります。昔に社会の教科書で習ったのを実際に見ることができ、子供だけでなく大人にとっても勉強になります。また、広い敷地内に見所が点在しているので、自然豊かな公園の中をお散歩しながら見て回れるのも魅力です。

「広島県立みよし風土記の丘」へのアクセスは、中国自動車道三次ICより車で約10分です。電車の場合は、JR「三次駅」からバスで「風土記の丘入口」下車。年中無休で、開園時間は9時から17時までです。公園は無料ですが、「みよし風土記の丘ミュージアム(歴史民俗資料館)」は入館料がかかります(一般200円/大学生150円/高校生以下は無料)。

広島県立みよし風土記の丘 住所:広島県三次市小田幸町122 TEL:0824-66-2881

「奥田元宋・小由女美術館」は、三次出身の日本画家・奥田元宋と人形作家・奥田小由女の夫婦の作品が展示・公開されています。奥田元宋の代表作「待月」にちなんで、作品の世界観をロビーからの風景で再現できるように建物は設計されています。満月の日にはイベントが開催され、『日本で一番、月が美しく見える美術館』と言われています。

「元宋の赤」をはじめ、奥田元宋は自然の風景を赤で表現し、「赤の画家」と呼ばれました。館内には赤い橋や紅葉などあらゆるところでその「赤」を感じることができます。常設の展示作品の他、様々な企画展が開催されるのも見所です。美術館は三次ワイナリーのすぐ近くで、中国自動車道三次ICから車で3分、開館時間は9時30分から17時まで(満月の日は21時まで)。

奥田元宋・小由女美術館 住所:広島県三次市東酒屋町453-6 TEL:0824-65-0010

「三次ワイナリー」では地元・三次産のブドウを使った国産ワインを作っています。特に「TOMOE」シリーズのワインは、自社農園と契約農家の専用農場のブドウを使って設備や環境の細部にまでこだわり、国内外の様々なワインコンクールにて数々の賞を受賞しています。そんな実力派のワインを試飲できるので、ワイン好きには特におすすめです。

「三次ワイナリー」にはバーベキューレストランやカフェがあり、冬にはかき小屋もオープンします。地元の新鮮な野菜や広島和牛を使ったお料理が人気です。ゴールデンウィーク中には「三次ワイン祭り」が開催され、毎年大勢の観光客が訪れます。気持ちの良い季節に屋外でお料理とともにワインを楽しめる、おすすめのイベントです。

「三次ワイナリー」へのアクセスは、中国自動車道三次ICより車で約5分です。ワイナリーの近くに見所が集まっているのも魅力です。すぐ隣の「みよしあそうびの王国」は子供が喜ぶ大型遊具がたくさんあります。さらにバイキングが人気の「トレッタみよし」や「奥田元宋・小由女美術館」もすぐ近くなので、いろいろと見て回れるのが便利です。

三次ワイナリー 住所:広島県三次市東酒屋町445-3 TEL:0824-64-0200

いかがでしたか。「霧の海」は一度は見てみたい絶景ですね。三次市は、のどかな田園風景の中に洗練された建物や美術館やワイナリーがあるのが魅力です。広島に行くなら是非三次観光をプランに加えてみませんか。定番の広島観光にプラスして三次をのんびりと観光すれば、きっと心と体がリフレッシュしますよ。