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松島の瑞巌寺を参拝しよう!御朱印巡りや駐車場・アクセス情報をご紹介

松島の瑞巌寺を参拝しよう!御朱印巡りや駐車場・アクセス情報をご紹介
投稿日: 2017年5月19日最終更新日: 2020年10月7日

日本三景の一つである松島の観光名所として名高い「瑞巌寺(ずいがんじ)」は、千年を超す寺歴を持つ由緒あるお寺で東北地方きっての「名刹(めいさつ)」です。今回は松島が誇る名刹「瑞巌寺」の御朱印巡りや駐車場、アクセス方法など、観光に役立つ情報を詳しくご紹介します!

松島が誇る名刹「瑞巌寺」見出し

松島の観光名所として有名な「瑞巌寺」は千年以上の歴史がある東北地方きっての名刹です。近年では全国のお寺を参拝した記念として「御朱印」を集める人も多いようですが、松島には瑞巌寺、円通院、五大堂と3カ所の御朱印をいただく「御朱印巡り」ができるため御朱印収集家にはおすすめの場所です。今回は松島「瑞巌寺」について御朱印巡りや駐車場、アクセス情報などをご紹介します。

松島名刹「瑞巌寺」の歴史見出し

御朱印巡り情報の前に、それぞれの建造物の歴史や概要をご紹介します。初めに松島の名刹「瑞巌寺」の歴史についてご紹介します。創建は1000年以上前までさかのぼる瑞巌寺の長い歴史をポイントを絞って解説しますので、御朱印をいただく前に少し予習しておきましょう。

慈覚大師円仁による開山

瑞巌寺の正式名称は「松島青龍山瑞巖円福禅寺(しょうとうせいりゅうざんずいがんえんぷくぜんじ)」と言い、この名前に至るまで様々な出来事がありました。瑞巌寺の創建は828年までさかのぼります。その時の名前は「瑞巌寺」ではなく「青龍山延福寺」と呼ばれていました。由来は天台宗総本山「延暦寺」から来ていると言われています。開山したのは慈覚大師円仁と伝わっています。

天台宗から禅宗へ

慈覚大師円仁によって開山した延福寺でしたが一時無住となって荒廃してしまいます。しかし藤原基衡が延福寺の立て直しを図り、1189年の奥州合戦においては源頼朝の「義経呪詛」の指示に応えるなどの動きを見せます。しかし延福寺は第28代住持「儀仁」の時、転期を迎える事となります。

延福寺の祭礼中、北条時頼は舞楽の上演を楽しむあまり大声を発した所、宗徒が憤怒し十数名に命を奪われる危機に晒されてしまいます。しかし一人の僧の一言で事なきを得た北条時頼は近くの岩窟に入って休息をはじめます。その時岩窟にいた修行僧「法身」と意気投合し、北条時頼は法信に延福寺の住持にならないかと法身を誘います。結果「天台宗を失滅させれば住持になる」という結論に至りました。

北条時頼と法身の出会いから10年後、北条時頼は千人の軍平を向かわせ、延福寺から宗徒を追放、儀仁和尚を佐渡に流して破却し、法身禅師を開山とした「臨済宗円福寺」が創建されます。円福寺は室町時代に至るまで「東北最大の禅院」として栄えます。現在の瑞巌寺の中心地は当時の円福寺からすれば境内の北西隅の一角に過ぎなかったと言われています。

伊達政宗の再興

東北最大の禅院として栄えた円福寺ですが、幕府の勢力が衰え戦乱の世を迎えると衰退し始め、1600年頃にはひどい荒れようだったと伝わっています。そんな時、伊達政宗が1604年に円福寺の再興に着手し、5年の歳月をかけて完成させました。その翌年、寺院名が現在の「松島青龍山瑞巌円福禅寺」に改められました。「瑞巌」とは大鐘に記された「号山曰松島名寺瑞巌」因んでいると言われています。

松島の重要文化財「五大堂」の成り立ち見出し

次に「五大堂」についてご紹介します。五大堂は伊達政宗が瑞巌寺の再興を決起した1604年に造営されました。東北地方で最古の桃山建築で、方位に従って十二支の彫刻が彫られています。正面に掲げられる額には「五太堂」と「大」の部分が「太」になっていますが「作成者の遊び心だろう」と言われています。

五大堂へ行く際に通るすかし橋は縦に2枚の板が張られていますが、元々はこの板は無く横板だけでした。横板の間隔は15センチメートル程あるため江戸時代後期の文献には「恐ろしくてわたる事が出来ない」という人が紹介されています。

松島の重要文化財「円通院」ってなに?見出し

最後に「円通院」についてご紹介します。円通院は菩提寺(ぼだいじ)の一つで、19歳という若さで亡くなった伊達政宗の孫「伊達光宗」のお墓があるお寺です。国の重要文化財に指定されている円通院は、紅葉のライトアップや「白華峰(びゃかほう)西洋の庭」と呼ばれるバラの庭などが有名です。6千平方メートルの庭に様々なバラが植えられている事から、円通院は「バラ寺」とも呼ばれています。

瑞巌寺から始める「松島御朱印巡り」見出し

松島でいただける御朱印の情報をお届けします。松島では「瑞巌寺」「五大堂」「円通院」の3つの御朱印をいただく事ができます。瑞巌寺の御朱印は瑞巌寺参拝受付でいただく事ができます。御朱印には「聖観音」という文字が書かれます。また瑞巌寺では五大堂の御朱印も併せていただく事ができます。五大堂の御朱印には「五大明王」の文字が書かれます。

円通院の御朱印は円通院入り口でいただく事ができます。円通院の御朱印には「聖観世音」の文字が書かれます。御朱印帳を預けると番号札をもらえます。円通院は美しい庭園やバラ、オリジナル数珠づくり体験など見所満載ですので、待っている間はぜひ円通院内を見て回る事をおすすめします。

松島名刹「瑞巌寺」の拝観料と拝観時間は?見出し

瑞巌寺の拝観料は大人700円です。団体の場合は値引きされ、30名以上の団体は一人650円、100名以上の団体は一人600円となります。拝観時間は午前8時に開門されます。閉門時間は月によって異なっており、1月と12月が15時30分まで、2月と11月が16時まで、3月と10月が16時30分まで、4月から9月は17時までとなっています。拝観するためには閉門30分前までに入る必要があります。

円通院の拝観料と拝観時間は?見出し

円通院の拝観料は大人300円です。団体の場合は値引きされ、15名以上の団体は一人250円、100名以上の団体は一人200円となります。拝観時間は4月から11月は8時30分から17時、12月から3月は9時から16時までとなっています。拝観するためには閉門30運前までに入る必要があります。

松島名刹「瑞巌寺」へのアクセスは?見出し

瑞巌寺には車か電車でのアクセスが一般的ですが、遠方から来る場合は電車がおすすめです。瑞巌寺には車の専用駐車場が無く、周辺の駐車場を利用する必要があるため、電車の方がスムーズにアクセスできます。電車の場合は「仙石線」「東北本線」の2通りのアクセス方法があります。仙石線の場合「JR松島海岸駅」から徒歩で5分で瑞巌寺に到着します。東北本線の場合「JR松島駅」から徒歩で20分程で瑞巌寺に到着します。

松島名刹「瑞巌寺」の駐車場は?見出し

瑞巌寺周辺の駐車場情報をお届けします。まずは無料駐車場の情報です。おすすめは「三十刈(さんじゅうがり)駐車場」です。松島の観光中心部まで徒歩30分程かかります、営業時間は7時から19時までで、駐車台数は150台程と広めとなっています。瑞巌寺周辺の有料駐車場は休日だと昼前には満車になりますので、空車になるのを待つより無料駐車場を利用し、散策も兼ねて松島を歩いてみてはいかがでしょうか。

有料駐車場は「松島公園駐車場」で、第一から第五までの5つあります。その内普通車が利用できるのは第一、第三、第四、第五の4つになります。料金と営業時間はどれも共通しており、24時間営業で8時から18時までは1時間300円で以降30分毎100円の上限額1000円となります。18時から8時までは1時間100円で上限額700円となります。収容台数は第五駐車場のみ280台で、それ以外は30台前後となっています。

瑞巌寺から始める「東北御朱印巡り」見出し

東北には慈覚大師円仁が開いた古刹が4つあります。その4つとは最も歴史のある松島の瑞巌寺を始め、毛越寺(もうつうじ)、中尊寺(ちゅうそんじ)、立石寺(りっしゃくじ)です。それぞれのお寺の御朱印は全て松島の瑞巌寺にある「臥龍梅(がりゅうばい)」の木から作られています。

この4つの名刹の御朱印をいただく事は「四寺廻廊」というイベントになっています。お寺を訪れる順番などは特に定められておらず、最初に訪れたお寺から専用の御朱印帳をもらい、4つの名刹全ての御朱印を集めるという企画です。全ての御朱印を集めれば記念品をいただく事ができますので、お寺が好きな方や御朱印集めが好きな方にはおすすめしたい企画です。

松島の歴史溢れる名刹「瑞巌寺」へ行こう!見出し

歴史や御朱印情報、アクセス方法から駐車場まで瑞巌寺に関する情報を幅広くお届けしました。景観が素晴らしいと評される松島ですが、歴史が深く伊達政宗と関係のある瑞巌寺や円通院なども見所です。松島名刹「瑞巌寺」、重要文化財「円通院」を訪れ、その深い歴史に触れてみてはいかがでしょうか。

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