日光街道・桜並木が素晴らしい！栃木の桜名所・お花見スポットご紹介！

桜が咲き始めると全国各地でお花見スポットがにぎわい始めますね。どこの桜も見る人の目を楽しませてくれますが、中でも日光街道の桜並木は、美しい桜のトンネルが続いていることで全国的にも有名です。その景観を一目見ようと毎年お花見の季節になると、この辺りには全国からお花見客が訪れます。今回は、日光街道の桜並木について詳しくご紹介したいと思います。

日光街道・桜並木の見どころは、何と言っても桜の本数とその距離にあります。1500本もの山桜が宇都宮市から日光市までおよそ16kmも続きます。ちょっと他では見ることのできない景観ですよね。歩きながらゆっくりと桜を楽しむのもよいのですが距離が長いため、桜並木を通り抜けるのに歩きなれている人でも、3時間から4時間はかかってしまいます。桜のトンネルを端から端まで通り抜けるなら、車で楽しむのがおすすめです。

全国的によく見かける桜は主にソメイヨシノが多いですよね。実は、桜には多くの種類があるそうで、その数は600種類以上とも言われています。桜にそれだけの種類があるとは驚きですね。日光街道・桜並木の桜は「山桜」が多いそうです。山桜は花が開くと同時に葉が出てくるのが特徴です。ソメイヨシノに比べて長期間楽しむことができるそうですよ。

日光街道・桜並木は、大体4月中旬が見頃です。2017年の宇都宮市の開花日は4月3日、満開日は4月9日、見頃は4月8日から14日にかけてでした。2016年春の開花日は3月28日、満開日は4月4日でした。その年の気候で若干の差は出てくるので、見頃の時期を逃さないように、桜の開花情報をチェックしてくださいね。

七分咲き、八分咲きの桜もきれいですが、何と言っても見頃は満開の桜ですよね。日光街道・桜並木も満開時期が一番の見頃です。咲き乱れる桜のトンネルは、圧巻の一言です。また、満開を過ぎた桜吹雪の中、車を走らせるのも風情があっていいですよ。これも日光街道・桜並木ならではの楽しみの一つではないでしょうか。

日光街道・桜並木は昭和26年、宇都宮市と旧今市市の5つの村が募金を募って桜を購入し、沿道に植えたことが始まりとされています。当時住民のボランティアによって、およそ1300本もの桜が植えられました。1300本という数は本当にすごいですよね。現在では、見事な山桜のトンネルが続く有名なお花見スポットとなり、「日本さくら名所100選」にも選ばれています。

日本さくら名所100選とは、日本全国の桜の名所を選りすぐり選定されました。この100選は日本さくらの会が、各都道府県から最低一か所選ぶなど9つの選定基準をもとに選び出しました。数えきれないほどお花見スポットがある中で、100選に選ばれることはとても名誉あることですね!

日光街道は、言わずと知れた江戸の日本橋を起点とした五街道のうちの一つです。奥の細道で知られる松尾芭蕉も日光街道を旅したことで有名ですよね。日光街道・桜並木の出発点とも言える上戸祭を松尾芭蕉は通りませんでした。ちょっと意外な結果ですよね。江戸を出発して宇都宮には入らず、小山から壬生通りを歩いて今市市に到着したと伝えられています。

道路沿いの桜並木のため、いつでも好きな時にお花見ができ、入園料なども要りません。そのため、特定の駐車場がなく車を止めてゆっくり桜並木を満喫したいときは、最寄りの駐車場を探すことになります。事前にチェックしておくとよいですね。また、桜祭りのイベントもないので、売店や公衆トイレなどは近くのスーパーやコンビニを利用して下さい。

雨が降ったり風が吹いたりすると桜はどうしても散ってしまいます。ネットでは「桜は見頃」と出ていても、実際には早めに花の時期が終わっていることもあるようでので、宇都宮観光コンベンション協会へお問い合わせください。

日光街道・桜並木は旧国道119号線沿いを上戸祭から日光まで続いています。詳しい住所とお問い合わせ先は下記の通りです。不明な点などある場合も宇都宮観光コンベンション協会へお問い合わせください。

住所:栃木県宇都宮市上戸祭3から日光市山口まで 電話番号:028-632-2445（宇都宮観光コンベンション協会）

公共交通機関を利用する場合は、JR宇都宮駅でバスに乗り換えます。バス乗り場はJR宇都宮駅西口の2Fにあり、主な行先は「今市・日光東照宮」「石那田」「山王団地」のいずれかの関東バスに乗れば、約30分ほどです。下車するバス停は「上戸祭4丁目」になります。

車を利用する場合は、東北自動車道宇都宮ICで降りて、国道119号線に向かって進めば日光街道の桜並木に行き当たります。出発点の上戸祭から桜を楽しむには、宇都宮市の市街地に向かって2kmほど走ります。お花見の季節には東北自動車道は渋滞するので、少し時間がかかりますので、早朝・深夜に時間をずらすか、渋滞情報をよく確認してくださいね。

八幡山公園は、栃木でも人気のお花見スポットとなっています。およそ800本の桜が植えられていて毎年たくさんの花見客が訪れます。八幡山公園は子供が遊べる遊具などが揃っていて、子供向けのイベントも開催されているので家族連れでお花見を楽しむことができますよ。

また、お花見シーズンは宇都宮タワーと桜がきれいにライトアップされ、夜桜も楽しめるようになっていますよ。ライトアップの時間は、18:00から21:00までとなっています。宇都宮タワーの営業時間もお花見シーズンには20:00まで延長されます。夜店なども出ているので、昼とは違った雰囲気の八幡山公園をお楽しみください。

餃子専門店正嗣(まさし)は、宇都宮まで来たら食べておきたいのは餃子の一つです。宇都宮には餃子店がおよそ200ほどあり、その中でも「正嗣(まさし)」は有名で、地元の方からも愛されているお店です。メニューは「焼き餃子」「水餃子」の2品のみでライスもビールもありません。一度食べたら病みつきになりますよ。

こちらも宇都宮では人気の餃子専門店みんみんです。創業者が北京で覚えた餃子の味に工夫を重ね、昭和33年に開業しました。メニューは、「焼き餃子」「水餃子」「揚げ餃子」の3種類があります。「みんみん」ならではの餃子セット「ダブル・水・ライス」には焼き餃子2人前、水餃子1人前にライスがつくのでボリューム満点です。地元のファンも多く、週末には混み合うほどの人気ぶりです。

リッチモンドホテル宇都宮駅前アネックスは、宇都宮駅から歩いて5分ほどにあります。客室は清潔感があり、スタッフは丁寧な対応をしてくれるため、快適だという口コミが多いです。朝食はバイキング形式で和と洋のどちらかを選ぶことができますよ。インターネット接続も無料です。ホテル周辺には飲食店もあるので便利なロケーションです。

ろまんちっく村は、東北自動車道・宇都宮ICから5分のところにある道の駅です。宿泊施設「ヴィラ・デ・アグリ」が併設されているんですよ!天然温泉の大浴場や赤外線サウナがあり、露天風呂でのんびり疲れをいやすこともできます。滞在体験型ファームパークとなっているので、農業体験プログラムが開催されたりと、催し物も行われています。屋内遊戯施設もあるので、家族連れでも楽しむことができますよ。

宇都宮動物園は、桜並木のある国道119号線近くにあります。ライオンやアムールトラなどの動物たちを見ることができます。キリンに餌を挙げたり、ウサギやモルモットなどとも触れ合うことができるアットホームな動物園ですよ。観覧車やゴーカートなどの遊具もあるので、小さなお子様連れのご家族は、桜を見た後に立ち寄ってみるのもいいかもしれません。

いかがでしょうか。日光街道・桜並木は国道沿いなので、お花見の季節にふらりと立ち寄れるのが良いですね。昭和26年と言えばまだ戦後間もない当時、これだけの桜を植えるのは今の時代よりも大変だったことと思います。今でも人々に愛される桜並木には、たくさんの人々の思いが詰まっていると言えそうです。日光街道・桜並木を訪れた際は、そんなことも思い出しながら桜を楽しんでみてください。