しまなみ海道観光スポットランキングTOP10！おすすめの海の絶景を紹介！

みなさん、こんにちは。今回は本州と四国を結ぶ三本の橋のうち最も西に位置するしまなみ海道についてご紹介します。広島県尾道市から愛媛県今治市までを結んでいるしまなみ海道は、その名の通り瀬戸内の島々をつなぐように、道が続いています。今回は本州側から四国まで、しまなみ海道の絶景スポットを順番に10か所ご紹介します!

しまなみ海道観光スポットランキング、本州側の尾道市からおすすめスポットを順番にご紹介していく事にしましょう。第10位は、尾道市のシンボルとも言える千光寺です。本尊に千手観音をいただく、大宝山千光寺は真言宗の寺院です。千光寺山の中腹、断崖に沿って境内が作られているため、尾道市随一の絶景が楽しめます。

境内から見下ろすと尾道の市街地と対岸の向島との間に横たわる尾道水道が一望でき、尾道市を紹介する時にはここからの風景写真がよく使われます。景色だけではなく、お寺もまた美しく、「赤堂（あかどう）」と呼ばれる朱塗りの本堂は一見の価値がありますよ。

住所:広島県尾道市西土堂町15-1 電話番号:0848-23-2310

尾道の対岸にある島が向島です。尾道から、しまなみ海道に乗って最初の島である向島の南端にあるのが国立公園に指定されている高見山です。標高283mの頂上にある展望台からは、眼下に因島大橋を望み、瀬戸内の島々や四国山脈が一望できる絶景が広がっています。

高見山、と言う名前はこの場所が村上水軍の見張り台があったことに由来しているそうです。山頂からの絶景だけではなく、春には桜、秋は紅葉が有名な場所で、朝には朝日、夕方には夕陽、そして夜には尾道の夜景も楽しめるまさに絶景の宝石箱とでも言える観光スポットです。

住所:広島県尾道市向島町 電話番号:なし

「本因坊秀策」と聞いて、すぐに誰かが思い浮かぶ方はかなりの囲碁通でしょう。漫画「ヒカルの碁」でも知られるようになりましたが「本因坊秀策」とは、江戸時代に活躍した天才棋士(将棋ではなく囲碁の)で、囲碁のタイトルの一つ「本因坊」にその名をとどめている人物です。

そんな彼はしまなみ海道の出発点、尾道市因島の出身なんです。彼の生家を再現し、そこを記念館にしてあります。秀策ゆかりの品々や囲碁にまつわる数々の資料を収蔵、展示しています。また、囲碁記念館の隣にある石切風切神社には、碁盤型の台座に乗った「本因坊秀策碑」がありますので、囲碁好きな方にはおすすめのスポットです。

住所:広島県尾道市因島外浦町121-1 電話番号:0845-24-3715

ベストセラーになった和田竜さん原作の「村上海賊の娘」の舞台の一つでもある、ここしまなみ海道。因島水軍城はその村上水軍の歴史を現在に伝える資料館です。その名前の通り、こちらの資料館は日本では珍しい水軍城の形をしています。収蔵品と合わせて城の形の違いなども楽しめるでしょう。

収蔵品には、村上水軍伝来の鎧や文書、あるいは、屏風などを初めとした美術品や工芸品などが収められています。さらには、水軍旗や太刀、そして水軍船の模型など村上水軍の全盛期を思わせる戦道具もあり、村上水軍の栄耀栄華を知る事ができる貴重な場になっています。

住所:広島県尾道市因島中庄町3228-2 電話番号:0845-24-0936

しまなみ海道もいよいよ広島と愛媛の県境に差しかかります。生口島（いくちじま）の西岸には瀬戸田サンセットビーチがあり、美しい砂浜が広がっています。このビーチから沖合1.9キロメートルに通称ひょうたん島が浮かんでいるのが見えます。ちょうど、広島県と愛媛県の県境にあり、島の東西を県境が横切る格好になっています。

今の若い方はご存じないとは思いますが、昔々にNHKで人気があった人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルにもなったと言われています。もちろん、真偽のほどは明らかではありませんが。ちなみに、このひょうたん島は無人島で、人形劇のように動いたりはしませんので。

大三島にある大山祇神社（おおやまづみじんじゃ）は大山積神（おおやまづみのかみ）を祭神とする、伊予の国一宮とされる神社です。創建は古く芸予諸島に住む人たちからの信仰も厚かったと伝えられています。戦国時代にこの地で活躍した村上水軍の武将達からも信仰を集めており、彼らが詠んだ「法楽連歌」も多く奉納されています。

とりわけ、大山祇神社のおすすめはその宝物館にあります。宝物館に収蔵されているのは、主に武具。戦国時代やそれ以前に作られた武器や鎧が展示されており、全国で国宝、重文指定を受けた武具の約8割がこちらの宝物館に収蔵されているんだとか。刀剣類が好きな方には１日居ても飽きないまさに、おすすめスポットといえるでしょう。

住所:愛媛県今治市大三島町宮浦3327番地 電話番号:0897-82-0032

生口島から大三島に入ってすぐの場所にあるのが多々羅温泉です。ここはしまなみ海道にある、唯一の天然温泉施設です。源泉は地下1000メートルから湧き出す塩化物冷鉱泉。源泉のみを豊富に使った温泉が自慢です。施設からは瀬戸内の絶景も一望できます。

建物は檜を梁や柱に使ったふんだんに使った和風建築で、浴室の床と壁の一部には大島石を使った贅沢なつくりです。入浴料は大人（中学生以上）が310円、子供（三歳以上小学生以下）が160円とリーズナブル。ドライブやサイクリングで疲れた体を癒すにはもってこいでしょう。

住所:愛媛県今治市上浦町井口7851番地 電話番号:0897-87-3000

伯方の塩で有名な伯方島には日本では数少ない観光スポットがあります。ドルフィンファームしまなみ、というこちらの施設はイルカやクジラと触れ合える、知る人ぞ知る、名物スポットです。あまりメジャーではないですが、イルカやクジラと触れ合える施設の中では日本最大級とも言われています。

イルカやクジラとふれあえるエリアでは、ふれあいコースとスイムコースの二つのコースが選択可能です。ふれあいコースは、文字通りイルカ達とふれあえるコースです。デッキの上から、イルカに餌をあげたり、握手をしたりしてイルカの生態を学べます。小さいお子さんや泳ぐのが苦手な方におすすめです。

スイムコースは、こちらも読んで字のごとく、イルカと同じプールで泳げるコースです。イルカと一緒に泳いで、イルカ達の水中の様子を観察したり、背びれにつかまって泳いだり、イルカが泳ぐ海外の海でしか体験できないような事を体験できるので、非常におすすめです。

住所:愛媛県今治市伯方町叶浦甲1673番地 電話番号:0897-72-8787

能島は現在は無人島になっています。しかし、戦国時代には、「日本最大の海賊」とも言われ恐れられた能島村上水軍の本拠地でした。面積はおよそ1.5ヘクタール、外周は850mほどの島ですが、往事の名残として、船を繋留するときに使われた柱の穴や船かくしといった設備が残っています。

上陸するには船を借りるしか方法がありませんが、島の近くまでは観光船がでています。このあたりは、日本有数の潮流の激しさで知られています。村上水軍の頃は、エンジンを備えた船などあろうはずもなく、激しい波に手漕ぎの船で挑んだ彼らの勇壮な姿を波間に見て取る事ができるかもしれません。

住所:今治市宮窪町宮窪2822-9

しまなみ海道観光スポットランキングいよいよ一位は、瀬戸内の多島美を象徴する絶景が楽しめる「亀老山展望公園」です。愛媛県にある大島の南の端、海道の終着点今治市を臨む展望公園です。標高307.8メートルの亀老山山頂にあり、瀬戸内海国立公園に指定されている一帯が眼下に見下ろせます。

公園内にあるパノラマ展望台ブリッジからは、日本三大急潮流のひとつにも数えられる「来島海峡」にかかる「来島海峡大橋」が一望できます。「来島海峡大橋」は世界で初めて、吊り橋を三つ連ねて海峡を渡る、とても優美な形態です。瀬戸内の島々にかかる美しいアーチと夕日のコントラストは、言葉では言い表せません。

天気の良い日には、四国山脈が遠望できます。その中には、山岳信仰の対象にもなっていりる西日本最高峰の「石鎚山」の姿も見はるかす事ができると思います。夜には、「来島海峡大橋」のライトアップや対岸の今治市の夜景も楽しめる、しまなみ海道随一の絶景夜景スポットとしてもおすすめです。

住所:愛媛県今治市吉海町名 電話番号:0897-84-2111

以上、しまなみ海道観光スポットランキングをお届けしました。しまなみ海道は本州と四国をつなぐ橋の中で唯一自転車専用道が整備された高速道路です。しまなみの絶景を見に、はるばる海外からやってくる方も多いんだとか。気候の良い季節には、一度自転車で本州から四国へ、あるいは、四国から本州へ渡ってみてはどうでしょうか?