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鬼首温泉を楽しもう!日帰りなど間欠泉や地獄谷で地熱を感じよう!

鬼首温泉を楽しもう!日帰りなど間欠泉や地獄谷で地熱を感じよう!
投稿日: 2017年6月2日最終更新日: 2020年10月7日

宮城県大崎市に鬼首温泉(おにこうべおんせん)があります。ここは温泉地で、川沿いの遊歩道のすぐ側から100℃近い高温泉が次々と湧き出ている光景を見ることができ、地球のパワーを身近に感じられる場所なのです。小さく静かな鬼首温泉の神秘的で力強い風景をお届けします。

鬼首温泉郷が見せてくれる地球の神秘を見に行こう見出し

地球の息吹を感じるような豪快な間欠泉を間近にみる鬼首温泉。歴史も古く日本人の癒しの場として古くから存在した湯治場です。深い自然の中で癒されつつ、地球の持つエネルギーに包まれるようなパワースポットとして、日帰り散策におすすめなエリア。また、数々の古宿や新しいアクティビティが豊富で訪れる人を飽きさせない場所でもあります。

鬼首温泉はどこにあるの?見出し

鬼首温泉は宮城県北西部大崎市の北にある温泉群。鳴子温泉郷の一つ。鳴子温泉郷は鬼首カルデラの中にあります。鬼首カルデラは直径およそ13kmのカルデラである。カルデラ壁の標高はおよそ1000から1200m。中央火口丘は高日向山溶岩ドーム。地質的に見て鬼首温泉という所が、火山のカルデラの中にあるような場所であることがわかります。

鬼首温泉は小さな温泉群であり、大きなカルデラ

鬼首温泉には五軒の温泉宿泊施設と、一軒の共同浴場。その他吹上高原キャンプ場やデイサービスセンターがあり、地元でも観光でも人気があります。周辺にある、吹上温泉、神滝温泉、轟温泉、宮沢温泉、神滝温泉など複数の一軒宿温泉を含めて、鬼首温泉郷と呼ばれることもあります。鬼首温泉郷は鳴子温泉郷に含まれる場合もあります。

鬼首温泉がある鬼首カルデラでは、吹上沢および片山地獄を中心に地熱活動が認められており、片山地獄には地熱を利用した鬼首地熱発電所があるのです。鬼首温泉をはじめとした温泉が多く、人気の観光スポット間欠泉や地獄谷を見ることができる地質であることがわかりますね。活動が活発な生きた温泉地なのです。

鬼首温泉の歴史は古い!見出し

鬼首温泉の「鬼首」の地名の由来は、延暦20年(801年)、坂上田村麻呂が蝦夷平定に東征した際、"鬼"と呼ばれ恐れられていた大竹丸を追い詰め、この地で首をはねたことに由来しています。鬼首と地名が付いているころにはすでに鬼首温泉に温泉神社があったことから開湯はそれ以前と考えられており、大変古い温泉地であることがわかります。

鬼首温泉の間欠泉の盛んな活動や地獄地帯の高温泉は地元の人達が調理に使っていたそうです。吹上地獄谷では川沿いの遊歩道のすぐ側から100℃近い高温泉が次々と湧き出てきているので、この熱湯を調理に使用したのでしょう。江戸時代には湯治場として栄え、江戸時代中期までは鳴子の地域で一番栄えた人気の湯治場だったそうです。

鬼首温泉を日帰りで楽しむなら遊歩道!見出し

鬼首温泉の地獄谷の遊歩道は、活きた温泉の活動をまざまざと観ることができる大人気の日帰り観光スポットです。遊歩道そばの大小の間欠泉や泉源から100°近い温泉が吹き上げる様は迫力があり、つい腰が引けてしまいますが、逃げずにぜひ観察を続けることをおすすめします。地球の活動を感じることができますよ。

濃い緑が広がって歩くだけでもリラックス効果のありそうな「地獄谷遊歩道」。足場は綺麗に舗装されていますし、全長で1キロメートル、約30分ほどと程よい長さでアップダウンも少なく気軽に訪れることができる場所なので、日帰り観光に人気の場所。そちらこちらから湯煙が立ち上り「地獄谷」にふさわしい景観が続きます。

吹上地獄谷最大の間欠泉、紫地獄。名前の由来は、仏教の地獄の煙が紫色であることから名付けられたとか。高く吹き上げる間欠泉とは違うものの、常時お湯がたぎり、煙を吹いている間欠泉。近くに行くと、高い地熱とゆだるお湯の迫力に圧倒されます。この高温で吹き上げる温泉が昔から調理に活用されていたのですね。

鬼首温泉でおすすめの温泉卵!見出し

こんなに活発な温泉の熱をさらに感じるには、温泉卵がおすすめです。地獄谷遊歩道のさなかに「卵湯」と名付けられた天然の湯溜まりがあり自由に温泉卵を作ることができるのが人気。地獄谷を訪れる人の多くが生卵を持参しています。その場で食べる時には、殻を持ち帰るなど環境に配慮してくださいね。

鬼首温泉の人気は間欠泉にあり!見出し

鬼首温泉で人気の間欠泉「弁天」です。10から15分毎に高さ15mから20mの間欠泉が吹き上がります。間欠泉はたくさんあります。人気の地獄谷遊歩道からも間欠泉を見ることができます。間欠泉も地獄谷遊歩道も火傷の恐れがありますが、自己責任で鑑賞することになっておりますのでご了承ください。

鬼首間欠泉の園内には、たくさんの鑑賞用の温泉があるだけじゃなく、入浴できる風情ある露天風呂もあるのです。混浴でなおかつ、仕切りはあってもすぐに覗けてしまうような露天風呂なので、女性には少し抵抗があるかおしれませんが・・・。入ってしまうととても気持ち良い。男性には間違いなくおすすめです。

鬼首温泉で日帰りできるおすすめ温泉見出し

峯雲閣の日帰り温泉

日帰り入浴できる、人気の「超」天然温泉「峯雲閣(ほううんかく)の仙人風呂」。大変有名で日帰りで入浴するには少しもったいないくらい。源泉は高温なのですが、天然の水で温度調節されるため天候や季節によりお湯の温度が変わります。その天然温泉らしいところがまた人気のポイント。虫もたくさん出てきます。覚悟が必要です。

住所:宮城県大崎市鳴子温泉鬼首吹上16 電話番号:0229-86-2243

地元でも有名な銭湯「目の湯」

鬼首温泉の地元でも、観光客からも日帰りの銭湯として人気が高いのが、「せんとう目の湯」。古くから目の病に効く温泉として親しまれた目の湯旅館が廃業後、平成12年日帰り温泉としてリニューアルオープンしました。単純温泉でなめらか感があり、臭いは温泉臭は弱い香り。熱めであっさりとした感じがどこかクセになる湯で状態も良好。

住所:宮城県大崎市鳴子温泉鬼首轟8-1 電話番号:0229-86-2262

鬼首温泉で宿泊するなら?おすすめ宿見出し

鬼首温泉郷で最も歴史を感じさせる名宿「峯雲閣」

先ほど、日帰り温泉でもご紹介しましたが、鬼首温泉郷吹上温泉の峯雲閣(ほううんかく)は秘湯の風情を満喫できる歴史ある宿で、フロントは500年前の面持ちそのまま。鬼首温泉郷の中でまず、筆頭で名前が上がる宿です。名湯と山の宿の歴史を楽しむなら、峯雲閣に宿泊するのがおすすめです。

峯雲閣は自然の中にたたずむ鬼首温泉郷吹上温泉の一軒宿。自然に溶け込む宿の風情は露天風呂からも楽しむことができ、季節の流れを感じながら温泉を楽しめる贅沢感があります。観光地とは思えない静けさ。食事も山の宿らしく、山菜や鯉の刺身を酢味噌につけて食べさせてくれるなど、美味しく楽しめます。

大正時代の面影残る大新館

宿の前の赤い欄干の橋が印象的な大正時代の文豪、文化人に愛された宿。大正時代からのお部屋をそのまま残してあるので、懐かしい情緒に浸ることができる宿。風呂も人気が高く、別棟の湯小屋の暖簾をくぐると庭園に面した10人位入れる大きめの浴槽があり、暑い温泉を堪能できます。日帰り入浴も可。

住所:宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字宮沢22 電話番号:0229-86-2822

温泉だけじゃない!鬼首スキー場は遊びの宝庫見出し

吹上キャンプ場でアウトドア!

鬼首の歴史ある温泉ばかり紹介してきましたが、鬼首一帯は鳴子温泉からも近く、アクセスが良いうえに、遊びに困らないアクティビティの多いところです。鬼首スキー場内にはキャンプ場があり、設備がしっかりしてるうえに、隣接する鬼首温泉の無料チケットが付いてくるので連泊が楽しめる!大変人気があります。

屋内バーベキューや釣りも楽しめる!

鬼首スキー場の夏場の楽しみの一つが屋内外でできるバーベキュー。道具をすべて借りて屋外でバーベキューを楽しむこともできます。そして、敷地内にある釣り堀では釣り上げた魚を焼いて食べることができます。海から遠い山の中で、釣りまで楽しめるように工夫されているのは家族連れにはとても嬉しいですよね。

冬は人気のスキー、スノーボード場

夏はアウトドアや様々なアクティビティを楽しめ、冬はスキーとスノーボードを楽しむことができます。温泉とウィンタースポーツはセットで楽しみたいもの。スキーやスノーボードで痛めた体を夜の露天風呂で癒すなんて極楽です。鬼首温泉は若い人たちに人気が高いのは、湯沢から車で50分というアクセスが良いことも要因です。

住所:宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字小向原9-55 電話番号:0229-86-2111

鬼首温泉は家族や仲間で連泊がおすすめ!

夏休みも冬休みも大型連休も、家族や仲間で鬼首温泉でキャンプや温泉、アウトドアで毎日を楽しめるので、日帰りだけじゃなく連泊もおすすめです。小学生のお子様がいる家庭では、夏休みの宿題に「鬼首温泉の歴史」や「温泉と地熱」などを取り上げてしまえば、旅行中に宿題も終わらせることができますね。

鬼首温泉は癒しと楽しみがいっぱい!見出し

いかがでしたか?鬼首温泉郷は日本の歴史的に非常に貴重な意味を持つ場所であり、地球の威力を感じるパワースポット。古くから日本人の生活に密着してきた癒しの湯は多くの人々に愛されてきました。さらにパワーアップを続ける鬼首温泉。若者からお年寄りまで集える温泉地。ぜひ、一度は訪れたい場所ですね。

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投稿日: 2017年6月2日最終更新日: 2020年10月7日

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