種子島宇宙センターを観光！館内見学で人気の見所は？子供も大喜び！

「種子島宇宙センター」は鹿児島の南にある種子島にあります。ロケット発射場などがある、宇宙に関することがいっぱい詰まった場所です。どのような見所があるのか、人気のスポットや子供におすすめの場所などの紹介をします。

「種子島宇宙センター」は鹿児島県にあるロケット発射場などがある宇宙関連施設です。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が設置・運用していて、日本で一番大きなロケット発射場があるところとして人気があります。ロケットを見学できるということで宇宙が好きな子供から大人まで多くの人の憧れの場所とも言えます。

「種子島宇宙センター」は世界のロケット発射場が広大な高原などにあることがほとんどであるのに対して、とても珍しい場所にあることで有名です。「種子島宇宙センター」は、種子島の岬の先にあり、周りは緑が豊富で、サンゴ礁のある青い海に囲まれたところにあり、その景色は絶景であるとして「世界一美しいロケット基地」とも言われています。

種子島の南端に位置している「種子島宇宙センター」は、「ロケット発射場」以外にも「衛星組立棟」「衛星フェアリング組立棟」などがあり、ロケットの組み立て、打ち上げはもちろん、ロケットに積む衛星の組み立てや点検、打ち上げ後のロケットの追跡などのさまざまなことが行われています。今では観光地としても人気があり、いくつかの施設を見学できるようになっていて、見所たっぷりです。

ロケットの発射は地球の自転を利用して行われます。よって、ロケットの打ち上げは赤道に近いほど有利となりますが、日本のロケット発射場は日本の最南端ではない「種子島」にあります。それは、宇宙センターが設立する前年である1968年(昭和43年)には小笠粟原諸島が返還されたばかりであり、沖縄はまだ返還されていませんでした。そのような理由から当時に日本国土の最南端であった種子島が選ばれました。

鹿児島空港から約30分で飛行機で種子島空港へ、そして車で約50分で種子島宇宙センターへアクセスすることができます。または鹿児島からフェリーや高速船で種子島の西之表港へ行き、そこから車で約90分で種子島宇宙センターにアクセスすることができます。バスもありますし、タクシーやレンタカーを上手に利用してアクセスすると良いでしょう。

種子島宇宙センターには駐車場が普通車約43台、大型車約5台が駐車することができる駐車場があるので、車でのアクセスもラクラクです。ロケットの打ち上げ前後などは込み合うこともあるので、ロケットの打ち上げ日程やイベント情報などを事前にチェックしておくと良いでしょう。

「種子島宇宙センター」は入館無料で観光見学することができます。観光できる入館時間は9時30分から17時までで、7月と8月は17時30分までです。休館日は原則毎週月曜日(月曜日が祝日の時は火曜日)と年末年始です。8月は無休で観光見学をすることができます。ただし、ロケットの打ち上げの時には関係者以外立ち入り禁止となるので、休館日になることがあります。

誰もが自由に見学することができる人気の施設が「宇宙科学技術館」です。ここでは人工衛星やロケットの仕組みなどが映像や展示を使って分かりやすく紹介されています。JAXAのロケットの特徴などが書かれているところもあり、見所となっています。

国際宇宙ステーションの日本実験棟である「きぼう」の実物大の展示もあり、大変迫力があり、魅力的な場所と言えます。宇宙ステーションを感じることができる子供も大人も心が弾む施設です。まるで、無重力を体験しているかのような写真が撮れるスポットもあります。その他にも天体や惑星、宇宙開発などのことについても学ぶことができるところです。

種子島宇宙センターの目玉ともいえる場所が宇宙観光技術館を入ってすぐのところにあるロケットの打ち上げを見ることができる「リフトオフシアター」です。現在実際に種子島で打ち上げをされている「Hｰ2Aロケット」と「Hｰ2Bロケット」の組み立てから打ち上げまでをじっくりと見ることができます。発射の瞬間はスモークが湧き、まるで実際にロケットの発射を見ているように感じられ子供に人気の見所スポットです。

種子島宇宙センターでは、バスツアーが行われています。専用のバスで案内の方の説明を聞きながらセンター内を見て回ることができる大変人気のツアーとなっています。事前予約制で先着順ですが、空きがあれば当日でもツアー開始30分前まで申し込みをすることができます。

開始時間は11時、13時30分、15時30分で一日三回ツアー設定があり、それぞれ1時間15分ほどで行われます。休館日以外は毎日実施されていますが、ロケット打ち上げや各種の試験などでツアーが休止されたり内容が変わることもあります。集合場所は宇宙科学技術館前です。大変見所たっぷりのツアーなので、種子島に行ったときには是非参加することをおすすめします。

「大崎第一事務所」には不具合が発生したために打ち上げがされなかったH2ロケット7号機の本物が保管・展示されています。ロケットの一段目と二段目を見ることができ、ロケットの先端部分に取り付けられる「フェアリング」と呼ばれる人工衛星を保護するためのカバーも展示されています。実際のものを見ることができる大変貴重な場所なので、子供だけでなく大人も大興奮の場所です。

「大型ロケット発射場」は実際にロケット発射が行われている場所をバスの中から見学することができます。高さが81メートルあり、大変大きく近くに行ってみるとその大きさに子供も大人も圧倒されます。ロケットがどこで作られ、どのように種子島に運ばれ、どのように組み立てられていくのか、詳しい説明を聞きながら見ることができます。種子島宇宙センターならではの見所の一つです。

「総合司令棟」はロケットの打ち上げのための頭脳ともいえる場所です。ロケットの発射に関する全ての情報がここに集まる大変重要な場所です。組み立てから発射、追跡、安全管理など打ち上げの指令、決定がここでされます。ロケットが最終燃焼をし、軌道に乗ることができたら、筑波宇宙センターに管制指令をバトンタッチします。ここはツアーに申し込まなければ見学することができないところです。

「竹崎展望台」はロケットの発射があるときには報道関係者の取材場所となる大変ロケットが見やすい場所にある展望台です。ひな壇のある観望席やさまざまな施設が充実しています。「ロケットの丘展望台」はロケットの打ち上げが予定されている期間のツアーは大型ロケット発射場見学に代わってここからの見学となります。これらの場所は施設内にあるためロケット打ち上げ時は一般の人は入ることはできません。

「種子島宇宙センター」にはミュージアムショップもあり、JAXAのオリジナルグッズや宇宙関連商品、宇宙食などここでしか買えないお土産がたくさんあります。普段使える文房具からアクセサリーなど種類も豊富です。特に宇宙食は宇宙飛行士の皆さんが宇宙でどのような食事をしているのか、体感できるとして子供に人気のお土産です。種子島のお土産に購入すると良いでしょう。

種子島宇宙センターでは、毎年特別公開があったり、その他にも随時イベントなどがあったりします。ロケットの発射などにより、時期は年により変わることがありますが、事前にチェックをして出かけるとロケットや人工衛星の知識を深めるチャンスとなります。

ロケットの発射を実際に見に種子島へ行きたいという時には、「宇宙が丘公園」をおすすめします。ここは普段は島民の憩いの場所となっていますが、ロケットの打ち上げ時にはたくさんの人が発射の瞬間を見ようと集まる場所です。ロケット発射場が真正面に見え、大変見やすい場所となっています。駐車場もありますが、見学場所が狭いため、交通規制や入場規制があることもあります。

「種子島宇宙センター」は宇宙へのロマンがたっぷり詰まった見所たっぷりの充実した博物館となっています。ロケットを間近で見ることができたり、ロケットの打ち上げを体感できたりと観光スポットとして大変人気となっています。種子島へ行ったら是非「種子島宇宙センター」へ行くことをおすすめします。