観光名所いっぱいのルイジアナ州
ルイジアナ州はアメリカ合衆国の50州中、陸地面積は31位、人口は28位とまさに中規模の州です。アメリカ合衆国の南部に位置し、元フランス領だったことに加え、西アフリカ系アメリカ人、そして先住民インディアンの文化が融合した多彩な魅力を持つ州です。そんなルイジアナ州の観光名所、人気の名物料理などをご紹介します。
ルイジアナ州の観光名所①
セントルイス大聖堂
18世紀に建てられたセントルイス大聖堂(St. Louis Cathedral)はニューオーリンズのフレンチ・クオーターにあり、ルイジアナ州で最も古い教会で、フレンチ・クオーターのシンボルともさる観光スポットです。13世紀のフランス王ルイ9世(聖ルイ)に捧げられた教会ということで、セントルイスという名前が付けられたそうです。現在見ることができる大聖堂は1850年に完成しました。
Such a blessing to attend mass at the Basilica of St Louis this morning. Such a gorgeous cathedral. pic.twitter.com/4TSUKMEYRr
— Forrest B-H (@ForrestBH) June 11, 2017
巨大にそびえる教大聖堂の内部は、礼拝中や結婚式などの儀式がない時には見学することができます。聖王ルイの逸話を描いたステンドグラスや聖書の中の物語を描いた天井のフラスコ画、ロココ調の祭壇など荘厳な装飾の見どころがあり、人気の観光スポットになっています。
内装も素晴らしいですが、白亜の外観は、ニューオーリンズを舞台にしたディズニー映画「プリンセスと魔法のキス(The Princess and the Frog)」に登場する教会のようで、夕日が沈む時間には美しいオレンジ色に染まります。大聖堂前の歩道は、1987年のローマ法王の訪問を記念して「ヨハネ・パウロ2世広場」という名前がついています。
ルイジアナ州の観光名所②
国立第二次世界大戦博物館
国立第二次大戦博物館(The National WWII Museum)は、ニューオーリンズの中心部であるマガジン・ストリートにあり、人気の観光スポットです。第二次大戦で活躍したスピットファイア戦闘機、シャーマン戦車から、第二次大戦当時の市民生活の様子まで幅広い展示を見ることが出来ます。ノルマンディ上陸作戦の写真や、元兵士たちの体験を聞くことができるオーディオ展示など、様々なメディアを駆使した展示内容です。
Visited the National WWII museum in N.O. 2 hours wasn't enough pic.twitter.com/DP9Ad0dgir
— James Ryan (@JamerRyan) May 21, 2017
国立第二次大戦博物館の中でも特に観光客に人気があるのが、「Beyond All Boundaries」という4Dシネマで、第二次大戦を時系列順に描いた映像が約40分ほど上映されます。トム・ハンクスがナレーションを務め、ブラッド・ピットやトビー・マグアイヤーなどが声の出演をしています。入場料とは別途で料金がかかりますが、見る価値はあるいう評判です。
ルイジアナ州の観光名所③
フレンチ・クオーター
ニューオーリンズのフレンチ・クオーター(French Quarter)は、街の中でも最も歴史を感じることが出来る一角で、フランス植民地時代の面影が残っている地区です。生鮮食品などを扱うフレンチ・マーケット、かつてビール工場で現在はショッピングモールになっているジャクソン・ブリュアリー、ギャラリーやアンティークのお店が軒を連ねるロイヤル・ストリートなど、人気の観光スポットが多くあります。
昼間にはショッピングや散策に最適なフレンチ・クオーターですが、夜になると一変して歓楽街になります。バーボン・ストリートではいたるところから様々なジャンルの音楽が聞こえ、観光客も多くてにぎやかです。人気のケイジャン料理やクレオール料理のレストランや有名カフェがあるのも魅力の一つです。
ルイジアナ州の観光名所④
ニューオーリンズ・ヴードゥー博物館
フレンチ・クオーターにあるニューオーリンズ・ヴードゥー博物館(New Orleans Historic Voodoo Museum)は、世界でも数少ないヴードゥー教専門の博物館です。2部屋からなる博物館は、白人の弾圧下のハイチで生まれたヴードゥー教の儀式に使われる人形などが展示されていて、ヴードゥー教の司祭にも会うことができます。
ルイジアナ州の観光名所⑤
バトンルージュ
バトンルージュ(Baton Rouge)は、ニューオーリンズから車で1時間ほどのルイジアナ州都の街です。バトンルージュ観光の魅力は歴史のある建物とショッピングです。旧州会議事堂や急知事邸宅などの歴史観光スポットや34階建てのルイジアナ州会議事堂の展望台からは美しい街並みを見ることができます。
バトンルージュには、175店ものショップが集まる巨大ショッピングモール「モール・オブ・ルイジアナ」やアウトレットショップが集まるモールなど、ショッピング好きにはたまらない街です。バトンルージュの郊外には、南北戦争以前に建てられたプランテーションの邸宅があり、美しい内装や手入れされた庭園などを見ることができます。
ルイジアナ州の観光名所⑥
ナッキトッシュ
ルイジアナ州のほぼ真ん中にあるナッキトッシュ(Natchitoches)は、1714年に初めて入植されたルイジアナ州で最も古い開拓地です。ナッキトッシュ中心部にはナッキトッシュ国定歴史建造物地区があり、ヨーロッパ風の建物が並んでいます。フロント・ストリートにはレストランやショップなどが並び、観光の見どころの一つになっています。
ルイジアナ州の観光名所⑦
ポヴァティー・ポイント
Looking down from Poverty Point National Monument (hand made hill from >3000 years ago) @lastateparks #unesco #tra… https://t.co/J4eq4gNM9m pic.twitter.com/gmjy1Ks8pN
— Chris Christensen (@chris2x) May 15, 2017
ポヴァティー・ポイント(Poverty Point)は、ルイジアナ州の北東にあるアメリカ先住民の遺跡です。「ポヴァティ・ポイントの記念碑的土塁群」としてユネスコの世界遺産にも登録されていて、紀元前1500年前の石器類も出土していています。パワースポットとしても観光客に人気です。
ルイジアナ州観光でおすすめの料理①
ケイジャン料理
ルイジアナ観光で是非トライしたいケイジャン料理とは、18世紀半ばにルイジアナに移住したフランス系カナダ人のことで、ケイジャン料理は移民が現地の材料から作り出した素朴な料理です。基本的に炒めたタマネギ・セロリ・ピーマンの「三位一体の材料」をベースにしてチリペッパーなどの香辛料をつけた味付けです。
NOON today is it for Shrimp & Andouille Jambalaya (and for happy family members next week) https://t.co/psbhAzhv3Y pic.twitter.com/pVo5dgOYyx
— Meez Meals (@meezmeals) June 2, 2017
代表的なケイジャン料理として、お米が入ったパエリア風のジャンバラヤや、オクラを使ってとろみをつけたスープ料理であるガンボなどがあります。ケイジャン料理は、シーフードやザリガニなどの地元で手に入るものを使った庶民の料理で、現在ではニューオーリンズのの代表的なご当地グルメとして観光客にも人気があります。
ルイジアナ州観光でおすすめの料理②
クレオール料理
クレオール料理も、タマネギ・セロリ。ピーマンの「聖なる三位一体」がベースになっていますが、ケイジャン料理が庶民の料理だったのに対して、クレオール料理は富裕層のために発展した料理です。ケイジャン料理がルイジアナ全体に広まったのに対して、クレオール料理は主にニューオーリンズで食べられていました。フレンチ・クォーターには観光客に人気のレストランが数多くのあります。
ルイジアナ州観光の空港情報
ルイ・アームストロング・ニューオーリンズ空港
ルイジアナ州にはルイ・アームストロング・ニューオーリンズ空港とナッキトッシュ空港の2つの主要空港がありますが、日本からの直行便は運行されていません。日本からルイジアナ州に行く場合は、まずアメリカの主要都市(ロサンジェルス・ダラス・シカゴ・アトランタなど)を経由して、ニューオーリンズ空港を目指します。
Waiting uncomfortably at the airport? Well, for sure you are not at New Orleans Aiport https://t.co/dDTIHY6Dn6 pic.twitter.com/PDsvbePq5R
— Segis (@SocialSegis) March 30, 2016
ルイ・アームストロング・ニューオーリンズ空港は一応、国際空港となっていますが、国内線の方が多いようです。ダウンタウンからはタクシーで渋滞などがなければ20分ほど、固定料金で$36ほどだそうです。カフェやレストラン、ショップも充実しているので、お土産を買ったり待ち時間も有効に活用できます。
観光で気になるルイジアナ州の治安は?
観光旅行に行くときに気を付けなければならないのが現地の治安ですが、ルイジアナはアメリカ全体で犯罪発生率が非常に高くなっています。特に銃を使った犯罪は全米1位、強盗などの発生率も高く治安は良くない方だと言えます。ただ、これはどの州でも同じことですが、「特に治安が悪い地区」があるのが治安が悪い原因の一つです。
•I took these in New Orleans yesterday• pic.twitter.com/RuVmCMskFk
— Princess :crown: (@_RayofTay) June 12, 2017
ニューオーリンズなどの観光地では、よほど怪しいところや貧困層の人々が暮らす地区でなければ、それほど治安は悪くなく危険ではないとされています。ジャズのライブを聴きに行く観光客が多いので、夜も遅くまでにぎやかで、そんな場所には警察官も常に見回りをして治安を保っているそうです。
ルイジアナ州観光でアメリカ南部の文化を満喫
観光名所が数多くあるルイジアナ州は、アメリカ南部の中でも様々な人種や文化が融合してできた、独特の文化を持った州です。ニューオーリンズはジャズの発祥地として音楽ファンにとってだけでなく観光でも是非訪れたい場所です。人気のケイジャン料理やクレール料理、歴史的な建物やショッピングなど、見どころいっぱいの観光地ルイジアナ州です。
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