大分観光なら臼杵「石仏」ヘ!
九州の大分にはたくさんの観光地があります。その中でも、国宝が数多く観られる臼杵「石仏」に一度行ってみたいと考えておられる人は多いのではないでしょうか。そこで、ここでは臼杵「石仏」観光の、気になる料金や、所要時間、そして石仏の詳細等をご紹介していきます。
気になる臼杵「石仏」拝観の料金は?
料金は、個人は、大人(高校生以上)は540円です。小人(小中学生)は260円です。団体割引もあります。(詳しくは下記をご参照ください。)なお、臼杵市の市民の方は、入場は無料です。(但し、身分証明書の提示が必要です。)このお値段なら、お手頃ですよね。
大分県の臼杵石仏。 pic.twitter.com/kEfc4rGeov
— 岡部 啓 (@okabe229) July 1, 2017
団体(30人以上)で、大人430円、小人210円です。団体(100人以上)で、大人410円、小人200円です。団体(300人以上)で、大人390円、小人190円です。団体(1000人以上)で、大人370円、小人180円です。障害のある方は、大人260円、小人130円です。(詳しくは下記参照のこと)
これは岩山を掘り出して
— まぁにぃ (@marnyie) October 28, 2016
仏像ができている
「国宝臼杵石仏」#写真 #大分 #臼杵 #石仏 pic.twitter.com/5B4OQoYwkn
障害のある方の割引は、療育手帳、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方が対象になります。割引を受ける際は手帳をご提示してください。自分一人で拝観が難しい、重い障害(1種、2種1級)がある方は、介添えのために随伴される方の、お一人までは拝観無料です。
臼杵「石仏」の全体像は?
I'm at 臼杵石仏 / 臼杵磨崖仏 in 臼杵市, 大分県 https://t.co/BmWCAYejfy pic.twitter.com/j93QsSb1h3
— カウ:mouse::chicken::jp: (@kawb111) May 26, 2017
臼杵「石仏」には、60体を超える石仏があり、4つの場所に分かれています。それぞれ「古園石仏」、「山王山石仏」、「ホキ石仏第一群(堂ヶ迫石仏)」、「ホキ石仏第二群」とその地名から呼ばれています。ほとんどが平安時代の後期、一部が鎌倉時代の作と考えられています。
臼杵「石仏」拝観のコースの所要時間は?
臼杵には「臼杵石仏ボランティアガイドの会」という団体があります。3日前までに予約すれば無料で石仏観光のガイドをしてもらえます。所要時間が計算できますね。まずは観覧券発売所で料金を払います。それから、「ホキ石仏第二群」、「ホキ石仏第一群」、「山王山石仏」、「古園石仏」の順に回ります。所要時間は約1時間です。
臼杵「石仏」まずはホキ石仏第二群から
ホキ石仏第二群は2つの龕(がん)という仏像を収める岩のへこみがあります。第一龕は阿弥陀如来坐像が中央に、両脇に勢至菩薩立像、観音菩薩立像があります。第二龕は、中央に阿弥陀如来坐像、その両脇に4体ずつ阿弥陀如来立像があります。九品(くほん)の阿弥陀とも呼ばれます。さらに左右に観音菩薩立像と天部立像があります。
ホキ石仏第二群のおすすめ
臼杵石仏 ホキ石仏第二群第一龕 pic.twitter.com/DAu5vGce9m
— 元 熊元 (@moto_kumamoto) October 10, 2015
ホキ石仏第二群のおすすめで真っ先に上がるのは、第一龕の阿弥陀三尊像でしょう。巧みな技で削り出された3体の仏像は、たくましい体が表現されており、3体が各々違った独特な顔立ちをしているなど秀逸な作品です。2龕の「九品(くほん)の阿弥陀」は、可愛らしい小柄な仏像です。
石仏達がずらりと!圧巻のホキ石仏第一群
ホキ石仏第一群(堂ヶ迫石仏)は4ヶ所の龕があります、1龕には3体の如来坐像の他、2体の菩薩立像があります。第2龕には如来坐像が3体あります。第三龕は大日如来坐像が中央で、2体の如来坐像、2体の菩薩立像があります。第四龕には、中央に地蔵菩薩半跏像が配され、両脇に十王像が5体ずつあり、全部で11体あります。
ホキ石仏第一群のおすすめ
こんばんは:four_leaf_clover:
— 臼杵のえんどうさんち (@shojiend) May 18, 2017
国宝臼杵石仏をあるく。
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ホキ石仏群第一群...心残りだったので、ちゃんと構成してみました:bow:。
石仏さん、ムズカシイ:sob:。
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※ほっとさんは、大分県臼杵市のゆるキャラです。
.#japan #japanfocus #臼杵市 #臼杵 #うすき #usuki … pic.twitter.com/QkzN0xYv8I
ホキ石仏第一群のおすすめは、4つもの龕があり、そこに20体を超える仏像が並んでいる様の圧巻な様子です。造られた時代は、平安時代、鎌倉時代です。いずれも傑作がそろっています。また、第1龕と、第2龕に挟まれて、愛染明王坐像もあります。ここも見逃せない石仏ぞろいです。
可愛いい?山王山石仏群の石仏達
山王山石仏群は、真ん中に大きめ(約270㎝)の釈迦如来と言われる像、右が小さめの伝薬師如来坐像、左が同じく小さ目の阿弥陀如来坐像の3体で構成されています。「隠れ地蔵」とも呼ばれています。3体とも純朴な表情で、他の石仏が険しい表情であるのに対し、まるで子供の顔のようでもあります。
山王山石仏群のおすすめ
山王山石仏群のおすすめポイントは、やっぱり仏像のこの表情でしょう。何とも憎めない可愛らしい顔ですね。でも、この中央の仏像は約270㎝もの高さがあります。可愛いとは言え、結構な迫力ですね。この仏像を見て癒される気持ちになる人も多いのではないでしょうか。時間を気にせず、ゆっくり観ましょう
臼杵「石仏」の代表格!古園石仏群
古園石仏群は、臼杵石仏を代表する石仏群です。有名な大日如来像(像高270cm)を中心に金剛界曼荼羅を表現しているとも言われます。大日如来像の他にも、如来像、菩薩像、明王像、天部像があり、全部で13体です。古園十三仏や大日山石仏などとも呼ばれています。以前は状態が悪かったものの、修復され、荘厳な姿を取り戻しました。
古園石仏群のおすすめ
古園石仏群は臼杵石仏群を代表する、最も重要な存在です。制作は平安時代と考えられています。中でも、大日如来は有名な仏像で、日本の石像の最高峰と言っても過言ではない、優れた仏像です。臼杵の石仏と聞いて、まずこの仏像を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。ここまで観れば所要時間1時間くらいになっているでしょう。
日本の石仏の最高峰!大日如来像
古園石仏群の大日如来は特筆すべき石像なので、さらに追記します。この大日如来像は整った顔立ちで、魅力的な雰囲気を漂わせており、各界でこの上ない評価を受けています。この大日如来の仏頭は、長い間、仏像脇の台座の上に置かれたままでした。しかし平成5年に、仏頭は首の上に戻され、古の姿を取り戻したのです。
金剛力士立像が国宝追加指定決定!
大分県臼杵市の臼杵石仏群、古薗石仏の金剛力士像、新たに国宝指定。
— Ryo (@su_Ryo) March 12, 2017
ここは春は桜、夏は蓮の花、秋は紅葉と四季を通じて豊かな自然の中で、大切に石仏群が守られている。何度行っても、信仰の力や残った奇跡について考える好きな場所。 #仏像https://t.co/WhUdkO9MdO
臼杵石仏はもともと59体が国宝でしたが、平成29年3月10日に、古園石仏の横に2体ある金剛力士立像が、国宝に指定されました。これで臼杵石仏の国宝は61体になったわけです。地元の人も大喜びです。61体もの国宝が見られる場所は、ここだけではないでしょうか。
臼杵「石仏」周辺にもいろんなスポットが!
まるで極楽の世界!素敵なハス畑
臼杵石仏群のすぐ前は臼杵石仏公園があります。一年を通して様々な花が楽しめます。また、公園にはハス畑があり、7月、8月には、見事に開いた、ピンクの綺麗なハスの花が観光客の目を楽しませています。仏像とハスの花とは、全くぴったりの組み合わせですね。時間の許す限りゆっくり眺めたいものです。
面白い仁王像もある
膝のあたりまで地面に埋まっている仁王像で、国宝である臼杵石仏のすぐ近くにあります。場所は満月寺というお寺の入り口。臼杵石仏は、以前に拝観したので、今回はこちらの木原石仏を拝観。
— クー (@groundfinch) June 24, 2017
大分県には、こういう石仏をいろんなところで探すことができるので、周っていて飽きない。 pic.twitter.com/KgdYRRXnGy
臼杵石仏群のすぐ近くには、満月寺(まんがつじ)というお寺があり、その境内には何とも面白い仁王像があります。下半身が土に埋もれています。写真は左の大きな画像が阿形(あぎょう)仁王像といいます。対になってもう1体あって、右の上下2つの画像が吽形(うんぎょう)仁王像といいます。
不思議なスポット、化粧の井戸
臼杵石仏群の近くには、ちょっと変わった井戸があります。伝説では、「奈良の大臣の娘、玉津姫に醜いあざがあったが、この井戸の水で顔を洗ったら、あざが落ち絶世の美女になった。それ以後、この井戸は『化粧の井戸』と呼ばれるようになった。」となっています。それにあやかって水を汲みに来る人も多いそうです。
臼杵「石仏」を観たらここも最寄の観光地
野上弥生子文学記念館
臼杵には石仏の他にもに見るべき場所があります。まずは野上弥生子文学記念館です。大分の偉人、女流作家、野上弥生子の生家を改修して造られた記念館です。ここで彼女の様々な足跡を観ることができます。料金は大人300円、子供150円です。アクセスの所要時間はJR臼杵駅から徒歩で約15分です。車では臼杵ICから約15分です。
臼杵城址
臼杵城址公園。思ったより敷地面積が広くて堅固な城のイメージでした。 pic.twitter.com/G5tfo2af6I
— じぇい (@OMIYA_J) June 24, 2017
石仏の他に臼杵の歴史的なスポットとして「臼杵城址」があります。キリシタン大名、大友宗麟(おおともそうりん)が拠点とした城です。大分の有名な観光地です。現在は公園となり、桜の名所ともなっています。こちらも、歴史ファン、お城ファンには見逃せない臼杵の史跡です。
二王座歴史の道
大分、臼杵の街は城下町です。二王座とは地名で、ここ一体は、武家屋敷や寺院など歴史を感じさせる建物が数多く遺り、江戸時代の面影を感じさせます。昔ながらの石畳の上をのんびり歩きながら、歴史を感じるのは、最高の贅沢です。また、ここは国の都市景観100選に入っています。時間に余裕があれば足を運びたいですね。
稲葉家下屋敷
旧藩主であった稲葉家の邸宅が一般公開されています。稲葉家下屋敷は、廃藩置県で東京に移住した稲葉家の別邸として明治に建てられました。当時の武家屋敷の様がよく分かります。国登録有形文化財にもなっています。料金は大人(高校生以上)320円、子供(小・中学生)160円です。
臼杵「石仏」へのアクセス
車では、東九州自動車道の臼杵ICから約5分で到着します。電車では、大分駅からJR日豊本線特急で臼杵駅まで約35分かかります。そこから臼津交通バスの三重町行きに乗り、約20分で「臼杵石仏」停留所に着きます。バスではJR大分駅から大分バス「臼杵市役所行き」に乗り、所要時間約1時間10分で「臼杵石仏」停留所に着きます。
臼杵「石仏」を観に行こう!
臼杵石仏でした pic.twitter.com/d0vfs1xFSp
— 所謂一つの釘宮病患者予備軍 (@kugimiyabyoudet) March 1, 2017
61体もの国宝が一度に見れる臼杵石仏群は日本人なら一度は訪れてみるべきところです。こんな石仏群は世界でも珍しい史跡です。1000年の時を経て今なお遺る貴重な文化遺産です。料金も格安です。交通機関も発達してアクセスもかなり整ってきたようです。さあ、壮大な国宝の石仏の観光に出発しましょう。
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