長崎の稲佐山はロープウェイからの観光が絶景！子供でもらくらくアクセス！

「夜景サミット」で長崎が香港・モナコとともに世界三大夜景に選ばれたこともあって、夜景を眺めるためにロープウェイで山頂まで登る人は多いです。その眺めは絶景と言われるに相応しい美しさです。しかし稲佐山にはそれ以外にも魅力的な観光スポットが沢山あり、ご家族連れの人気を集めています。それでは見ていくことにしましょう。

昼間見る稲佐山の景色です。テレビやFM放送の親局の電波塔も見えますね。長崎は平地が少ないため中継局の数も多いようです。太陽の光の中で見る稲佐山もなかなかの絶景です。頂上の展望台には「ひかりのレストラン」というレストランがあります。もちろんロープウェイでも行けるわけですが、レストラン併設の有料駐車場もあります。　

稲佐山へのアクセスは長崎ロープウェイが便利。距離にして1090ｍ高低差が298ｍの稲佐岳駅と淵神社駅間を、5分間の空中散歩で往復していて、足元には絶景が。運行の間隔は15分から20分、ロープウェイの運転には最新のコンピューターを使用。山頂からは360度、遠くは五島列島までのパノラマが眺望できます。ここは子供たちにも大人気です。 　

ロープウェイ乗場へは、長崎駅の駅前バス停で長崎バス3,4番系(下大橋・小江原・相川行)に乗車、淵神社下(ロープウェイ前バス停)で下車。なお、ホテルに宿泊している場合は、無料循環バスがおすすめです。市内の5か所のホテルを循環していて淵神社駅まで送ってくれ帰りも同バスでホテルへ戻れますが、帰りの時間は事前に確認がいいですね。

長崎ロープウェイのゴンドラは、3本のワイヤーロープを使って動かしています。レールの役目をする直径52ミリのワイヤーロープ(1本)の上にゴンドラ１台の車輪がのっているのを、直径22ミリのワイヤーロープ(引き綱)2本を山頂(稲佐岳駅)のモーターで巻き上げることでゴンドラを動かしています。運転はコンピューターがしているようです。

稲佐山山頂への長崎ロープウェイの乗車駅は淵神社駅です。地元の神社の中にロープウェイの駅があるのは珍しいですね。しかし、それだけ地元の皆さんには馴染みのある駅と言えますし、観光客にとってもとても魅力的な駅に感じられるのではないでしょうか。境内の雰囲気もとてもいいですね。駅というより観光スポットとも言えます。

住所:長崎市淵町(ふちまち)8-1 電話番号:095-861-3640

ロープウェイ駅のある淵神社は稲佐山の麓にあります。明治の神仏分離令で淵神社(祭神は宗像三女神)と改称しましたが、旧社名は稲佐弁財天社といいました。原爆の災禍に遭いましたが、社殿を再建、今日に至っています。本殿の裏手に宝珠稲荷社もあり、とてもいい雰囲気に包まれています。御朱印をいただきたい方は社務所へ行きましょう。

長崎ロープウェイは5分間の空中散歩を経て稲佐山に到着します。営業時間は、午前9時から午後10時(通年)ですが、12月上旬は定期整備のため運休予定になっています。通常運転は始発より15分から20分間隔で運行します。333ｍの山頂まで登ると気温がぐんと下がりますので、曇天の日にはなにか羽織る上着があった方が気持ちよく過ごせます。

長崎の「1,000万ドルの夜景」の美しさはマカオや香港と姉妹協定を結んだ、と言われていることからもうなずけます。頂上まで車でも行けますが駐車場が狭いため、ロープウェイの方が無難かもしれません。山頂にはレストラン以外の施設はありませんので、夜景だけだと、ロープウェイ往復の時間も含めても40分か50分くらいで観光できます。

稲佐山山頂から長崎市内を一望。おすすめの絶景スポット②をご紹介しましょう。カップルとの観光にも子供連れでの観光にも、おすすめできるショットですね。世界新三大夜景に選ばれた長崎の夜景のすばらしさが際立っています。見る角度で全く違った絶景が見られます。あの光の中にある人々の営みについて思いを巡らせるのもいいですね。 　

稲佐山山頂からの夜景。おすすめの絶景スポット③をご紹介しましょう。湾全体が見渡せてほんとうにすばらしいですね。こうして全体の地形が一望できると、子供たちの地理社会の勉強にもなりそうな気がしてきます。もちろん、恋人同士の話題にもおすすめですよ。眼下に見える島々の話題で楽しさが倍増することでしょう。

夜間には「世界新三大夜景」にも認定された夜景を360度ながめられる絶好のスポットがこの展望台です。ロケーションさえ良ければあの軍艦島も目で捉えられるようです。もちろん雲仙・天草・五島列島までも。てっぺんまでの長い螺旋スロープがお気に入り、という人もいます。子供連れでも景色を楽しみながらゆっくり歩けてベストです。

稲佐山山頂展望台にあるひかりのレストランです。壁面がガラス貼りになっているため自分たちも光の一部になった感覚で、ドリンクを飲んだり食事をしたりしながら眼下の夜景を楽しむことができます。駐車場が有料(40台)があるので頂上までマイカーの利用が可能ですね。駐車料金は最初の20分間が無料で以降は30分毎に100円加算されます。

住所:長崎市稲佐町364（稲佐山展望台2Ｆ） 電話番号:095－862－1050

稲佐山展望台と稲佐岳駅を結ぶ螺旋スロープがとても幻想的でおすすめです。スロープから夜景を眺めながら歩くと360度眺められるので好評。通路の天井に約6000個のLEDが埋め込まれた光のトンネルです。普段は青色が点灯されていますが、季節によって色が変化、30分毎に龍の模様が浮びます。夜景とLEDの競合という発想が面白いですね。

長崎市民の憩いの場です。この公園内でさまざまなイベントが行われますし、日常の疲れを癒す憩いの場であったりレクリエーションの場としても人々に親しまれています。子供たちが時間を忘れて遊べる遊具広場にはアスレッチックや長い滑り台などもあります。8万本のつつじが咲く名所でもありますね。ご家族連れの方は、おすすめです。

遊具広場には滑り台や木製遊具などがあり、子供たちに人気です。元気いっぱいに体を動かして遊べますし、無料駐車場があるのもパパ、ママにはうれしいことでしょう。休日には家族連れであふれかえるようですが、子供たちに人気のイベントなどもあったりして一日楽しく遊べます。子供連れの観光客にはおすすめの施設と言えるでしょう。

ロングスライダーは小さい子供たちに大人気の安全な遊具です。森のきれいな空気のなかを風を切って滑るのはとても気持ちがよさそうです。子供がひとりで滑っていても安心ですし、子供たちも距離感の長さがうれしいんじゃないでしょうか。いっぱい遊んでお腹を空かせてお弁当！というのが最高ですね。

稲佐山公園広場には、子供たちが全身で楽しめる草スキー広場もあります。なだらかな芝生のスロープを登ったり滑り降りたり、の何でもない繰返しが楽しいですね。遊具のレンタルもありますが、有料ですので管理事務所に問い合わせるといいでしょう。安全安心で小さいお子さまにおすすめの施設です。

電話番号:095-861-7742(9時から18時まで)

稲佐山公園の噴水広場です。敷地面積が広く全体がゆったりとしているなか、噴水のある広場は特にこれからの季節にはおすすめです。ベビーカーの小さな子供を連れていたりすると、噴水の近くの木陰や藤棚の下などに日差しを避けて、噴水から発するミストに癒されながら過ごす時間はとても貴重に思えるでしょう。

愛犬を自由に遊ばせる広場です。利用に際しては飼主のマナーと飼犬のしつけが大事。2,200平方メートルの面積の中に、遊具やトンネルやハードル、スラロームホームなど。通年で開園しているので折々に愛犬を連れてきてあげられますね。利用には、ドッグランへの登録済みの登録証を携帯している必要があります。

駐車場から展望台へ行く途中に猿や鹿が飼育されているさる・しか放牧場があります。入園料は無料で気軽に立ち寄れるので、小さい子供連れの観光客に人気があります。鹿専用の餌も100円で販売していて、自分の手で鹿に餌をあげるのが楽しいのか子供たちは飽きずに鹿の餌やりをしていて、ほのぼのします。鹿の穏やかな顔もいいですね。

同じくさる・しか放牧場で飼育されているニホンザルのエリアです。広々とした中でのんびりとしている猿たちの姿に癒されますね。餌用のパンが用意されていて、子供たちが楽しそうにパンをあげたりしていますが、猿たちはお利口で、食べつくしてしまうとおねだりのパフォーマンスをして、その様子に人気が集まっているようです。

稲佐山公園の自然の中でバードウオッチング。珍しい野鳥を観測することができます。観察された鳥の種類を見ると、エナガ、メジロ、コゲラ、ホオジロ、シジュウカラ、ウグイス、キツツキ、ヤマガラ、エソビタキ、ノビタキ、キビタキ、エナガなど。すごい種類ですね。ちなみに、画像の鳥はノビタキです。

稲佐山の八合目あたりにある野外ステージ施設としては九州を代表する規模の音楽堂です。15,000人の入場が可能です。かつては長崎市出身のさだまさしや福山雅治のライブもありました。九州で野外ライブが開かれるときのメイン会場です。1,000万ドルの絶景の夜景が見られるコンサート会場なんてなかなかないですね。

稲佐山公園はつつじの名所としても有名です。園内におよそ8万本のつつじの木があって開花時には美しさを競っています。つつじを見に来る観光客も多く、いろいろな色のつつじの花に歓声があがっています。また、開花時はカラオケ大会などのイベントも行われます。

観光客はほとんど目を留めない稲佐山山頂にある三等三角点。一旦移転後平成2年8月に再設置。東京にある経緯度原点が基準。高さは日本水準原点が基準になっています。この三角点の上面の高さは東京タワーと同じ高さです。三角点は市民生活にも密接な関りがあり、地震予知や地図の作成などいろいろな測量の基礎になる大切なものです。

稲佐山中腹の駐車場へ無料で500台が駐車できます(9時から22時まで)。それ以降は施錠されて出入りできませんので注意が必要です。混み合っていると空きが出るまで待つことになりそうです。頂上の駐車場は40台までと少なく、2台分は障害者用です。無料バスが中腹駐車場と頂上までの間を20分ごとに巡回しているので利用しましょう。

西日本最大級の日帰り温泉です。アルカリ系天然温泉で大浴場や露天風呂や数種類の岩盤浴場があります。露天風呂にゆっくり浸かって見る夜景はまさに絶景。ラウンジからも長崎の夜景を一望でき、食事もできます。平日は入浴券・岩盤浴・食べ放題(バイキング)のセットで2500円です。帰りには宿泊ホテルまでの巡回バスルートもあってお得なのです。

稲佐山の中腹に位置する老舗ホテル。お客さまにゆったりとくつろいでもらえるアットホームなホテル経営をしています。汽笛が聞こえる海を一望、展望大浴場、庭園露天風呂あり。地元の食材を使った卓袱料理が人気です。全館freeのwi-fiが使えます。ホテルの窓から見える夜景が素晴らしい。市街地から近く展望台も近い、という利点もあります。

住所:長崎市曙町40番23号 電話番号:095-861-4151

長崎といえばカステラ、カステラといえば福砂屋ということみたいです。稲佐山の帰りに寄るのでしたら長崎駅にある福砂屋売店をおすすめします。本物のカステラは双目(ざらめ)糖が残っているそうですね。底に敷いてある和紙に付いているつぶつぶの砂糖のことです。特製品は五三(ごさん)焼きカステラと言って格別風味が濃く贈答品にも最適です。

住所:長崎市船大工町3-1 電話番号:095-821-2938

長崎県長崎市の稲佐山は、いろんな意味でとてもチャーミングな場所です。もちろん、世界新三大夜景に選ばれた絶景を一望できるスポットである、ということもですが、カップルでも家族連れでもあるいはティーンズでも、いろんな年代層の要求に応えられるだけの魅力と施設とを持っています。時代の求める観光地としての役割を果たしていると言えますね。出かけていって確認してみませんか。