ブータン料理はやみつきになる美味しさ！おすすめ家庭料理など13品を紹介！

世界一辛いと言われている「ブータン料理」。その言われの由来は、唐辛子を調味料としてではなく、野菜としてたべることからきているんです。緑・赤・黄色、さまざまな唐辛子をたっぷりと使用して作られるブータン料理は、刺激的な辛さの中にも、ほかの食材との組み合わせの調和によりクセになる美味しさなんだとか！一度食べたら忘れられない辛いけどおいしいブータン料理の数々を、今回はご紹介します。

ブータンの代表料理といえば、唐辛子をたっぷり使った煮込み料理の『エマダツィ』です。エマは唐辛子、ダツィはチーズを意味します。エマダツィは、ブータンの家庭料理としても知られており、ブータンの人々の食事に欠かせない料理となっています。ブータンでは赤米と一緒に食べられているエマダツィは、ご飯の進む、辛いけどおいしいお料理です。

『エマダツィ』の基本的な材料は、唐辛子・生姜・玉ねぎ・チーズ・塩ととってもシンプル！シンプルだからこそ、唐辛子の味わいを堪能できるお料理となっており、エマダツィをひとくち入れれば唐辛子のからさがダイレクトに伝わってきます。そのため、刺激を求める辛いもの好きさんにおすすめにひと品です。唐辛子の辛さとマイルドなチーズが相性抜群のエマダツィは、ブータン料理に欠かせないお料理の一つです。

ブータン料理の代表エマダツィにジャガイモを加えたシチューのような『ケワダツィ』も、人気の定番ブータン料理です。寒い冬場に体を温める料理として食べられるケワダツィは、エマダツィよりもマイルドで、食べやすくなっています。材料もジャガイモがメインとなっており、唐辛子の割合がエマダツィよりも少ないので、辛いものが苦手な方にもおすすめです。

ジャガイモに唐辛子、生姜、チーズを材料とした煮込み料理の『ケワダツィ』は、シンプルながらも濃厚なチーズとピリッと辛い唐辛子、ホクホオクのジャガイモが抜群のハーモニーを織りなし絶品なんです。ところによってはシチューというよりもカレーのような味わいになっていることもあるそう。どちらにしてもご飯の進むおいしいケワダツィは、味わってみたい一品です。

数あるダチ料理の中でも、エマダツィ・ケワダツィに負けないくらい人気の高い、きのこ入りの『シャモダチ』は、日本人の舌にもよく合い大人気なんです！きのこは舞茸やマッシュルーム、マツタケなど様々で、ぷりぷりのきのことチーズ、唐辛子の辛さが相性抜群で病みつきになる美味しさとなっています。

どこかホワイトカレーのような味わいの『シャモダチ』は、トマトやジャガイモなどと一緒に煮込まれていることもあり、そのアレンジ方法はさまざま。お好きな野菜を加えて簡単に作ることができるので、ご家庭で一味違ったカレー料理を作りたい方にもおすすめです！食物繊維たっぷりのきのこを使用したシャモダチはヘルシーで食べやすさも抜群なので、女性にも人気の高い一品です。

ブータンのカレー料理といえば、たっぷりチーズと唐辛子、その他の食材を炒めて作られる『ツェム』です。一般的なカレーとは少々異なる味わいですが、ブータン料理のツェムもインドやタイカレーに負けないくらい絶品なんです！チーズのマイルドさと唐辛子の辛さがカレーによりコクを与え、深みのある味わいに。病みつきになる美味しさのブータンカレー・ツェムは、食べる価値ありのひと品です。

ブータン版のうどんのような麺料理『バトゥ』も、日本人の口に合う、身も心も温まる絶品のお料理としておすすめです。干した牛や豚のお肉や香草とともに、ほうとうのような幅広の麺を煮込んだこのバトゥ。星肉の旨味に唐辛子の辛さがよく滲み出たスープは、辛いながらも旨味が溢れ、クセになる美味しさなんです！お米料理の多いブータンで、味を変えたい時におすすめの一品です。

ブータンではサラダ料理にももちろん唐辛子をたっぷりと使用します。その中でも、唐辛子と生野菜を混ぜ合わせた『ホゲ』は、辛いながらも生野菜のみずみずしさが爽やかな味わいを生み出し、おいしいと大人気なんです。きゅうりやトマト、玉ねぎなどの生野菜に唐辛子、ところによっては、より味わいをマイルドにしてくれるチーズが和えられていることも！お酒のおつまみとしても活躍してくれるホゲは、夏に食べたい爽快な辛さのお料理です。

チベット地域の料理として知られている蒸し餃子『モモ』もブータン料理には欠かせません！厚みのあるモチっとした皮にジューシーなお肉が包まれており、一口噛めば肉汁溢れる、なんとも言えない美味しさの一品。付け合せとしてある唐辛子や玉ねぎ、香草などを合わせて作られた刺激的な辛さのペースト「エヅェ」をつけて食べるのがブータン流となっています。

『モモ』を辛いペーストと一緒に食べれば、刺激の中にももっちりとした皮の甘さと、お肉のジューシーな旨味が絶妙な相性をみせ、箸が止まらない美味しさなんです！もちろんそのまま食べてもおいしいモモは、一度食べたらはまってしまう絶品のひと品となっています。

山岳地帯のブータンでは、お料理にお肉が豊富に使用されます。その中でも日本人に人気となっているのが、スライスした豚肉と唐辛子・大根・玉ねぎを使用した炒め物『パクシャパ』です。豚肉は干し肉を使用していることが多く、唐辛子の辛さに大根のみずみずしさと炒めた玉ねぎの甘さ、そして干し肉の旨味が凝縮されたパクシャパは、予想以上の美味しさで大好評！シンプルながらも奥の深い味わいとなっています。

豚肉に唐辛子、大根、玉ねぎがごろっと入った『パクシャパ』は、ブータンの家庭料理として愛される定番のお料理です。そんなパクシャパは、唐辛子の辛さと豚肉の旨味が染み出ており、食欲をそそる匂いと味わいで、白米との相性も抜群なんです！夏のスタミナフードとしてもおすすめのパクシャパは、ぜひ味わっていただきたいおすすめのひと品です。

ブータンの鶏肉料理で大人気となっているのが、唐辛子とトマトを鶏肉とともに炒めた『ジャシャマル』です。トマトの酸味に唐辛子の辛さが鶏肉に絡み、絶妙な美味しさのジャシャマルは、日本人の舌にも会う美味しさ！見た目以上に辛いものの、あとを引く美味しさで大好評を得ているブータン料理です。

『ジャシャマル』は唐辛子を炒めるタイミングで、料理全体の辛さが変わってくるんだとか！鶏肉を炒める段階から唐辛子も炒めれば、全体的に唐辛子の辛さが行き渡ったヒリリと辛いジャシャマルに、鶏肉に火が通ってから炒めれば、辛さの抑えられたジャシャマルになるとのこと。一度食べたら忘れられない辛くておいしいジャシャマルを、ぜひご家庭でも試してみてくださいね。

チベット地方の麺料理『チャーメン』も見逃してはならないブータン料理の一つです。日本でいう焼きそばのようなチャーメンは、塩・胡椒で味付けされたチャーメンは、焼きそばとは異なる美味しさで病みつきになります。具材もキャベツや人参などの野菜や卵などさまざま。もちろん定番の唐辛子も入っており、ピリッとくる辛さも麺との相性抜群で絶品です。

ブータンの伝統的なお菓子といえば、小麦粉を油で揚げたかりんとうのようなお菓子『カプセ』です。お正月や法要などのイベントで食べられるこのカプセは、小麦粉・砂糖・塩・油・水ととってもシンプルで、食べやすいお味となっています。カプセはその形も独特で、仏教関連の形や花の形など、さまざまなユニークな形を見ることができ、目で見ても食べても楽しめる伝統菓子です。

美味しそうなブータン料理の数々にお腹を空かせたそこのアナタ！実は東京にもブータン料理を味わえるお店があるんです！東京都渋谷区上原にあるブータン料理のお店『ガテモタブン』では、本格的なブータン料理を味わうことができると大人気なんです。

定番のエマダツィからパクシャパ、モモなど種類豊富に取り揃えられたブータン料理の数々はどれも絶品。お得にブータン料理を楽しめるランチメニューやさまざまなブータン料理を堪能できるコースメニュー、お好きなものを選べるアラカルトなど、さまざまなニーズにあったメニューの取り揃えなので、どんな方にも気軽に利用していただける、おすすめのお店です。

ブータン料理の数々をご紹介しましたが、いかがでしたか？唐辛子をふんだんに使用した、刺激たっぷりのブータン料理は、暑い夏にも寒い冬にもぴったり！唐辛子の辛さと爽快感がクセになるブータン料理を、ぜひ味わってみてくださいね。