九份で芋圓を食べるなら阿柑姨芋圓！絶景と共にもちもちのタロイモ団子を！

台北の人気観光地、九份は「千と千尋の神隠し」の舞台とも言われており、ノスタルジックな町の風景と海が見える山の上に建つ小さな町には、たくさんの観光客が訪れます。夜になると灯りがともされ、エキゾチックな雰囲気に包まれます。懐かしさが残る町「九份」と「阿柑姨芋圓」の秘密を探ってみましょう。

九份へはバス1本で行く方が便利です。バス停は都市鉄道(MRT)の忠孝復興駅2番出口を出て、そごうデパートの向かい側にあり路線番号は基隆客運の「1062」です。行先は電光掲示板で「台北-九份-金瓜石」を確認し、乗るバスは基隆客運の「K」というマークが付いています。バスの運転手さんに九份行きかを確認してみて下さい。便利な悠遊カードなら小銭が必要ありません。

映画「悲情城市」のロケ地となったことで九份は人気の観光地となり、おしゃれなカフェも増えています。タロイモで作った団子は、もちもちした食感と甘さ控えめなお汁粉は、ほっとする昔ながらのスイーツです。急な階段を登ると山の上に建つ、阿柑姨芋圓からの眺めは絶景です。テラス席でゆっくり景色を楽しむ事が出来ます。

九份には、たくさんの階段がありますが、一番有名な階段「豎崎路」を登って行くと九份小学校の門のすぐ手前、坂を登り終えた所の右手に「阿柑姨芋圓」看板が出ています。ちょっと疲れたなと言うところにあるので、休憩するにはちょうど良い場所だと思います。いくつか看板が出てますし、お店の前には人が並んでいるのでわかると思います。

タロイモとは熱帯アジアやアフリカ熱帯雨林地帯、オセアニアなどの温暖な地域で取れます。日本のサトイモはタロイモの一種です。お団子の作り方はタロイモやサツマイモ、ムラサキイモなどを小麦粉や片栗粉に練り込んで棒状にして切り、丸めて茹でたものです。お芋の種類によって、ぷりぷり、もちもち食感が変わってきます。簡単なので自宅でオリジナルの台湾スイーツを作ってみるのも良いですね。

温かいお汁粉か、かき氷と一緒に食べる冷たいスイーツがあります。小豆も入っており、ほんのり甘いスイーツは万人に愛される台湾の人気スイーツです。お汁粉は豆の種類で選ぶことが出来きますので、色々な豆も入れて頂くと美味しいです。健康にも良いマクロビスイーツですね。

阿柑姨芋圓の温かいお汁粉のメニューには紅豆、うぐいす豆(緑豆)と大豆の3種の豆が入った総合湯、紅豆湯のお汁粉(45元)と桂圓湯(龍眼煮かけたもの50元)3種類があります。冷たいものは、かき氷の上にタロイモ団子と豆が入っています。3種の豆の総合豆、紅豆、緑豆と大豆の4種類があり45元です。日本語での注文も大丈夫です。

阿柑姨芋圓の入口で注文と支払を済ませ芋圓を受取ります。テイクアウトかイートインかを聞かれますので、時間があればお店の中で頂きましょう。店内に入ると電光掲示板があり厨房を抜けて奥へと進みます。運が良ければ窓際のテーブル席が空いてるかも知れません。店内が込み合っている場合もありますが眺めの良い席を見つけたら、しっかり着席して下さいね。

山の上に建つ、阿柑姨芋圓の窓際のテラス席からの眺めは疲れを癒してくれます。もちもちタロ芋団子とマウンテンビューが人気のお店です。店内の地下にもテラス席があるので、こちらからも景色を楽しむことが出来ます。タロイモ団子の量も多いので、軽食といっても良いかも知れません。ぜひ、店内で台湾スイーツを召し上がって下さい。

阿蘭草仔(米果)の草仔果（草餅）は九份名物のお饅頭で、甜紅豆(小豆餡)、鹹緑豆(塩味の緑豆入り)、菜蒲(大根のせんぎりと干しエビ入り)と鹹菜(高菜入り)があります。草餅の中に色々入っており、なじみの深い食材ばかりです。九份ではタロイモ団子と同じくらい人気のスイーツとなっています。お店は豎崎路の階段を登って基山街で左に曲がり歩いて左手にあります。

もう一軒のタロイモ団子のお汁粉が頂ける人気店「賴阿婆芋圓」は、九份老街のメイン通りにありますので、こちらも観光客に人気のお店です。温かいお汁粉とかき氷と一緒に頂く冷たいタロイモ団子があります。メニューには芋圓、地瓜(さつまいも)、芋頭、山藥(やまいも)、綠茶、芝麻(ごま)があります。団子に小豆や緑豆などをトッピングします。店内は屋台風で風情があり食べ比べする観光客も多いようです。

九份茶坊は町屋風の建物で2階建ての洋館と繋がっています。中に入ると沢山の茶器とお茶が置かれています。レトロな茶房で頂く、お茶とお菓子も美味しいです。パイナップルケーキ、ウーロン茶入りのチーズケーキや自家製クッキー、茶梅、竹炭ピーナッツなど、お茶と相性も良さそうです。ゆっくりとした時間が流れる茶房です。

水心月茶坊は九份茶坊の姉妹店で輕便路308号の通りにあります。アトリエだったところを改装された茶房で、陶器と絵画を見ることが出来ます。落ち着いた外観で特徴ある、赤レンガの建物は新北市政府により模範建築に選ばれています。ここから眺める九份の夜景もキレイです。美味しい中国茶とアートを楽しんでみませんか。

千と千尋の神隠しのモデルとなった言われている、九份で有名な阿妹茶酒館のテラス席も眺めも絶景です。表の玄関には、不思議な顔をしたお面がありますが、どこかで見たような感じがします。メニューは日本語で書いているのでわかり易いです。食事も出来るお店です。夜になるとお店全体に提灯の灯りがともり、タイムスリップしたかのようです。

阿珠雪在燒では花生捲冰淇淋(ピーナッツ巻アイスクリーム)を頂けます。クレープ生地にアイスクリームとたっぷりのピーナッツをのせて、くるくると巻いたものです。トッピングにパクチーをのせますが、パクチーはお好みです。パクチーをのせるのが特徴です。基山街の通りにある九份で人気のスイーツ店です。

台湾のおみやげと言えば、パイナップルケーキを頂くことが多いです。九份の老珍香餅店は人気のパイナップルケーキ店です。酸味の効いたパイナップルケーキは店内で試食も出来るので嬉しいです。温暖な地域なので、日持ちのするパイナップルケーキはおすすめです。お好みの味を見つけて下さいね。

台湾に旅行して、中国茶が好きになった方も多いのではないでしょうか。茶器もかわいいものが多く、欲しくなってしまいます。九份には、何件か茶房があり、オリジナルの茶器を置いているお店もあります。中国茶で人気なのは、梨山烏龍茶や凍頂烏龍茶など他、数十種類の中国茶を選ぶことが出来るので、お気に入りの香のお茶と茶器でのティータイムは贅沢感を味わえます。

藍山朝夏では、プリントのTシャツや標識、レトロなマグネットなどかわいいグッズが沢山あって、面白いおみやげが見つかりそうなお店です。マグネットは懐かしい日本の看板がモチーフになっているので、色々と集めてしまいそうです。日本人の観光客には人気があるようです。基山街の通りにありますので、時間があればこちらのお店も覗いてみて下さい。

秋風印舗では、お好みの字体を選び、オリジナル判子を作って頂けます。柄はレトロな感じです。買い物している間に作って頂いて、その日のうちに受け取れます。小さなものなので、おみやげにはぴったりですね。シャチハタを使うことが多いですが判子も必要な時もありますのでオリジナル判子を一本持っていても良いかなと思います。

台湾のコンビニで買えるおみやげのひとつに、インスタントラーメンが人気です。ご当地のインスタントラーメンは旅行者に人気です。パッケージもレトロな感じで懐かしいラーメンの味にほっとします。ちょっと小腹が空いた時に便利なインスタントラーメンは、お腹を満たしてくれますね。ラーメン好きな方へのおみやげにはぴったりだと思います。

山の上にある小さな町に沢山の旅行者が訪れます。九份に一度行ったら、ハマってしまう旅行者も多いのではないでしょうか。初めて訪れる町なのに懐かしい雰囲気がする、なんとも言えない風情が魅力です。カフェや雑貨も、おしゃれなので九份での買い物も楽しめると思います。女子旅、ひとり旅にもおすすめの台湾・九份へ旅してみませんか。