北陸道のおすすめSA・PA徹底ガイド！名物グルメや人気のお土産など

北陸道は、新潟県、富山県、石川県、福井県、滋賀県を通る高速道路です。全国3番目の長さを誇る北陸道には、7か所のSA、19か所のPAが存在。どの施設においても地元の特産品を取り扱っているため、休憩スポットとしてだけでなく観光としても楽しめる施設となっています。

新潟中央JCTに最も近い、北陸道黒崎PA。上り線の方では、甘辛のしょう油タレにサクサクのカツをくぐらせたB級グルメ「タレかつ丼」、肉厚ジューシーな油揚げをネギやかつお節と一緒にいただく「焼き油揚げ定食」が注文できます。果実の甘みがお肉の旨みと合う「ルレクチェソースの和風ハンバーグ定食」や、新潟のブランド豚肉を2種類の味付けで満喫できる「越後のよくばりあいもり丼」は下り線で堪能可能です。

黒崎PAはグルメだけでなくお土産の種類も充実。クリームをソフトクッキーで巻いた優しい味わいの新潟銘菓「万代太鼓」や、モッチリとした生地の黒糖香る「ぽっぽ焼き」などを購入できます。甘さ強めの希少な「黄金桃」のジャムが入った「黄金桃パウンドケーキ」は、黒崎PAのみで販売されている限定品。濃厚な桃の味わいと香りが楽しめる逸品です。

新潟県三条市に位置している北陸道栄PAは、三条名物のグルメやお土産が購入できるスポットです。下り線でおすすめしたいフードが、カリサク食感の「栃尾の油揚げ(あぶらげ)」の間に大きなフランクと薬味を挟んだ「栃尾の油揚げドック」。オーロラソースが味のアクセントになり、リピートしたくなる味です。この「栃尾の油揚げ」を1枚のせたうどんやそばなども注文できますよ。

地元新潟県民に愛されるご当地ラーメンも提供している栄PA。カレーのコクと玉ねぎの甘さが絶妙なバランスの「三条カレーラーメン」をはじめ、背脂をたっぷりとかけた「背脂ラーメン」などを低価格で味わうことができます。三条市の職人が手作りした切れ味最高の「爪切り」や黒い見た目の「三条鍛冶エール」はお土産にもおすすめです。

北陸道米山SAは、綺麗な夕日が眺められる場所としても知られる観光スポットです。「サバサンド」は、数々のテレビ番組や雑誌などで取り上げられたことのある米山SAの名物グルメ。パンで挟んだ揚げたてサクサクのサバの唐揚げ・スライスした玉ねぎにレモン汁をかけた逸品は、老若男女に愛されるメニューです。塩や胡椒などを追加することができるので、自分好みの味を見つけてみては?

「第4回全国ご当地どんぶり選手権」でグランプリとなった「鯛茶漬け」や、紅鮭としらすをふんだんにのせた「紅鮭しらす丼」など、米山SAは上下線ともに美味なグルメが豊富です。海鮮ダシの風味が香る「米山シーフードカレー」は、口に入れた瞬間に海の味が口の中に広がる上り線限定メニュー。サブレの形が鯛になっている「地元名物のお菓子「鯛サブレ」は甘さと塩味がクセになる商品で、お土産におすすめです。

「恋人の聖地」に指定されている展望台を有する北陸道有磯海SA。下り線のみで提供している「しんきろうソフト」は涼し気な見た目で、塩味の効いた甘すぎないソフトクリームです。同じく下り線ではスパイシーな濃厚醤油スープの「富山ブラック」、上り線では黄金スープにチャーシュー・メンマが浮かぶ「富山ゴールドラーメン」といった富山の名物ラーメンも食べられます。

有磯海SAにて販売されているお土産は、食品や伝統工芸品など様々。地元富山に古くから伝わる「高岡銅器」「八尾和紙」は、上り線にて購入することができます。白エビ粉を混ぜて作った下り線限定販売の「しろえびまんじゅう」、こしあんに富山湾の塩を用いた「越中あんころ餅」は、立ち寄ったらぜひとも購入したい商品。白エビの風味が感じられる「白えび十割煎餅」もおすすめのお土産です。

北陸道呉羽PAでは、金沢市民に人気のお店「NORIO」の「うわさのオムライス」が上下線両方でいただけます。卵に包まれたバター香るケチャップライスとデミグラスソースとの相性は抜群で、あっという間に1皿食べてしまうほどの美味しさ。揚げ海老をトッピングしたオムライスにマヨネーズとケチャップがかかっている「サクサク海老のオムライス」も、呉羽PA利用者に人気のグルメです。

呉羽PA上り線のお土産コーナーには、ココア風味の生地の中に白あんが入った「反魂旦」などを用意。一口サイズで食べやすい、男女問わずおすすめの和菓子です。「富山ブラック」の味がする「富山ブラックサイダー」「富山ブラックポテトチップス」といった、富山ならではの名物商品も購入できます。気になるお味は、ぜひ自分の舌で確かめてみてくださいね。

八丁味噌味のメルヘンポークとカツが味わえる「メルヘン合戦丼セット」を上り線で、大振り海老天を2尾のせた「冷たーい氷見うどん」を下り線で満喫できる北陸道小矢部川SA。ふんだんに盛り付けたますの上にたっぷりイクラをのせた「ますいくら丼」は、下り線で人気のメニューです。上り線では、まぐろやカニ、甘海老など新鮮な魚介が楽しめる「彩り海鮮丼」が食べられます。

小矢部川SAのショッピングコーナーに並ぶお土産は、「福うさぎ」「ますの寿し」など品ぞろえ豊富です。特におすすめなのが、身のしまりが良い鮭ハラミと酢飯の間に、いくらの醤油漬けがふんだんに挟んである「鱒いくら寿し」。鱒といくらの凝縮された旨みが格別な商品ですが、上り線限定品なので購入する場合はご注意ください。濃厚な「五郎島金時芋」あんが後を引くお菓子「いもっ娘」もおすすめです。

ガッツリメニューが豊富なフードコートを有する、北陸道不動寺PA。石川県のブランド豚肉「能登豚」を使った「能登豚しょうが焼き丼定食」と「能登豚ステーキ丼」は、もっちりとした味わい深いお肉が人気の1品です。その他、不動寺PAでのみ食べられるスティック状の「能登豚カレーパン」(下り線限定)は、22センチ以上もの長さで食べ応えも十分。「黒糖あんぱん」も同じ形と大きさで、価格は250円となっています。

不動寺PAでは、金沢で営業中の「ぶどうの木」で取り扱っている洋菓子を販売しています。最も人気のある「緑のぶどうのクリームサンド」は、そのままでも冷やして食べても美味しいお土産にうってつけの逸品。金沢名物の金箔をあしらった「萬久」の「金のかすてら」は、ゴージャスな見た目としっとり滑らかなカステラが楽しめる商品です。その他、「金沢カレーコーラ」など変わり種も購入できますよ。

パプリカやバターなどで炒めたライスを玉子で包んだ金沢名物「ハントンライス」を提供する、北陸道尼御前SA。上り線の方は、カジキマグロフライをトッピングして自家製タルタルソースをかけたタイプがあります。一方、下り線には、エビフライと白身のフライをのせてデミソースとタルタルソースをトッピングしたものを用意。この他、大きな有頭エビフライを2尾のせた「エビフライカレー」なども注文可能です。

上り線にある「エルパンカフェ」では、ソフトクリームがわたあめでふんわりと包まれている「リッチミルク コットンクラウド」を550円でいただくことができます。加賀の五郎島金時を使用した「料理長福井さんのすいーとぽてと」も、芋のほっくり感がたまらない人気の品。下り線の「スーベニアショップ」で販売されている「くるみ羽二重餅」は、くるみの味と香りが鼻腔をくすぐる、お店トップの人気を誇るお土産です。

地元の食材を用いたメニューが目を引く女形谷PA。福井県民が良く食べる「竹田のあげ」を使用した「熱厚あげステーキ定食」は、カリフワ食感のあげが美味な1品です。また、ブランド豚「ふくいポーク」ニンニク炒めをのせた「おっちゃんのスタミナ丼」、地元産厚揚げの卵とじ「衣笠ど～ん」なども提供。「じっちゃんのてづくり厚揚げ」は、そのままでも薬味やしょう油をかけても美味しいお土産にうってつけの商品です。

女形谷PAでおすすめのメニューは、福井名物のソースカツ丼とおろしそばが味わえる950円の「名物セット」です。衣がサクサクとしたカツはボリューム満点で、使用されているやや甘めのソースと相性ピッタリ。コシのある越前そばに大根おろしなど薬味をのせたおろしそばは、サッパリした味わいでスルスルと食べられます。

恐竜のベンチなどが設置されている南条SAでは、県民食の「ボルガライス」がいただけます。「ボルガライス」とは、大きなカツがのったオムライスにデミグラスソースをかけたメニュー。季節ごとに異なる魚介がのっている「海鮮丼」とともに、上り線で提供しています。若狭地方伝統食の「鯖のへしこ」をお茶漬けで味わう「へしこ茶漬け膳」、新鮮な海の幸が満載の「大漁御飯」など、下り線も絶品メニューが豊富です。

南条SAは、もっちりとした羽二重餅をヘラやスプーンで食べる「生羽二重餅」など、お土産もおすすめです。ひよこ型のチョコが可愛い「濃厚光プリン」、ほんのりとした甘さが心地良い「南条プディングバーム」も美味しいお土産品ですが、下り線のみの販売となっています。400年以上もの歴史を誇る若狭塗箸や越前漆器もあるので、立ち寄った際はお土産に購入してみては?

北陸道賤ヶ岳SAは、北陸道の中で最も関西方面に近い場所に位置するSAです。上り線で食べられるメニューは、大量の野菜を1度に食べられる滋賀県の名物グルメ「今浜ちゃんぽん」、こんもりと盛りつけた近江牛に卵黄をのせた「黄金丼」など。下り線の「山小屋グリル ハーフポンドハンバーグ」は、ジューシーかつ深い味わいのお肉とデミグラスソースが口の中で一体となる、リピート必至の品です。

賤ヶ岳SAでは、テレビ番組などで取り上げられたこともある「サラダパン」を購入することができます。刻んだたくあん入りマヨネーズを挟んだ「サラダパン」は人気商品なので、売り切れることもあるそう。ふなずしをチーズと組み合わせた「チーズふなずし」やスジエビの芳ばしい香りがする「琵琶湖 えび煎餅」、シンプルで飽きの来ない「でっち羊羹」など、お土産に重宝する商品が多く並ぶSAです。

北陸道神田PAは、広々としたドッグランが併設された愛犬連れにも嬉しい施設です。上り線名物メニューは、分厚いラスクをソフトクリームにトッピングし、上からキャラメルソースをかけた「長浜源八ラスクソフトクリーム」。下り線では、牛乳の味が濃厚ながらさっぱりとした後味の「伊吹牛乳ソフト」が味わえます。カップタイプとワッフルコーンタイプの2種類から選択可能です。

神田PAはスイーツも美味しいですが、フードメニューも味わい深い品が豊富です。上り線のメニューでおすすめしたいのが「名物カレーうどん」。コシが感じられるうどんにコクのあるカレーが程良く絡む、何度も食べたくなる味わいです。赤こんにゃくや近江牛のしぐれ煮など滋賀県名物で構成された「石田治部少輔 近江三成定食」は、下り線で食べられる定食メニュー。滋賀県の味覚を味わいたい方におすすめです。

数々の料理やお土産をSAとPAごとに紹介してきましたが、気になる施設は見つかりましたか?一般的にSAやPAは休憩するために立ち寄る場所ですが、単なる休憩の場として利用するだけではもったいないといっても過言ではありません。この機会に、家族や友人、恋人同士でSA・PA巡りをしてみてはいかがでしょうか。