黒島のおすすめ人気観光スポット！石垣島からフェリーで行ける！

沖縄県の離島はそれぞれに見所が有り、それぞれに特色が有ります。今回取り上げる「黒島」の最大の特色は「牛」にまつわる所でしょう。その他にも島の動物を研究する施設で間近に「黒島」の動物を見る事が出来たりと、自然好きには特におすすめの旅行先です。それでは人気の観光名所をはじめ民宿やグルメ等、黒島旅行に役立つ情報をチェックしてみましょう。

「黒島」は沖縄県竹富町に属します。石垣島から約17キロに位置しフェリーでアクセス出来る事から人気の観光スポットになっています。島の形がハート型に近い為に「ハートアイランド」の異名を持っています。牛の放牧が盛んに行われ牛の飼育数が人口の10倍を超え「牛の島」としても知られています。ダイビング等のマリンレジャースポットとしても人気です。

「黒島」へのアクセスは、まず沖縄本島から飛行機で石垣島へ向かい、空港からバスで約40分かけて離島ターミナルを目指します。そこからフェリーや高速船に乗って約30分で黒島に到着です。海上交通は他の交通手段と比較して天候の影響を受けやすいので、旅行の計画にある程度のゆとりを持たせ万が一の欠航に対応できるように備えておく事をおすすめします。

黒島で1番人気のシュノーケルスポット「仲本海岸」がおすすめです。透明度が非常に高く多くの種類の魚が生息しているので楽しくシュノーケルが出来るでしょう。干潮時には珊瑚の橋が現れる事でも有名です。島の玄関口である黒島港から距離が有るのでレンタルサイクルなどを活用する事をおすすめします。宿泊予定の方なら民宿の有る集落から近くになります。

海に向かって真っすぐに伸びる古びた桟橋が人気観光スポットの「伊古桟橋」です。国の登録有形文化財に指定されている貴重なスポットです。かつては漁業に活用されていましたが、漁業が下火となり桟橋としての役割を終えてからは黒島を代表する観光スポットとして年を重ねるごとに人気が高まっていきました。また写真撮影ポイントとしても人気です。

「西の浜」は黒島の観光スポットの中でも人がまばらで、それ故にプライベートビーチのような気分が味わえるおすすめスポットです。ウミガメの産卵地としても知られています。広い砂浜にエメラルドグリーンの海がきれいな絶景好きにおすすめのスポットです。黒島の海は「仲本海岸」以外は基本的に遊泳禁止ですから気を付けましょう。のんびり過ごせる場所です。

印象的な外見が目を引く「黒島展望台」も人気のスポットです。天気が良い日には石垣島や西表島(いりおもてじま)まで見渡す事が可能です。「黒島展望台」から島を一望すると山の無い平坦な島だという事が良く解ります。黒島港と集落を結ぶ県道に位置していますので、黒島観光に訪れた方の多くが目にする事になる人気スポットです。是非登ってみましょう。

琉球石灰岩と言う名の土地で採れる石を積み上げて丸形の小山を形成しているのが「プズマリ」です。琉球王国時代の遺跡で、当時は海上交通を見張る監視台として島の防衛に活躍していました。これに類似するスポットが近隣の島に見られます。1つの監視台で異常が有ると狼煙を活用し離島から離島へ異常が伝えられ、最後は石垣島の役所に情報が伝えられました。

人がいない場所でのんびりと黒島の美しい海を眺めたい方におすすめの観光スポットが「黒島灯台」です。黒島の最南端に位置し、静かな環境で思う存分景色を堪能する事が可能です。集落から距離が有りますので途中で飲み物等を手に入れるのは難しいと思った方が良いでしょう。水分を含め必要なものはあらかじめ持っていく事をおすすめします。

西の浜にウミガメの産卵地が有るように、黒島界隈はウミガメの生息地でも有ります。そのウミガメの研究を中心とした観光スポットが「黒島研究所」です。観光客がウミガメを間近で見られるように展示スペースも用意されていて、小規模の水族館としての機能も持ちます。ウミガメの他にも珊瑚や黒島伝統の民具等の展示もされているのでおすすめです。

人口の10倍以上と言われる数の牛が放牧されている光景こそが黒島最大の特徴でしょう。黒島で飼育された牛の肉は非常に品質が高い事で知られています。黒島で育てられた子牛が競市に掛けられて、落札後全国に出荷され松坂牛等の有名ブランド牛として育成されます。広大な草原に牛が放牧されている大迫力かつ、どこかのんびりとした景色は必見です。

そんな黒島を代表する名物の黒島牛にスポットを当てた「黒島牛まつり」が毎年2月の最終日曜日に開催されています。何とこの祭りの抽選会でアタリを引けば黒島牛1頭がプレゼントされるので、祭りの時期に黒島観光に訪れる方は是非とも参加しておきましょう。その他にも牛肉料理の屋台など盛りだくさんです。フェリー乗り場等でチケットを購入できます。

お洒落な雑貨屋とカフェが併設された人気店が「イコノマ」です。こちらでは手作り感あふれる可愛い雑貨を購入する事が出来ます。カフェの方もドリンクメニューが充実しているおすすめスポットです。スイーツのクオリティも高くリピートしたくなる味です。お店の前には牛の放牧を行っている牧場が有るので、そちらも見逃さないようにしましょう。

こちらではスイーツだけではなく、沖縄そばや定食など食事もできるようになっています。レンタルサイクル屋が併設されているので、黒島観光の出発点に「ハートランド」を選ぶのも良いかもしれません。黒島港近くの立地なので帰りのフェリーを待つ間に利用するのにも便利でしょう。店先の大迫力の黒島牛の置物が目印のお店です。

シュノーケリングツアーのサービスも行っている「うんどうや」もおすすめのグルメスポットです。集落から先述の黒島灯台へ向かう途中にお店が有ります。黒島牛のハンバーグやヤシガニそばが人気のメニューです。食事はもちろんですがシュノーケリングツアーの方も好評なので、マリンレジャーに興味がある人は参加を検討してみましょう。

開業から間もなく黒島の中ではキレイな事で知られる民宿です。宿泊プランが2食付きから素泊まりまで有りますので、それぞれの計画に合わせて選びましょう。館内がバリアフリー仕様なのもおすすめポイントです。海辺まで歩いて行ける距離で、日没後は屋上から黒島の美しい星空を見る事が可能です。ゆったりと黒島を楽しむには持って来いの宿です。

宿の入り口前の庭に有る木々や花が印象的な民宿です。料理がおいしいと好評なので、食事付きのプランを選択する事をおすすめします。共有スペースには無料の飲み物や、有料ビールが有ります。宿泊客が自由に使用できる冷蔵庫も設置されています。その他にレンタルサイクルや、シュノーケルセットの貸し出しなどのサービスが充実した民宿です。

ダイビングショップと民宿を兼業している「民宿くろしま」が便利です。ダイビングスポットには西表島(いりおもてじま)や波照間島などの人気の離島も選ばれているので、沖縄の離島を満喫したい方にはおすすめの民宿です。食事のクオリティが高く、館内が清潔なので女性や、ダイビングをしない宿泊客からの評価も高い人気の民宿です。

黒島は小規模の離島です。面積を考えると健脚の人であれば徒歩でも周れそうなイメージが湧きますが、沖縄の気候を考えるとおすすめできません。やはりレンタルサイクルやレンタルバイクを利用するのが良いでしょう。2月頃には日焼けする位の日差しですから、夏場の観光はなおさらです。帰りのフェリーの時間や欠航情報には十分に注意を払いましょう。

フェリーでゆく黒島観光の見所は他にも沢山あります。その魅力は何もないからこその物であり、自由度が高いから人それぞれ無限の楽しみ方が有ります。交通の発達した現代ではフェリーという移動手段は決して便利ではありません。しかし他では滅多に見られない黒島牛の放牧や沖縄の美しい海は、その不便さも旅の思い出へと変えてくれるでしょう。