地域

地域から探す

  • 日本
  • 北米
  • 中南米
  • アフリカ
  • 中東
  • アジア
  • ヨーロッパ
  • オセアニア
キーワード

キーワードから探す

シングリッシュ(シンガポール英語)の特徴は?旅行中困らないようプチ学習!

シングリッシュ(シンガポール英語)の特徴は?旅行中困らないようプチ学習!
投稿日: 2017年6月24日最終更新日: 2020年10月7日

シンガポールへ旅行に行くと聞いたことのあるようなないような言語が聞こえてきます。それがシングリッシュと呼ばれる、シンガポール独特の訛りの強い英語です。そんなシングリッシュの特徴についてご紹介します。旅行前の参考にどうぞ。

シングリッシュを習得しよう!見出し

シンガポールは日本と同じように治安も良く、物価も安く旅行のしやすい国です。そんなシンガポールで気をつけてほしいのが、シングリッシュと呼ばれるシンガポール特有の訛りの強い英語。初めて聞くとなんだか意味がわからない…なんてことのないように、シングリッシュの特徴を詳しくご紹介します。シンガポールへの旅行を考えている方は必見です!

シンガポールはどんな国?見出し

シンガポールは東南アジア、マレー半島の南端に位置する約60の島々からなる島国です。赤道直下に位置するため、気候は一年を通して高温多湿で乾期・雨期の区別のない暖かい国です。アジアの中でも経済的に発展している国で生活水準も高いため、日本からの観光客も多く訪れる国となっています。

また、ヨーロッパや中東、オーストラリアなどを結ぶ貿易の拠点として古くから栄え、現在でも国内の最大産業はシンガポール航空となっています。現在は東南アジア最大の工業国でかつ金融センターの役割を担っています。国内には約40%の多国籍者がおり、シンガポール内では多数の言葉が行き交う様子が常に見られます。シンガポール国籍の内、約7割は中国系で、その他にもマレー系やインド系など、様々な人種で人口が構成されています。

シンガポールでは自炊をすることがほとんどなく、外食文化が栄えています。昔から男女関係なく毎日仕事をする商業都市であったため、手間のかからない外食で済ませる人が多いようです。急激に成長している発展国でもある一方、世界最大規模の少子化国でもあります。最後に、シンガポールという国名ですが、サンスクリット語の「シンク(獅子)」に由来するそうです。

シンガポールの公用語見出し

シンガポールの公用語は英語、中国語、マレー語、タミル語の4種類あります。これらの言語はすべて平等に扱われており、学校教育でもすべての言語が英語とともに必須言語として教えられています。憲法上はマレー語がシンガポールの国語とされていますが、公式の場でも使われることはほとんどなく、ビジネス、行政、公共放送などではほとんど英語が使われています。

空港や駅、地下鉄などの案内表記や案内放送には英語が使われており、日本人観光客が多い場所には日本語表記もあります。初等教育のときから英語中心に話されることが多いですが、若い世代のほとんどがバイリンガルかトライリンガルです。英語中心の生活をしているにもかかわらず、高等教育を受けた者でも流暢に英語を話せる者は少なくほとんどが訛りのあるシングリッシュを日常的に使っています。

シングリッシュとは?見出し

シングリッシュとは、複数の民族が暮らすシンガポールで最もよく使われている英語を、それぞれの民族の言葉に近い形にアレンジされた英語のことです。もともとは、イギリス英語、マレー語、タミル語、福建語、アメリカ英語、オーストラリア英語の単語や文法に影響されたものですが、だんだんとシンガポール特有の訛りや独特の言い回しが生まれて現在のシングリッシュになっていきました。

またシングリッシュは、隣国マレーシアのマングリッシュにも近いと言われています。シングリッシュと言う言葉は、シンガポールの英語を意味する「Singaporean English」に由来していて、言語学的にはピジン言語のひとつと考えられています。英語の一種ではありますが、一般的な英語を第一言語とする者にも伝わらないことが多いほどその言い回しは独特で訛りが強く、日本人の私たちもなかなか聞き取れないのが現状です。

シングリッシュの特徴1見出し

強調のため単語が追加される・繰り返される

シングリッシュの特徴の一つ目は、語尾に「ラ(lah)」や「ロ(loh)」がつくことが多い点です。例えば、「Ok,lah」という使われ方をしますが、これらは日本語で言う「~だよ」などの強調を表すもので特に意味はありません。疑問系には「メ(meh)」や「マ(ma)」という語がつきます。これは中国語の「了」が由来と言われています。

また、シングリッシュでは強調のため同じ単語を何度も繰り返すことが特徴でもあります。例えば「できるよ!」という場合には「Can, can!」といったりします。「Can」は非常によく使われる単語で、これだけで出来るという意味として一語で使われることが多いです。単語の繰り返しはシングリッシュ独特の特徴となっています。

シングリッシュの特徴2見出し

単語や文法の省略

シングリッシュ独特の言い回しとしてよく聞かれるのが主語やbe動詞を省略した会話です。例えば「レシートはいりません」と言うとき、通常の英語ですと「I don't need receipts.」ですが、シングリッシュだと「No,need.」となります。このように極端に省略された会話はシングリッシュの大きな特徴です。また、HowやWhere以下の主語と動詞も雰囲気で伝わるとの考えでしばし省略されることが多いです。

さらには単語自体を極端に短く発音したり、語尾まで読まないのもシングリッシュの独特な言い回しのひとつです。さきほどの「No,need.」は「ノンニー」と発音されます。その他にもcar parkは「カッパッ」、steakは「ステカッ」などと発音されます。語尾の子音は読まないのがシングリッシュの特徴のひとつと言えます。

省略される言い回しとしてもう一つ特徴的なのは、「th」の綴りがある単語の「h」は発音しないことです。そのため、シングリッシュでは「three」と「tree」は同じ発音となります。日本人だけでなくシンガポール国外からの観光客もそのあまりの訛りの強さにしばし戸惑うことが多いです。

シングリッシュの特徴3見出し

独特の訛りと言い回し

シングリッシュの3つ目の特徴は、その独特な訛りです。初めてシングリッシュを耳にする人は口を揃えて「聞き取れない」と言いますが、それはこの独特な訛りが原因だと言えます。その訛りのすごさは、ネイティブで英語を話す外国人ですら聞き取れないほどなので、日本人のわたしたちにはもっと難しく聞こえてしまいます。

シングリッシュのこの独特の訛りとイントネーションは、中国語やマレー語のアクセントが活かされた英語だからです。言い回しが独特なのも、訛りが強いのも、多国籍の人々が暮らす土地ならではです。特に中国語からの影響ガ大きく、中国語のアクセントに近い単語や言い回しがたくさんあります。現地の方でも聞き取れないことがあるほど様々な訛りがあるようです。

シングリッシュと接するときの注意点見出し

シングリッシュはその訛りの強さも言い回しも独特で聞き取るのがなかなか難しいですが、シンガポールで現地の方々と話す際に気をつけてほしいのは、聞き取れなかったら何度でも良いので聞き直して理解することです。シンガポールの国内でも、英語系のシングリッシュ、中国系のシングリッシュで訛りや言い回しは異なってきますし、聞き返すことは日常茶飯事です。

逆に、聞き取れていないままにしておくと相手にも失礼ですし、コミュニケーションをとる気がないと思われてしまうこともありますので、理解してから会話を続けるようにしましょう。シングリッシュの訛りは日本で言う方言のようなものなので、何度か接しているうちにおのずと理解できるようになるはずです!

シングリッシュは日本人には馴染みやすい?見出し

様々な特徴のあるシングリッシュですが、実は日本人には馴染みやすい言葉でもあるんです。英語を話すのも聞くのも苦手という日本人のたいていは、外国の方と話すとき単語をつなげて会話をしようとすることが多いはずです。ですから、主語と動詞がなく必要な単語の羅列によって話されるシングリッシュは、理解するのにもそこまで苦労しないと言われています。

もちろん、訛りはあるので通常の英語よりも聞き取りにくいですが、ポイントを押さえれば日本人は理解するのが早いと言われています。シングリッシュでは過去形、未来形の区別はあまりないので、時制の苦手なわたしたちでも理解しやすいのです。単語をつなげればコミュニケーションが取れるのである意味簡単な英語とも言えるかもしれません。

シングリッシュの学習で旅行準備は万端!見出し

いかがでしたでしょうか。シンガポールの英語「シングリッシュ」についてその独特な特徴をご紹介しました。シンガポールへ旅行に行く前にはポイントだけでも押さえて、現地の方々と楽しく会話ができるようにしておきましょうね。独特な言い回しも新鮮で面白いはずです。シングリッシュをマスターして、シンガポール旅行を倍楽しみましょう!

シンガポール観光おすすめスポットランキング!今ホットなのはどのエリア?のイメージ
シンガポール観光おすすめスポットランキング!今ホットなのはどのエリア?
皆さんはシンガポールを旅したことがありますか?グルメや観光でも話題のシンガポールですが、せっかく訪れるならランキング上位のスポットはもちろん、知る人ぞ知る未知な観光エリアにも足をのばしてみたいですね。そんなシンガポールの魅力をランキング形式でお届けします!
シンガポールの物価は本当に高いのか?それとも安いのか?日本との比較をまとめ! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
シンガポールの物価は本当に高いのか?それとも安いのか?日本との比較をまとめ! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
シンガポールと日本の物価を徹底比較!何が高くて、何が安いのか。はじめて訪れる国は分からないことだらけですよね。シンガポールは観光目的によって物価が変わりやすい国でもあります。未来都市シンガポールの物価を是非ご参考ください!
シンガポールのホテルおすすめランキング!人気の高級五つ星から格安の宿も!のイメージ
シンガポールのホテルおすすめランキング!人気の高級五つ星から格安の宿も!
見所も多く、近年益々人気が高まってきているシンガポール。今回は、人気の高級五つ星ホテルから、格安のホテルまで、シンガポールでおすすめしたいホテルをランキング形式にてご紹介させていただきます。シンガポール旅行の参考にしてください。
シンガポール・時差はたった1時間!通貨に気候など基本情報や魅力を詳細に解説!のイメージ
シンガポール・時差はたった1時間!通貨に気候など基本情報や魅力を詳細に解説!
シンガポールは、魅力いっぱいの人気観光地です。旅行で訪れる前に、時差、通貨、気候などの基本情報をしっかり把握しておきましょう。下準備を万全にしておくと、とても充実した滞在になります。シンガポールの時差や通貨そして気候を中心とした様々な基本情報をご紹介します。

関連キーワード

投稿日: 2017年6月24日最終更新日: 2020年10月7日

アイコン

RELATED

関連記事

ライター

この記事を書いた人

アイコン

人気記事ランキング

アイコン

公式アカウントをフォローして最新の旅行情報をチェックしよう!


  • instagram
  • line

公式アカウントをフォローして
最新の旅行情報をチェックしよう!

旅行や観光スポット・グルメ・おでかけに関する情報発信メディア

©TravelNote