ブルックリンブリッジを歩く！夜景も最高！マンハッタンのおすすめ絶景ポイント！

人口のるつぼと言われるほど、多くの人種の人が暮らしているニューヨーク。そんなニューヨークはたくさんの異文化が感じられる、アクティブな大都市。ウォール街にセントラルパーク、5番街と活気に溢れた街は、一度は行ってみたい旅行先ですよね!今回はそんなニューヨーク市マンハッタンとアーティスティックな街ブルックリンを結ぶブルックリンブリッジについてご紹介していきます。

ブルックリンブリッジとは、大都会マンハッタンとアート溢れる下町ブルックリンを結ぶ広大な橋です。全長1834メートルもあるブルックリンブリッジは、世界で初めて鋼鉄製のワイヤーを使用して19世紀に建造されました。アメリカ合衆国国定歴史建造物にもなっているブルックリンブリッジは、マンハッタンの絶景を見られるスポットとしても人気。

完成するまでに14年の歳月がかかったブルックリンブリッジの建造には、多くのドラマがありました。ブルックリンブリッジは、ドイツ系移民のジョン･オーグスタス･ローブリングによって設計されましたが、彼は橋の建設前に事故が引き金となった病気でなくなってしまいます。

その後、息子ワシントンが建設を引き継ぎますが、そのワシントンも減圧病という病気で現場に行けなくなるのです。その彼の意思と現場の人たちを引き繋いだのが、妻エミリー。ブルックリンブリッジ完成後、初めて橋を渡ったのはエミリーと言われています。ワシントンは病気になって現場へいけなくなってからも、自宅から望遠鏡で橋の建造を見守っていたそうです。

イースト川の川面から80メートル以上もの高さのあるブルックリンブリッジ。完成までに27名もの方が現場で事故にあってしまうほど過酷な作業が続きました。14年の歳月をかけて完成したブルックリンブリッジには当時、フェリーでしか行き来できなかったマンハッタンとブルックリンの街を繋ぎたいという思いが込められているのです。

映画を見ながら、いつかブルックリンブリッジを歩きたいと思った方も多いのではないでしょうか。マンハッタンとブルックリンブリッジの映像から始まる｢サタデーナイトフィーバー｣は、70年代の人気映画。当時、労働者階級の人が多く住んでいたダウンタウンのブルックリンとニューヨークの中心地である、都会のマンハッタンを俯瞰している映像が、とても印象的です。

他にも、ブルックリンブリッジがタイムスリップの入り口になっている｢ニューヨークの恋人｣や人気アメコミの｢スパイダーマン｣に｢ファンタスティック･フォー｣など、数多くの映画の舞台にもなっています。ブルックリンブリッジは、ニューヨークを象徴する吊橋の1つともいえますね。

マンハッタン地区からブルックリンブリッジへとアクセスするには、地下鉄のグリーンライン(4､5番線)に乗り、ブルックリンブリッジシティホール駅で下車します。ブルックリンブリッジの入り口が道を渡ったすぐ先に見えます。ブルックリン方面からは、地下鉄ブルーライン(A、C系線)のハイストリートブルックリンブリッジ駅で下車すると近いです。

ちなみに、ニューヨークの地下鉄はどの区間移動しても、料金は往復5ドル。一律料金なので、入場のときにメトロカードを通すだけで、でるときは何もせずに改札を通れます。人の多いニューヨークの地下鉄。改札出口で戸惑どわず、地元っ子のようにスマートに退場しましょう。さらに、ニューヨークの地下鉄は、24時間運行しています。眠らない街と言われるのも納得!

地下鉄の移動が便利なニューヨークですが、近年の運動ブームもあって自転車を利用している人も多い街。ニューヨークの中心地マンハッタンと聞くと広大そうですが、実際に行くとそのエリアは意外と狭くてびっくりするかもしれません。そんなマンハッタンは自転車で観光すると新しい発見があって面白いのです。

マンハッタンの街中には、シティバイクという自転車のレンタルシステムが普及しています。旅行者でも簡単に借りられるので、このレンタル自転車を利用してブルックリンブリッジを渡るのもおすすめ!マンハッタンやブルックリンに自転車ステーションがたくさんあるので街を散策していると結構すぐに見つかります。借りた場所以外にも自転車を返却できる便利なシステム!

借り方もとても簡単で、クレジットカードで決済するだけ。24時間借りられるプランから、1週間借りられるプランと、自転車を使いたい期間に応じて選べるのが便利です。24時間プランの場合、約10ドルで自転車をレンタルできるという気軽さ。30分の延長猶予時間があるので、自転車返却の際も安心です。ゆっくりと、近くのステーションを探すことができます。

マンハッタンからブルックリンをつないでいるブルックリンブリッジ。遠くから眺めても壮大で見ものですが、実際に歩くと、とても気持ちよくブルックリンブリッジからの眺めは有名な写真スポットになっています。観光客も多いですが、ニューヨーカーたちも日常で使っている橋で、ランニングをしている地元っ子もたくさんいます。

ブルックリンブリッジは、歩く人用の歩行者道路と自転車道路が分かれています。海外の自転車はスピードたっぷりで走っているので、歩く際は気をつけてくださいね!マンハッタンからブルックリンブリッジの最終点までは、ゆっくり歩くと大体30分から45分ほど。マンハッタンのスカイラインにブルックリンブリッジパークと、有名スポットを高い位置から眺められるので爽快!

旅行誌や映画などでよく見かけるマンハッタンのスカイラインの夜景。高層ビルが立ち並び、美しくライトアップされたスカイラインの夜景は、まさに摩天楼!夜景だけでなく、昼のマンハッタンも大都会の迫力が満載。ブルックリン方面からマンハッタン地区へと歩くと、目の前にスカイラインを望めます。夜景を眺めながら歩きたい場合は、こちらからがおすすめ。

マンハッタンからブルックリン方面へブルックリンブリッジを歩くと、DUMBO(ダンボ)と呼ばれる地区に到着します。DUMBOとは｢Down Under the Manhattan Bridge Overpass(マンハッタン橋を超えた下)｣の略称。ダンボ地区は下町感の残る地域で、マンハッタンの大都会に疲れた頃には、ちょっとほっとする街並みです。

そんなダンボ地区からブルックリンブリッジとマンハッタンのスカイラインを、同時に眺められるおすすめの場所が、ブルックリンブリッジパーク。ブルックリンブリッジの階段を下ったすぐ近く、イースト川沿いに広がっています。パークでゆっくりと寛ぎながら、ニューヨークならではの景色を眺められる絶景スポット。うっとりするような夜景は、最高の一言です。

1922年からあるメリーゴーランドやポップアッププールも併設されているブルックリンブリッジパーク。アートイベントが日々行われ、アクティビティも豊富な大きな公園です。文学やアートの発信地としても有名なブルックリンですので、パークの街並み自体がなんともおしゃれ!

そんなブルックリンブリッジパークで、おすすめのお店が｢ブルックリンアイスクリームファクトリー｣。食べごたえ抜群の濃厚なアイスは、アメリカならでは!他にも、ピザショップやカフェにレストランもたくさんあるので、ブルックリンブリッジを歩いて疲れたころに、ちょっと休憩してみませんか。

ブルックリンブリッジパークの他に、マンハッタンの絶景スカイラインが眺められるのが、ブルックリンハイツプロムナード。イースト川沿いの高級住宅街にある遊歩道です。イースト川を挟んで、ブルックリンブリッジと、マンハッタンのスカイラインを同時に眺めることができます。夜景も最高ですが、天気の良い日の眺めは空気が住んでいて気持ち良いです!

マンハッタンとブルックリンをつなぎたいという思いを込めて建設された、ブルックリンブリッジ。街並みの変化を感じながら橋を渡ってみると、アメリカの歴史にも触れられて面白いです。マンハッタンに行った際は、美しい夜景を堪能しながらブルックリンブリッジを歩いて見てくださいね。