桜島へのフェリー料金は？乗り方や車での乗船方法に割引チケット情報！

鹿児島のシンボルともいえる桜島。市街地から桜島までは24時間運行のフェリーで15分で行くことができます。標高1117メートル、周囲は約52キロメートル。活火山としてとても有名で、今まで17回の大噴火をおこし現在も小規模の噴火を繰り返しています。島内には約5000人の方が火山とともに生活をしています。

船の長さ 57.36メートル、旅客定員657名で2011年2月に竣工されたサクラエンジェル。乗用車は約63台乗ることが出来ます。バリアフリーに配慮した船で客室の扉はすべて自動ドアになっていて、エレベーターで屋上まで上がれるのも魅力的ですね。

スカイデッキに出ると海からの潮風を浴びながらの桜島を見ることが出来ます。優先席ではミニキャビンやお座敷もありますよ。全フェリーに授乳室も完備されているので、赤ちゃんと一緒に安心して旅行が楽しめます。

2015年4月に就航した桜島のフェリーの中では1番新しいサクラフェアリー。船にはかわいらしい妖精のロゴが描かれています。このサクラフェアリーの最大の特徴は、船の前後2箇所にある「オープンデッキ」です。青空と海を存分に味わえる大パノラマのオープンデッキでは、他の船では体験できない開放感を味わえます。

サクラフェアリーもバリアフリー船なので船内は広々としていて、座席も新幹線のように豪華です。キッズスペースも設置されているので、お子様と遊んでいるとあっという間に桜島に到着します。

1995年に竣工したチェリークイーンは、旅客定員が738名で乗客数は1番。外観も東京ディズニーランドのマークトゥエイン号や、豪華客船っぽくてとってもオシャレですね。桜大根をモチーフにしたイラストも何とも愛らしいです。

夜のライトアップされたチェリークイーンも昼間とはまた違った表情でロマンティックですね。15分で到着するのがもったいないくらい、ずっと眺めていたいとても綺麗なフェリーです。外観や船内もそれぞれ特徴が違うので、乗り比べてみるのもまた楽しいですよ。

オレンジとブルーが爽やかなイメージのプリンセスマリンは、名前のとおりかわいらしい王子様のイラストのフェリーです。船内もブルー、オレンジのシートでとても綺麗です。前後の展望席には大きな窓からの景色が眺めて、優雅な気分を味わえます。

フェリーの食事で有名なのはなんと言っても、このやぶ金のうどんです。注文してすぐに食べられとてもおいしい。15分の乗船時間内にさっと食べられ、心もお腹も満足できますよ。

最後に紹介するのは、イルカのイラストが目印のドルフィンライナー。旅客定員は478名と5隻の中では一番少ないですが、売店コーナーやそば・うどんも食べられ、授乳室もあるので快適にすごせます。

錦江湾をゆったり海をかきわけ進んでいくドルフィンライナー。力強くずんずんと桜島に向かって進んでいく姿は、広大でドラマティックです。日中は10～15分おきに次々と各フェリーが運航しているので、行き帰りで違うフェリーに乗るのも楽しみの1つになりますよ。

普通旅客運賃は大人160円、1歳から小学生までは80円になります。15名以上になると団体割引があり、一般団体の場合1人144円、中学・高校・大学生の場合1人112円、1歳から小学生は1人72円になります。

鹿児島港から桜島港への乗り方は、切符を買ったりせずいきなりフェリーに乗れるのでとてもスムーズ。他のフェリーとの乗り方とは少し異なっていて、桜島港に到着後、改札付近にたくさん設置している両替機で両替して、運賃をぴったり運賃箱に支払います。

車でフェリーに乗る際は、車両の長さによって金額が異なります。車両の長さが3m未満で880円、3m以上4m未満で1150円、4m以上5m未満で1600円…と車両の長さが増すごとに料金が加算されていきます。いずれも運転手1人の運賃が含まれているので、新たに普通旅客運賃を追加する必要はありません。

車でフェリーに乗る場合も同じ方法で、鹿児島港から直接フェリー内へ入っていきます。到着するまで車内で待っていても、船内に移動してもどちらでもいいのですが、15分で到着するのですぐに車に戻るよう注意しないといけません。桜島に到着して船から降りるとすぐ料金所があるので、ここで高速度道路の料金所のように料金を支払います。

手荷物を預ける際、手荷物運賃が必要になります。10kg以下で20円、10kgを超え20kg以下で40円、20kgを超え30kgで60円になります。また自転車で乗船する場合は270円、125cc以下の原動機付自転車で380円、125ccを超え750cc以下の自動二輪車で490円、750cc以上の自動二輪車で600円の運賃になります。いずれも運転手1人の運賃が含まれています。

自転車での乗り方、原動機付自転車での乗り方、自動二輪車でのそれぞれのフェリーの乗り方も今までと同じく、そのままフェリー内へ入り桜島港へ到着後支払う方法になります。桜島を眺めながらのツーリングはワイルドで素敵な旅行になるでしょう。

通勤や通学でフェリーを利用する場合は、フェリー定期乗船券購入申込書に名前や住所などを記入して定期券を購入できます。通勤の場合は1ヶ月4320円、小学生以上の通学の場合は1ヶ月1440円、1歳～小学生までの通学の場合は1ヶ月720円になります。また自転車や自動二輪車などで通勤・通学する場合も定期券を購入することができるのでとても便利ですね。

桜島港フェリーターミナルの窓口などで販売されている、ICカードのラピカで乗船も可能です。3000円で購入でき、うち2500円が回数券代金、カードが不要になった際に返却されるカード代が500円含まれています。カードリーダーにかざすだけで支払いが出来ますよ。鹿児島市内の市電や市バスなど幅広い交通機関の回数券として利用できます。

小・中・高校生を対象に夏休み期間中利用できる「夏休みチャレンジパス」を購入すると小学生は2000円、中・高校生は4000円、市電・市バス、カゴシマシティービューなどの交通機関が乗り放題になりとてもお得です。フェリーでこのチケットを利用すると、小学生が60円、中学生が120円、中学生以上の同伴者も150円になります。

鹿児島の市電・市バス・シティビューが1日中乗り放題になるチケットも大変人気があります。大人600円、小人300円で購入すると、桜島フェリーの乗船料金が大人が130円、小人が70円になります。このチケットを使うと、レインボー桜島内の桜島マグマ温泉も割引があるので、温泉もお得に入ることができます。

桜島の西側をぐるっと1周観光する、サクラジマアイランドビューという周遊バスの1日乗車券もお得です。1日8便運行のバスに乗り降り自由で、このチケットを利用するとフェリーの乗船料金が大人130円、小人70円になります。割引もついていて1周60分で人気の観光地がまわれるのでとてもスペシャルなチケットですね。

ファミリーマート、ローソン、セブンイレブンに設置されている端末から発券すると割引があります。コンビニチケットを購入するとフェリーの乗船料金が大人150円、小人70円になります。また車両券もそれぞれ5%割引されるのでとてもお得です。車で乗る場合は、往復券を購入すると通常料金より10%割引になるのでさらに嬉しいですね。

鹿児島の市営バス、市電、フェリーを1日乗り放題のチケットがこの「キュート」です。大人1200円、小人600円で乗り降りし放題！早朝からフェリーにのって桜島を観光したあと、鹿児島市内をまわったり、かごしま水族館や維新ふるさと館など入園料が割引される施設もたくさんあります。1日ではまわりきれない！という方には2日券もおススメ。

もくもくと大きな煙をあげて雄大にそびえたつ活火山の桜島。その魅力は多くの人に感動を与えてくれます。鹿児島港から15分大きなフェリーに揺られて、おいしいうどんを食べている間にすぐ着きますよ。絶景スポットや体験プログラムもたくさんあるので、ぜひ桜島を訪れてみてください！