アンテロープキャニオンに行ってみよう!
アリゾナ州にあるアンテロープキャニオン!観光するにも制限があり、神秘的な景色が広がる地形が特徴です。そんなアンテロープキャニオンについてご紹介させていただきます。旅の参考にしてみてください。観光するにも決まりがあるのでしっかり理解して楽しんでみましょう。
アンテロープキャニオンとは?
アンテロープキャニオンはアリゾナ州にあります。グランドキャニオンは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。アリゾナ州の中ではグランドキャニオンと並ぶダントツ人気の観光スポットです。アメリカ南西部の先住民「ナバホ族」にとっては聖域のような存在で、今でもしっかり守られています。そのため、ガイドツアーで入場することが必須で、更に2時間しか観光できないという制限があります。
アンテロープキャニオンの写真を見ると、一体どうなっているのか気になりますよね。この奇妙な造形をした渓谷は、キャニオンの上流に降る雨がもたらす鉄砲水や風が、砂丘が固まってできた砂岩を長い年月をかけて狭く深く削り出すことでつくられたものです。現在もなお、雨天時には鉄砲水の通路となっており、少しずつその形を変えています。
アンテロープキャニオンの地層と名前の由来
無事ローワーアンテロープキャニオンも入れました。 pic.twitter.com/HHge2qpjxS
— Nakamura Sahoko (@sahoko2001) October 26, 2016
何層にもなっている地層は、一番古いものでなんと6.8億年から18.4億年前のものと言われています。ここまでの素晴らしい渓谷になるまでに、とても長い年月がかかっていることがよくわかりますね。また、名前の由来はアンテロープという動物から来ているそうで、その体には美しい流線型の模様があるそうです。
アンテロープキャニオンの魅力1:アッパーアンテロープキャニオン
次はアッパーアンテロープキャニオン:two_hearts:渓谷に差し込むアンテロープ一筋の光を砂を舞い上がらせて浮かび上がらせた写真٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ pic.twitter.com/NvAPH3t4Ce
— 桜花-おうか- (@20101115_HtoM) April 20, 2017
圧倒的に人気なのが、こちらのアッパーアンテロープキャニオンで、渓谷の中を歩いて行くことができます。渓谷の中に足を踏み入れた瞬間、目の前には幻想的な景色が広がっています。本やテレビで見るアンテロープキャニオンも、ここの写真が多いです。高さ30m、幅は広いところで6-7mほどありますが、狭いところが人がすれ違うのが大変なほど。
アッパーアンテロープキャニオン pic.twitter.com/FrQdxCV0le
— 絶景! (@saya1204_38) March 12, 2017
全長は150mほどですが、景色を堪能しながらゆっくり歩いたり写真を撮ったりしていると30分から40分かかってしまいます。光の入り具合によって赤やオレンジと色が変わって見えたり、夏の正午前後には直射日光が谷底に届き、とても幻想的な景色を見ることができます。ツアーガイドさんが、写真を撮るのに良い位置を教えてくれたり、良く撮れるカメラの設定をしてくれますよ。
アンテロープキャニオンの魅力2:ローワーアンテロープキャニオン
ローワーアンテロープキャニオン pic.twitter.com/DYsg5yoKag
— チャリオ@コロンビア (@Tyariotoko) May 16, 2017
ローワーグランドキャニオンは、アッパーグランドキャニオンから数キロ離れた場所にあります。こちらはガイドがいなくても入場することができます。アッパーグランドキャニオンと違って渓谷の地下深くまで、まるで探検家のように進める場所です。複雑に入り組んだ岩肌に光が反射し、まるで波打っているかのように幻想的な景色を見ることができます。
以前はこの渓谷に入るためにロープなどで進んでいましたが、現在はしっかりとした鉄製のはしごが設置されているので安心して行くことができます。しかし、とても急な場所を進んで行くので、小さいお子様や高齢の方にはあまりおすすめできません。アッパーグランドキャニオンと比べると少し空いているので、ゆっくり楽しみたい人はぜひ行ってみてください。
アッパーかローワーどちらに行くか悩んだら
アッパーアンテロープキャニオンもローワーアンテロープキャニオンも、とってもおすすめの場所です!そのため、時間がたっぷりある人はぜひ両方とも行って欲しいのですが、両方行く時間が無い人や、短時間でアンテロープキャニオンを楽しみたい人もいると思います。そんなどちらに行こうか悩んでいる人のために、どちらかを選択する時のポイントをお伝えします。
ツアー時間で選ぶ
アッパーもローワーも、勝手に自分で渓谷に入ることができません。必ず現地ツアーに参加する必要があるので、行ける時間とツアー時間が合う方に行くのがおすすめです。ローワーの方なら、ある程度人数が集まったら出発しますし自分のペースで見ることができます。レンタカーがある場合は、キャニオン近くまで行けるローワーの方がおすすめです。
体力で選ぶ
疲れやすい人や楽な方が良い人は迷わずアッパーをおすすめします。アッパーは高低差がほとんどなく、幅もローワーに比べて広いです。それに比べてローワーは、高低差が大きく狭い場所を進み階段やはしごも何箇所もあるので、特に暑い夏は体力を消耗します。自分の体力と相談して、どちらが良いか考えてみてください。
光の入る時間帯で選ぶ
アンテロープキャニオンは、肉眼で見るのはもちろん、カメラにおさめる際も太陽の光の入り具合はとても大切です。特に渓谷内に一本の光が差し込む幻想的な景色を見ることができるのが人気で、その場合は幅が広めのアッパーの方が良いです。しかし、渓谷内に光が注ぐのは昼間の1時間程度と短いので、予約が必要なアッパーにするか、予約なしで自由な時間に見れるローワーにするか検討しましょう。
アンテロープキャニオンのベストシーズンは?
アメリカアリゾナ州にある
— 池田 圭介 (@vXSJSX0aKjza2a4) June 21, 2017
多くの写真家が一度は訪れてみたいという
「アンテロープキャニオン」
鉄砲水が作り出した
神秘的な絶景に
シャッターを切る指は
とまらなくなるのだとか・・(笑)
正午には光のカーテンも
見られることも!pic.twitter.com/0TK8GViwcW
せっかく行くならベストシーズンに行きたいですよね。一般的には、冬季以外の4月から10月がベストシーズンと言われています。太陽の光が真上から差し込む真夏が観光に適していると言われていますが、周辺は真夏にはなんと40度を超えることも。また、モンスーンの時期は鉄砲水が起こる可能性もあります。そのため、ベストシーズンの期間中でも6月と10月が特にベストシーズンと言えます。
アンテロープキャニオンまでの行き方
ツアーで行く
一番楽に安心して行ける行き方がツアーです。アンテロープキャ二オンはとても人気のある観光地なので、様々な旅行会社でツアーを出しています。グランドキャニオンなど他の名所もまわるツアーに組み込まれているものもあります。アンテロープキャニオンの他の観光名所にも連れて行ってもらいたい人や、行き方を自分で色々調べたり手配するのが面倒な場合はこちらが一番おすすめです。
個人手配で行く
アメリカアリゾナ州にある
— Юлия Логинова (@1I9K64txNgirqPM) July 10, 2017
多くの写真家が一度は訪れてみたいという
「アンテロープキャニオン」
鉄砲水が作り出した
神秘的な絶景に
シャッターを切る指は
とまらなくなるのだとか・・(笑)
正午には光のカーテンも
見られることも!pic.twitter.com/53ypQXfw3h
周りに気を遣わず、自分たちのペースで行けるのが魅力なのが個人手配で行く行き方です。行き方は、まずはラスベガスまで行きます。日本からロサンゼルスなどで乗り継ぎ、アリゾナ州へは約15時間で到着します。そこからの行き方はオプションでツアーに参加するか、もしくは空港でレンタカーを借りて向かいます。自分の好きなプランやペースで旅行を楽しみたい人にはこちらがおすすめです。
アンテロープキャニオンの現地ツアー
現地ツアーで好きな時間に
アンテロープキャニオンは個人で入ることができないので、現地ツアーに参加しなければいけません。1時間から2時間程度の観光時間で一日に何度もツアーが出ているので、好きな時間に行くことができます。太陽が真上にくる真昼が最も美しいため、現地ツアーでは真昼の時間が一番人気です。ベストシーズンなど時期によっては混んでいて待つこともあります。
ツアーバスで渓谷入り口まで
出発時間になったら、ツアーバスでアンテロープキャニオンまで向かいます。椅子と屋根がついているだけの車で、10人ほど乗ることができます。走ること約10分、景色が徐々に変わって行き、砂漠の景色になって来たらアンテロープキャニオンはもうすぐそこです。車は渓谷の入り口まで行ってくれるので、そこまで行ったら現地ツアーのスタッフが案内してくれます。
ツアー料金と注意点
ツアーにアンテロープキャニオンのツアーが組み込まれている場合はツアー料金含まれていますが、個人手配の場合はアンテロープキャニオンを観光する為にツアー代が必要です。ツアー料金は25ドルで、別途税6ドルが必要です。ツアーバスが走っている最中はとにかく砂埃がすごいです。そのため大事なカメラのレンズに砂埃が入って壊れてしまうことがあるので、バッグに入れておくことをお忘れなく。
アンテロープキャニオンにおすすめの服装
動きやすい服装を!
服装には注意が必要です。アリゾナ州は砂漠地帯なのですが、夏季の暑さは想像を絶します。帽子とサングラス、服装は肌を守る為に薄手の長袖があると安心です。もちろん、動きやすい服装というのはマストです。アンテロープキャニオンまではツアーバスで移動することがあるのと、渓谷内は砂埃が舞っているため、ハンカチやスカーフなど顔を覆えるものがあると便利です。
動きやすい靴を!
服装だけでなく靴も注意が必要です。アンテロープキャニオンの地面は砂地です。また、足元が悪い場所があったりもするので、靴はスニーカーなど動きやすいものがおすすめです。中には、下調べしていなくてサンダルはヒールで来ている人もいますが、歩きにくい上に足に砂が入ってとても不快感があります。ぜひスニーカーなどの歩きやすい靴で!
アンテロープキャニオンに行ってみて!
多くの自然がある、アメリカの南西部にあるアリゾナ州。アリゾナ州の中でもアンテロープキャニオンは魅力がたっぷり詰まっていて、有名なグランドキャニオンとセットでぜひ行きたい名所です。行き方は、個人とツアーそれぞれにメリットがあるのでお好みで選んでください。ベストシーズンや服装に気をつけて、アリゾナ州まで行って、この絶景をぜひ見に行ってください。
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