釜山といえば海鮮料理が定番！人気店は？市場ではヘムルタンがおすすめ！

日本から船や飛行機で数時間で行けてしまう韓国の釜山。今や海外旅行に行きやすい身近な都市の1つとなっています。そんな釜山は海鮮料理が定番で、鍋や海鮮焼きなど種類も盛り沢山です。今回はそんな釜山のおいしい海鮮料理が味わえるお店をご紹介いたします。

まずここで先にヘルムタンという料理についてお話ししたいと思います。ヘムルタンとは海の幸をふんだんに使ったピリ辛海鮮鍋のことをいいます。ヘムルが海鮮、タンが鍋・スープを指し、最近では日本人にも人気のある韓国メニューの1つになっています。唐辛子のスープの中に様々な種類の海鮮や野菜を入れ煮込んでいきます。お店によって入れる海鮮の種類も様々で、それぞれのお店の個性がよく出ています。

釜山のヘムルタンといえば、というと真っ先に上がるほどおすすめの人気店がこちらの正東津海鮮鍋(チョンドンジンヘムルタン)。夕方来ると地元の人と観光客で席がないほど。その人気の理由はお店がこだわる海鮮の一つ一つが最高級かつ大きいことにあります。カニ・エビ・タコ・イカやムール貝・あさりなどの貝類をふんだんに使い、その海鮮も毎朝市場に出向いて新鮮なものだけを仕入れてくるというこだわりぶりです。

こちらのヘムルタンは生で食べてもおいしいほど新鮮な海鮮がお鍋いっぱいに入って専用バーナーでぐつぐつ煮込んでいきます。煮込まれたらスタッフが食べやすいように海鮮を切ってくれます。実際の味はそれほど辛くなく、海鮮ダシの旨味がたっぷり出ていて、スープを何度も飲んでしまうほどのおいしさです。海鮮に合う豆もやしもたっぷり入っているので海鮮のやわらかさともやしのシャキシャキ感が合わせて楽しめます。

また、このお店ではヘムルタンの他にヘムルチムと呼ばれる海鮮蒸しがあり、現地の方はヘムルタンよりもヘムルチムを食べる方が圧倒的に多いです。もし機会があればヘムルタンとヘムルチン、もちろん他の料理にも舌鼓を打ってみたいところ。釜山に行かれる際には是非訪れていただきたいお店です。

住所:釜山市釜山鎮区釜田1洞406-14 電話番号:051-809-8208

釜山鎮駅から100mほどの距離にある古館海鮮鍋(コガンヘムルタン)。こちらの鍋はなんといっても大きな鍋の中にこれでもかと盛りに盛られた海鮮を堪能できるのが魅力です。その海鮮は社長自ら明け方4時に直接市場まで仕入れに行っているため、選りすぐりの海鮮を食べることができます。

鍋の中には定番のカニ・エビ・タコや様々な種類の貝に加え白子やイカの卵やザリガニなどが入っています。その数なんと35種類と沢山の数の海鮮が入っています。その海鮮から出るダシは一口飲めばもうたまらないおいしさです。またたけのこも入っているので食感の楽しさも忘れていません。

海鮮とスープを楽しんだら最後のシメはポックンパ(炒めごはん)も合わせて味わっていただきたいです。鍋のダシとご飯が合わされば旨味も凝縮され最後の最後まで味わいつくすことができます。また、こちらのお店では口に残った味を消してくれる甘草とシナモンが用意されておりお客様への真心も感じることができるお店です。

住所:釜山市東区水晶2洞 96-7 電話番号:051-463-7585

西面エリアを中心に旅行する人が多く利用するロッテホテルから徒歩30秒という旅行客や旅行関係者におすすめの利便性が高い立地にある海東ヘムルタン(ヘドンヘムルタン)。朝7時か深夜1時まで営業しているということもあり、朝食から夕食までカバーできるようなメニューの豊富さが魅力でもあるお店です。

こちらで使われている海鮮はチャカルジ市場に毎日上がる新鮮な海鮮をふんだんに使用しています。市場で仕入れてきた海鮮は料理する直前まで専用の水槽に入れ、生きたままで保存しているので新鮮さは間違いありません。

こちらのお店ではヘムルタン以外にアワビ粥、石焼ビビンパッ、海鮮パジョン(韓国風お好み焼き)が人気メニューとして挙げられます。特にアワビ粥は有名で、メスのアワビだけを使うというこだわりを持っています。オスのアワビと味の差異はないのでより見た目のいいメスのアワビを使っているため、黄色いクリーム色をしたお粥になっています。是非味わっていただきたい一品です。

幅広く海鮮料理が楽しめるこちらのお店。朝はアワビ粥、昼はビビンパッ、晩はヘムルトンといった具合に3食制覇して、思い出の1ページに加えるのもよいのではないでしょうか。是非旅行の際には予定に入れていただきたいお店です。

住所:釜山市釜山鎮区釜田2洞512-25 電話番号:051-463-7585

釜山屈指の温泉街、東莱エリアにある特級ホテル「ホテル農心」から歩いて3分ほどのところにある温泉ヘムルタン（オンチョンヘムルタン）。創業当初は寿司屋から始め、今は現在のお店に転身。その時から変わらず明け方4時に社長自らチャガルチ市場へ出かけ新鮮な海鮮を仕入れており、味付けもその時代に合うよう日々研究し、その味を提供し続けています。

こちらのお店、ヘムルタンがおいしいのはもちろんなのですが、更に人気のメニューがナクチポックンです。ニンニクがたっぷり入っているので辛さの中にも甘さがあり、後を引くおいしさです。オプションでうどんを入れたり、シメでご飯を入れて炒めご飯にしたりと2度3度とおいしい食べ方ができます。是非両方味わっていただきたいです。

住所:釜山市東莱区温泉洞210-52 電話番号:051-558-3342

釜山で40年以上も続く老舗店がこちらのケミチブです。それほど辛くなくご飯やお酒にもというのもあり日本人観光客にも親しまれています。その人気の秘訣は秘伝の薬味と言われており、現在の社長のお母様が国際市場でお店を始められたときから変わらず味付けで引き継がれているのだといいます。味付けはアミの塩辛やカキ、生姜など数十種類もの材料が含まれています。

基本の具はタコのみ。ここへエビを入れたものがナクセ、更にホルモンを入れたものがナッコブセになります。具材と薬味が織りなす味のハーモニーは絶品です。お近くへ行かれた際にはぜひお立ち寄りいただいて、この味を堪能してください。

住所:釜山市中区東光洞2街11-3 電話番号:051-426-0228

釜山を代表する観光地や釜山市民の海産物の台所としても親しまれているチャガルチ市場。地下2階、地上7階の大規模な市場です。中に入ると1階からどこを見ても魚・魚・魚。食欲ををそそられます。この市場では魚を購入後その場で刺身にしてもらって食べることもできます。（魚代以外に薬味代が必要な場合があるので注意）

また、この市場の2階と3階には食堂があり、2階が通常の食堂・3階は社員食堂的な分かれ方になっています。行かれる際は何が食べたいかなどの状況によってどちらに行かれるか決められれば大丈夫です。刺身・煮物・海鮮焼きなどより取りみどりです。市場の雰囲気とおいしい海鮮物を一緒に楽しんでみられてはいかがでしょうか。

住所:釜山市中区南浦洞4街37-1 電話番号:051-245-2594

海岸沿いにテントがずらりと並んで店舗が軒を連ねるチャガルマダン。海鮮焼きの中でもホタテ・アワビ・サザエなどの貝焼きがメインとなっています。メニューの種類によってはアナゴや海鮮盛り合わせといったまさに海鮮焼き!といったようなメニューも選ぶことができます。

海鮮焼きがおいしいのはもちろんなのですが、焼いた後に残った海産物を合わせ作る焼き飯がまた絶品です。海鮮焼きのダシをご飯が吸い込んで合わさり、口の中で旨味が躍ります。自然の中でおいしい海鮮焼きを味わってみてはいかがでしょうか。

住所:釜山市影島区展望路24 電話番号:なし

以上、釜山おすすめの海鮮料理のお店のご紹介でした。どれもこれも大変おいしそうな料理たちばかりです。是非釜山旅行の際にはこちらの記事を参考にしていただいて旅行の際の楽しい思い出づくりの手助けになれば幸いです。