広島旅行のおすすめプランは？人気の名所や見所をまとめました！

観光名所が多い中国地方の中でも人気の旅行先となっている広島県。お好み焼きやカキをはじめとする、美味しい食べ物もあり、自然の豊かさや、原爆や戦争などを含む歴史的な建物など多くの見所が広島県にはあります。今回は、数ある広島の観光名所のなかから、広島旅行でプランに絶対組み込むべき、人気&おすすめの場所をまとめてみました。

第二次世界大戦終戦間際、アメリカ軍によって広島市と長崎市に投下された兵器が、原爆です。多くの犠牲者を出した悲惨な歴史を象徴するひとつが、この原爆ドームです。広島県産業奨励館として、美術品の展示などが開催され、広島の文化の拠点として活躍していた施設です。原爆投下時は、国の統制機関のひとつとして、事務所などとして活躍していました。

ユネスコの世界遺産(文化遺産)にも登録されており、二度とこのような過ちを起こさぬようにと"負の遺産"と呼ばれ、負の遺産の代表格でもあります。原爆の恐ろしさ、戦争の無意味さを知るための重要な場所です。また、平和記念公園や資料館なども付近にありますので、併せて訪れることをおすすめします。原爆の子の像は人気のスポットのひとつです。

原爆ドームからも近い場所にあるのが、"広島城"です。電車で訪れる場合は、アストラムラインの城北駅、もしくは、県庁前駅からがアクセスしやすいですよ。同じ歴史でも、こちらはがらりかわります。広島城のさきがけは、1500年代に毛利元就によって築城が開始されており、大河ドラマでも有名になった黒田如水も築城にかかわった歴史あるお城です。

現在の県名広島もこの築城の際につけられたとされており、広島と関係の深いお城ですよ。1945年に広島に投下された原発の影響で大破し、門ややぐらなども焼失しました。現在の大天守は、1958年に再建されたもので、約60年の歴史があります。天守への入場は17時30分頃、二の丸への入場は17時頃までとなります。日によって変わりますのでご注意ください。

言わずと知れた広島旅行の人気スポット"厳島神社"。海の上に建てられた神秘的な神社で、世界中の多くの人を魅了して止まない人気の場所です。その歴史は古く、593年に創建されたと言われております。国宝の重要文化財にも指定されており、ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。日本に500近く存在する厳島神社の総本山でもありますよ。

厳島神社は、宮島にあるため、フェリーに乗って行きます。宮島口から宮島松大汽船のフェリーが出ており、宮島まで往復360円で行くことができます。厳島神社の入場料金は昇殿・宝物館共通料金で大人500円です。大鳥居、豊国神社、五重塔など、数え切れない観光スポットがある宮島は、行く価値大ですよ!廻廊と客神社(まろうどじんじゃ)は必見です。

海の町、呉市にある"大和ミュージアム"。その名前は、1945年にアメリカ軍の爆撃によって沈没した日本海軍の戦艦大和から来ています。大ヒットとなった長編アニメーション映画『この世界の片隅に』の舞台でもある呉市を代表する戦艦です。広島駅からJR呉線の快速電車に乗れば、約40分程度でたどり着けるので、日程に余裕がある時はおすすめです。

常設展観覧料は、大人が500円、高校生が300円、小中学生が200円で、未就学児は無料となっています。大和ミュージアムでは、海軍の町呉の歴史を知ることができます。また、戦艦大和の10分の1サイズの模型も展示されており、大和の息吹をそばで感じることができますよ。ワークショップをやっていることもあるので、子供連れも楽しめますね。

福山城は、広島県の福山市にあり岡山寄りの場所です。観光の中心を広島市とするならば、遠いのであまりおすすめはできませんが、広島県の人気観光スポットのひとつです。広島駅から福山城の最寄り駅、福山駅までは約2時間ほどかかります。車の場合は、約1時間30分です。福山駅からは徒歩約5分ほどでたどり着けるので、電車でも困ることはありません。

福山城は、西国監視の重要な拠点で、徳川幕府によって建てられました。江戸時代建築最後の完成された城ともいわれており、お城好きにもファンが多いお城です。1945年に空爆により焼失しましたが、1966年に再建されたのが現在の天守です。入場料は、一般が200円で高校生以下が無料です。時期により入場できる時間が異なるので、ご注意ください。

国の名勝に指定されている"鞆公園"。総称を鞆の浦と言います。鞆の浦は、上でご紹介した福山城と同じ、福山市にある、港湾と沖の島々のことを指しています。福山市の人気観光スポットのひとつともなっており、その素晴らしい景色は、見る人の心に感動を与えます。福山駅からは、トモテツバスの鞆港行にのり約35分ほどで到着できるので便利です。

鞆の浦の港湾は、江戸時代の港湾施設である"常夜燈"、"雁木"、"波止場"、"焚場"、"船番所"の全てが揃って残っており、日本全国を見渡しても鞆港だけという貴重な歴史が残る港です。また、ジブリの映画『崖の上のポニョ』の作品は、鞆の浦を舞台にして描かれた、ともいわれていますよ。様々な歴史が残る鞆の浦は、広島旅行で欠かせない場所です。

福山市の隣、尾道市にあるのが"大宝山 千光寺"です。広島市にばかり目がつけられがちな広島旅行の隠れた人気スポットでもす。広島市に旅行に行く場合は、遠いのでプランに組み込むのはおすすめできませんが、単体で行ったり福山市を回る際、時間があればプランに組み込むことをおすすめします。福山駅から尾道駅は、JR山陽本線で約20分でたどり着けます。

尾道駅からバスやロープウェイを利用して約15分ほどでたどり着ける千光寺は、1600年台に創建された、山の上に建てられているお寺です。最も目を引く真っ赤な本堂は、別名赤堂ともいわれており、写真でとると神々しさをかんじます。拝観料は無料で、千光寺公園も人気の場所です。また、絶景スポットでもあるので、色々な楽しみ方ができますね。

広島で芸術を楽しむといえばここ"ひろしま美術館"。ひろしま美術館は、近代美術特にフランス近代美術を中心に展示をしている美術館で、特別展示なども多く開催しています。通常時の入館料は大人800円ですが、特別展示がある場合は、通常展示と共通入館料となり、1200円程度と少々お値段が上がります。入館は、16時30分までと早いのでご注意ください。

休館日は、特別展開催時が開催していない場合は、月曜日(祝日の場合は翌平日)と、年末年始(12月29日から1月2日)となっております。また、美術館で人気のカフェ「カフェジャルダン」は入館料を払わずに利用できるので、歩き疲れた足を癒すのにおすすめです。近くの市民球場跡地を見物してから、ひろしま美術館に足を運ぶのもいいですね!

広島焼のパラダイス"お好み村"。お好み村は、戦後、広島市の中心部、新天地広場に50以上の広島風お好み焼きの屋台が集まり、活気の溢れるお好み焼き屋さんばかりの場所からその歴史が始まった古区からある場所です。屋台が立ち退きとなった後、広島風お好み焼き屋さんが集まった建物ができました。現在は、一つの建物に24店舗がひしめく広島焼の聖地です。

お好み村は、村とついていますが一つのビルのことです。広島駅から歩くのは少し時間がかかりますので、交通機関をおすすめします。一番のおすすめは、広島市の名物となっている路面電車ですよ。10分電車に乗り、八丁堀で下車し徒歩約3分でたどり着けます。また、市内循環バスや市バスなどもありますので、時間に合わせて利用するといいでしょう。

広島観光でおすすめの見所スポットまとめをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。広島は、様々な歴史や食文化が残る観光にはもってこいの場所です。自然、歴史的建造物、お食事楽しめる要素がたくさんありますので、ぜひ広島へ旅行に出かけてみませんか?人気やおすすめのポイントを押さえて広島旅行を満喫しましょう!