九十九里周辺の観光おすすめスポット！名所をはじめグルメやお土産も紹介！

九十九里町は千葉県山武郡にある町で、県東部の太平洋岸、約６６kmにも及ぶ九十九里浜の真ん中に位置します。海沿いの町とあって海の幸が有名で、海水浴やサーフィン目当てに訪れる人が多く、夏の観光地のイメージですが、実は海以外にもおすすめの観光スポットがたくさんありますので紹介していきます。

九十九里の観光で外せないのはやはり、九十九里浜での海水浴です。作田海岸、片貝中央海岸、不動堂海岸、真亀海岸の4つの大きな海水浴場があり、家族、カップル、友達同士といった様々なシチュエーションで、海水浴、サーフィン等それぞれの目的に応じて遊ぶことができます。

海に来ただけでも気分が上がりますが、ずっと続く長い砂浜を見れば大人でも思わず歓声を上げてしまうほど、わくわくしてしまいます。長い砂浜だからこそ、海に入って泳ぐのは苦手だけれど海辺でのんびりしたいという人にもおすすめの場所です。きっと自分のお気に入りのスポットが見つかりますよ。

千葉県はサーフスポットの多い県としてサーファーの間では有名です。中でも九十九里のサーフスポット、片貝新堤は東京から車でのアクセスも良く、年間を通して多くの人が訪れます。シャワー完備のトイレもあり、スクールも多いので、初心者でも安心して楽しめます。

九十九里浜は2020年に開催される東京オリンピックの正式種目となったサーフィンの会場に決定しました。決定後、更に注目が集まり、名所とされる九十九里浜でサーフィンを始めてみる人や、サーフィンの様子を眺める観光客も増えました。開催が楽しみですね。

片貝中央海岸には海の家が多く、 焼き蛤はもちろん、手ぶらでバーベキューができたりとサービス内容も充実しています。その為、4つの海水浴場の中で最も観光客が多く訪れます。どの海の家もゆったりとくつろげる上、地引き網体験もできるので、家族連れにもおすすめです。

海はデートスポットでもあります。波音を聞きながらの夜の海岸を歩くだけでも素敵ですが、2016年12月にリニューアルしたばかりのビーチタワーはおすすめのスポットです。登ると九十九里の景色を一望できますよ。不動堂海岸にあるのでぜひ訪れてみてください。

長い九十九里浜に沿って続く有料道路の九十九里ビーチラインは晴れた日のドライブにおすすめです。平坦な道のりで運転しやすいので、初心者や女性グループのドライブでも安心。海を横目に、きっと気持ちのいいドライブになりますよ。各海岸にも行きやすく、観光スポットの多い九十九里の観光には車が便利です。

九十九里ビーチラインを走った先に、東洋のドーバーと呼ばれる絶景の名所があります。CMや映画にも度々出てくるその場所は、屏風ヶ浦の名のとおり、断崖絶壁が屏風のように続いています。展望台に上るとこの迫力ある岩肌は見えないので、海岸や遊歩道から自然の作り出した絶景を見上げて下さい。

全国で唯一、青い丸形の郵便ポストがあるのは海の駅九十九里です。珍しいこのポストへの投函の証が欲しいとの要望で記念スタンプ台が設置され、同時に幸せの鐘も設置されました。九十九里町を訪れた人に幸せが続くようにとの願いを込めて設置された幸せの鐘。訪れた際は、願いを込めてこの鐘を鳴らしてみましょう。

広い敷地にはカフェレストランだけでなく、ドッグランやオートキャンプ場まで併設されているハーブガーデンです。様々な種類のハーブが150から200種類、季節に応じて楽しめる様になっています。体験工房ではハーブを使ったリースやハンドクリーム等を作ることができます。ショップではハーブを使った商品やオリジナルブレンドのハーブティを購入できます。

レストランではハーブを使った料理やスイーツを楽しむことができます。地元農家の野菜と片貝漁港で水揚げされた新鮮な魚介類を使ったお料理は、どれも絶品です。ハーブが主張しすぎていないので、ハーブが苦手な人でも美味しく食べられると思いますよ。ケーキもパティシエがきちんと手作りしていて人気です。観光の休憩がてら立ち寄ってみてはどうでしょうか。

九十九里から車で少し走ったところにあるのが蓮沼海浜公園です。遊園地、プール、テニスコート、ゴルフ場の4つの施設があり、中でも遊園地のこども広場にあるミニトレインは「日本一の走行距離を誇るミニトレイン」とされ、大人も子供も一緒に乗車できて人気です。プールのウォータースライダーは九十九里浜を見ながら滑り落ちるので、目をしっかり開けて楽しんでください。

海沿いの道の駅はもはや一つの観光名所と言っても過言ではないくらい、お土産やグルメ目当てに多くの観光客が訪れます。九十九里周辺で有名な道の駅の一つがオライはすぬまです。大漁旗たなびくシンボルのこがね丸は記念写真の人気スポット。オライとは銚子の方言で「私の家」と言う意味です。

オライ蓮沼を訪れる人のお目当てはこのイワシ丼です。大きなどんぶりに、これまた大きなイワシの天ぷらがどどんと二枚も乗っています。肉厚でふっくらとした食べごたえのあるイワシに甘辛だれがいい塩梅で絡まっていて、更に上に乗っている生姜の千切りが良いアクセントになり、女性でもぺろりと平らげてしまうこと間違いなしの一品です。

フードコート、直売所、資料館の3つの施設でできている、言わば九十九里の総合案内所のような存在です。海の駅と言うだけあって、水揚げ直後の新鮮な魚介がお手ごろ価格で頂けるので、九十九里の海の幸を堪能したい人におすすめです。直売所では海の幸をお土産として購入することもできます。資料館では江戸時代から続く伝統のイワシ漁の歴史にも触れられ、夏場にはイワシの地引網体験もできます。

海のイメージがある九十九里で、がらりと雰囲気が違うのがここ、サンシャインステーブルス。ウェスタンな景色の中、乗馬体験ができる観光施設です。初心者から経験者まで、インストラクターが丁寧に教えてくれます。トレイルコースでは九十九里の浜辺を馬に乗って散策もでき、貴重な体験になること間違いなしです。バーベキュー場やレストランも併設されています。

全国に店舗を構える「スガハラガラス」。九十九里のガラスショップ工房では、体験教室を開講しています。あらかじめ予約が必要ですが、丁寧に指導してくれるので初心者でも安心してガラス工芸を体験できます。1200度の熱を体験しながら自分好みのお皿やコップを作って、九十九里観光のお土産にしてみてはどうでしょうか。

併設するカフェレストランでは実際にスガハラガラスの食器で食事やお茶を楽しむことができます。工房アウトレットセールの開催日には開場前から長蛇の列ができる大人気。ハンドメイド作家さんたちが出店するイベントも開催されているので、ぜひ立ち寄ってみて下さい。

九十九里は夏のイメージですが、どうしても夏場の観光、特に海辺の観光には車が欠かせず、大なり小なり渋滞は避けられません。渋滞を避けて九十九里を楽しみたいという人には、冬場の観光がおすすめです。直売所でしか味わえないイチゴや、先に挙げた乗馬やガラス工房の体験、ハーブ園、他にも波の伊八の彫刻といった名所もたくさんあり、温泉も楽しめるので、冬の九十九里は観光の穴場です。

美味しいものも観光には欠かせません。その土地土地のグルメを味わってこそ、観光を心から楽しんだと言えます。九十九里のグルメと言えばずばり、ハマグリとイワシです。お食事処に行かなくても、観光名所や道の駅、海の家でも新鮮なハマグリを味わうことができます。新鮮だからこそ、ただ焼くだけで十分。ぷりっぷりの身をぜひ味わってください。

九十九里でランチの名所と言えば、不堂インターチェンジのすぐ近くにある「漁師の店ばんや」です。漁師でもあるオーナーが、自ら水揚げした魚介類を振る舞ってくれます。苦手な食材がある場合はスタッフに相談すればすぐに対応してもらえたりと、サービスも抜群。お刺身や海鮮丼といった生ものだけでなく、具材がどんぶりからはみ出している豪快な天丼や大皿にどかんと乗ったあら煮も人気です。

九十九里のお土産と言えばやはり魚貝、特にイワシを使った物が人気です。お土産コーナーにはみりん干しや甘露煮、佃煮とイワシを加工した品が多く並びますが、特におすすめなのがいわしのごま漬け。ごまや酢、生姜でイワシを漬け込んだもので、程よい酸味についつい箸が伸びてしまう一品です。他にも千葉ならではの落花生や枇杷を使ったお菓子もお土産の定番ですね。

九十九里の魅力を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。夏や海と言ったイメージの九十九里ですが、他の季節でも十分楽しめるスポットです。ここ数年でリニューアルされた場所も多く、改めて訪れてみればまた新しい魅力が見つかるかもしれません。ご当地グルメも含め、ぜひ九十九里を楽しんでみて下さい。