アンネフランクの家について
オランダにある可能スポット「アンネフランクの家」は、第二次世界大戦中、ユダヤ人のアンネらがナチスからの迫害を逃れるために、家族と共に隠れ住んでいた家です。有名なアンネの日記もこの隠れ家で見つかりました。今回は、そんな観光スポット、アンネフランクの家の予約方法やアクセス、見所、歴史などの詳細をご紹介させていただきます。
アンネフランクの家に行く前に歴史を知ろう
アンネフランクの歴史を軽くご紹介させていただきます。「アンネの日記」で世界中で一躍有名になったアンネフランク。1929年にドイツのフランクフルトにて、ユダヤ系ドイツ人として誕生しました。比較的裕福な家庭で育ったアンネフランクですが、第二次世界大戦が始まると、ドイツからのユダヤ系に対する差別、迫害が激しくなります。
誰もが幸福になりたいという目的をもって生きています。
— 見識jyosei_名言集。 (@jyosei150kotoba) July 16, 2017
生き方はそれぞれ違っても、目的はみんな同じなんです。
【- アンネ・フランク -】
(「アンネの日記」の著者として有名なドイツの少女
1929~1945年) pic.twitter.com/pkgXjEpTvk
アンネフランクの家族らは、ドイツからのユダヤ系に対する迫害を逃れるために、ドイツを離れ、オランダのアムステルダムに亡命をし、アンネフランクの一家と、同じユダヤ系の仲間達8名という大世帯で暮らすことになりました。しかし1944年8月に、何者かに通報されてしまい、2年間という短いようで長い隠れ家の生活は幕を閉じました。
その後アンネフランクは、アウシュヴィッツ収容所、そしてベルゼン・ベルゼン収容所に移送され、最期はイギリス軍により解放される2ヶ月前という時期にチフスが原因で亡くなりました。アンネ一家は、残念ながら父のオットー・フランク以外、亡くなってしまいました。同じ人間なのにも関わらず、そのような人種差別による辛い歴史がありました。
その後、アンネ一家を支援していたオランダ人のミープヒースによって隠れ家でアンネの日記を発見され、戦後、無事生還した父オットー・フランクらの手によってアンネの日記が出版されることになりました。アンネが亡くなってしまったことは無念ですが、もともとその日記を出版したいと考えていたアンネの願いが叶ったことが唯一の救いです。
アンネフランクの家までのアクセス方法
オランダにある「アンネフランクの家」までのアクセス方法をご紹介させていただきます。アンネフランクの家は、オランダアムステルダムの中心地に位置しており、王宮からも徒歩で10分程です。列車からのアクセスの場合、アムステルダムセントラル駅から、トラム13番・14番・17番に乗車し、ウェスターマルクト駅で下車します。
3日目〜(^-^)朝から電車でアムステルダム!アンネフランクの家行けて良かった:joy:夜から寝台列車で、さっきミュンヘン到着:grin::thumbsup: pic.twitter.com/rLaUuSpFBv
— Taizo (@taiz787) December 21, 2015
ウェスターマルクト駅からのアクセスの場合は、徒歩2分ほどになります。またアムステルダムセントラル駅からのアクセスの場合には、徒歩20分ほどで到着します。あまり歩きたくない方は、ウェスターマルクト駅からのアクセスをおすすめします。町の中心地にあり、且つアムステルダムで最も有名な観光地なので、アクセスしやすいスポットです。
アンネフランクの家は予約がおすすめ!
アンネフランクの家に行こうと思ったら、長蛇の列で入れず:sob:どうもオンライン予約しないと無理らしい。そんなん知らんわーってことで入口だけ写メってみた。
— コトリ@勉強垢 (@kotori9897) February 10, 2017
プレートないと、何が何だか分からん建物だった。中に入りたかったなー(T ^ T) pic.twitter.com/xPh37F64b0
アンネフランクの家は、オランダアムステルダムで最も有名と言える観光スポットなので、毎日大変混雑しています。平日であっても45分、1時間待ちということも普通にあり得ます。アムステルダムへ行ったら、他の観光もされたいかと思うので、長時間並びたくない方は、事前に予約をすることを強くおすすめします。予約方法は簡単です!
アンネフランクの家の事前の予約方法は、インターネットから、公式ホームページにアクセスします。そしてご希望の日付と時間帯、人数などを選択し、クレジット決済を行なって予約は完了です。しかし事前に予約をする方は世界中にいるため、必ずしも希望の日にちに予約が取れるとは限りません。早めに予約することをおすすめします。
アンネフランクの家の入場料・営業時間
まず最初にアンネフランクの家行ったんですよ 3:30まではe-ticket持ってる人しか入れないんだけど取ってなかったから無理を覚悟でサイトで買おうとしたら運良く数十分後のチケ1人分確保できたから買って極寒の中待った オンライン手数料込みで大人€9.5 pic.twitter.com/HA48YhmFg5
— :upside_down: (@Sauli_matsu) December 25, 2016
アンネフランクの家へ観光に行く前に知っておきたい入場料と営業時間についてご紹介いたします。11歳以上の大人は「9ユーロ」、10歳から17歳は「4.5ユーロ」で、事前にオンラインでチケットを購入する場合には、プラス0.5ユーロになります。営業時間は、基本9時から22時までですが、曜日や時期によって異なるので、事前に確認して下さい。
また注意していただきたいのが、9時から15時30分までの間はオンライン予約の方の入場時間帯になります。当日チケットを購入された場合、15時30分以降の入場となり、長蛇の列が予想されるので、可能であれば、事前にオンラインでチケットを予約しましょう。当日チケットとなる場合には、遅めの時間帯が比較的空いているようです。
アンネフランクの家は、時間帯によって列ができています。事前に予約をしていても長蛇の列ができるほどなので、オンラインで予約をしていないと、更に待つことになり、2時間前後待ちくらいになってしまうことも多々あるので要注意です。またオンライン上でも近日中の予約は埋まっていることが多いので、早めにチェックしておきましょう。
アンネフランクの家の見所:隠れ家の構造
アンネフランクの家の構造は、上記の図のようになっていました。と言っても全ての部屋が隠れ家だったわけではなく、右側の3階から5階が隠れ家で、左側サイドは事務所となっており、外から見ても発見されにくいようになっていました。その事務所と隠れ家を繋いでいたのは本棚です。本棚でカモフラージュをし、その奥が隠れ家でした。
アンネフランクの家を観光すればよく分かりますが、隠れ家は3階の部分だけだったため、8人での生活は大変狭く、辛いものでした。3階にアンネの家族が住み、4階にファン・ペルス夫妻、そしてアンネと恋仲になったペーターが住んでいました。5階は屋根裏で、アンネとペーターがよく2人で過ごしていた場所です。現在は閉鎖されています。
アンネフランクの家の見所:アンネフランクの部屋
一番の見所であるアンネフランクの部屋は、とても心打たれるものがあります。壁に貼られている女優さんの雑誌の切り抜きや、幼少期の写真、お気に入りだったのであろう可愛いポストカードなど、当時のままになっています。アンネフランクが年頃の普通の少女だったということを物語っています。その部屋でアンネは日々日記を書いていました。
またアンネフランクの家には、有名なアンネの日記の原本、そしてアンネが好きな言葉などを綴ったノートなども展示されています。あの有名な本が、実際に自分の目で見られる、とても貴重な機会なので、是非見てみて下さい。その他、当時のホロコーストの恐ろしさを語る映像も上映されているので、歴史を学ぶためにも、見る価値はあります。
アンネフランクの家の見所:隠れ家の暗さ
見所というのも変な話ではありますが、アンネフランクの家に入ってみてると、その部屋の暗さに皆さん驚かれます。周りから見つからないように住んでいたため、部屋の窓は全てカーテンで隠されているので、外が晴れていても、朝でも昼間でも日が入らず暗いです。その中で生活をするのはどんなにストレスだったか、辛い歴史を感じさせます。
運河の街オランダ。2時間並んで入ったアンネフランクの家は、今でもまだ彼女とその家族が住んでいる気がするほど生々しく残っていて、理不尽に命を奪われた彼女たちが最後まで生きようとしていたその姿勢に、胸を突かれた。全ての人にオススメしたい場所。#成田空港物語 #オランダ pic.twitter.com/Ht9EoM1HMJ
— KN (@Ksilyfer) January 10, 2017
隠れ家での生活は、常に音を立てられない生活でした。もちろんトイレをするときや、沐浴の利用時、そして狭い部屋で大人数での生活のため、机を利用するときや、食料のことなど、些細なことで喧嘩もあり、人間関係で悩んだり、葛藤があったり、この暗い隠れ家で、とてもストレスの強い生活だったことが分かります。
アンネフランクの家と併せて観たいスポット
#Canal cruise in #Amsterdam
— MOTHERLIP Daikanyama (@MOTHERLIP_JPN) December 13, 2016
:speedboat:アムステルダムは運河の街#アンネフランク の家、斜めに傾いた街を舟からながめる
一度は乗りたいです
今日も手をふります:wave:#マザーリップ #代官山 #motherlip #オランダ@MOTHERLIP_JPN pic.twitter.com/qxpnq9NDlD
アンネフランクの家は、悲しい歴史を持つ遺産ではありますが、アムステルダム周辺には、素敵な観光スポットや、自然が豊かな土地です。特におすすめしたいのは、アンネフランクの家の前を通るグラハテンゴルデルという運河です。運河にはいくつもの橋が掛かっており、写真の撮影スポットとしても人気です。優雅に船にも乗ることができます。
その他、アンネフランクの家の周辺では、水上の花市場であったり、おしゃれなブティックのお店が並んでいたり、日本人が想像するような、おしゃれで可愛いオランダの風景が広がっています。アムステルダム国立美術館や、ゴッホ美術館など、芸術面でも長けている街です。アンネフランクの家だけではなく、他のスポットも廻ってみませんか?
アンネフランクと共に平和を願おう
いかがでしたか?アンネフランクの家は、第二次世界大戦中の悲しい歴史が溢れている観光スポットでありますが、故人を偲び、平和を改めて祈りたくなる場所でもあります。アンネフランクや、その他当時の人々が祈っていたように、私達の現在、未来も戦争もなく、平和で幸せな時間が続くよう、祈り、そして努力していきたいですね。
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