京都旅行はどこの空港が近い？新幹線が便利？アクセスについても調べてみた！

日本有数の観光地である京都へ、修学旅行で来た方もいると思います。京都は年間観光客数約5500万人、歴史がある観光地の1つです。近年、訪日観光客も増加しており、市内を走るバスも混雑してきています。今回は、京都へのアクセス方法について詳しく見ていきたいと思います。

伊丹空港、正式名称「大阪国際空港」は、ANA、JAL、IBEXエアラインズ、天草エアラインが就航しており、多くの国内の都市と伊丹空港を結んでいます。空港内での行き先表示では、"大阪"と表示されています。国内線の多くは、伊丹空港を発着としているので、利用している方も多いと思います。伊丹空港から京都まで約50キロで、京都から一番近い空港となります。

関西国際空港は、国内線では、ANA、JAL、スターフライヤー、そしてピーチやジェットスターをはじめとするLCC各社と、国際線のすべての便が、関西国際空港を使用しています。ANAやJALは、札幌や、羽田、福岡、沖縄、および沖縄の離島などの路線しかなく、国内線の多くは、LCCとなっています。関西国際空港から京都まで約100キロで、京都からは関西の3つの空港の中で、一番遠い空港となります。

神戸空港は、スカイマーク、AIR DO、ソラシドエア、そして、ANAが就航しています。なお、スカイマーク、AIR DO、ソラシドエアは、関西の3空港の中では、神戸空港のみを使用しています。なお、3つある空港の中では、もっとも規模が小さい空港で、2006年にオープンした空港です。神戸空港から京都まで約75キロです。

飛行機で、東京や九州エリアから、京都へ旅行する際に、注意するべき項目があります。それは、空港からの所要時間を含めた京都までの移動時間や、交通機関の運賃です。所要時間および利便性、価格のすべての項目、または一部の項目において、新幹線の方が便利というケースがあります。

LCCは、関西では関西空港、東京では成田空港を使用しています。LCCの場合、航空券を購入する際、空港手数料や発券手数料などが別途、追加されます。そのため、LCCの航空券の価格と出発地および目的地の京都までの交通費をすべて足した額が、新幹線の運賃を上回る可能性も否定できません。航空券とホテルを別々に予約する場合では、要チェックの項目となります。

東京エリアから、京都へは新幹線で約2時間15分となっています。飛行機を利用する場合は、京都を通過してしまいます。そのため、所要時間という点では、新幹線が便利です。また、「のぞみ」は、10分から20分に1本、運行しています。また、新横浜からは約2時間で京都に着きますので、こちらも新幹線の方が便利です。東京から京都までの「のぞみ」の指定席の価格は、乗車券も含めて、13910円です。

東京や横浜から新幹線を利用する場合、「のぞみ」ではなく、「こだま」を利用するという選択肢もあります。JR東海ツアーズの「ぷらっとこだま」プランを利用するとことで、片道あたり1万円とおトクです。所要時間は、約3時間30分と飛行機を利用する場合に比べると少し遅くなるかもしれませんが、11600円でグリーン車が利用できるため、グリーン車で旅行したい方や、時間を気にせず旅行をしたい方におすすめです。

九州エリアから、京都へ旅行する場合、所要時間では、飛行機を利用するケースが勝ることが多いです。しかし、"北九州エリア"から京都に行く場合、飛行機の発着は、北九州空港ではなく、福岡空港となるため、新幹線の方が便利です。小倉駅から、京都駅までの所要時間は、2時間30分です。

価格では、LCCの航空券の運賃次第ですが、新幹線の方が便利な時もあります。JR西日本のe5489や、JR九州のインターネット列車予約では、出発の2週間前までに予約するとおトクなきっぷが発売されています。新大阪までしか新幹線を利用することができませんが、博多および小倉から、新大阪まで10290円です。在来線で新大阪から京都まで560円ですので、価格を比較したうえで検討してください。

伊丹空港から、京都へのアクセス方法は、主にバスとなります。ANAや、IBEXエアラインズが発着する南ターミナルから、JALおよび天草エアラインが発着する北ターミナルを経由し、京都駅の八条口(新幹線側)まで、約50分から55分で結んでいます。Suicaなどの全国共通ICカードの利用も可能なので、とても便利です。運賃は1310円かかるため、残高がない場合は利用できないので注意が必要です。

こちらは、メジャーではありませんが、鉄道で京都へアクセスする方法もあります。モノレールで、大阪空港駅(伊丹空港)から、南茨木駅で阪急線に乗り換えて、京都の河原町駅に行くルートがあります。しかし、南茨木駅では、特急がとまりませんので、茨木市駅か高槻市駅で特急に乗り換える必要があります。

関西国際空港から、京都へのアクセスは、主に鉄道とバスの2種類があります。鉄道の中でも、JRと私鉄、特急か快速といった種類に分けることも可能です。関西国際空港から京都へのアクセス方法、JR線の特急を使用する、JR線の快速を使用する、南海線と阪急線のルート、南海線と京阪線を使用するルート、バスを使用するルート方法の合計5種類のアクセス方法をご紹介します。

関西空港からから京都まで乗り換えなしで行くことが可能なのが、「特急はるか」です。こちらは、30分間隔で運転しており、約80分で結んでいます。京都まで、乗り換えなしで行くことが可能なので、非常に便利です。自由席車両もありますので、指定席料金を抑えたい方にはおすすめです。乗車券込みの価格は、自由席を利用する場合は、2850円、指定席を利用する場合は、3370円です。

関西空港から京都まで、JRで行くことができるもう一つの方法をご紹介します。特急料金を払わず利用するアクセス方法で、関空快速と新快速を利用するという方法です。こちらは、大阪駅で乗り換えが1回、発生しますが、昼間時には15分間隔で運転しています。「特急はるか」を利用した場合と比較すると、30分ほど時間がかかります。運賃は、1880円です。

関西空港からバスで、京都へアクセスするという方法も一般的です。こちらは、第2ターミナルからもアクセスしているため、LCCのピーチを使用して京都旅行をする方は、バスがおすすめです。京都駅八条口(新幹線側)まで20分から30分間隔で運行しており、所要時間は、95分から100分。1時間に1本は、京都駅を経由し、四条烏丸、三条京阪まで直接行くことができます。運賃は、片道2550円です。

近年では、バスやJR以外の選択肢で、私鉄を使用するという方もいるかもしれません。南海線関西空港駅から、天下茶屋駅まで行き、地下鉄堺筋線を経由して、阪急線河原町駅を使用するルートです。こちらのルートでは、"京都アクセスきっぷ"を発売しています。阪急線からは"関空アクセスきっぷ"として発売しているきっぷです。価格も1230円で、300円を追加で支払うと、南海線では特急ラピートが利用可能となります。

こちらも私鉄ルートですが、南海線関西空港駅から終点のなんば駅に行き、地下鉄御堂筋線で淀屋橋駅まで移動、淀屋橋駅から京阪線を使って京都の四条、三条に行くルートもあります。LCCのピーチが関西空港行きの機内で販売している、"Peach 京都･観光きっぷ"で使用されているルートとなっています。京阪線の京都府内の一部のエリアが乗り放題となっているので、ピーチを利用する際は、検討してみてはいかがでしょうか?

神戸空港から京都へのアクセス方法は、電車のみとなります。京都へ行く場合、バスでアクセスするという選択肢がありません。ポートライナーが、神戸空港から終点の三宮駅まで約20分で結んでいます。そしてJR線に乗り換え、大阪、京都方面に向かう新快速に乗車すると、約50分で京都に到着します。いずれも、Suicaなどの全国共通のICカードが使用でき、運賃は、ポートライナーは、330円、JRは1080円です。

京都府内に、空港はありません。しかし、新幹線が通っていることや伊丹空港や関西国際空港、神戸空港があることで、他のエリアからの利便性を確保しています。京都まで新幹線が通っており、飛行機の路線がある東京や九州エリアの方は、新幹線の運賃と航空券の価格やアクセス方法について比較をした上で、旅行を計画してみてください。