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嵐山の紅葉はライトアップがきれい!おすすめのコースや見頃など紹介

嵐山の紅葉はライトアップがきれい!おすすめのコースや見頃など紹介
投稿日: 2017年8月3日最終更新日: 2020年10月7日

嵐山は、平安貴族が愛した名勝地。渡月橋や桂川を見渡す風光明媚な景色が人気です。特に、秋の嵐山は「日本の紅葉の名所100選」に選ばれた紅葉の名所で、夜間はライトアップが実施されます。今回は、嵐山の紅葉の見頃や、ライトアップでおすすめのコースを紹介します。

嵐山の紅葉の見頃と夜間ライトアップへ見出し

嵐山の紅葉の見頃は、紅葉の到来を告げる11月第2日曜日に開催される「もみじ祭」が終わった後の、11月中旬から12月上旬。紅葉が最も赤く染まる12月上旬に、夜間ライトアップ「京都・嵐山花灯路」が催されます。平成17年から始まり、今や秋の京都の風物詩として人気。日中とは異なる、光と紅葉の幻想的な世界をご紹介いたします。

嵐山花灯路:「灯り」をテーマとした観光イベントとは見出し

「嵐山花灯路」は、「灯り」をテーマとした観光イベント。渡月橋と竹林の小径、嵐山周辺寺社のライトアップや、路地をライトアップといけばなで彩る「灯りと花の路」が見どころです。その他、近隣の老舗料亭による有料の食事提供、伝統工芸品の実演・販売、学生による展示など、各種イベントも楽しめます。

嵐山の路地を照らす「灯りと花の路」

「灯りと花の路」は、二尊院、竹林の小径、天龍寺、中之島公園、法輪寺までの約5㎞で実施。約2500基のLED露地行灯などの様々な灯りが、嵐山の夜の路地を美しく照らします。また、京都いけばな協会の協力により、大型花器によるいけばな作品が初冬の嵐山の路地を彩ります。

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嵐山花灯路:気になる開催時期は見出し

「嵐山花灯路」の開催時期は、紅葉の見頃にあたる12月第2金曜日から翌週の日曜日までです。2017年の点灯日時は、12月8日(金)から17日(日)、17時から20時半までの予定です。特に、週末は混雑が予想されるので、時間に余裕をもって行動するようにしましょう。

嵐山花灯路:おすすめのアクセス方法見出し

紅葉時期の京都市内の道路は渋滞するので、電車がおすすめです。京福電車の嵐電嵐山駅、JR嵯峨野線の嵯峨嵐山駅、阪急電車の阪急嵐山駅の3つの駅から徒歩でアクセスできます。また、嵐山花灯路の時期は、二尊院からJR嵯峨嵐山駅まで、無料ジャンボタクシーが運行されています。人力車も嵐山花灯路中、営業しています。

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嵐山の紅葉ライトアップの混雑は?見出し

2016年の「嵐山花灯路」の来場者数は、10日間で約119万。例年約100万人を超える人気イベントです。混雑をできるだけ回避したい場合は、雨天の日や、嵐山花灯路前半の平日が狙い目です。また、大混雑する「渡月橋」や「竹林の小径」を避けて周るコースや、嵐山花灯路以外の穴場のライトアップスポットは、以下に紹介します。

嵐山のおすすめ紅葉ライトアップ1:嵐山駅から二尊院コース見出し

嵐山花灯路の定番人気コースです。人気コースなので、平日でも混雑が予想されます。時間がなければ、渡月橋、宝厳院、竹林の小径、二尊院の順で回ると効率的。これから紹介する中から、自分のお気に入りのライトアップスポットを組み合わせて周るのもおすすめです。

京友禅の灯りが美しい「嵐電嵐山駅」

駅名物の「キモノ・フォレスト」。京友禅を用いた高さ2mのポール約600本が駅を美しく飾ります。圧巻は夜。ポール内のLEDが点灯し、色鮮やかな京友禅が光の林になって輝きます。駅内の「龍の愛宕池」は、霊峰・愛宕山の流水。水に手を浸すと、心の安らぎが訪れ、幸せになると言われています。また、誰でも入れる足湯もあります。

嵐山のシンボル「渡月橋」

嵐山のシンボルといえば、桂川(大堰川)に架かる渡月橋。名前の由来は、平安時代に亀山上皇が「くまなき月の渡るに似たり」と詠まれたことに由来しています。嵐山花灯路の時期は、渡月橋や周りの山裾、川の水面がライトアップされます。SNS映えも良く、外せない人気のスポットです。

「嵐山花灯路」期間中の土日のみ「嵐山通船夜間特別運航」が開催されます。暖房の効いた屋形船からライトアップされた渡月橋を眺めるのもおすすめです。2016年は、17時から20時まで運航されました。開催・運航情報などは、ホームページや、電話などで確認してください。

紅葉の名所「宝厳院」

天龍寺の塔頭寺院で、春と秋のみ特別公開されます。境内にある借景回遊式庭園「獅子吼の庭」、は紅葉の名所として有名です。嵐山花灯路とは別に、秋の夜間特別拝観もあります。2017年は11月10日(金)から12月3日(日)、17時30分から20時30分まで。日中とは異なる、秋の幽玄美が楽しめます。

源氏物語でも舞台になった「野宮神社」

建立は800年頃で、源氏物語でも舞台になった神社。縁結びや子宝安産のパワースポットとして女性に人気です。境内にある、撫でると願いが叶う「亀石」も人気です。嵐山花灯路の時期は毎年、雅楽、謡曲など様々な奉納演奏が催されます。ライトアップ時間は、日没から20時まで実施されます。

嵐山の人気スポット「竹林の小径」

野宮神社と大河内山荘を結ぶ、約100mほどの「竹林の小径」は、「嵐山花灯路」で最も人気の高いスポットです。日中の緑に覆われた竹林も美しい光景ですが、夜のライトアップは一層幻想的な世界観を醸し出します。混雑による安全対策のため、土日や、混雑する平日は一方通行になります。

名優が作り上げた庭園「大河内山荘」

小倉山の山麓にある庭園。昭和初期の映画俳優・大河内傳次郎が、30年の歳月をかけて創った借景庭園です。ライトアップは、嵐山花灯路期間の17時から20時まで点灯されます。お抹茶付きなので、寒い夜には温まります。また、大内山荘前の小倉池のライトアップもおすすめです。

静寂を味わうなら「常寂光寺」

竹林の小径を抜けて徒歩5分ほどの場所にあるのが「常寂光寺」です。小倉山中腹にある静寂な寺で、紅葉の名所として知られています。重要文化財の多宝塔や、茅葺きの仁王門のライトアップが印象的です。嵐山花灯路期間のライトアップ時間は、17時から20時半です。なお、受付終了は20時です。

平安時代からの古刹「二尊院」

平安初期に開かれた古刹で、重要文化財である釈迦・阿弥陀の二尊が本尊。参道がとても広く、本堂までの紅葉の並木道は圧巻です。ライトアップ時間は、17時から20時半まで。受付終了は20時です。二尊院からは無料ジャンボタクシーに乗るのが便利ですが、週末は混雑で乗るまでに時間がかかります。

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嵐山のおすすめ紅葉ライトアップ2:落柿舎と長神の杜コース見出し

「嵐山花灯路」は京都を代表する人気イベントにつき、嵐山の象徴ともいえる渡月橋や竹林の小径は多くの人で混雑します。こちらのコースは、できるだけ混雑を避けたい人におすすめのコースです。落柿舎、長神の杜の後に、近隣にある二尊院に立ち寄るのもおすすめです。

茅葺きの草庵「落柿舎」

「落柿舎」は江戸時代の俳人・向井去来の草庵。庵の名は、庭にあった柿の実が一晩でほとんど落ちたことに由来していると言われています。風情ある庵と紅葉、柿を模したライトアップとの融合は芸術的。ライトアップ時間は、嵐山花灯路期間中の17時から20時半です。受付終了は20時です。

無料イベントも開催される「長神の杜」

「長神の杜」は、落柿舎と二尊院の間に位置する憩いの公園です。園内は、様々な行灯が点ります。特に、記念撮影スポットとして人気のハート型の灯ろうが印象的です。また、無料で参加できる「コトノハ行灯」イベントが催されます。紅葉をモチーフにしたシールにメッセージを書き、大型行灯に貼ることができます。

嵐山のおすすめ紅葉ライトアップ3:阪急嵐山駅から法輪寺コース見出し

阪急嵐山駅から北に向かって周るコースです。こちらは渡月橋南側だけのコースにつき、時間に余裕があれば、竹林の小径や宝厳院などのライトアップ名所と組み合わせるのもおすすめします。渡月橋付近は大変混雑するので、時間配分に注意してください。

レトロな灯りが点る「阪急嵐山駅」

大阪方面からアクセスしやすいのが阪急嵐山駅。京町屋の行灯をモチーフにした、レトロな灯りが点るプラットホームは撮影の人気スポットです。また、駅前広場では、地元の子どもたちによる行灯や絵画の展示が催されます。なお、阪急電車は、1日限りの臨時列車「嵐山花灯路号」も走ります。

芸術学生による灯りが彩る「中ノ島公園」

桂川(大堰川)の中洲にある公園。2016年は、京都嵯峨芸術大学の学生や地元の小中学生による巨大な和製提灯や行灯、絵画が彩られました。また、各種イベントが催され、キッチンカーも登場します。中ノ島公園のほか、小倉池など、会場エリア内に市内の芸術学部・デザイン学部の学生によるユニークな作品が展示されます。

現像的なプロジェクションマッピング「法輪寺」

日本随一の虚空蔵菩薩の霊場で「十三まいり」の寺として有名。嵐山花灯路期間中は、D-K LIVEプロジェクションマッピングが開催されます。また、ホット飲料の振る舞いもあります。展望台からは夜の京都の街が一望でき、ライトアップされた渡月橋や京都タワーを見ることができます。

百人一首がテーマのミュージアム「時雨殿」

百人一首がテーマのミュージアム。2017年は休館中ですが、毎年、時雨殿では嵐山花灯路時期に合わせたイベントや、ライトアップされた嵐山の街を眺めることができるおすすめ穴場スポットです。また、時雨殿前では老舗料亭による「十軒会あったかおもてなし」があり、有料で湯豆腐や、おでんなどがいただけます。

嵐山のおすすめ紅葉ライトアップ4:嵐山花灯路以外のスポット見出し

嵐山の夜間紅葉ライトアップは、「嵐山花灯路」だけではありません。紅葉の見頃の時期には、秋の夜間特別拝観やライトアップ企画が実施されます。「嵐山花灯路」とは実施期間が異なるスポットがあるので、注意してください。

紅葉と大沢池の競演が美しい「大覚寺」

「大覚寺」は、嵐山から徒歩15分ほどの場所にあり、秋の夜間特別拝観「真紅の水鏡」が実施されます。ライトアップされた大沢池と紅葉の競演が見どころです。2017年は、11月10日(金)から12月3日(日)に実施されます。嵐山花灯路期間とは異なりますが、秋の夜長にゆっくりと紅葉を観賞したい人にはおすすめです。

ライトアップの穴場「嵐山モンキーパークいわたやま」

法輪寺の近くにある「嵐山モンキーパークいわたやま」。法輪寺と合わせて周るのもおすすめです。夜間ライトアップは猿を見ることができませんが、美しいライトアップが楽しめます。点灯は、嵐山花灯路期間中の土日のみで、午後17時から19時入園、20時閉園。1日限定500人。雨天中止なので注意してください。

夜も人気の「嵯峨野トロッコ列車」

例年、10月中旬から12月第1日曜日までの期間、トロッコ嵐山駅からトロッコ亀岡駅間で夜間ライトアップが楽しめます。オープンエアタイプの「ザ・リッチ号」は1車両のみ。写真や動画を撮影するのにおすすめですが、窓ガラスがないので、防寒対策は万全に。全席指定なので、早めの予約が肝心です。「ザ・リッチ号」のみ当日券です。

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嵐山のおすすめ紅葉ライトアップ5:紅葉ビューの宿見出し

嵐山の紅葉ライトアップをゆっくり見たい方は、宿泊がおすすめです。嵐山の紅葉名所を回るのに便利で、混雑や寒さを逃れて、宿にすぐ戻れるのは大きな利点です。桂川(大堰川)沿いの宿は宿泊料金が高いですが、その分景色を独り占めできます。紅葉見頃の時期は、早めに予約を取りましょう。

女性限定の宿坊がある「鹿王院」

JR嵯峨嵐山駅から徒歩5分ほどに位置する紅葉の名刹「鹿王院」は、女性限定の宿坊があります。2016年は紅葉の見頃の時期に、1日100名限定の夜間特別拝観が実施されました。人数限定なので、静かな夜の紅葉ライトアップを体験できます。この時期に宿泊すれば、ライトアップされた日本最初の平庭式枯山水庭園を堪能できます。

嵐山の絶景を堪能できる「嵐山辨慶」

「嵐山辨慶」は、渡月橋近くの桂川(大堰川)沿いに面した宿。客室は全部で10部屋につき、きめ細やかなサービスが人気です。嵐山と桂川(大堰川)が見える客室では、ライトアップを眺めることができます。人気の露天風呂付きの客室では、露天風呂に浸かりながら紅葉ライトアップを楽しむことができます。

嵐山唯一のかけ流し温泉の宿「嵐月」

嵐山唯一のかけ流し温泉の宿。3室しかない特別室にある露天風呂からは嵐山や桂川(大堰川)を目の前で見ることができます。露天風呂に入りながら、嵐山の紅葉ライトアップを眺める時間は、まさに至福の一時です。また、客室鵜飼シーズンは客室の目の前で催されるため、こちらも特等席気分が味わえます。

老舗の宿「渡月亭」

渡月橋南詰近くに建つ「渡月亭」は、嵐山温泉の老舗旅館。客室の一部からは、紅葉ライトアップを見ることができます。別館の「渡月亭別館松風閣」は京懐石の食事処。中之島公園内にあり、こちらも絶景を見ながら食事ができます。ライトアップ絶景の特等席ですが、冬季のラストオーダーは18時なので注意してください。

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嵐山の紅葉ライトアップに行ってみよう見出し

嵐山の紅葉ライトアップスポットでお気に入りは見つかりましたか?「嵐山花灯路」は、点灯時間が3時間半ほどの短い時間の上、混雑が予想されるため、一度にすべてを周るのは困難です。今回紹介したおすすめを参考にして、嵐山の紅葉ライトアップを楽しんでください。

投稿日: 2017年8月3日最終更新日: 2020年10月7日

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