有明海観光のおすすめ！釣りやムツゴロウなど干潟体験！お土産やグルメも！

有明海は、福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県に囲まれた九州最大の湾です。広さは東京ドーム約36個分！水深は深いところでも20メートルくらいだそうです。また、見る位置によっては有明海を背景にした朝日と夕日が見られます。朝・昼・夕方と観光を楽しめるスポットをご紹介いたします。

有明海は干満差が6メートル以上にもなるんだそうです。その干満差から日本一の広さの干潟が生まれました。目の前には一面の干潟が広がります。その広さ、およそ東京ドーム4個分！そこには有明海だけの生物が棲んでいます。そして有明海観光ならではの泥んこ体験がまっています。

有明海の観光は干潟から始めましょう。有明海の干潟ならではの生物も見られます。絶滅危惧種のズグロカモメが見られるかもしれません。朝日や夕日の絶景スポットもあります。一日干潟を眺めていても飽きることがありません。表情豊かで見どころがいっぱいです。

御輿来（むこしき）海岸は、日本の夕日百選にも選定されている絶景スポットです。塩が引いた干潟は波によって造られた美しい砂紋が現れます。やわらかい曲線を描く砂紋が夕日に照らされると神秘的な光景が見られます。有明海のむこうには雲仙普賢岳を望むことができる観光スポットです。

泥んこになって遊べるとしたら？子供だけでなく大人もワクワクするのではないでしょうか。常駐のスタッフが遊びを教えてくれます。遊び道具も借りられます。シャワーも用意されているので泥んこになっても安心です。有明海の観光は干潟体験！子供と一緒に泥んこ遊びを楽しみませんか。

有明海の干潟体験は、道の駅鹿島で申し込みができます。道の駅には温水シャワーがありますので、泥んこになることを恐れずに干潟に思いっきり飛び込んでみましょう。広い干潟はきめ細かい泥になっていますので、ころんでも安心ですよ。泥んこになって遊びましょう。

広い干潟を利用して毎年5月中旬～6月中旬に行われているのが鹿島ガタリンピックです。ガタスキーという長い板で干潟の上をすべる競技や干潟の上に敷いた板の上を走る自転車で走るガタチャリ、ロープを使って干潟の中へ飛び込むガターザンなど、干潟の泥んこ運動会です。

運動会だけでなく干潟では4月中旬から10月まで泥んこになって遊ぶことができるんです。それが干潟体験です。泥んこになるまで遊んでお母さんに叱られたことってありませんか？有明海の干潟ではそんな心配をしないで遊べます。親子揃って泥んこになって見ませんか。

干潟体験の一番人気が潟スキーです。ムツゴロウ漁に使われるガタスキーという長い板にのって干潟を滑ります。子供でも簡単に乗りこなせますよ。決まった遊び方はなく、子供たちは歓声をあげながら、思い思いに遊んでいます。倒れることを恐れずに！

ガタスキーが重くて大変！という方にはボディボードもあります。干潟の遊び道具がいろいろ揃っています。ビーチフラッグと同じ遊びで、ガタフラッグも行われます。フラッグをめがけて泥の中に飛び込みます。コレこそが泥んこ遊びと言っていいかも知れませんね。

ガタスキーと呼ばれる長い板に乗って、干潟を滑りながらムツゴロウを捕るのがむつかけです。7月から10月には、そのむつかけを体験できます。むつかけ師が優しく教えてくれます。少し難しいですが、捕れたときには感動です。ワラスポを捕るすぽかき漁体験もあります。

マジャクとは干潟の穴に潜んでいるアナジャコのことです。深さ1から2メートルほどの穴の中にいます。その穴に毛筆を差し込んでマジャク出てきたところを捕まる、マジャクの習性を利用した伝統漁法です。釣り名人が教えてくれて、釣り揚げただけ持ち帰ることができます。

有明海の観光では干潟に棲む生物を見て帰りましょう。干潟ならではの珍しくてこっけいな生き物やちょっと怖い生き物など、水族館では見られない自然な様子を見ることができます。一度は見ておきたい生物ばかりをご紹介します。泥んこ遊びをしながら捕まえることもできますよ。

ムツゴロウは干潟に生息する代表的な生き物です。なんと泥の下に1メートルも穴を掘って棲んでいるそうです。普段は泥の上をひれを使ってうまく歩いて？います。運がよければ大小のムツゴロウが群れを作って歩く姿が見られます。時には空中を飛ぶ姿も見られますよ。

ワラスボは日本では有明海だけに棲む生物です。体長40センチのウナギのような細長い魚です。大きく開けた口には牙のような歯が並んでいますが、噛まれても痛くないそうです。見るからに恐ろしい顔をしていることから、エイリアンとも呼ばれています。

有明の干潟でマジャクと呼ばれるアナジャコです。体長10センチ前後のザリガニににた生物です。ハサミのような、ウチワのような大きな前足を突き出したような姿はこっけいにも思えます。その前足を使って1メートルにもなる巣穴を作るそうですよ。

広い有明海には見どころもいっぱいです。干潟で思いっきり遊んだあとはのんびりと見どころの観光地を廻ってみてはいかがでしょうか。青い海と青い空の有明海は、は干潟とは違った表情を見せてくれます。有明海のおすすめの見どころスポットをご紹介します。

福岡県柳川市にある柳川ひまわり園です。有明海に面する3.5ヘクタールに35万本の大輪のひまわりの花は迫力満点です。青い空と黄色のひまわり、その向こうにも青い有明海が広がります。夜にはライトアップされ、ひと際幻想的な観光スポットに変貌します。

有明海を取り巻くように点在する釣りスポットは九州でも人気になっています。メバル・マダイ・ヒラメ・スズキなどの大物も狙えます。子連れでも手軽に楽しめる堤防釣りスポットもあります。有明海と岡山県の一部にのみ生息するヒラは、目がルビー色に輝く人気の魚です。

長崎県小長井町の有明海沿いの国道にはフルーツの形をした、その名もフルーツバス停あります。イチゴ・オレンジ・トマト・メロン・スイカの5種類が16ヵ所に設置されています。心が和む童話の世界です。グループや家族で16ヶ所を探す競争をしてもおもしろい観光ですよ。

有明海を取り囲むように、福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県があります。そのため、それぞれの県の見どころを観光しながら、背景にある有明海も一緒に楽しむことができます。沿岸を走る列車も走っています。車窓から移り変わる有明の風景をゆっくり眺めるのもいいかも知れません。

佐賀県西多久町にある古民家です。森家住宅と川打家住宅がありどちらも国や市の重要文化財に指定されています。くど造りとは、棟の形がかまど（くど）の形をしていることから名づけられています。見学ができますが、有料で利用することもできるようです。

肥前浜宿は佐賀県鹿島市浜町にある旧多良海道の宿場町でした。江戸時代から酒造りが盛んで今も酒蔵が残り、その通りは酒蔵通りと呼ばれています。いくつもの風情の違った酒蔵が立ち並ぶ人気の観光スポットです。200年前の住宅もありタイムスリップしたような風景です。

江戸時代から続く8軒の酒蔵！今でも創業しているのには驚きです。酒蔵は無料で見学できますが予約が必要です。見学のお楽しみは、見学後の試飲ではないでしょうか。清酒や焼酎、リキュールなどが試飲できます。ドライバーや子供にはノンアルコールの甘酒も！

有明海の干潟を訪れたら、ぜひ味わって欲しいのが干潟のグルメです。干潟に生息するムツゴロウやワラスポ、マジャクなどが姿を変えて食卓に並びます。また、有明海にはココだけの食材やおいしい食材がたくさんあります。ぜひとも味わって帰りたいグルメです。

干潟のエイリアン・ワラスポの生き造りです。見た目は恐ろしい顔をしていますが、赤みを帯びたぷりぷりの食感には感動します。脂ものっています。同じようにムツゴロウの生き造りも、ぜひ味わっておきたい有明海のグルメです。どちらも見た目で判断できないおいしさです。

エツは国内では有明海と岡山県の一部に生息する珍しい魚です。夜にライトを浴びると目がルビー色に輝くことから、釣り人に人気のある魚です。イワシの仲間なので味は想像できると思います。幼魚の唐揚はビールが進む代表的な有明海グルメです。

タコといえば明石が有名ですが、明石のタコは有明海のタコが放流されたものだそうです。タコも有明海の代表的なグルメです。刺身や煮物、タコ飯などいろいろな料理や郷土グルメが味わえます。新鮮な生ダコの刺身や吸盤はぜひとも味わいたい有明海グルメです。

お土産もやっぱり干潟のグルメで！ムツゴロウやワラスポがおすすめです。全国的に有名な有明海の海苔もお土産としては喜ばれます。海苔の加工品がたくさん並べられていますので、お好みがきっと見つかります。有明海を囲むように点在する道の駅では、お土産が豊富です。

ワラスポをお土産にすると話題に困りませんよ。味付けして乾燥した丸ごと一匹は生きているときと表情はかわりません。エイリアンを頭からガブリ！お酒が進むこと請け合いです。丸ごとのムツゴロウもありますが、こちらは愛嬌のある顔をしています。

インパクトのある包装で知られるエイリアンラーメンはお土産に最適です。ワラスポを出汁にした塩味スープです。緑色をしたスープはワラスポの体液を表現しているそうです。でも、味はとてもおいしいラーメンです。人気者のエイリアンはキーホルダーや食器などに変身してお土産になっています。

有明海の観光の楽しさを感じていただけましたか？干潟の泥はきめ細かくてころんでも大丈夫です。子供と一緒になって泥んこの一日を過ごしてみませんか。お互いに顔と顔を見合わせれば、普段と違った笑顔が輝きます。親子の絆もきっと深まる観光の旅です。