「アンドラ公国」って?
アンドラ公国は、フランスとスペインの国境でもあるピレネー山脈の中にある小さな国です。高山帯にある渓谷には、氷河や断崖絶壁などの壮大な自然が残り世界遺産にも認定されています。知らない人も多いアンドラ公国から、観光名所やお勧めのお食事処、行き方などをご紹介して行きたい思います。
「アンドラ公国」への行き方
アンドラ公国への行き方は、空港も無く電鉄も走っていないので、フランスのトゥールーズやスペインのバルセロナから長距離バスを利用する行き方になります。所要時間は約3時間半、フランスやスペインの田舎風景を眺めながらの観光も素敵です。どちらにも日本からの直行便は無く、スペインのバルセロナ空港からの行き方の方が比較的便利です。
「アンドラ公国」年間の気候
アンドラ公国への観光旅行を考えた時、気候について気になると思います。アンドラ公国は首都で標高約1000メートルのピレネー山脈の中に在るので、日中と夜の寒暖の差が大きいです。年間の平均気温が7.6度、平均最高気温でも12.4度低めです。夏場でも日本と比べるとかなり気温が低いので服装等注意が必要です。年間を通して降水量も多く平均的に降ります。
「アンドラ公国」観光旅行準備
【知ってた?パスポートの表紙の色は世界中探しても4色しか存在しない】パスポートの色は赤、青、緑、黒しか存在しません。私も知りませんでした! → https://t.co/1GAJ5CfZGN
— SENUKAWA (@senukawa) August 6, 2017
アンドラ公国へ観光旅行する事になって、気になるのがビザ「査証」の事ではないでしょうか。フランスやスペインへ入国許可が下りていれば、アンドラ公国へは入国審査なしで入国出来ます。でもパスポートや航空券は、提示を求められる事があるので身に着けている方が良いです。日本のパスポート所持の場合、観光目的で90日の滞在が許可されています。
アンドラ公国は夏でも最高気温の平均が約22℃、冬になると平均最低気温は4℃とかなり寒くなります。夏でも肌寒い日があるので、薄手のジャケットやカーディガンは持参した方が良いでしょう。冬はしっかりとした、防寒用のジャケットやコートが必要になります。観光の日程が決まったら最新の情報をチェックして持参する洋服を決めて下さいね。
アンドラ公国周辺では、一年を通じて雨が平均的に良く降ります。観光の途中で雨に遭う確率も高いと思いますので、傘は必須アイテムとなります。近頃では、軽量でコンパクトな折りたたみ傘のバリエーションも豊富です。明るい色やパターンの傘を選ばれると、観光中に雨に遭っても明るい気分で過ごせるのではないでしょうか。
「アンドラ公国」観光名所:マドリウ・ペラフィタ・クラウ渓谷
世界遺産
【アンドラ公国】マドリウ・パラフィタ・クラロー渓谷
— 世界遺産好き! (@fsc7777) August 11, 2017
アンドラは、フランスとスペインとの国境をなすピレネー山脈東部の谷間にある小独立国。このピレネーの高山帯のマドリウ・パラフィタ・クラロー渓谷は、雄大な氷河や断崖絶壁などが見られる。 pic.twitter.com/HjT3PE6KiB
アンドラ公国の「マドリウ・ペラフィタ・クラウ渓谷」には、大自然を壮大に感じる事の出来る所です。森、湖、牧草地等が広がり、700年以上山岳地帯アンドラの人々が暮らして来た生活の跡が点在し、その景観が認められ世界遺産に認定されています。大自然と共に暮らして来た、アンドラの人々の文化に触れるのも興味深いですね。
Estany de l'illa, pujan cap al pic de pessons(2864m), preciosa la vall del madriu-perafita-claror (patrimoni de la … pic.twitter.com/ekC9Tffsv0
— País dels Pirineus (@yopp_and) May 26, 2015
「マドリウ・ペラフィタ・クラロ渓谷」は、ピレネー山脈の奥深い所2000メートル級の山脈に囲まれた場所にあります。アンドラ公国自体は日本の淡路島よりも小さいのですが、この様な秘境の絶景とも言える氷河を観る事が出来ます。アンドラ公国の中には、他にも数多くの歴史的建造物や世界遺産がありますので見応えがあります。
「アンドラ公国」観光名所:旧国会議事堂
20170626①領主の公爵など居たこともないのに,アンドラ公国という不思議。アンドラ・ラ・ベリャの谷間を見おろす中空に虹(画面中央)。下界の旧議事堂前は雨。その後,再びスペインへ。ここまで晴天時の気温は,フランスの平地35℃,山中20~25℃,スペイン30℃。
— 墾田 推 (@harita_osu) July 6, 2017
#ピレネー pic.twitter.com/6m8oR0bGa0
アンドラ公国には国会議事堂だったとは思えない様な、可愛らしい建物の「旧国会議事堂」が有ります。現在はセキュリティーの関係で使用されていませんが、以前はこの建物でアンドラ公国の議事が執り行われていたのかと思うと不思議な感じがする位可愛い建物です。世界で一番小さい国会議事堂だったそうで、今は人気の観光地となっています。
アンドラ公国の『公国』って?
所で「アンドラ公国」の『公国』ってどう言う意味でしょうか。現在では『ヨーロッパの小国』と言う意味合いで使われている様です。アンドラ公国以外では、モナコ公国やリヒテンシュタイン公国等があります。中世のヨーロッパでは、公爵の称号を持つ者が治めていた国を『公国』と呼んでいた様です。
「アンドラ公国」観光名所:サン・エステバ教会
世界遺産
アンドラ公国に来ました٩꒰๑❛▿❛ ॢ̩꒱ pic.twitter.com/fLyiWHSJKc
— モフ丸 (@moftonmaru) July 10, 2017
アンドラ公国のシンボルとも言われている「サン・エステバ教会」は、山間にスクッと凛々しく伸びた塔を持つロマネスク様式の教会です。アンドラ公国のロマネスク様式の教会は、世界遺産に認定されています。「サン・エステバ教会」は見た所あまり古く見えませんが、12世紀頃に建てられた歴史的な建造物となっています。
Església de Sant Esteve (Church of Saint Stephen) pic.twitter.com/ITwLuBCxNH
— Chris Wathan (@ChrisWathan) September 9, 2014
アンドラ公国には、この他にも世界遺産に認定されている教会がいくつかあります。景色を見ながら周辺をぶらぶらと散策していると、可愛い動物に出くわしたり綺麗な花が咲いていたりと色々な発見があるかも知れません。日本の淡路島よりも小さな国で、ヨーロッパの秘境ならではの雰囲気を味わってみて下さいね。
「アンドラ公国」観光名所:サンタ・コロマ教会
世界遺産
ピレネー山脈の小さな国アンドラにある、ロマネスク様式の歴史的な教会「サンタ・コロマ教会」です。真っすぐに伸びた塔が印象的な歴史を感じさせる教会となっています。驚く事にこの「サンタ・コロマ教会」には、毎週日曜日になると村人がミサの為に集まって来る現役の教会なのです。その様な光景を見ると、中世にタイムスリップした様な感覚になります。
内部も歴史の長さがうかがえる様な雰囲気で、アンドラ公国を訪れたら是非観て頂きたい歴史的建造物です。こちらもロマネスク様式の教会として、ユネスコから世界遺産に認定されています。中世の頃からずっとここに村の人々が集って来たのかと思うと、感動すら覚えるのではないでしょうか。
「アンドラ公国」観光名所:アンドラ・ラ・ベリャ
淡路島よりも小さく、ヨーロッパの秘境に存在する小さな国と言えば、一体どんなに不便な所だろうと思いますね。でも印象と違って首都「アンドラ・ラ・ベリャ」は、街の中心地で結構発展しています。アンドラは免税を実施しているので、近隣のヨーロッパから買い物にやって来る人々が結構いるのです。格安でショッピング出来るので人気なのです。
メインストリートには、高級ブランドショップやレストラン、衣料品や家電など様々な物が買えるショッピングセンターもあって便利です。観光シーズンには旅行客で溢れ、近隣のヨーロッパ諸国からも週末には買い物客が大勢やって来て大人気です。ピレネー山脈の秘境にある、小さな国とは思えない様な賑わいになります。通りには『ダリ』のオブジェもあります。
「アンドラ公国」観光お勧めレストラン:Restaurant Manacor
I'm at Restaurant Manacor Grill in El Tarter, Andorra https://t.co/js4S1j99kJ pic.twitter.com/io915B3DTn
— FosilGamerTV (@Grimlock_God) December 13, 2014
Restaurant Manacorはステーキや鉄板焼き、バーベキューを中心とした美味しいお肉料理が楽しめるレストランです。特にお肉の好きな方には人気のレストランとなっています。郷土料理やデザートなども充実しているので、大人も子供も満足できるお店です。記念日などの食事にも対応している様です。美味しい空気と美味しいお料理できっと満足できると思います。
Restaurant Manacorの営業時間は、月曜日から日曜日まで12時30分から11時までとなっています。ランチからディナー迄楽しめますので、ゆっくりと散策した後に夕飯を食べるのにもぴったりです。お子さん連れの方や大人数のグループ客にも対応しているので便利です。アンドラ公国ではお勧めのレストランとなっていますので、是非立ち寄ってみて下さい。
「アンドラ公国」観光お勧めカフェ:Delbosc Coffee Shop
HOY CONITOS DE DULCE DE LECHE!! :) by delbosccoffeeshop https://t.co/mJSNK1hrwJ pic.twitter.com/6LO6gQsX8e
— SoldeuFocus (@SoldeuFocus) March 3, 2016
アンドラ公国でお勧めのカフェ「Delbosc Coffee Shop」では、美味しいコーヒーやチョコドリンク、ケーキ等も人気のお店です。散策の途中で、ちょっと一息入れたい時にぴったりのカフェとなっています。朝食やブランチにもおすすめのお店です。口コミではバナナ・チョコレートケーキやブラウニーが人気の様ですので、是非チェックしてみて下さいね。
お店の雰囲気や店員の対応も良いと評判ですし、綺麗な景色を眺めながらゆっくり出来るテラスも有ります。気候の良い時期には、是非カフェテラスでバカンス気分を味わってみるのも良いですね。カフェでのんびりしていると、きっとピレネー山脈の山の中に居る事を感じさせないひと時を過ごせる事でしょう。大自然と街の雰囲気が両方楽しめるアンドラ公国です。
アンドラのワイン
アンドラ公国はワインも美味しい事で知られています。ピエネー山脈の上にワイナリーが在り、見学や試飲もさせて貰う事が出来ます。特にワイン好きの方には、少し足を延ばしてワイナリーの見学もおすすめです。美味しい空気と美味しいワイン、最高ではありませんか。CASA AUVINYAと言うワイナリーでは、コンクールで銀賞を貰ったらしく期待出来そうです。
「アンドラ公国」を観光しよう
ピレネー山脈に在るヨーロッパの小国、「アンドラ公国」の名所や行き方、旅行の準備についてもご紹介して来ましたが如何でしたか?世界遺産に認定されている渓谷や歴史的建造物、ショッピングで賑わうメインストリート等見どころが沢山有りました。秘境の割には賑わいもあって、意外に行き方も簡単なので是非フランス旅行やスペイン旅行と併せてお楽しみ下さい。