リュブリャナを観光！スロベニアの首都でおすすめの秘境＆穴場スポットを紹介！

スロベニアは中央ヨーロッパに位置する人口約206万6千人、国土面積は四国とほぼ同じ、という小さな国です。観光地が集中していることもあり、首都のリュブリャナだけだったら半日で見て回れるほどの規模。今回は治安も良く観光しやすいにも関わらず日本人にはあまり馴染みのない、スロベニアの首都リュブリャナを紹介します。

スロベニアの首都リュブリャナは、ゲルマン文化やラテン文化に代表されるさまざまな文化が入り混じった、スロベニア唯一の国際都市です。政治や経済の中心にもなっているため、新しい建物も増えてきてはいますが、中世の面影を残したバロック様式の建築が見られることもその特徴です。

リュブリャナは観光スポットが一点に集中していて、リュブリャナ城が立つ丘の周辺にかけて駅や公園があり、観光地として人気の場所です。大体1.5㎞四方と小さいエリアなので歩いて観光できるでしょう。街は川を隔て旧市街と新市街に分かれておりスロベニアを代表する建築家によって建てられたいくつかの橋が二つを結んでいます。

リュブリャナは学生の街ともいわれ、市内には大学があり常に若さと活気で溢れています。しかし街に騒々しい雰囲気があるわけではなく、おしゃれなカフェのテラスでゆったりできるような落ち着いた街です。そののんびりとした雰囲気がまた大学の学生にとっては勉強に集中できることやその治安の良さの理由なのかもしれないですね。

実はリュブリャナにあるリュブリャナ大学には日本の大学との交換留学のプログラムがあります。現地では伝統的な日本の文化からアニメまで、日本の文化が浸透していることもあり、首都に位置するこのリュブリャナ大学にも日本語コースが開設されています。大学生の方は、スロベニアでの留学をしてみるのもいいかも知れないですね。

スロベニアは治安が良いことで有名です。他のヨーロッパの観光地に比べて治安が非常によく、ひとりでも安心して旅ができます。しかし旅行中に注意しておきたいのはスリやひったくり。どこの観光地に行っても治安によらず旅行者は狙われやすいので注意です。また置き引きが発生する事例も見られます。貴重品は肌身離さず持ち歩くことを忘れずに。

リュブリャナの観光時期は6月から9月ごろにかけてです。この時期は緑や花が街中に多くみられ、街歩きをするだけでも十分な観光となるでしょう。観光客がたくさんいる時期を避けたい人は冬場に来てみてもいいかもしれません。冬の寒さが厳しいスロベニアですが、クリスマス周辺の景色はとても街中がライトで照らされとても綺麗です。

リュブリャナの観光地としてまず訪れたい場所はリュブリャナ城でしょう。市のシンボルとして立っているこの城はリュブリャナの紋章にも描かれています。城内では年間を通し、スロベニアの文化や歴史を紹介するイベントが多く開催されています。城に行く前にどんなイベントがあるのか確認してみてくださいね。

リュブリャナ城は12世紀に建てられ、丘の上からリュブリャナの成長を見守ってきました。丘の上から見るオレンジの屋根が並ぶリュブリャナの景色は美しく、この城の観光のメインとなるでしょう。その歴史の中で幾度となく所有者が変わったこの城は、ヨーロッパで見られる他の城とは異なる役割を持っており、独特な歴史を形成しています。

リュブリャナ城は、その見た目からも想像がつくかもしれませんが、王族などの居住地としては使用されていませんでした。このお城は敵から街を守るためにつくられ、19世紀初頭から世界大戦にかけては刑務所であった歴史を持ちます。1905年に市が買収したその後は、住宅不足を解消するために住民の居住地として一部を開放したそうです。

住民が去った1963年以降はレストランやカフェなどが並び、市民に向けて開放されるに至りました。そのほかにも博物館やギャラリーなどを観光できます。ギャラリーではここでしか購入することのできない工芸品も見ることも。また、城の中にある聖ジョージ礼拝堂は結婚式場としても利用されており、多くのカップルがここで式を挙げています。

リュブリャナを観光する際のスタート地点となるのがこのプレシェーレノフ広場です。この広場を起点に3本の橋を渡りリュブリャナの観光地へと向かうことができます。広場自体は、おしゃれな建物に囲まれていて、夜のライトアップも素敵です。中心には詩人のフランツェ・プレシェーンの銅像が建っています。

クリスマスの時期は特にイルミネーションが綺麗です。昼のゆったりとした雰囲気を楽しむのにもいいですが、夜にまた戻ってきてみてください。星空をイメージしたイルミネーションはとてもロマンチックで、昼の広場の姿とはまた違った雰囲気があります。冬のスロベニアは観光シーズンではないですが、クリスマス旅行としておすすめスポットです。

リュブリャナに来た際には、地元の方が集まるマーケットに行ってみましょう。ヴォードニク広場で開かれています。自然から採れた新鮮なキノコや、キイチゴが並ぶのを見ることができます。また、スロベニアはハチミツでも有名な国です。日本ではみることができないハチミツの種類をここでみることができますよ。日曜日はお休みなので注意です。

大体9時ごろになるとマーケットは地元の人で活気づいてきます。マーケットを開いている地元のお店の方の雰囲気も良く、旅行者だからといって破格の値段にしたりはしません。スロベニアの国民性が表れているマーケットであると言えます。地元の人の生活風景を見るのにはうってつけの観光スポットでしょう。

パイプオルガンと内部のカラフルな装飾が特徴的なこのニコライ大聖堂はリュブリャナの観光地としてもおすすめのスポットです。この大聖堂は地元の方の結婚式場としても広く使われており、人々から愛されています。シンプルな外装からはあまり想像がつきませんが、内部は豪華な彫刻やアートで溢れていて見ごたえがある観光スポットでしょう。

バロック様式が美しいこの大聖堂は、17世紀後半に活躍したアンドレア・ポッツォによって設計されました。扉を含め、内部のフレスコ画は見る者を圧倒させます。また、内部にある神父のレリーフも見どころの一つです。通りから少し離れた奥まった場所にあるので注意してください。

大聖堂の裏にひっそりと佇む、隠れ観光スポットであるのがこの図書館でしょう。たくさんの古い書籍をみることができ、とても貴重な体験をすることができます。訪れる前に、電話かメールで予約をする必要があるので注意してください。図書館内部はアートで飾られているので、アートが好きな人は訪れてみるのもいいかも知れません。

ブレッド湖は首都のリュブリャナから1時間ほど行った場所にある、エメラルドグリーンが美しい湖です。欧米の人たちにとってはとても有名な観光地で、多くの方がこのブレッド湖とアルプスが織りなす圧巻の風景を見に訪れます。この湖には、スロベニア唯一の自然の島が浮かんでおり、その島内の教会にボートで行くのがメインアトラクションです。

このブレッド湖に行くのは、リュブリャナから出ているバスを取るのがおすすめです。本数も多く、朝早くから出ているので、朝もやがかかるブレッド湖の幻想的な風景をみることもできるでしょう。リュブリャナからブレッド湖までの半日ツアーなどもあるので、ガイドや通訳がついてきてほしいという方はツアーを取るのもいいかも知れません。

ブレッド湖を訪れた際には、ブレッド城にもよってみてください。ブレッド城は崖の上に建っている城で、テラスからは、ブレッド湖と背景のアルプスの美しい光景をみることができます。城内にはレストランやワインセラーもあり、食事をとる場所としてもおすすめです。

その街の雰囲気から、街歩きをしたり、ゆったりとした時間を過ごすのにはおすすめの都市であるリュブリャナ。日本との交流から現地の大学に留学するのもいいかもしれないですよね。治安が不安なヨーロッパ旅行でも安心。スロベニアの治安の良さはひとり旅でも訪れやすいです。ヨーロッパを訪れる際は、リュブリャナにもぜひ行ってみてください！