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オーストラリアの先住民アボリジニ!言語や文化を知ろう!体験できる?

オーストラリアの先住民アボリジニ!言語や文化を知ろう!体験できる?
投稿日: 2017年8月21日最終更新日: 2020年10月7日

オーストラリア国と周辺の島々には、オーストラリア先住民とも呼ばれるアボリジニがいます。アボリジニといってもいくつもの部族が存在し、それぞれ独特の文化や音楽、ダンス、楽器などを持っています。差別も受け問題になったオーストラリア先住民の歴史についてご紹介します。

オーストラリア先住民について見出し

オーストラリア先住民のアボリジニは、約4万年以上も前からオーストラリア大陸で生活をしていたとされています。遊牧民で自然を大切にし、所有するという考えを持たないため、みんなで共有する精神が根付いているようです。差別を受け、迫害された歴史などもあります。そんなオーストラリア先住民のアボリジニについてご紹介いたします。

オーストラリア先住民の歴史見出し

オーストラリア先住民アボリジニの文化は、地球上つまり世界で最古の歴史であり、かつ現在も存在する文化といわれています。諸説ありますが、歴史は古く約4万年から6万年前以上も昔からオーストラリアで生活をしていたと考古学観点から考えられています。言語はありましたが文字がなかったアボリジニは、歌や踊り、絵を通して信仰の表現や伝承を行っていました。

遊牧民族とされており、狩猟をしながら洞窟で暮らし、獲物がいなくなったら移動して住むという暮らしをしていたとされています。オーストラリアが発見された当時は、アボリジニの人口は約30万人でしたが、侵略や病死等に伴う減少で、現在伝統的なアボリジニの言語を話せる人は約5万人と推定されています。

差別等も受けた歴史もあり、250くらいあったアボリジニの言語も現在は50ほどに減少しています。オーストラリア先住民はアボリジニと呼ばれますが、迫害を受け差別されたを歴史があるなどの意味を持つことから近年「アボリジニ」という言語に差別的要素が含まれるとのことで、「オーストラリア先住民」という言語を使う方が好ましい傾向にあります。

オーストラリアの各地域に住んでいた先住民ですが差別を受けた影響から、現在はノーザンテリトリー州が「アボリジニの土地」として認められています。そのため、アボリジニの壁画が現存している通称ウルルと呼ばれる、大きな一枚岩「エアーズロック」周辺に、多くのオーストラリア先住民の各族が住んで生活しています。

オーストラリア先住民の芸術見出し

オーストラリア先住民は独特な文化を持っており、中でもアボリジニアートは有名です。カラフルな点描写で絵を描き、どこかひかれるアートでもあります。アボリジニに関する展示などを行っている文化センターなどでは、アボリジニアート体験やボディペイント体験も実施されていますので、体験してみてください。

オーストラリア先住民体験「ワラダアボリジナルセンター」見出し

「ワラダアボリジナルセンター(Waradah Aboriginal Centre)」は、シドニーで唯一の世界遺産「ブルーマウンテンズ」があるカトゥーンバ(Katoomba)地区にあります。シドニーから車で約1時間半程の場所にあり、スリーシスターズやユーカリ原生林、エコーポイントからの素晴らしい眺めを見た後に立ち寄るのにぴったりです。アボリジニのアート作品を購入できるギャラリーもあり、ギャラリーへの入場は無料です。

ワラダアボリジナルセンターでは、アボリジニの文化や言語、歴史などを分かやすく理解できるように、最新の設備である大型スクリーンを使ってライブショー映像を見ることができます。日本人観光客も多いことから上映されるビデオ映像には、日本語字幕の対応もされており、より学びやすいとの声が多いです。

映像では、細かい点を連ねて描くアボリジニアートや儀式の際に用いられるボディアート、アボリジニ伝統楽器「ディジュリドゥ」を使った演奏、歌、ダンス、伝統的な道具、アボリジニの神話「ドリームタイム」についてなどを学べます。一緒にパフォーマンスをすることで体験もでき人気です。さらにライブパフォーマンスもあり、所要時間は約30分です。10時から4時まで1日10回開催されます。

オーストラリア先住民体験「ジャプカイアボリジナパーク」見出し

クイーンズランド州ケアンズにある「ジャプカイアボリジナパーク(Tjapukai Aboriginal Cultural Park)」は、キュランダに暮らしていたアボリジニの一族「ジャプカイ族」がアボリジニ文化を知ってもらうため作られた文化施設です。アボリジニの伝説や文化の紹介をはじめ、やり投げやブーメラン投げ体験をすることができ人気があります。

中でも注目されているのがレストランで提供される、アボリジニ料理「ブッシュフード」です。オーストラリアのハーブや果実が使われた料理が人気となっています。モダンオーストラリア料理がエスニック風に仕上げられており、色々スパイシーで刺激的な香辛料などが好きな人にはオススメのレストランです。

ジャプカイ族にフェイスペイントをしてもらい、ジャプカイ族の歓迎の儀式やダンス、火起こしの儀式、アボリジニ伝統楽器ディジュリドゥの演奏などを楽しむこともできます。夜はキャンプファイヤーを囲んで、アボリジニダンスショーなども行われます。カンガルー肉のディナービュッフェもあり、少しクセのあるカンガルー肉を堪能できます。

オーストラリア先住民の祭り「ガーマフェスティバル」見出し

アボリジニの祭りで知られているのが「ガーマフェスティバル(Garma festival)」と呼ばれる祭りです。オーストラリア北部にあるノーザンテレトリー州アーネムランド北東部に位置するガルクラにて、毎年8月に開催されています。アボリジニ聖地に近い町で、ガルクラに住むヨルング族に根付く文化を祝うお祭りです。カーペンタリア湾の見えるユーカリの森で5日間も開催されます。

アボリジニの長老やビジネスリーダー、政治家などが集う重要な会合でもあり、役職の決定なども行われます。一方で、アボリジニのヨルング族に伝わるブングルと呼ばれるヨルング族の儀式をはじめ、伝統的な踊りや歌などのパフォーマンスやアートショーなども楽しめます。さらに槍作りや機織り、アボリジニアート、ヨルング族の言語などが学べるワークショップも用意されております。

オーストラリア先住民の祭り「ローラダンスフェスティバル」見出し

「ローラダンスフェスティバル(Laura Dance festival)」は、クイーンズランド州ケアンズより北西300kmの場所「ローラ」にて、2年に1回開催されるアボリジニ文化の祭りです。アボリジニ文化のお祭りとしては、最も歴史があり、かつ最も大規模な祭典として知られており、20以上の部族が集まり、盛大に踊るお祭りです。

世界各国から約数千人もの観客が集まり、テント泊などして楽しむ方もいる程です。それぞれの部族が来ている衣装やボディペイントは住んでいる土や植物等が異なり、さまざまな色彩が出ていて見ごたえがあります。踊る度に大地の砂ほこりが舞い、最後には観客も一緒に踊ってしまうほどの祭りです。差別にあった歴史があるなんて思えないほどの盛り上がりです。

オーストラリア先住民の祭り「レインボーサーペントフェスティバル」見出し

ビクトリア州メルボルンより車で約2時間、毎年1月末に開催される「レインボーサーペントフェスティバル」でも、アボリジニの伝統的な音楽に触れることができます。レインボーに彩られた会場に24時間音楽が流れ続けると言うクレージーな祭りです。アボリジニの虹色カラーに会場がライティングされ、盛り上がります。

オーストラリア先住民の壁画「カカドゥ国立公園」見出し

ノーザンテリトリーにあるオーストラリア国立公園「カカドゥ国立公園」には、アボリジニの壁画をはじめ、4万年以上前から人が住んでいた形跡の残る場所です。ユネスコ世界遺産にも登録されており、神秘的な場所です。アボリジニの壁画に関しては、絵に触れると4万ドル、日本円で400万円の罰金が課せられます。写真撮影は許可されています。

オーストラリア先住民の壁画「クインカン文化センター」見出し

クイーンズランド州ケアンズにある「クインカン文化センター(Quinkan Cultural Centre)」では、アボリジニの壁画とも呼ばれるロックアートに関する展示やガイドツアーへの申込ができます。ロック―アートには独特な絵が描かれており、それを解説してくれるガイドさんによるツアーは約130ドルとやや高めですが、何万年も前に書かれた壁画を直接見るのは、神秘的な体験との声が多いです。

オーストラリア先住民の文化に触れてみよう見出し

オーストラリアのお土産で有名な物の一つに、アボリジニアートがあります。アボリジニーの壁画や、点で描かれたアートがプリントされた小物なども種類豊富であり、魅力的です。旅行先のフリーマーケットで楽器の展示や演奏、販売などもされることもあります。差別などの歴史があるオーストラリア先住民について、アートや作品を通して、文化に触れ、よりオーストラリア先住民について学んでみてください。

投稿日: 2017年8月21日最終更新日: 2020年10月7日

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