ブカレスト観光スポット11選＆治安情報！東欧の小パリは見所豊富！

ルーマニアの首都ブカレストは、東欧の『小パリ』と呼ばれ観光スポットも沢山有ります。文化的にも経済的にも発展している都市になりました。伝統的建造物や緑豊かな公園など、観光スポットも充実しています。そんな東欧の『小パリ』ブカレストから、おすすめの観光スポットを11選と気になる治安情報も併せてご紹介して行きたいと思います。

東欧の『小パリ』ブカレストにはパリの凱旋門に似た凱旋門が在り、ブカレストのランドマークとなって観光客に人気のスポットとなっています。この凱旋門は、ルーマニア統一の記念として建てられました。ルーマニア建国記念日の12月1日には軍隊のパレードが毎年この凱旋門の下で行われています。パリのエトワール凱旋門をモデルに作られているのでそっくりです。

ブカレストの伝統的建造物の建築様式は、新古典主義建築やアール・デコ、共産主義時代の建築など様々な建築様式が混ざり合って建てられています。戦期間に建てられた建造物には、優雅でスタイリッシュな建造物が多くあって『小パリ』と言う素敵な呼び名が付けられています。ぜひこの凱旋門をくぐり抜けて東欧の『小パリ』、ブカレスト観光を満喫して欲しいと思います。

「ヴィレッジ・ミュージアム」では、ルーマニア各地の伝統的な農家家屋が展示されています。農家だけではなく、教会や農村の風景がそのまま再現されています。博物館と言うより、テーマパークと呼んだ方がしっくり来る様な所です。ルーマニアの17世紀以降の伝統的農家が年代ごとに展示されていて、とても興味深く観て回る事が出来ます。

じっくり観て回ると軽く3時間はかかる様な広い敷地に展示されています。ゆっくり歩いて散策したりお菓子でも食べながら、池のほとりに腰を下ろして休憩するのにもぴったりな場所です。ミュージアムにお土産物ショップは在りませんが、手作りの伝統的な雑貨を並べて販売している所もあるので、手頃なお土産物が見つかるかも知れません。

ブカレストで最も美しい教会の一つに数えられている、「Radu Voda Monastery」の外観はとても美しく人気の観光地となっています。ブカレストの市街地に在り、議事堂宮殿からもそう離れていない位置に建っています。賑やかな場所に在りながら、教会の付近には緑が溢れとても静かな場所となっています。

教会の内部には美しいシャンデリアやフレスコ画で飾られていて、それも見どころの一つとなっています。この教会は1568年から1577年の間に建てられました。教会の外観は本当に美しく、是非写真に収めて帰って頂きたいと思います。教会の周囲には国立図書館や、正教会、パーク等も点在していますので併せて訪れて観るのも良いと思います。

ブカレストの旧市街にある「スタヴロポレオス教会」は、旧市街地の中でも最も古い教会の一つに数えられています。1724年に、ギリシャ人の修道士によって建てられた歴史のある教会です。ヨーロッパの教会のイメージとは少し違って、独特の伝統的建築様式で建てられています。ルーマニアとビザンツの混ざり合った『ブルンコヴェア様式』と呼ばれる建築様式です。

「スタヴロポレオス教会」の内部には、繊細な造りのイコンや伝統的なフレスコ画が沢山飾られていて見応えがあります。観光客にも人気の教会ですので、是非立ち寄られてみては如何でしょうか。この教会は古い歴史を感じさせますが、今でも使用されているのが驚きです。ブカレストには教会が点在しているので、色々と教会巡りをするのも良いですね。

「コーラル・テンプル」と言う名前の様に、珊瑚の様な赤い色をした美しい建造物です。1857年の建築で、ブカレストの街で一番活動的な『シナゴーグ』と言われています。シナゴーグとは、ユダヤ教の会堂の事です。人目を引く色とデザインで、観光客にも人気のスポットとなっています。独特の色合いと整然と施された装飾は本当に美しく見応えがあります

「コーラル・テンプル」の内部の装飾もとても綺麗で、小さな建物ですが音響設備が良くて素晴らしいそうです。とても個性的な外観なので、訪れる価値はあると思います。建物の前には、ユダヤ教のシンボルとなっている燭台のモニュメントが置かれています。ユダヤ人のコミュニ―ティーの場となっているのでしょう。

1658年に建てられ、350年以上の伝統のあるルーマニア正教の教会です。白亜の建物に3つの円柱形の塔が印象的な外観です。とても大きな教会で、毎日沢山の信者が訪れて祈りを捧げています。教会内では、説法の進行中涙を流す信者や敬謙に祈りを捧げる姿が見られて、とても厳かな雰囲気が漂っています。外には多くの物乞いもいますので、少し注意が必要です。

教会の内部は繊細な装飾と共にフレスコ画が飾られていて、とても美しく見応えのある空間となっています。入口の天井画は見所の一つです。教会の外回りも内部もとても整然として美しく、是非足を運んで頂きたいスポットです。内部では、人々はひざまずいて祈りを捧げています。都会に在りながら、この教会内はまるで別空間の様な荘厳な雰囲気となっています。

ブカレストの中心地、革命広場の近くに建つ初代国王カロル1世の騎馬像です。像の後方にはカロル1世が造った大学図書館も建っています。道を挟んだ向かい側には、国立美術館もあります。文化的な街ブカレスト、中心地には数多くのスポットが点在しているので散策してみて下さいね。

大学広場から南に少し行った所に、「セント・ジョージ・新教会」はあります。外観は白くてシンプルで、すっきりとした感じですが、アーチのデザインが組み合わされた白い柱は神殿の様でとても美しいです。内部は外観の雰囲気とは違って、ため息が出る程綺麗な装飾が施されています。

教会の内部には、所狭しと美しい壁画が描かれていてとても見応えがあります。特に祭壇の聖人画の精密なまでの絵は、息を呑む程素晴らしい物です。ぜひともブカレスト・大学広場付近へ行かれたら、訪れて頂きたいと思います。ブカレストには数多くの教会が在りますが、「セント・ジョージ・新教会」も外せないスポットだと思います。

「ヘラストラウ公園」はブカレストの都心にある広大な面積を持つ自然公園です。見どころは大きな湖や豊かな緑です。湖には白鳥や穀町の水鳥、クジャクの姿も公園内で観る事が出来ます。地下鉄の駅周辺でレンタサイクルを借りて、公園内を散策するのもお勧めです。特に秋の紅葉時期は、見事な景観になる様です。

晴れた日には、公園内の湖から美しい夕陽も拝む事が出来ます。公園内には、スポーツ施設やトイレも完備されています。近くの国立農村博物館と併せて観光するのもお勧めです。特に夏場は、地元のルーマニアの人々の憩いの公園となっています。都心の観光に少し疲れたら、緑の中で一服するのもいいですね。

「キャロル・パーク」は湖と豊かな緑に囲まれた公園です。湖には白鳥などの水鳥が遊び、春には可愛いヒナが親鳥の後をついて歩く光景を観る事も出来ます。公園内には売店も充実しているので、街の喧騒を逃れてゆっくりしたい時にも便利です。奥には大きなモニュメントや大砲も置かれています。気候の良い時にゆっくり散歩するのにちょうど良い公園です。

ブカレストには湖のある公園が幾つかありますが、「イオンクザ公園」は水鳥を始め亀やクジャクなどの動物も沢山観る事が出来ます。湖のほとりではパンくずをあげたり、ウォーキングをする人々で賑わっています。夏から秋の公園の風景は人々に癒しを与えてくれ、地元の人々の癒しスポットとなっています。湖の周囲は約3キロ、場所によって景色が大きく変化します。

東欧の『小パリ』、ブカレストの治安が気になるのではないでしょうか。近年急激に発展し貧富の差が生まれ、正直治安はあまりいいとは言えない様です。人込み等でのスリやぼったくり等の被害に遭う人もいる様です。でも少しの注意で防げる事も多いと思います。貴重品はしっかり身に着けて、妙な呼びかけは無視する等の注意をして安全な旅をして下さいね。

近年発展を遂げて来た東欧のルーマニア、首都ブカレストからおすすめの観光スポットをご紹介して来ましたが如何でしたか?伝統建築の教会や建造物、公園が数多く点在するブカレストには、見どころが沢山です。そんなブカレストの治安についてもご紹介しました。残念な観光にならぬ様治安情報も参考にして頂いて、安全で楽しい旅になります様願っています。