人形町を観光しよう！おすすめの名所や買い物スポットを紹介！

近年ドラマの舞台になったことから観光地としてさらに人気を集めている日本橋人形町には魅力のある観光スポットがいっぱいあります。こちらでは是非訪れていただきたい日本橋人形町の名所などの観光スポット、お土産などのお買い物スポットそして、おすすめの食べ歩き(B級グルメ)などの情報をご紹介していきます。

日本橋は江戸時代初期には遊郭(吉原)があり大変栄えた街でした。また遊郭が浅草に移動した後も、歌舞伎や浄瑠璃の街として江戸の最大の繁華街でもありました。そこに遊びに行く途中で食事をしたり、お土産を買ったりしていたので、老舗と言われるグルメなお店が増えたともいわれています。

またこの土地の名前の由来ですが、当時はこの地で歌舞伎や浄瑠璃だけでなく人形芝居も盛んに行われており、その人形遣いが多く住んでいたから"人形町"という名前になったといわれています。

水天宮といえば人形町で一番有名といっても過言ではないほどの観光スポットでしょう。こちらでは七福神の弁財天を祀っており、安産祈願や子授けのご利益があるといわれる名所で、「戌の日」になると全国から参詣客が訪れ、触るとご利益があるといわれる犬の像は触られすぎて頭の部分が剥げてしまっているほどです。

しかしながら、弁財天は音楽・芸能の神、財宝・金運の神、戦勝の神ともいわれていますので、安産祈願以外のご利益を求めて参詣するのもよいでしょう。人形町にはこのように神社が多くあり、七福神をめぐる『日本橋七福神巡り』をすることもできます。七福神からあともう二つご紹介しましょう。

コチラの小網神社は福禄寿と弁財天を祀っており、『日本橋七福神巡り』では一番の行列ができる名所で、その人気のほどはお正月中ともなると1時間以上も並ぶこともあるほどです。名所の理由は3つ。①強運厄除けの龍②銭洗い水③まゆのおみくじです。

境内には厄除けの龍のモチーフが至る所に施されています。また、お金を洗うと金運が上がるといわれる銭洗い水や本物の真っ白なまゆの中に入ったおみくじは、可愛い上に珍しいので女性にも人気です。人形町にお越しの際はぜひお立ち寄りください。

松島神社は大国神をまつる神社でこちらも『日本橋七福神めぐり』の中では人気の名所です。理由は「良夢札」です。「良夢札」はスマホより少し小さいくらいの大きさのラバーケースのなかにメモが入ったお守りです。このメモに願いごとを書き、枕の下に入れて寝ます。

もし、願い事通りの夢を見ることができたらば、お札をもって、再度松島神社に行きます。すると、その夢が"正夢"になるように祈祷をしてもらえます。恋愛、仕事、健康、金運と何を願っても大丈夫です。またこのようなお詣りのシステムも面白いですね。

人形町から甘酒横丁を通り浜町(明治座)方面に歩いていくと、道沿いの公園のようなもの(浜町緑道公園)があり、その一角隠れた名所である「弁慶像」があります。なぜ、人形町に弁慶があるかというと、人形町は江戸歌舞伎発祥の地であり、その江戸歌舞伎の中の人気の演目が「勧進帳」だったからだそうです。

また人形町は観光スポットなどの名所だけでなく、ちょっとしたお土産を変える「お買い物スポット」も多くあります。こちらの「日本橋ゆうま」は和雑貨や縁起の良い小物、昔懐かしいおもちゃなどを買うことができ、日本人のみならず外国人にも人気のお店です。

狭い店内には所狭しと商品が並べられていますが、広い店内でうろうろしたりするようなことがないので逆にお買い物には適しています。お店の外には人形町を舞台にしたドラマのポスターが貼られていたりします。和雑貨の色鮮やかな陳列がとても魅力的です。

老舗の多い人形町の街には"和"の物が買えるお買い物スポットが多くあります。こちらのちどり屋さんは"てぬぐい"の専門店で、扱う手ぬぐいの種類はなんと1800種類!女性向きの可愛らしい柄や男性向きのクールなもの、おしゃれな方へのちょっと粋な柄など、あらゆる種類の柄を手に取って選ぶことができます。

また、こちらの手ぬぐいは、見た目が素敵なだけでなく、職人さんの高い染色技術『注染（染色の技法）』を使用した手ぬぐいを中心にそろえられています。プレゼントする方のことを考えながら柄を選ぶのも、自分のお土産ように選ぶのも楽しくてあっという間に時間が過ぎてしまいます。

天明3年(1783年）創業のこちらの"うぶけや"は知る人ぞしる老舗の打刃物の製造販売店です。江戸時代より「職商人」として伝統を守り最高品質の製品を世に出すことにこだわりを持っている日本の匠のお店です。こちらで扱っている刃物というのは包丁だけではありません。

面白いものがこちらで扱うピンセットです。普通の方はあまり気が付かないのですが、ピンセットをぎゅっとつかんだ時に先の方がくっつきますが、ミクロの世界で見ると安いものはこの部分に隙間があるのだそうですが、「うぶけや」のものは一切隙間がないそうで、そのため毛抜きなどとして使った時も痛くないそうです。ミクロの世界を知る匠の技が光ります。

柳屋さんのたい焼きはもはや人形町の食べ歩きグルメとして有名すぎるくらい有名ですね。東京の鯛焼き御三家のうちの一つに挙げられる有名な鯛焼きです。柳屋さんも1916年創業の老舗ですが、お店の前にはいつも行列ができており、甘い香りが漂っています。

お土産にしてももちろん良いのですが、出来立てがやはり一番おいしいので食べ歩きに適しています。昔ながらの「一丁焼き」(一匹ずつ)の方で焼かれた鯛焼きは薄目の皮がぱりぱりで香ばしく、しっぽまでたっぷり入った甘さ控えめのあんこも熱々で絶品です。

また柳屋の鯛焼き屋に行列していると目に入るのが向かいの豆腐屋さん「双葉」の甘酒ソフトクリームです。鯛焼きにするか甘酒にするか迷うところですが、せっかくですので、両方食べ比べしてみましょう。

また、基本的にはお豆腐屋さんですので、甘い鯛焼きによく合う"濃い豆乳"などもあります。お店の中には具がたっぷり詰まったがんもどきなども美味しそうです。お土産にしても良いでしょう。双葉さんの前には簡単なベンチもあります。「食べ歩き隊」にはうれしいサービスですね。

和風の老舗が立ち並ぶ人形町、「弁慶像」のほど近くに突然現れる「アメリカンテイスト溢れるハンバーガーレストラン」。こちらは肉汁たっぷりの分厚いパテと新鮮な野菜、自家製のバンズを使ったグルメバーガーのお店「Brozers'」です。こちらは食べ歩きというより、しっかりとした食事になってしまいますがとてもおすすめです。

またコチラのグルメバーがはすべてが国産というこだわり様で、近くに「明治座」があるのですが、有名な俳優や歌手のマネージャーの方が、数十個のハンバーガーを昼前に明治座に届けてくれという注文をしているのを、見かけた事があるという声も有るほどです。舌の肥えた芸能人も、この味に夢中になるほどの美味しさです。

日本橋には老舗の高級レストラン、料亭が数多く存在していますが、その中でも有名な「日本橋今半」。ディナーともなると1人前1万円は軽くかかってしまいますし、ランチでも5000円はくだりません。そんな日本橋今半のお肉をリーズナブルな価格でいただけるのがこちらの「日本橋今半惣菜店」です。

なかでもおすすめなのが、「日本橋今半」のすき焼き風味のお肉がごろごろ入った"すき焼きコロッケ"です。ホクホクのジャガイモに甘いジューシーな牛肉が食欲をそそります。揚げたてのコロッケはヤケドしないように"ふーふー"しながら食べ歩きするのに最高です。

そして何といっても人形町の食べ歩きやお土産として欠かせない人気No.1はこちらの「重森の人形焼き」でしょう。店頭のショーケースの周りにはいつも行列ができており、お店の中では手際よく人形焼きを焼き上げている様子が見られます。

よく観光地などで人気のキャラクターなどを型どりお土産として売っている、"いわゆる「人形焼き」"、とはレベルが違います。焼きたては外がカリッと中はふわふわで、卵の甘い香りと甘さ控えめのあんこがたまりません。もちろん覚めてしまってもしっとりとした皮があんことなじんで美味です。人形町でぜひ絶品の人形焼きを召し上がってください。

いかがでしょうか?人形町は「日比谷線・都営浅草線の人形町駅」、「都営新宿線浜町駅」、「半蔵門線水天宮駅」と3路線からアクセスができる便利な町です。雰囲気のある路地裏もありますので、週末はお散歩がてら人形町で"プチ観光"はいかがでしょうか。