大涌谷観光の見どころやモデルコース紹介！温泉もおすすめ！

大涌谷はすすきで有名な仙石原に位置しています。今も白煙を上げる荒々しい山肌を歩いて近くで体感したり、ロープウェイで上空から観ることもできます。なぞの黒い食べ物や癒しの温泉も！大涌谷観光を100％楽しむための見どころスポットやモデルコースなどをご紹介します。

大涌谷は今でも火山活動が活発です。その影響で立入禁止区域が設定されることがあります。状況によってはロープウェイが運休することもあります。観光で訪れる場合は事前に神奈川県のホームページなどで確認するといいでしょう。レストランやお土産屋は営業していますよ。

大涌谷は、江戸時代に地獄谷と呼ばれていました。約3000年前に爆発した火口殻は。現在もなお水蒸気と亜硫酸ガスが噴き出しています。黄色く硫黄色に染まった山肌から白く水蒸気が立ち上る様子はまさに地獄谷の風景です。火山活動の状況によっては近くまでいけますよ。

大涌谷の迫力ある自然をもっと体感するには、大涌谷自然研究路の散策がおすすめです。大涌谷駅前から噴煙地付近まで、往復約30分のハイキングです。アップダウンはありますが歩道は整備されているので歩きやすいです。立入禁止区域になることもありますのでご確認ください。

標高757ｍの早雲山駅、標高1044ｍの大涌谷駅、標高878ｍの姥子駅、標高741ｍの桃源台駅の間を運行しているまさに24分の天空のゴンドラハイキングです。圧巻は壮大な景観が続く大涌谷です。富士山や芦ノ湖が望める360度の大パノラマはここだけの楽しめる景観です。

大涌谷観光のハイライトがロープウェイからの絶景です。水蒸気を吹き上げる地獄のような光景をゴンドラに乗って上空から見下ろします。天気が良ければ目の前に富士の霊峰と芦ノ湖がくっきりと姿を現します。姥子駅と桃源台駅の間です。絶好の撮影ポイントを逃さないでください。

大涌谷にあるお土産センターです。大涌谷名物の黒たまごや黒たまごをモチーフにしたお土産がたくさんあります。大涌谷キティや金太郎はお子さんのお土産に人気です。エヴァンゲリオンの舞台になったことからエヴァグッズも揃っています。お土産なら大涌谷観光センターがおすすめ！

大涌谷の駐車場近くにある古民家風の食事処です。人気のメニューは極楽丼と極楽そば。コーヒーやおしるこなどで休憩をするお客も多いようです。富士山を眺めながら食事ができるおすすめのスポットです。お土産屋も併設されていますので、食事を待つ間にお土産を選ぶことが出来ます。

極楽茶屋のもうひとつの人気が真っ黒グルメです。大涌谷では黒たまごが有名ですが、黒いのはそれだけではありません。黒い麺と赤いスープの赤池地獄の黒ラーメン、黒たまごをまねた黒ごまたまご、黒たまご饅頭、黒たま大福、さらには黒アイス・バニラ味。お土産でも喜ばれますよ。

大涌谷にあり2014年のオープンしたばかりのお土産屋さんです。名物の黒たまごをはじめとして、黒たまごの関連グッズが多数揃っていて、観光のお土産を購入するのにおすすめのスポットです。併設されている「湧わくキッチン」では、人気の真っ黒グルメ「黒カレー」が食べられます。

くろたまご館の玄関先には、石で作られた大きな黒たまごのモニュメントが置いてあります。ここでは、やはり黒たまごを食べずには帰れませんね。大涌谷を訪れた人のほとんどが食べたりお土産にしています。美味しいのですが、寿命が延びるという都市伝説 があるためでしょうか。

温泉卵はどこの温泉地にもありますが、大涌谷の温泉卵は何故黒いのでしょうか。卵の殻をむいてみると、中は真っ白！黒いのは殻だけのようです。この色は大涌谷の温泉に秘密があるようです。温泉の成分の鉄分と硫黄が反応して黒色の集荷鉄になって卵の殻に付着したためのようです。

弘法大師が大涌谷の地獄のような光景を見て心を痛め、人々の救済のために序増菩薩を作り祈願したのが始まりです。今でも、大涌谷全体を見守っているようです。お堂も雰囲気があってご利益がありそうです。箱根のパワースポットとしてカップルや子育て中のお母さんが訪れています。

大涌谷延命地蔵尊は、その名のとおり延命や子育てにご利益があるとされています。お参りの際は、すぐ近くにある「神泉の湯」で手を清めるのがココでのルールです。実はこの泉はここで湧いている温泉です。手を清めたら泉のお湯をお地蔵様にかけてあげてください。

大涌谷の黒たまごには「1個食べると寿命が7年延びる」という伝説があります。そのため大涌谷を訪れた観光客のほとんどが1個2個と食べています。これは大涌谷にある延命地蔵尊のご利益から来ているとされます。7年の数字に意味はなく、7という数字が縁起が良いからだそうです。

大涌谷黒たまご館の1階にあり、箱根の火山に関する展示がされている博物館です。幅9メートルもあるビジョンで箱根や大涌谷に関する情報が映し出されます。大涌谷を見て博物館を見るか、博物館を見て実際の大涌谷を見るか、どちらでも知識が深まりそうですね。

大涌谷の噴火の歴史や地質に関する展示がたくさんあります。今も噴火の可能性がある大涌谷のなぞに迫れそうです。学芸員さんが丁寧に説明してくれますので、気軽に質問してみましょう。夏休みの宿題のテーマに訪れるのもいいスポットかもしれませんね。

金時山は日本三百名山のひとつで、大涌谷を見下ろす位置にある標高1212mの山です。箱根外輪山の最高峰で、山頂付近からは富士山をはじめ、駿河湾や大涌谷の全景が見渡せます。初心者でも手軽に登れます。見晴らしの良い大パノラマを堪能できるおすすめすスポットです。

金時山は、金太郎が熊と相撲を取った伝説がある場所です。山頂には金太郎のマサカリのモニュメントが立てられています。マサカリと一緒に写真に納まると金太郎のように力がみなぎってくるようです。金時茶屋と金太郎茶屋があり、楽しみながら登山が出来ますよ。

室町時代から江戸末期までの甲冑などの武具や美人画や掛軸、蒔絵や茶道具などの武家工芸美術品が展示されている箱根唯一の美術館です。本物の武具や徳川秀忠が使用した刀など由緒ある展示品も人気です。歴史好きにはぜひおすすめしたいスポットです。

この美術館の楽しみ方は、ただ見るだけではありません。本物の甲冑を試着できるんです。ずっしりとした重みを感じる甲冑を着てみると、本物の侍になった気分を味わうことが出来ます。実を守るだけでなく、武士の死装束の意味合いもある甲冑は外国人にも人気です。

天気の良い日は、歩いて大涌谷から足を伸ばしてみませんか。高原の風と空気を感じながら歩いていると、日頃の疲れやストレスも吹き飛んでしまいます。その先には素敵な観光スポットもまっています。大涌谷から歩いて行けるルートとスポットをご紹介します。

大涌谷からの距離約 2.7km、徒歩約34分の場所にあります。日本初のヴェネチアン・グラス専門の美術館で、ヴェネチアン・グラス美術館と現代ガラス美術館があります。15世紀から18世紀にかけてのヴェネチアン・グラスの繊細で優美な工芸品を心行くまで観賞して見ましょう。

大涌谷と四季の山々を観賞しながら、ゆっくりとくつろげるレストランもあります。大きな窓いっぱいに広がる庭園には、きらきらと光る木が目に付きます。ガラス細工の小さな葉っぱが散りばめられていました。ランチやコーヒーを頂きながら美術品の観賞をしているようです。

大涌谷からの距離約 2.5km、徒歩約32分の場所にあります。ススキの草原で有名な仙石原高原です。見ごろの10～11月には広い高原が一面真っ白なススキで覆われます。太陽が西に沈む頃には、黄金色に景色を変えます。どこか物悲しいススキですが、一面のススキは心が洗われるようです。

大涌谷からの距離約 2.9km、徒歩約37分の場所にあります。湿原や川、湖沼などに生育している植物を中心に展示している植物園です。園内には日本の各地の湿地植物や高山植物の他、世界の珍しい山野草などがあり、多くの愛好家が訪れているおすすめのスポットです。

大涌谷を中心にして東西に伸びる箱根ロープウェイは箱根観光の動脈と言っていいでしょう。大涌谷を観光した後は、ロープウェイを使って少し遠くまで足を延ばしてみましょう。このルートは終着駅の観光だけでなく、ロープウェイから見る大パノラマも楽しんでください。

標高1044ｍの大涌谷駅から標高757ｍの早雲山駅までの10分ちょっとのプチ旅行です。天気が良ければ富士山の雄姿を見ることが出来ます。早雲山では大涌谷とは違ったやさしい山野風景を見られるルートです。駐車場には、不思議な形をしたそれでいておしゃれなカフェがお出迎えです。

早雲山からさらに足を伸ばすルートです。箱根登山ケーブルカーを乗り継いで強羅まで行ってみましょう。ケーブルカーが走り出す頃には、周辺の景色も一変します。周りは濃い緑の木々に覆われて、さわやかな風さえも感じられます。このルートを最大限楽しめる時間です。

終点の強羅には更なる楽しみがまっています。旅の疲れた体を癒してくれる箱根の名湯があります。周辺にある箱根強羅公園の植物園や彫刻の森美術館、ピカソ館などの見どころは心の疲れを癒してくれます。強羅へのルートは体も心もリフレッシュしていただけます。

標高1044ｍの大涌谷駅から標高741ｍの桃源台駅へ一気に下ります。途中には富士山を背景にした芦ノ湖を観ることができます。終点の桃源台からは芦ノ湖周遊の海賊船に乗って元箱根へ！このルートのハイライトです。箱根神社や関所跡、東海道の杉並木など見どころ満載です。

大涌谷観光では真っ黒なグルメが有名ですが、1000ｍの山の中ですが、眼下には魚介の宝庫・相模湾が広がります。新鮮で美味しい魚が食べられるのもうれしいスポットです。旅の楽しみである大涌谷で食べたいランチの情報をお届けします。あれもコレも食べたくなればルートを決めてから！

くろたまご館の1階にあるレストランです。ランチバイキングが人気ですがおすすめしたいのは、黒いメニューとご当地メニューです。イカスミで黒くした元祖大涌谷黒カレーと黒焼きそばは大人気です。駿河湾の地魚や小田原名産のかまぼこ、大吟醸わさび漬けも絶品ですよ。

強羅まで足を伸ばすルートなら立ち寄って見ましょう。相模湾で育った美味しい魚介類を豪快に鉄板焼きにしてくれます。山の中と思われるかも知れませんが、箱根ならではの楽しみです。緑にかもまれた国の登録有形文化財建造物の建物で食べるランチは、いつもと違ったものになります。

大正七年に建てられた国登録有形文化財建造物で食べる蕎麦もおすすめです。趣のある古民家風の建物の白い暖簾をくぐると、別世界の空間が広がります。蕎麦屋さんというより、もはやレストランです。美しく丹精込められた庭園を見ながらちょっと贅沢な蕎麦を味わって見ましょう。

箱根ロープウェイの大涌谷駅にあるレストランです。メニューは大涌谷カレーと大涌谷カレーうどんが人気です。黒いカレーに温泉たまごがトッピングされています。このお店の一番のご馳走は、大涌谷を見渡せる展望スペースです。抜群の眺望を眺めながら食事を出来る特典が付いています。

大涌谷を基点としたルート周遊の最後は、名湯・箱根の温泉で癒されませんか。有名旅館や隠れ家のような温泉まで、お好みのまま選ぶことが出来るのも箱根の温泉です。大涌谷周辺でおすすめの温泉スポットをご紹介しますので、ぜひお立ち寄りください。

大涌谷温泉特有の白濁した温泉と硫黄の香りは、温泉の極みと言ってもいいでしょう。目の前に広がる壮大な景色とともに、源泉かけ流しのお湯に浸かる快感は温泉の醍醐味です。和懐石の料理プランやエステプランは体と心がほぐれます、予算に合わせて利用することが出来ますよ。

仙石原の緑に囲まれた静寂の中にたたずむ温泉ホテルです。温泉は大涌谷温泉から引いた硫黄の香りがするすべすべのお湯です。仙石原を歩くルートでたどり着く隠れ家と言っていいでしょう。自然と調和したくつろげる空間と駿河湾の恵みをタップリと堪能できるおすすめのホテルです。

大自然の恵みと脅威を同時に体感できる大涌谷観光の見どころと、ルート観光のモデルをご紹介しました。いかがでしょうか。黒いグルメや温泉も楽しめます。荒々しい光景と緑に囲まれたやさしい風景が同居するすばらしい大涌谷を体感する旅に出かけてみませんか。