白河小峰城の見どころや歴史を紹介！桜まつりやアクセス方法も！

日本百名城や東北三名城にも数えられ、国の史跡にも指定されている『白河小峰城』です。御三階櫓の建築法は、数少ない木造復元天守となっています。歴史ある『白河小峰城』へのアクセスや見どころ、桜まつり等の行事などについてご紹介して行きたいと思います。周辺のランチ処や名物についてもご紹介します。

福島県『白河小峰城』へのアクセスは、JR東北本線「白川駅」から徒歩5分で到着します。お車での行き方は、東北自動車道「白河IC」を降りて、国道4号線と294号線を経由して車で約20分となります。「白河駅」のホームからも、『白河小峰城』の美しい天守を観る事が出来ます。

『白河小峰城』は、歴史的に様々な困難を乗り越えて現在の姿に復元されています。幕命によって1629年に大改築され1632年に完成、1868年には白河口の戦いによって大きく焼失して落城しました。平成3年から平成6年にかけて、天守や前御門が当時の資料に基づいて忠実に復元されています。平成18年には『日本百名城』に選ばれています。

2011年3月の東日本大震災の影響で全滅的な被害は無かったものの、数か所石垣・曲輪が崩れて曲輪の上にあった白河ばら園等が崩壊しました。白河ばら園は現在閉園になっています。2011年秋から修復工事が行われていて、2018年の修復完了を目標にしています。災難に遭いながらも大切に守り続けられている『白河小峰城』、早く完全な姿を見せて欲しいものです。

会津の永い冬が終わり桜が咲く頃、会津には待ちに待った春がやって来ます。そして『白河小峰城では、春の恒例行事として、「桜まつり」が開催されるのです。晴れた日には青い空と桜の淡いピンク、そして『白河小峰城』の白壁と屋根の黒が引き立て合ってとても美しい風景を作り出します。

「桜まつり」では、川越藩火縄銃鉄砲隊保存会の皆さんによるパレードや、歴史的な火縄銃の実演が行われて大いに盛り上がります。会津の火縄銃と言えば、大河ドラマ「八重の桜」で綾瀬はるかが演じていた、新島八重の凛々しい姿を思い出す人も多いのではないでしょうか。「桜まつり」では露店も出てグルメも楽しむ事が出来ます。

『白河小峰城』の「桜まつり」は、例年4月中旬から下旬に行われます。しらかわ桜ウォークと言う、家族で楽しめるハイキングの催しもあって盛り上がります。春のうららかな日を浴びて、桜の花を眺めながらのウォーキングは楽しいですね。「桜まつり」の会場には駐車場も126台、臨時駐車場も用意されています。

『白河小峰城』の見どころは、その美しい姿ではないでしょうか。特に幾重にも重なりあう黒い屋根の姿は、心を奪われる様に凛々しく映ります。天守の高さは14メートル、三層三階の櫓で構成されています。東北地方ではあまり見かけない、総石垣造りのお城で見応えがあります。

本丸の正門は1994年に復元が完了して、木造作りの見事な表門が再び観る事が出来る様になりました。立派な門で堂々としていますね。現状ではこの様に大きな建造物を木造で建てるのは禁止されているのですが、人の出入りの無い建物として許可を得て建てられたそうです。現在は許可が通って、見学は可能となっています。

総石垣造りのお城は珍しいとされる東北では、『白河小峰城』の石垣は見所の一つではないでしょうか。石垣は、白河で採掘された「白河石」を使って積み上げられています。2011年の東日本大震災で崩れた石垣は、布積や半円放射状に積み上げられていて新たな見どころとなっています。新しい石垣には、地元の小学生の子供達の名前が刻まれています。

『白河小峰城』の梅林は、例年3月上旬から4月上旬にかけて梅の花の見ごろとなります。梅は白河市の花ともなっていて、『白河小峰城』の城山公園周辺にも季節になると梅の花が咲き誇ります。『白河小峰城』の敷地内の「二の丸茶屋」では、お城をイメージしたここでしか味わえないお茶とお菓子を頂く事が出来ます。お城や梅を愛でながら休憩出来ます。

『白河小峰城』の夏の見どころは、高く夜空に上がる花火とお城とのコントラストです。『白河小峰城』の城山公園で、盛大に花火が打ち上げられ夜空を飾ります。白壁の美しいお城がカラフルな花火によってより一層美しく浮かび上がります。お城と花火の両方が一度に観れるなんて贅沢なお話しですね。

JR白河駅前のイベント広場では、マジックやアトラクション等の楽しいイベントが盛りだくさんです。街中にも出店が沢山出て盛り上がります。花火は『白河小峰城』を会場として、4000発の花火が盛大に上がります。美しい花火に酔いしれて、又一つ夏の想い出を増やすのも良いですね。花火の写真コンテストも行われる様です。

東日本大震災後は、の方法がLED照明に変りました。より美しく見える様に、白河駅や周辺の施設等との調和も考え合わせ設置されました。白い漆喰の色が、くっきりと夜空に浮かんだ様に見えて本当に美しいですね。ぜひ白河を訪れたら『白河小峰城』を観る事を忘れないで欲しいと思います。ライトアップは、18時から22時となっています。

様々な歴史をくぐり抜けて来た『白河小峰城』は、日本百名城に定められています。日本城郭教会が2006年にお城を100選して、『白河小峰城』はその中の一つに選ばれたと言うわけです。歴史的に価値があり、観光地としての知名度も高く、審査にパスして初めて「百名城」と言われるのです。2007年からは、100名城を巡るスタンプラリーが始まりました。

2007年にスタンプラリーが始まってからは、お城巡りスタンプラリーのツアーが組まれたりしている様です。歴史好きな女性を歴女と呼ぶ様になったり、お城巡りをする人が増えています。このスタンプラリーが一役かったのかも知れませんね。日本の歴史を知る事に繋がりいい事だと思います。是非スタンプラリーに参加してみませんか?

『白河小峰城』は、白河市のマンホールのデザインにもなっています。知らない内に歩いているかも知れませんが、白河を訪れたら注意深く見て下さいね。マンホールの蓋には、『白河小峰城』のデザインが描かれていると思います。色が付けられていないマンホールと、カラフルなマンホールが在ります。

「マンホールカード」と言うものをご存知でしょうか。各土地のマンホールの絵が描かれていて、その絵の由来もカードには書かれています。カードを手に入れる方法は、指定された場所に出向いて初めてカードが貰えます。一人1枚しか貰えないので、友達の文も一緒に、と言うわけには行かない様です。白河のマンホールには、『白河小峰城』と南湖公園が描かれています。

『白河小峰城』周辺を観光されて、お腹がすいた時におすすめなのが「芭蕉亭」です。JR白河駅から徒歩6分程で行く事が出来ます。こってり目の塩ラーメン、なんと言っても見た目の良さで食欲をそそります。勿論見た目だけでは無くて美味しいラーメンです。ヒレソースかつ丼やマグロ丼等もお勧めです。

落ち着いた店構えで、まさかラーメンが出て来るとは思えない様な「芭蕉亭」ですが、一押しはラーメンです。ぜひ、白河を訪れたら立ち寄ってみて下さいね。店内は、全面喫煙可となっています。定休日は月曜日、駐車場は5台分あります。ラーメンはブロガーの間でも好評だそうです。アクセスは、JR白河駅から北へ徒歩約6分です。

住所:福島県白河市会津町27－25 電話番号:0248－27－0833

白河の名物をご紹介しましょう。南湖だんごと呼ばれるお団子で、みたらし団子や小豆団子にずんだ団子などもあります。店舗によって少し味が違う様なので、食べ比べてみるのも良いかも知れません。南湖公園は、日本最古の公園と呼ばれています。その名の由来は、『白河小峰城』の南にあるからとも言われています。この公園の周辺では美味しい南湖だんごが有名です。

『白河小峰城』を訪れたら、南湖公園にも立ち寄って美味しいお団子を食べて休憩するのもお勧めです。南湖公園の湖畔亭では、そばだんごも名物として人気があります。レストランやカフェでも南湖だんごを食べる事が出来ます。そして周辺では、箱入りの南湖だんごもありますのでお土産に丁度いいですね。アクセスはJR新白河駅からJRバスで10分です(棚倉行き)。

会津『白河小峰城』の季節の見どころやアクセス、周辺のお食事処や名物などご紹介して来ましたが如何でしたでしょうか。歴史的な『白河小峰城』の魅力や、スタンプラリーなどのイベントが満載でした。駅からのアクセスも簡単ですし、是非一度『白河小峰城』へ足を運んでみて下さいね。