呉ポートピアパークとは？じゃぶじゃぶ池や釣りが楽しめる憩いの場を紹介！

6.8ヘクタールという広い敷地に元気に遊べる広場や夏に大人気のじゃぶじゃぶ池などがある呉ポートピアパーク。スペイン風の建物が雰囲気を一層盛り上げてくれます。この記事ではそんな呉ポートピアパーク、通称呉ポーについて、アクセスや営業時間、パークの目の前から出ている江田島へのフェリー情報など役立つ情報をご紹介します。

現在は呉ポートピアパークとして無料で公開されている市民公園ですが、無料にしては設備が立派すぎると思いませんか?ヨーロッパ風の立派な建物が立ち並ぶ様子はまるでテーマパークのようですよね。実はこの呉ポートピアパーク、以前は第三セクターとして開園した呉ポートピアランドの跡地なんです。

呉ポートピアランドはスペインのリゾート地をモチーフにしたテーマパーク型の遊園地でした。当時の世界最大級であった大観覧車ジャイアントホイールや、ジェットコースターのアンダルシアレイルロードなど、絶叫マシーンを多くそろえてることでも人気を博しました。実際に訪れたことがある人も多いのではないでしょうか?

しかし、開園直後は入場者数が右肩上がりだった呉ポートピアランドですが、次第に客足も遠のき、1998年に破たんを迎えることになります。その後、遊具は売り払いましたが、建物はそのまま残される形で2000年7月20日に開園したのが呉ポートピアパークです。こんな歴史があったのでこれだけの施設が無料で公開されているんですね。 住所:広島県呉市天応大浜3丁目2-3 電話番号:0828-38-0560

呉ポートピアパークの開園時間は午前9時から午後9時までです。ただし、多目的広場とトライアル広場は24時間開いています。休園日は毎週水曜日と年末年始の12月29日から1月1日までですが、来園者が増える春休み、夏休み、冬休みの期間や祝日は水曜日でも開園しています。

呉ポートピアパークへのアクセスですが、最寄り駅はJRの呉ポートピア駅です。JRの呉駅からは約15から20分、JRの広島駅からは約30分で到着します。呉ポートピア駅は歩道橋で呉ポートピアパークに直結していますのでとっても便利ですよ。車でのアクセスの場合は、呉市内からは広島呉道路天応東インター経由か国道31号経由です。

呉ポートピアパークの広大な敷地には様々な施設があります。ロマンの泉、マルベージャ庭園といったスペインを連想させるものから、子供たちが元気に遊ぶじゃぶじゃぶ池やふわふわドーム、そしてなんと住宅展示場まであるんです。ここではそんなたくさんの施設からこれだけは外せないというおすすめポイントをご紹介します。

まずは何と言っても呉ポートピアランドのテーマでもあったスペインの美しい街並みがおすすめです。一歩足を踏み入れると本当にスペインの片田舎に来たような気分に浸ることができます。これらの建物は現在は陶芸館として市民の学びの場になっているほか、ギャラリーとして絵画などが展示されています。

また、ご当地グルメである呉海自カレーが食べられるレストランや、木のおもちゃや絵本を扱うショップなどもあります。どこを切り取っても本当に絵になるポートピアパーク。夕暮れ時の少し赤みを帯びた建物はなお一層美しく、思わずたくさん写真を撮ってしまうこと間違いなしです!

呉ポートピアパークにある数多くの施設の中で一番の人気はじゃぶじゃぶ池と呼ばれるプールです。ジャブジャブ池と言うと一般的には噴水から水が出ていて子供達が水遊びをしているような場面を想像する人が多いと思いますが、呉ポートピアパークのじゃぶじゃぶ池は子供でも安心して遊べるような浅いプールのことを指します。

パーク内にプールは2種類あり、浅いプールと深いプールがあります。深いといっても大人の膝ぐらいですので、子供が元気に遊ぶのにちょうどいい深さです。プールで浮輪などの貸し出しはありませんので必要な人は持参をしてください。水着の着用が必要ですので忘れずに。

このプール、もちろん無料で利用できるのですが監視員も常駐していますし、定期的にプールの掃除も実施されているので安全面でも衛生面でも非常に安心して遊ぶことができますね。プール使用時の約束としては、シャワーを浴びること、水着を着ること、裸足で入ること、そしてオムツの着用は不可です。

子供のころに自転車を買ってもらったら家の前の道路で練習をしたという記憶がある人も多いと思います。最近は道路事情も変わり、なかなか気軽に自転車に乗る練習が出来る場所も少なくなってしまいました。自転車の練習をしたいけど、場所がない…そんな悩みを抱えているならぜひ呉ポートピアパークへ!

呉ポートピアパークでは、管理事務所に申し出るとなんと無料で自転車の貸し出しをしてもらえるのです。パーク内にはとっても広い広場がたくさんありますので、心置きなく安全に自転車の練習ができますよ。夏休みの間に乗れるようになって友達をびっくりさせてしまいましょう!

呉ポートピアパークには、子供達が元気に走り回れる広場がたくさんあります。綺麗に手入れされた芝生が気持ちいい「しばふ広場」。不思議な岩や小川のある「ふるさと広場」。韓国ちね市との提携によって生まれた「鎮海広場」。そして、24時間開放されている「多目的広場(天応公園)」では、ボール遊びもできますよ。

いくら素敵なじゃぶじゃぶ池があったり、大きな広場があっても雨が降ったり寒かったりすると遊べませんね。そんな時は「こども館」へどうぞ。1階には絵本や漫画が数多くそろった絵本館があり、自由に読むことができます。2階は小学校入学前の子供を対象にした遊び場「なんでも広場」があります。

呉ポートピアパークの目の前に広がるのは瀬戸内海。パークのすぐそばにある天応桟橋からは江田島へと渡るフェリーがでています。江田島の見どころはまず何と言っても自然!サイクリングやカヌー、登山、釣りなど自然を満喫することができます。また、広島湾要塞の砲台の跡が残っていたり、海軍兵学校は中を見学することもできますよ。

そんな江田島へのフェリーを運行しているのはさくら海運株式会社。天応と江田島の間を12分でつないでいます。フェリーの運賃は片道大人290円、小人150円です。そしてそのフェリー乗り場周辺は釣りのスポットでもあります。パームストリートにも釣りデッキがあり、天気のいい日には釣りを楽しむ人でいっぱいです。

釣りの初心者でも楽しめるサビキ釣りで大きなメバルやキスが釣れたり、餌に青虫を使ってアナゴ釣りを楽しむ人の姿も。釣り船に乗ったり、筏に乗ったりする釣りは少しハードルが高いですが、呉ポートピアパークのそばという立地だと初心者でも気軽にチャレンジできそうですね。

呉ポートピアパークでは、一年を通じてさまざまなイベントや教室が開催されています。日曜日に定期的に開催されているのが「チャリティーバザー」です。呉ポートピアパークの開園当時から続いているフリーマーケットは「ダイナミックのみの市」という名前で、パークのイベントストリートが会場です。

市民に大人気の講座もたくさんありますよ。「ヨーガセラピー」では本格的なヨーガで腰痛やメンタルケアをはかります。「フラダンス」や「健康体操講座」では楽しんで体を動かすことができそうですね。子供さん向けのイベントもたくさんあり、8月には「芸戦士メープルカイザーヒーローショー」なんていうイベントも!

地域の子育て中のお父さんやお母さんに向けた興味深い講座も多いです。「タッチの育児力アップセミナー」では子育てに役立つ心理学を学ぶことができますし、「タッチの特別なベビーマッサージ」の講座では親子のタッチコミュニケーションで、子供のストレス耐性を高めます。また、「育児なんでも相談」は30分間無料で相談ができます。

現在は呉市が管轄しているとあって、子育て講座からじゃぶじゃぶ池まで大人から子供まで楽しめる工夫がたくさんある呉ポートピアパーク。これが無料で利用できるなんて近くに住んでいる人がうらやましいですね!時間がある人はのんびり釣りをしたり、フェリーで江田島へもどうぞ。