鎌倉で夜光虫を見よう！幻想的な光景が見れる時間や時期はいつ？

春から夏の水温上昇の時期に多く発生するプランクトンの中のひとつが「夜光虫（ヤコウチュウ）」です。その時期は夜になると青い幻想的な光を見る事ができます。今回は鎌倉で見ることができる夜光虫の情報をご紹介します。

夜光虫が光るのは、シフェリン-ルシフェラーゼ反応と呼ばれる発光物質とその触媒となる酵素とが起こす化学反応によるもので、渦鞭毛藻に外的刺激（波）が加わると反応して光る仕組みです。

海の波しぶきや、足で踏んだとき、石を投げ入れるなどの物理的な刺激で光ります。「夜光虫」は単細胞の海洋性プランクトンで体長1ｍｍ以下。風や波の影響を受けながら海面を漂流しています。同じように光る仲間には「海ほたる」がいますが、体長は5ｍｍ程度。海底で魚の死骸を食べ、海の掃除をしています。エビやカニと同じ甲殻類です。

横浜横須賀道路の朝比奈ICが最寄りのICです。首都高速横羽線または首都高速湾岸線から首都高速神奈川3号狩場線の狩場ICを経由して横浜横須賀道路に行くルート。または、第3京浜から横浜新道を経由して横浜横須賀道路へ行くルートがあります。朝比奈ICからは県道204号・21号経由で約8ｋｍほどで由比ヶ浜沿いの国道134号に出ます。

JR横須賀線の鎌倉駅・江ノ電鉄の由比ケ浜駅が最寄り駅です。渋谷駅からはJR湘南新宿ラインで鎌倉駅下車 （約52分）。品川駅からはJR横須賀線で鎌倉駅下車（約45分）。横浜駅からはJR横須賀線・湘南新宿ラインで鎌倉駅下車（約25分）。鎌倉駅から江ノ島電鉄の藤沢方面行に乗り、由比ヶ浜駅下車。由比ヶ浜までは徒歩で約5分程度です。　

夜光虫は海の表面に浮かびやすいプランクトンなので、波や風の影響を受けます。風向きによっては見られない可能性もあります。赤潮が発生しても夜光虫の数が少なければ、光は小さく幻想的な青い光にはなりません。青く光る海を見たいと思ったら、その場所の赤潮の中に、夜光虫が沢山いる事を願って見に行きましょう。

赤潮が発生した場所の海はプランクトンで生臭く、裾を折り返して海に入っている人もいますが、洋服に付いた場合に匂いが取れないので、夜光虫を見に行って海に入る時は、汚れてもいい服装の方が楽しめます。暗いので注意が必要ですが、幻想的な光景に足を踏み入れる事ができます。この時期は砂浜からも夜光虫の光は十分楽しめます。

「鎌倉の海を守る会」では、鎌倉市海岸全域でビーチクリーンの開催を春と秋の2回行い。海の自然観察会（磯の観察会、浜辺の植物観察会）や活動内容の展示（鎌倉駅地下道）を行っています。海岸美化を中心に、鎌倉の自然を維持・保全・回復し、それを次世代へと継承することを目的としたボランティア活動です。

「鎌倉の海を守る会」主催「SOS 海で遊ぼう！」イベントを鎌倉市由比ヶ浜にて開催しています。５才から小学生対象で20人を募集。ビーチクリーンを行い、サーフィンの陸上トレーニングをして海に入り、サーフィン体験を楽しみます。生命の源「海」との関わり方を子供達と考えるチャンスです。「海」の楽しみ方や怖さ、強さを知る事ができます。

春から夏の水温上昇期に大発生する夜光虫ですが、その時期以外でも見ることはできます。ただ夜光虫の数は水温が低くなると減るので、波打ち際や魚の動きに反応して少しキラッとする程度です。夜光虫が少ない時期の光を楽しむ時は、風のない鏡のような海面の場所がオススメです。ボートのオールや手をそっと海中で動かしてみてください。

「夜光虫が何のために光るのか」は、まだよくわかっていませんが、この光にみんなが癒されている事は間違いありません。大人も子供の様にはしゃいでしまいます。夜光虫の青く光る景色がキレイなので「夜光虫が何のために光るのか」は、わからなくてもいいのかもしれません。ただ「キレイだから見たい」時間を忘れて見とれましょう。

夜光虫は生物が約24時間のサイクルで活動する性質（概日性リズム）を持っています。そのため「夜にだけ光る時間帯」があるということです。夜の海は暗いので注意が必要です。できれば日没の時間を調べて、夕方か明るいうちに、赤潮の状況や場所の確認をしておきましょう。青く光る海といっしょに、夜の星空も楽しんでください。

夜光虫は夜にしか光らない性質をもっています。暗くなってすぐの時間帯にはまだ光が少なく、光がはっきりキレイに見られるのは深夜遅くです。周囲の明かりが少なくなったり、暗くなれば光るというわけではなく「光る時間帯」があるのです。夜光虫の数が多く、風向きや条件が合ったときの深夜には、幻想的な光景が目の前に広がります。

北海道から沖縄まで、日本のどこの海でも見ることができます。北海道積丹や神津島・伊豆大島・渡嘉敷島・石垣島では夜光虫ツアーが行われています。湘南エリアで見られる場所は、茅ヶ崎・江の島・七里ヶ浜・稲村ケ崎・由比ヶ浜・材木座・逗子の一帯です。鎌倉では由比ヶ浜・材木座海岸です。風向きや条件で、見られる場所も多少違います。

幻想的な青く光る海を見るには、周囲の明るさも関係します。周囲にライトがある環境では、やはり見えにくくなります。月明かりも夜光虫の光を見えにくくさせてしまいますので、天気と月齢はチェックポイントです。時期や場所のいろいろな条件が重なり合って、やっと幻想的な光景を見る事ができるのです。

赤潮はプランクトンの大量発生によるものですが、赤潮を引き起こすプランクトンにも多数の種類があります。原因となるプランクトンの中のひとつに夜光虫があります。赤潮が魚介類に与える影響は酸素濃度の低下・鰓にプランクトンが詰まる事による窒息・藻類が産生する毒素による斃死など、魚の養殖や海苔の生産者には困った問題です。

赤潮で魚が死ぬは海中の酸素不足ではなく、プランクトンが出す物質の影響で、エラが使えなくなるのが原因。赤潮発生時の釣りは、餌や釣った魚を夜光虫が食べてしまうので、要注意です。夜光虫は海面付近にしか漂っていないので、海底付近の魚はあまり夜光虫の影響はうけません。釣った魚を加熱すれば食べることはできます。

「鎌倉の海を守る会」は海を愛する地元市民が、平成9年1月31日に発足したものです。会員は海への愛着を感じている１０代から７０代までの会社員や主婦。浜辺を犬と散歩することを日課にしている人や、休日に子供と砂浜で遊ぶことが楽しみな人、釣りやマリンスポーツが好きな人達が、日々どうしたら海を守っていけるかを考えています。

ビーチクリーンのイベントや「海から上がる時には、片手にサーフボード、片手に持てるだけのゴミを持ってあがりましょう」の言葉を掲げ、海を愛する地元の方々に守られている鎌倉の海は、次世代に継承したい、子供たちに見せたい海です。満天の星空と打ち寄せる光る波を見ていると、時がたつのを忘れてしまいます。

由比ヶ浜「こ寿々」コスズは、国産で希少価値の高い「本わらび粉」を使用し、添加物や保存料・着色料を一切使用せずに、毎日すぐ近くの工場で材料を練り上げ作っています。弾力と光沢があり、とろけるような食感の「わらび餅」に、黒蜜ときな粉がかけられています。できたての「わらび餅」を楽しめる人気のお店です。

住所：神奈川県鎌倉市由比ヶ浜3-3-25 電話番号：0467-23-1192 　　

ハワイのオワフ島が発祥のハンバーガー店です。店内はハワイのように明るく暖かい雰囲気。ハンバーガーはチーズやアボカドがたくさん入っていて、具材がバンズからはみ出すほどボリューム満点です。ハンバーガー1個でお腹いっぱい大満足。サンドイッチのメニューも充実しています。サイドオーダーのポテトなども美味しいので食べ過ぎてしまいます。

住所：神奈川県鎌倉市由比ヶ浜4-3-9-2F 電話番号：0467-61-2400

鎌倉と夜光虫について紹介しましたが、いかがでしたか？幻想的な夜光虫の青い光に癒されます。自然とふれあったりキレイなものを見ると、人は優しくなれます。家族や友人と鎌倉を訪れてみてください。楽しい思い出や経験は、ずっと記憶に残ることでしょう。そして海の環境を守れるよう、一人一人のマナーが大切です。