伊丹昆虫館の魅力とは？料金や割引・アクセス方法まで徹底紹介！

1990年（平成2年）11月10日に開館された伊丹市昆虫館は、一年を通じてさまざまな昆虫たちの生態を観察することができます。リーズナブルな料金で、お子さまから年配の方まで、家族みんなの知的好奇心を満たしてくれるスポット、伊丹市昆虫館の見どころから、営業時間や割引などの基本情報までご紹介していきます！

伊丹市は兵庫県の南東部に位置し、伊丹空港（大阪国際空港）がある地域です。阪神甲子園で知られる西宮市や、宝塚歌劇の宝塚市などが隣接しています。電車・バスの交通手段もありアクセスしやすい場所にあります。

住所:兵庫県伊丹市昆陽池3-1 TEL:072-785-3582　

昆虫館には、チョウ温室、生態展示室、展示室、映像ホール、特別展示室などの見学ブースがあります。どのブースもお子さまたちの興味を引くものばかりです。同じスペースに長時間滞在する子もいるみたいですよ！その中でも、もっとも人気が高いのは、チョウ温室です！

昆虫を見るだけに留まらず、チョウのエサやり体験など、実際に昆虫たちとふれあえる「チョウ温室」があります。たくさんのチョウが集る姿が目の前で見られ、時にはチョウの方からこちらに寄ってくることもあります。

チョウ温室の中では、大きなチョウが手や頭に止まることは珍しくありません。止まってくれたら、観察のチャンスです。図鑑でしか見ることがない、触覚や複眼、口などを直接じっくりと見て、小さな体に秘められた自然の素晴らしさを感じることができますよ。

2017年9月から翌年3月まで、チョウ温室の工事のため長期休館に入ります。来年4月、新しくなったチョウ温室でたくさんのチョウたちがみなさんを待っています！どんなチョウ温室になるのか楽しみですね！

NHK神戸の取材を受け、実際に放送されたチョウ温室の風景です。2017年9月1日からの長期休館を直前に控えているため、すべりこみで来場した方も多かったのではないでしょうか。

昆陽池公園の敷地内には、大きな昆陽池があります。昆陽池の中心部に浮かぶ島は、上空から見ると日本列島の形をしています。TV番組でも取り上げられたことがある、地元っ子自慢のひそかな名スポットです。昆陽池公園は常時開園されていますので、営業時間を気にすることもありません。ウォーキングを楽しむ人にも人気のあるスポットです。

昆陽池には、野性の鳥たちが数多く生息しています。昆虫館の見学の合間やランチタイムに、おだやかな昆陽池を眺めてみてはいかがでしょうか。愛らしい鳥たちの姿も見どころの1つと言えるでしょう。持参したお弁当をここで広げるファミリーもたくさんいらっしゃいます。

伊丹市昆虫館では、毎年恒例行事として「特別展」が開かれています。2017年の特別展は「いたこんパラダイス　むしの たつじんになる」が開催されました。このような特別展には、県外から来られる方も多くメディアからの注目を集めています。

昆虫の生態に詳しい虫の達人たちが、昆虫の探し方や採り方、触り方など、達人ならではの秘訣を伝授してくださいました。昆虫飼育が初めてのお子さまや、昆虫の取扱いに悩むママさんたちに大人気のイベントになりました。

多くのチョウを飼育しているチョウ温室では、アゲハチョウ科（3種）シロチョウ科（2種）、タテハチョウ科（6種）が元気に飛び回っています。花々の中を舞う、約1000匹のチョウの姿を間近に見ることができます。頭や手にチョウがとまることもあり、ふだん味わうことができない「虫たちとのふれあい」を体験することができます。

幼虫からサナギへ、サナギから成虫へと成長する一連の姿を見ることで、生命の重みや素晴らしさを学ぶことができます。サナギの羽化を待ち望んで、毎日のように通う子もいるそうです。営業時間中に羽化してくれたらラッキーですよね！

チョウ以外では、ナナフシやバッタ、タガメやゲンゴロウなど、身近な昆虫を展示した生態展示室があります。昆虫の世界を再現した10倍拡大ジオラマや昆虫生態映像などを観ると、小さな虫たちの生態をより深く理解できます。世界の昆虫標本の展示もされていますので、新しい発見に驚かされることでしょう。

大きな昆虫の姿に子どもたちもびっくりです。これは、昆虫から見た人間の世界が体験できる「10倍拡大ジオラマ」の展示風景の動画です。昆虫たちから見た人間の姿がどのようなものなのか、昆虫の身になって考えさせられる貴重な展示コーナーです。

昆虫はニガテという方でも、昆虫たちに親しみを覚えてしまうような展示形体も見どころの1つです！このクロゴキブリパネルから顔を出して撮影する人が続出しているそうです。ふだんは目撃したら悲鳴をあげてしまうクロゴキブリですが、今日から少し見方が変わるかもしれません。

世界中の珍しい昆虫たちの標本、書籍コーナーなどがあり、昆虫の生態や不思議などを楽しく学習することができます。日本に生息していない巨大なゴキブリなど、普段なら叫んで逃げだすところですが、昆虫館の中だと不思議な仲間意識ができるのでしょうか。大人も子どもも積極的に手に乗せています。

今年、特定外来生物「ヒアリ」の日本への侵入が確認されました。日本のアリとヒアリの違いは、写真だけでは判断するのが難しいと言われています。伊丹市昆虫館2階「学習室」ではヒアリの標本やヒアリに関する基礎知識について詳しく展示されています。ヒアリ被害を避けるためには、何よりもヒアリそのものの姿や、実体を知っておくことが大切です。

昆虫館1階にある「ミュージアムショップ」では、ここでしか手に入らない昆虫たちをモチーフにしたオリジナルグッズが販売されています。バッジやキーホルダー、オリジナル文具や書籍はもちろん、オリジナルTシャツも人気を博しています。

たくさんのオリジナルグッズの中から1点を選びだすのに時間がかかる！という声もよく聞きます。閉館時間が近づくと、シーズンによってはミュージアムショップが混みあう可能性もあります。営業時間は16時30分までですので、欲しいアイテムは早めに入手しておくことをおすすめいたします。

伊丹市には、JR線と私鉄阪急線が通っています。（互いに徒歩15分程度の距離があります。）どちらも駅を出るとバスロータリーがあります。乗り場がいくつもありますので乗り間違いにご注意ください。（ちなみに伊丹市バスは前乗り・後ろ降りです。）電車とバスでのアクセス方法は下記をお読み下さい。

JR線を利用してアクセスされる場合はJR福知山線「伊丹駅」で下車し、駅前の伊丹市営バス停留所「４番のりば」からバスにお乗り下さい。「松ヶ丘」または「昆陽池公園前」で下車してください。※JR線の方が乗り換え回数が少なく、アクセスもシンプルです。バス運賃は通常一律、大人210円子ども110円です。

阪急線を利用してアクセスされる場合は阪急線「伊丹駅」で下車し、駅前の伊丹市営バス停留所「４番のりば」からバスにお乗り下さい。「松ヶ丘」または「昆陽池公園前」で下車してください。※JR線よりも乗り換え回数が1回多くなります。

平日・休日問わず、全体的にバスの運行数は少ないです。公共交通機関でのアクセス面で、もっとも懸念される事項です。土日祝日は、1時間にわずか2本程度です。バスを利用する場合は、バスの経路図や時刻表をよく読んで確認しておきましょう。（営業時館終了の時間帯は、近隣企業の方が乗車され混みあいます。）

兵庫県を東西に横断している国道171号線「伊丹市役所前交差点」を北進し、右手に見える「伊丹市立病院」を通過します。しばらく進むと「昆陽池北交差点」もしくは「中野大橋南詰」が見えてきますので左折し、公園西側にある「昆陽池公園駐車場」（※有料）をご利用下さい。伊丹市立病院を通り過ぎ、500ｍ程度進むと右手に駐車場の入り口が見えてきます。

伊丹市昆虫館から徒歩圏内に、ファミリーレストランはありません。小さな個人経営のお店が数店舗ありますが、近隣の企業の方が利用されるとすぐに満席になる可能性があります。昆虫館から出て数十メートル先に1件コンビニエンスストアがあります。伊丹市昆虫館にはお弁当持参で来られることをおすすめします。

伊丹市昆虫館の営業時間は、9時30分（チョウ温室は10時）から16時30分までです。入館受付は16時までですので、時間に余裕をもって入館しましょう。休館日は、毎週火曜（火曜が祝日の場合は翌日がお休み）です。年末年始（12月29日～31日、翌年1月1日）も休館です。臨時休館される可能性もあります。

伊丹市昆虫館の利用料金は、大人400円、中高生200円、3歳～小学生100円、0～2歳児は無料入場できます。（マイカーでアクセスされる場合は、駐車料金が別途必要です。）割引制度は、団体（20名以上）での参加で、団体割引として1人あたりの入館料が2割引が適用されます。障害者の方は、半額割引が適用されます。

パスポートを購入すると、購入日から1年間何度でも料金無料で昆虫館に入館することができます。年間パスポートの購入料金は、3才～小学生で300円、中高生500円、大人1500円になります。夏休みの自由研究など昆虫の観察をするお子さまには大人気のパスポートです。割引制度の中でもっともお得なサービスです。

昆陽池公園駐車場には、154台の駐車スペースがあります。駐車場の営業時間は9時～17時（入庫は16時30分まで）です。駐車料金は1時間まで200円です。専用駐車場から昆虫館へは約600ｍほど歩きます。施設近くにコイン駐車場などがありませんので、こちらの専用駐車場をご利用ください。身体障害者手帳をお持ちの方には割引制度があります。

伊丹市昆虫館は、2017年9月から翌年3月末までの期間、チョウ温室改修工事施行のため長期休館となります。休館に関する詳細については、施設ホームページ等で随時お知らせされるそうです。昨年も設備改修工事のため長期休館期間がありました。日程の変更があったようなので、今回も予定を立てる前に再確認をお願いいたします。

伊丹市昆虫館は、イベントや展示物が頻繁にアップデートされるため、営業時間ギリギリまで滞在される方や、年間パスポートを使って毎週のように訪れる方が多いそうです。昆陽池公園周りのロケーションも美しいので、お弁当持参でピクニックを楽しむこともできますよ。ぜひ、お子さまを連れていってあげてほしいおすすめスポットです。