世界一美しい青い街！モロッコ・シャウエンの観光スポットや行き方も紹介！

モロッコの山の中にあるシャウエンは、写真を通してもわかるくらいの世界一美しい青い街が有名です。その青い街の中には、アラビアンな雑貨を扱うお土産屋やおいしいモロッコ料理をいただけるレストランやカフェもいっぱい!あなたもこのモロッコの人気観光地シャウエンで素敵な旅の思い出を作りませんか？

まずは、シャウエンがある国、モロッコから少しお話します。正式名称モロッコ王国は、北アフリカの北西に位置する国で大西洋を西に、そして北に地中海を持つ国です。首都はラバトで、公用語はアラビア語、ベルベル語とフランス語。国教はイスラム教で大多数の方がスンニ派を信仰しています。

モロッコは日本と同様に四季があります。しかし観光の際は雨期や乾期があるので注意。雨期は4月から5月。加えて10月から11月です。対して乾期は6月から9月。そのため、モロッコシャウエンを観光する際、おすすめなのは3月から5月と9月から10月です。また、花々や木々が美しくなる春は自然の魅力があふれていて観光も華やぐでしょう。

シャウエンは北アフリカのモロッコ北部にあるリフ山脈にあります。その山の中にある悪条件な立地ですが、世界一美しい青い街はそんな条件にも負けない人気な観光地なのです。街歩きをしていたら見えてくる、壁から階段から一面に広がる青の世界は、『おとぎの国』と例えられることも。色も真っ青なだけではなく、水色や白っぽい青など様々です。

この青い街ができた理由に関しては諸説あります。歴史の中でスペインからシャウエンに逃れてきたユダヤ人にとって青色は神聖な色でした。そのため家も青く塗りつぶしていき、現在のような青い街が出来上がったそうです。この他にも暑さを和らげる色として青が使用されたという説や虫よけという説も有効です。

さてそんな山の中にあるシャウエン、日本からとスペインからの二つの行き方があります。モロッコは北アフリカの北西となるその位置からヨーロッパのスペインにほど近く、スペインとモロッコを周遊するたくさんの観光ツアーが存在します。そのためスペインからモロッコに渡るルートも一般的な観光なのです。

スペインからモロッコのシャウエンに行く際は、まずフェリーで3時間ほどで到着するモロッコのタンジェ・メッドと呼ばれる港に向かいます。タンジェ市内までバスで向かいそこでシャウエン行きのバスを取りましょう。大体3時間でシャウエンの市内につくことが出来ます。

日本からシャウエンへの行き方のモデルプランはこちらです。モロッコの空の玄関口となるカサブランカにまず向かいます。カサブランカまでは東京発のドバイ経由が一般的な行き方。ドバイからカサブランカまでは毎日飛行機が飛んでいますのでご安心を。おすすめはサービスが良いことが売りのエミレーツ航空の使用です。

カサブランカからはシャウエンまでは2つの行き方があります。フェズという街まで列車で行き、シャウエンまでCTMと呼ばれるモロッコ国営バスを利用するのが一つ目の行き方。二つ目はカサブランカからモロッコ航空などの飛行機でタンジェに向かい同じくバスを取ってシャウエンに行きます。両方ともバスは3時間から4時間ほど乗る必要があります。

お待たせしました!人気観光地シャウエンの青い街、どんなところが見どころなのかを見ていきましょう!まずはこのシャウエンをゆっくりと街歩きしてみてください。旧市街地のメディナであるこの地域は、歩くだけでその歴史を感じられるはずです。世界一の美しさを誇る青い街は見ているだけでほっとこころが落ち着きます。

このシャウエンは街全体が青いわけではなく、一面が青い街な景色を見るためには少し根気がいるかもしれません。日中の日が入るときが特に綺麗ですが、朝早くにでかけゆっくり見るのがおすすめです。観光客もあまりいないのでリラックスしながら観光できますよ。

街自体は一日あればすべてまわりきることができます。日が落ちてくるころには旧市街のメディナの南側にある山に登ってみてはいかがでしょう。白と青が織りなす街を眺めながら見る夕日はなんだかファンタジーの中にいるような不思議な感覚を覚えさせてくれます。

このシャウエンを街歩きしている際に注意してみておきたいものが一つあります。実はシャウエンは、最近猫の街としても人気を集めてきているのです。街中で猫を見かけることができますよ。猫好きにはたまらない、青い建物と猫の組み合わせは写真映えすること間違いないです。

ここシャウエンには、裏路地に隠れたレストランやカフェもたくさんあります。猫の写真に夢中になって裏路地に迷いこんでしまったら、そこに素敵なお店がないか探してみましょう。レストランの窓から猫と青い街を眺めながら食べるモロッコ料理もシャウエンの魅力の一つでしょう。

シャウエンの街並みを一望するのにおすすめなのはカスバと呼ばれる場所です。カスバとはシャウエンの中心に位置するハマン広場に面している城塞です。ここはシャウエンの青い街並みから転じて、レンガ色が印象的です。メディナの中では一番大きい建物でとても目立ちます。塔を上ることができ、ハマン広場と青い街全体を見渡すことができます。

モロッコ、シャウエンはそのゆったりとしたリラックスできる雰囲気が漂っています。それを作り上げているのはそこに生活する人々。フレンドリーな人々との出会いは旅をより一層素敵なものにしてくれるでしょう。また、路上でヘナアートをしている人たちもたくさんいます。ヘナアートをしながらのお話はモロッコ人と交流のチャンスかも。

シャウエンの青い街には、レストランやカフェの外にも、アラビアンな雰囲気を醸し出す雑貨屋さんを回るのも楽しいです。最近はヨーロッパの方々が移住してきており、ハーブが詰めてある瓶などちょっと変わったお土産を見ることもできます。ここで日本に持って帰るお土産を探してみてください。

モロッコのお土産として代表的なのは白を基調とし、青色のラインとカラフルな模様が特徴の食器たち。白色を基調としたものはフェズ柄というそうです。また茶色を基調としているのはマラケシュ柄。小さなボウルから大きなお皿まで、この食器を集めるのも楽しいです。

シャウエンに来たら見てほしいのはカーペットやラグです。アラビアンな柄が特徴の敷物は、部屋の雰囲気を変えるのにピッタリです。自分の部屋をどんな風にしたいか想像しながら選んでみてください。またランタンも同時に見ることができます。これを機に一気にお部屋を模様替えするのもいいかも知れませんね。

またシャウエンでは多くの場所で石鹸のお土産が売られています。持ち帰りにも便利な石鹸はいくつか購入して友人や家族に配るのもいいですよね。日本でも人気のモロッコのアルガンオイル。それを使用した石鹸は女子へのお土産としてもってこいです。

残念ながらモロッコは観光客の客引きがしつこいことでも有名です。シャウエンに到着したら、まず出会うのは客引きでしょう。シャウエンに到着しバスを降りると同時にたくさんの客引きがあなたを取り囲むかもしれません。この客引きは宿泊先やツアーガイドを提案してきます。もし本当に必要な時以外はしっかりと断るようにしましょうね。

またモロッコ、シャウエンのお土産屋では、通常よりも高く値段設定がしてある場合があります。観光地にはよくありがちなケースではありますが時として交渉が必要になる場合があるでしょう。あまり極端な値切りはよくありませんが、ちょっと高すぎるのでは、と思ったときは値切りに挑戦してみてください。

また、ここシャウエンは観光客にとっては世界一の青い街がある観光地ですがシャウエンで生活する人々にとっては生活の一部です。中にはカメラを向けられることを嫌がる人たちもいるでしょう。どこに観光にいっても気を付けたいことではありますが、人が写真に写りこみそうになったときは注意をしてくださいね。

その青い街が世界一美しいと言われているモロッコのシャウエンは旅人たちが認める観光地です。世界一の青い街に散らばるレストランやカフェやお土産屋はどれも魅力にあふれていてずっといても飽きません。モロッコに来た際はシャウエンにも寄って、その青い街並みのおとぎの国のような世界に浸ってみてはいかがでしょうか?