富山のTOYAMAキラリがすごい！カフェ・図書館・ガラス美術館一挙ご紹介！

富山県富山市中心部にある「TOYAMAキラリ」は、美術館や図書館、富山第一銀行本店などが入った複合施設なんです。他にもミュージアムショップやカフェもあります。「TOYAMAキラリ」内の施設や建物についていろいろ調べてみました。「TOYAMAキラリ」の魅力やアクセス方法を紹介します。

インパクト抜群の外観の「TOYAMAキラリ」ですが、建築家の隈研吾さんが設計された建物なんです。隈研吾さんの建造物は、木材を使った「和」をイメージしたデザインが特徴で「和の大家」とも言われています。同じ富山市にある「カフェ・クレオン(呉音)」や福岡県太宰府市にある「スターバックスコーヒー」など木材をふんだんに使用した建築が数多くあります。

隈研吾さんは、日本だけではなく中国や韓国でも活躍されており、中国北京にある「Great(banboo)wall」は、北京オリンピックのCMにも起用されていました。隈研吾さんデザインの「TOYAMAキラリ」は、外部と内部では使用している素材が異なっています。どの素材も富山県にゆかりのある素材を使用しているんです。

建築家・隈研吾さんがデザインした「TOYAMAキラリ」のエクステリアは、大通りに面する北側と東側には立山連峰の山肌をアルミ・ガラス・白御影石の3つの素材を使用いて表現されています。アルミとガラスは富山県の主要産業で、白御影石は、富山第一銀行旧本店で使用されていました。

隈研吾さんデザインの「TOYAMAキラリ」の外装に使用されている3種類のパネルは全て角度に編かをつけて設置されており、時間や天候に合わせて光の反射が変化するように設計されています。また、富山は積雪が多いとされている為、上層階のパネルは積雪を防ぐため凸面が少なくなるように設置されているそうです。

そして、大通りに面さない南側には、壁面緑化システムと太陽光発電システムが設置されています。壁面緑化システムには、強風が吹いても土ぼこりが舞わないよう保水性の優れたセラミックに植物を植えてあるそうです。また圧迫感をなくすため、上に上がるにつれてソーラーパネルを少なくなるように設置されています。

「TOYAMAキラリ」のインテリアにはあ、隈研吾さんの特徴でもある木材をふんだんに使用したデザインとなっています。使用されている木材はすべて富山県木材で、すべて不燃処理を施してあるそうです。「TOYAMAキラリ」で特に印象的なのは、2階から6階まで斜めにつながっている吹き抜け空間です。

この吹き抜けによって6階にある天窓から斜めに光が差し込んできます。インテリアに使用されている杉材も様々な角度で配置されており、エクステリアのパネルと同じく立山連峰の雄大さを表現しているそうです。また、館内に設置されているも板材を隙間を開けて設置し、一般的な公共施設にある「見えない部分」がなくなるような設計になっているそうです。

インテリアには、木材はもちろんアクセントとして富山県産のガラスや和紙を使用してあります。また館内の案内表示はアルミパイプを使用しオリジナルフォントで作ってあります。細かなところまでこだわって設計された館内も「TOYAMAキラリ」の魅力の一つです。

「TOYAMAキラリ」までのアクセスは、市内を走る電車がとても便利です。市内電車環状線でのアクセスは、グランドプラザ前で下車後徒歩2分です。また市内電車南富山駅前行でのアクセスは、西町で下車後徒歩1分です。どちらも乗車料金は、大人200円、子供100円となっています。

市内電車を運行している富山地方鉄道から富山市内観光のアクセスにとってもお得で便利な「市内電車・バス1日ふりーきっぷ」も大人620円、子供310円で販売されています。また、車でのアクセスも可能です。専用の駐車場はありませんが、「TOYAMAキラリ」周辺には市営駐車場などの有料パーキングが複数あります。

「TOYAMAキラリ」の中には、石川県の加賀麩を使った甘味やランチなどを楽しめる和風のカフェ「FUMUROYA CAFE」が入っているんです。ガラス美術館での美術鑑賞の余韻や、図書館で借りた本を楽しむなどゆったりとした時間を楽しむことが出来るカフェとなっています。

カフェの人気メニューは「ふきや御汁弁当」です。お弁当風に仕上げられたランチメニューでカフェを運営する「不室屋」でも人気の「ふきや五色汁」を楽しめるランチメニューです。また甘味では「不室屋パフェ」が人気で、アイスクリームやフルーツのシンプルなパフェに加賀麩が添えてあります。

カフェでは甘味やランチ以外にも店内入口にかけてあるカーテンが大人気なんです。白色のカーテンには色とりどりのたくさんのお花が飾ってあり、外からの自然光と合わさって爽やかで明るく優しい空間となっています。客席もゆったりと広めの空間で設置されているので落ち着いた雰囲気でお食事や読書を楽しめそうです。

「TOYAMAキラリ」内にあるカフェ「FUMUROYA CAFE」の営業時間は、午前9時半から午後7時までとなっています。金曜日・土曜日は午後8時まで営業を行っています。毎月第1水曜日は定休日となっています。また年末年始もお休みとなります。美術館や図書館に行った際にはぜひカフェにも行ってみてください。

「TOYAMAキラリ」の3階から5階にある「富山市立図書館」は3階に児童図書、4階には一般図書、5階には参考図書や特別コレクション室があります。3階の児童図書フロアには絵本や紙芝居など約3万冊を配置してあります。子どもが見やすい高さに配置されています。また、「ふれあい交流ルーム」というカーペットが敷いてある、小さなお子様連れでも利用しやすい部屋も用意されています。

4階の一般図書フロアには、小説やエッセイ、趣味や暮らしに役立つ本などを約8万冊配置してあります。また併設するガラス美術館と連携し、国内外のガラス工芸やガラス芸術に関する資料の展示も行っているそうです。閲覧席には、木材をふんだんに使用した木の温もりを感じられる様になっています。5階の参考図書フロアでは、新聞や雑誌などの閲覧が出来ます。

図書館の開館時間は、午前9時半からとなっています。閉館時間はフロアによって異なり、3階の児童図書フロアと5階の特別コレクション室は午後6時までです。4階の一般図書フロアと5階の参考図書フロアは午後7時まで、金曜日・土曜日は午後8時までとなっています。毎月第1水曜日と年末年始、書庫点検期間は休館日となっています。

「TOYAMAキラリ」内にある「富山市ガラス美術館」には、常設展はもちろん企画展も行っています。常設展には、2階から4階には富山ゆかりの作家の作品が展示されている「グラス・アート・パサージュ」5階には30年にわたり富山市が収集した作品を展示した「コレクション展」6階には「グラス・アート・ガーデン」があります。

6階にある「グラス・アート・ガーデン」は、美術館の中でも人気のある展示の1つで、現代ガラス作家の巨匠といわれるデイル・チフーリさんの作品が5作品も展示されているんです。色鮮やガラスと光の演出は、非日常空間にいるような気分になるそうです。

富山市ガラス美術館の入館料は、大人・大学生が200円となっています。高校生以下は入館無料となっています。常設展の他、企画展を鑑賞する際は入館料が変わってくるので注意が必要です。企画展の入館チケットを持っている方は、常設展の鑑賞も可能となっています。また企画展によって入館料が異なります。

美術館の開館時間は、常設展・企画展共に、午前9時半から午後6時までとなっています。金曜日・土曜日は午後8時まで閉演時間を延長しています。毎月第1・第3水曜日は休館日となっています。また、年末年始もお休みとなってます。展示入れ替え作業などで臨時休館になる可能性もあるそうです。

ガラス美術館に併設されているミュージアムショップには富山ガラス工房で作られたガラス作品や、ガラス美術館オリジナルグッズ、また、越中八尾の伝統工芸「八尾和紙」を使ったペーパーアイテムなどが販売されています。図書館も併設されていることもあり、ブックマークや文房具などの販売もされています。

ミュージアムショップの営業時間は、午前9時半から午後7時までとなっています。図書館や美術館と同じく、金曜日・土曜日は午後8じまで営業時間を延長しています。休館日は図書館と同じく、毎月第1水曜日と年末年始となっています。

富山市中心部にあり、富山駅からの交通アクセスも良好な「TOYAMAキラリ」を紹介してきました。美術館や図書館、カフェなどがあり1日中楽しめそうでした。富山の伝統工芸や同じ北陸の石川・加賀麩をふんだんに使用したカフェをぜひ楽しんでみてください。富山の観光に外せないおすすめのスポットです。