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「神の子池」の青さが神秘的!怖い?アクセス方法は?北海道のパワースポット!

「神の子池」の青さが神秘的!怖い?アクセス方法は?北海道のパワースポット!
投稿日: 2017年2月14日最終更新日: 2020年10月7日

「神の子池」という池を知っていますか?北海道の中でも決してアクセスがいいとは言えない場所ではありますが、その美しさとパワースポットとしての力で、観光客を引きつけています。今回はこの神の子池について、いろいろと調べてみました。

神の子池って知ってますか?見出し

Photo by alberth2

北海道にある「神の子池」という池を知っていますか?どこかの池の愛称かな?と思う人もいるかもしれませんが、これが正式名称です。名前からして神秘的なイメージがある池ですが、実際に行ってみるとその美しさに誰もが驚くと言います。池の色は吸い込まれそうなほどのコバルトブルーで、底まで見えるほどの透明な水がたたえられているのです。まさに「神によってもたらされた池」のような池なのです。

その雰囲気は吸い込まれそうで怖い、という人もいるとか。その怖いほどの力は、北海道のパワースポットとしても知られています。

後述しますが、この神の子池は、車でなければ行けない場所にある上、冬は除雪されません。5月すぎまで雪が残っていることもあるとか。

アクセスはあまりよくなく、まさに秘境の池という感じです。今回はこの「神の子池」についていろいろと調べてみました。

神の子池の名前の由来見出し

「神の子」とはとても神秘的な名前ですが、この名前は「摩周湖の伏流水でできている池」であるところからつけられています。

Photo by sendaiblog

「摩周湖」はアイヌ語で「カムイ・トー」と呼ばれているのですが、このカムイ・トーというのは「神の湖」という意味なのです。そのため、「神の湖の水でできている池」ということで「神の子池」と言う名前になりました。

神の子池はどこにある?見出し

神の子池は北海道斜里郡清里町にあります。摩周湖の北東の森の中にある「池」です。池の周囲は220m、水深は5mあるのですが、年間通じて水温が8度あります。8度ですから当然凍ることはないわけで、倒木が青い水の中で腐らずにそのままの形で残っています。

以前は摩周湖の水量が年間を通して変わらない理由として、この神の子池と地中でつながっていて、水が湧き出ているからと言われていました。「神の湖」摩周湖の水が入って来るから「神の子」だったわけです。しかし、最近の研究により、神の子池の水源は、外輪山への降水が伏流水となったものということが判明しました。そのため、地表面には神の子池に流入する川は見えません。

神の子池の伏流水は一日12000トンも湧き出しており、とても澄んだ美しい池です。科学的には「神の子」の池ではなくなったとしても、その美しさはやはり「神の子池」であることには変わりありません。

神の子池にはどうやって行くの?見出し

そんなに美しい池ならばぜひ見に行きたい、と思うところですよね。さっそく神の子池へのアクセスについて調べてみました。なお、どのルートをとった場合でも、最寄りの駅もしくは空港からは車でなければアクセスできません。ですからいずれにしてもレンタカーを借りる、もしくはタクシーで往復することになります。

飛行機で行く

飛行機を使うアクセスルートは2つあります。

1つめは一般的によく使われるルートで、女満別空港からレンタカーで移動するルートです。女満別空港から神の子池までは約70キロ、1時間半程度程度かかります。

女満別空港より距離的に近いのは中標津空港です。こちらからだと約50キロ、1時間10分程度で神の子池に到着します。ただ、中標津空港は千歳便のほか羽田便が1往復しかないため、利用するとしたら多少不便かもしれません。

JRやバスで行く

JRの場合、一般的に使われる駅は網走駅になります。札幌からは特急オホーツクが1日4往復あります。また札幌からの高速バスを使う方法もあります。網走駅からは約60キロ、1時間半程度かかります。

もっと近いJR駅はないのか?ということなのですが、最も近いのはJR釧網本線の緑駅です。ここからだと神の子池までは約11キロになります。がしかし、この駅は無人駅であり、列車も普通列車と快速列車しか停車しません。ですから、この場合はこの駅からタクシーで往復することになります。観光の間少し待ってもらうことになりますので、それなりの費用がかかることになります。

レンタカーで最寄駅、空港からのアクセスは?

最寄駅、空港でレンタカーを借りたら、「神の子池」もしくは「JR緑駅」をナビにセットします。後はナビの案内にしたがって走って行くと、「神の子池」への看板が出てきます。それにしたがって進んでいくと駐車場に到着します。

最後の2キロは未舗装道路ですが、それ以外は走りやすい道路です。

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神の子池はなぜ青い?見出し

次に、神の子池の怖いほどの青さはどうしてなのか、そのことについて調べてみました。

近くの摩周湖は、日本一透明度の高い湖として知られています(世界ではバイカル湖に次いで2位とのこと)。この摩周湖も「摩周ブルー」と呼ばれるように青い湖です。摩周湖の場合は不純物がほとんどない水である上、急激に深くなることで、青い色しか通さなくなるからだ、と言われています。

しかし、前述したように、摩周湖の水そのものが流れ込んでいるわけではないので、「摩周湖の近くだから」だけでは理由としては弱いですね。また、池の手前や流れ出る水は透明なので、水自体が青いということでもなさそうです。

現在有力な説となっているのは、この「青い」色のもとは水酸化銅によるものではないかということです。また、底に石灰が沈んでおり、それが関係しているのでは、とも言われています。

いずれにしても、神の子池が青い理由についての実地調査はあまり行われていないようで、真の理由はまだまだ謎だそうです。

科学的に青い理由は解明しようと思えばできるのかもしれませんが、このまま「神の子」池であってほしいような気もしますね。

神の子池の見どころスポットは?見出し

神の子池の見どころは何といっても池の色です。きれいな青い色は他では見られない怖いくらいの美しさです。それと同時に底まで見えるほどの高い透明度も見逃せません。ぜひそばにいって、底まで見てください。というのは、底にある倒木がそのままの姿で見えるのです。

水温が常に8度であり、空気が十分にない状態なので、中の木は凍ることも腐ることもありません。そのままの姿で横たわっています。自然の力のすごさを感じますね。

そして池をそのまま見ていると、魚が泳いでいるのに気がつくと思います。この魚はオショロコマといい、イワナの仲間なのですが、日本では北海道にしか生息していないのです。環境省のレッドリストの絶滅危惧種に指定されるような珍しい魚なので、できたら見てみたいところです。

神の子池の見ごろはいつ?見出し

神の子池の見ごろはいつごろなのでしょうか。

そもそも神の子池周辺は除雪が行われないため、車で入れるのは6月から11月ごろまでの半年間です。

ちなみに冬はスノーシューツアーが行われ、その時だけは神の子池に近づくことができます。この時期は青いというよりは深い藍色になります。これは太陽の日差しが他の季節よりも弱いからのようで、春から秋には強い日差しを浴びてコバルトブルーに輝きます。

車で入れる時期の中では、可能であれば早朝に行くのがおすすめです。というのは早朝は朝霧が立ちのぼるため、とても幻想的な風景が味わえるからです。

北海道内からでも早朝に行くのは難しい場所ですが、もし近くに泊まる予定ならば、ぜひこの風景を見てください。

神の子池はパワースポット?!見出し

「神の子池」という名前からして、パワースポットの感じがしてきますが、実はここ、北海道のパワースポットとして有名な場所なのです。

そもそも風水では、山に囲まれた場所から水があふれている場所は非常に美しいパワースポットと言われています。「神の子池」はまさにその通りの場所と言えるでしょう。実際、この池の青い水は、怖いくらいの美しさです。この美しい水は体に溜まったものやネガティブなものを浄化してくれる働きがあると言われています。その浄化力が「怖い」という感情につながるのかもしれません。

さらに、「神の子池」には流れ込む川はないのですが、流れ出す川はあります。この川のせせらぎは、人間の副交感神経に働きかけ、リラックスさせてくれます。その上、周辺の森からはフィトンチッドがたっぷり。こちらも人間に癒しを与えてくれます。「神の子池」のパワースポットの強い力、ぜひ全身で受けたいものですね。

神の子池の注意点見出し

前述したように、神の子池は原生林の中にあり、周囲が舗装されていません。行ける季節でも歩きやすい靴で行くようにしましょう。

また、この美しい環境を守るためには、人間の側も守る努力が必要です。池のところには注意書きがありますが、釣りや水遊びなどはしてはいけません。同様にパワースポットであったとしても、小銭を投げ入れたりすることも禁止されています。

そして、もう一つ気をつけなければならないのが「熊」です。「熊出没注意」の看板があるのです。先ほど早朝の景色が幻想的だ、と書きましたが、行く場合にはなるべく複数で行くようにしましょう。人気があるところには熊は出にくいといいますので、対策は考えたほうがいいかもしれません。

神の子池のパワーをたっぷりと受けよう見出し

北海道内でも穴場の観光地と言える神の子池。アクセスはあまりよくありませんが、その怖いくらいに美しい色は思わず引き込まれそうになります。

パワースポットの力を十分に受けて、身も心も清らかに、リフレッシュしたいものですね。

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投稿日: 2017年2月14日最終更新日: 2020年10月7日

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