ギニアビサウの観光スポットをご紹介!
西アフリカに位置し、セネガルとギニアに国境を接するギニアビサウ。観光で訪れる人は多くはない国ですが、ビジャゴ諸島には大小88の島々があり熱帯の気候とのんびりとした自然を味わうことができるこの国には魅力的なおすすめスポットも多数あります。そんなギニアビサウのおすすめ観光スポットやギニアビサウの歴史、現状についてご紹介します。
ギニアビサウとは?
Arquipélago dos Bijagós - Guine Bissau pic.twitter.com/9ES9rnFgTW
— Preta de Quebrada (@DaniParisina) March 2, 2017
西アフリカに位置するギニアビサウは、北にセネガル、南と南東にギニアと国境を接し、西は大西洋に面する、アフリカ諸国の中でも最も面積の小さい国の一つです。気候は熱帯に位置していて、いくつかの河川が流れるもののサバンナ気候の内陸部と、大西洋に面した沿岸部、大小88の島々のあるビジャゴ諸島からなる、豊かな自然とのんびりした空気の漂う国のが魅力の国です。
ギニアビサウの公用語はポルトガル語ですが、ポルトガル語を話す人の割合はあまり高くはなく、ポルトガル語をベースにしたギニアビサウ・クレオール語が共通語として広く使われています。音楽や舞踊等の文化も成熟した歴史があるとは言えませんが、その魅力は何といっても、踊り好きで底抜けに陽気な人々です。
沿岸部に位置するギニアビサウの首都ビサウにはブラジルからの移民が多いのも特徴です。同じ西アフリカ諸国でも近隣のセネガルやギニア共和国と比べると、とにかくフレンドリーで人懐っこい人々が多いのが魅力となっています。イスラムの影響も比較的少なく、又ポルトガルが宗主国だった影響か、また熱帯の気候もあり人々の雰囲気は「カリブ・アフリカ」「ラテン・アフリカ」と言った感じです。
ギニアビサウの歴史
ギニアビサウは歴史的には、15世紀半ばにポルトガル人が上陸し、以後カーボベルデ諸島等と共にポルトガルの植民地となっていた馬祖です。18世紀には現在の首都ビサウに奴隷貿易の拠点が設置され、19世紀後半には単独の植民地となり、20世紀中ごろには海外領有地と形態を変えていきましたが、1956年アミルカル・カブラルが指導するクレオールのギニア・カボベルデ独立アフリカ党による独立・民族解放運動が始まります。
Transporte regular entre Bissau e arquipélago dos Bijagós começa sexta-feira - https://t.co/qpot1jEBYB pic.twitter.com/psSC0tL0wI
— Redator (@jornalredator) April 26, 2017
独立・民族解放運動以後、ソビエト連邦やキューバの支援を受けたギニア・カボベルデ独立アフリカ党と、アメリカ合衆国の支援を受けたポルトガル軍事政権の間で植民地戦争が続きました。1973年1月、指導者のアミルカル・カブラルが隣国ギニア・コナクリで暗殺されますが、同年に9月に弟ルイス・カブラルが初代大統領に就任し独立を宣言しました。1974年9月10日にポルトガル政府より正式に独立が承認されました。
独立後も度重なるクーデターが続き、1990年代も頻繁に発生するクーデターから内戦が起こり、30万人以上の避難民が国外に流出しています。2008年から2009年にかけてさらに軍部のクーデターが発生し、反乱軍によって前ヴィエイラ大統領が暗殺されています。
No dia em que #GuinéBissau presta honra aos estivadores massacrados em Pindjiguiti (1959), Sindicatos renunciam comemorar a data com governo pic.twitter.com/KKNhQ1dP3m
— Miguel de Barros (@debarros_miguel) August 3, 2017
2009年の大統領選では、マラム・バカイ・サーニャ元国民議会議長が大統領に選出されました。しかしその後も2010年には兵士によるゴメス首相の拘束事件、2012年にはサーニャ大統領の病死に伴う選挙中にクーデターが発生。西アフリカ諸国経済共同体の調停により、ヌハマジョ暫定大統領及びバロス内閣が誕生し現在に至っています。
ギニアビサウの観光スポット1:ビサウの街
ギニアビサウの首都ビサウの中心には観光スポットとしても人気のマーケットがあります。マーケットではギニアビサウの特色があふれる特産物や熱帯の野菜や果物、ギニアビサウで安く豊富に食べれるカシューナッツなどの木の実、日用品などが売られています。カシューナッツは近隣の国の半分の値段で買うことができます。
こじんまりしていますが並んでるものを見てるだけでも楽しいが活気あるマーケットのなので、散歩をするだけでもギニアビサウの魅力を味わうことができます。ギニアビサウに行ったらまずは訪れたいおすすめの観光スポットです。
ギニアビサウの観光スポット2:ブバケ島
ブバケ島はギニア・ビサウ沖のビジャゴ諸島の中心の島です。大西洋のギニアビサウ沖合に浮かぶビジャゴ諸島は18の大きな島と12の小さな島々から成立っていますが、その中でも一番大きい島がブバケ島です。ウミガメ、マナティーなどの野生動物が生息していて、国際連合教育科学文化機関|ユネスコの生物圏保護区に指定されています。
OPINIÃO: PORQUÊ A COMITIVA PRESIDENCIAL TEM TANTO INTERESSE EM DESINFORMAR O ACIDENTE DE BUBAQUE? https://t.co/4uqZiD2K4a pic.twitter.com/3pPeOfHG8o
— Guiné-Bissau (@guineendade) April 4, 2017
豊かで美しい自然がそのまま残されている、熱帯の気候らしい静かで素朴な島です。ブバケ島の港にはこじんまりしたレストラン/バーや、ナイトクラブのようなものもあります。島の人々はゆったりとしていて落ち着いた人柄なので、ブバケ島を訪れるとゆっくりと流れる時間を楽しむ事が出来ます。ギニアビサウで外せないおすすめ観光スポットの一つです。
ギニアビサウの観光スポット3:ブバック島
Administrador de Bubaque, Guiné-Bissau, dá como certa morte de 10 pessoas no naufrágio nas ilhas Bijagós - https://t.co/baWPBo8POh pic.twitter.com/0gwJAQCFSK
— Redator (@jornalredator) April 10, 2017
ブバック島はギニアビサウ・ビシャゴ諸島の中でも熱帯の気候らしいリゾート気分の味わえる島でおすすめ人気観光スポットのひとつです。ブバック島では美しい海でマリンスポーツなどを楽しむことができ、また島の中には新鮮な魚介を味わえるレストランもあります。
ブバック島の人々はビジャゴ語を話し、本土とは異なるライフスタイルを持っているので、その暮らしぶりを味わうのも観光の魅力の一つです。ブバック島の人々はサメの頭を模した仮面を有するといわれていて、運がよければ彼らの工芸品を見ることもできます。ギニアビサウを訪れたらぜひ足を伸ばしたい婆所の一つです。
ギニアビサウの観光スポット4:オランゴ島
NOTICIAS AO MINUTO:ONG ALERTA PARA RISCOS DO TURISMO PARA O ARQUIPÉLAGO DOS BIJAGÓS https://t.co/VVTWnZKcYn pic.twitter.com/0aPDujch5s
— Guiné-Bissau (@guineendade) May 27, 2017
オランゴ島も大西洋のギニアビサウの沖合に浮かぶビジャゴ諸島の中の一つで、海水のマングローブにカバやワニが暮らす風景をのんびりと眺める事が出来る、魅力的な癒やしのスポットです。
オランゴ島には「女性からプロポーズを受けたら男性は絶対に断れない」という珍しい風習があります。オランゴ島の人々は自給自足で素朴な生活を送っていて、ギニアビサウをのんびりと味わうにはぴったりのおすすめ観光スポットの一つです。
ギニアビサウの観光スポット5:ビサウ国民英雄広場
ギニアビサウの首都ビサの街の中心部にあるのが国民英雄広場です。ギニアビサウはポルトガル領だったため広場周辺では美しい教会や、ポルトガル領時代の名残が残る街並みを楽しむことができます。
ギニアビサウは西アフリカ唯一のポルトガル圏ですが、フランス語も理解できる人が多く、また穏やかで人柄の良い人が多いので観光の際もそんなには困ることはない場所です。首都日さうは街の中心から500mで全てが収まってしまうほど小さな街ですが、その中に凝縮されたギニアビサウの魅力を味わうことができます。
ギニアビサウの観光スポット6:ビサウ旧大統領邸
こじんまりとしたギニアビサウの首都ビサウの街並みですが、その中で目立つ大きな建物が旧大統領邸です。ビサウ市街の観光で、徒歩でふらりと歩いていける距離にあり、小さなビサウの街では人気の観光スポットになっています。
旧大統領官邸は内戦やクーデターなどで砲弾を受けて無残な姿になってしまっていましたが、修復も行われ、多くの観光客が訪れています。通常は外から写真を撮ることができるだけですが、運が良ければ中に入れることもあるようです。
ギニアビサウの現状
ギニアビサウは未だ政情が不安定なこともあり治安等の面から見ると、残念ながら未だ安定しているとは言えません。首都のビサウですら電力供給は不安定ですが、踊り好きのギニアビサウの人々はナイトクラブでは限りある電力を使って朝まで踊るので、首都ビサウでは週末のナイトクラブ巡りも楽しみの一つになります。
ギニアビサウが最も賑わうのは毎年2月のはじめの時期です。この時期に有名なブラジルのリオのカーニバルと同じ日程で、国をあげてのカーニバルが行われます。小さな街で行われるカーニバルなので大がかりなものではありませんが、現地の人々は目いっぱいお洒落をして、ヤシ酒を片手に歌って踊って、夜が明けるまで騒ぎ続けます。ギニアビサウらしい盛り上がりを体験したい方は、この時期に観光をするのがおすすめです。
ギニアビサウへは治安が安定してから
ギニアビサウのおすすめの観光スポットやギニアビサウの歴史、現状についてご紹介してきましたがいかがでしたか?熱帯の気候ならではののんびりとした雰囲気を味わうことができ、ビジャゴ諸島など魅力満載のギニアビサウ。残念ながら治安が安定しているとは未だ言えないため、情勢が落ち着いたらニアビサウの人々の笑顔や美しい自然を味わいに足を運んでみてはいかがでしょうか。