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赤道ギニア共和国!治安は北朝鮮なみ?観光スポットや名所は?

赤道ギニア共和国!治安は北朝鮮なみ?観光スポットや名所は?
投稿日: 2017年9月6日最終更新日: 2020年10月7日

赤道ギニアは、ギニア湾に浮かぶビオコ島など複数の島と大陸部のリオムニからなる共和国です。名前は赤道ギニアですが赤道上にはありません。長い独裁政権から「アフリカの北朝鮮」と言われています。日本人にあまり馴染みのない赤道ギニア、治安や旅行上のポイントを紹介します。

赤道ギニアってどんな国?見出し

赤道ギニア共和国は、ギニア湾に浮かぶビオコ島など複数の島と、リオ・ムニという大陸部からなるアフリカの小さな国です。四国の約1.6倍に相当します。アフリカの中でも特に日本人に馴染みのない国です。なんと「アフリカの北朝鮮」と言われています。そんな赤道ギニアの旅行の注意点や観光スポットについてご紹介します。

赤道ギニアへ旅行する前に知っておこう見出し

赤道ギニアは西アフリカのギニアと区別するため国名に赤道とついてますが、実際は赤道上にはありません。赤道には近いので気候は高温多湿。雨季になると毎日雨です。首都マラボはビオコ島にあり、島に首都があるのは赤道ギニアとデンマークだけです。

15世紀にポルトガル、18世紀以降はスペインの植民地だった赤道ギニアには、名残ある大聖堂も多いです。また公用語はスペイン語ですが、ポルトガル語や現地の言葉も混ざっているそう。1964年に独立しますが以降は治安が悪化します。次第に緩和されていますが、ネット規制などの情報統制や公共施設の写真撮影禁止などは今も続いています。

赤道ギニアはアフリカの北朝鮮?見出し

日本人にあまり馴染みのない赤道ギニア、実は大使館の設置もあまりなく、日本に大使館はありません。1964年に独立し、1979年に政権が発足するもクーデターがおきて政権崩壊。驚きなのはその後2代目が現在まで40年近く政権を掌握していることです。独裁政権は北朝鮮と共通していますね。

赤道ギニアの強権的独裁政権時代

スペイン統治時代は観光客もいた赤道ギニアですが、1960年代のアフリカ諸国の独立に並び、1964年に独立します。その後1979年に初代大統領が起ちました。すると、国内の部族統一のために一部族の虐殺が行われます。「赤道ギニアはアフリカのアウシュビッツと化した」と言われるほどでした。

赤道ギニアの半鎖国時代

同年、大統領の甥のンゲマ氏がクーデターを起こし政権は崩壊。ンゲマ氏政権は今も続く独裁政権となります。一党独裁を試みますが他国の反対で失敗。国内情勢は荒れ治安は悪化します。さらに、外国人観光客へのビザの発給拒否、写真撮影の禁止、ネット規制など情報の遮断を行い、赤道ギニアは半鎖国状態になるのです。

赤道ギニアの経済成長期

赤道ギニア情勢が変わるのは1990年代、油田の開発に成功したことがきっかけです。急激な経済成長となり、首都マラボを中心とした市街地のインフラ整備などが進みます。それに伴い、近年では治安も次第に良くなっています。街のいたるところにンゲマ大統領の写真が飾られ、国民から愛されています。

しかし油田開発による特需は、大統領とその近辺、一部の富裕層にしか届いていないと言います。貧富の差は如実となり、スラムでは今も治安は悪いまま。特に強盗、窃盗が横行しているので、旅行に行く際には十分な注意が必要です。このあたりも「アフリカの北朝鮮」と言われる所以ですね。

赤道ギニアの治安は悪い?見出し

赤道ギニアの海外渡航に関する治安レベルは1(外務省発表)。この指標は1から5まであり、上に行くほど危険度は高くなります。渡航は可能だが、滞在にあたっては十分な注意が必要な地域です。実はロシアも1。治安レベルは極悪というわけではなさそうです。しかしレベル2になると渡航制限が。ちなみに北朝鮮は渡航不可です。

赤道ギニアの犯罪

赤道ギニアの殺人件数はなんと世界30位。日本人には信じられない世界です。窃盗や強盗が多発し、やはり決して治安がいいとは言えません。特に外国人旅行客を狙った窃盗が多いので、外出時は充分に注意しなくてはいけません。

赤道ギニアを歩くときにはここに注意

路上ではひったくりに注意しましょう。裏道に入ったり単独行動はしてはいけません。また服装にも配慮が必要です。派手な服はやアクセサリー、時計は、人々の目をひきお金を持っていると思われて狙われる可能性があります。華美なものは絶対に控えましょう。車中でも油断禁物!しっかりロックをかけましょう。

意外と落とし穴!空港には要注意

油断ならないのが空港です。特に出国時の荷物検査で「日本食が多いのでお金を払ってください」とか「財布にフランが残っているのでおいていってください」と言われた体験談が!ボディチェックも念入りです。しまいには「喉渇いたからお金をくれ」と職員に言われたなんて話も。恐るべし赤道ギニア。治安は、やはり良いとは言えませんね。

赤道ギニア観光の注意点見出し

赤道ギニアは石油輸出で一時アフリカにおけるGDP1位になりましたが、基本的に生活物資は輸入のため、物価がとても高いです。日本だったら100円程度で買えるハブラシが、1,000円以上もします。赤道ギニアに旅行に行くときは、忘れ物がないかよく確認しましょう。 むしろ同行者の分まで持って行ったほうがいいかもしれませんね!

旅行中 、窃盗など以外に注意なのが、写真撮影です。旅行先では写真撮りますよね。インスタグラムの普及で日本人は写真大好き。でも赤道ギニアでは、自由に写真を撮ることはできません。特に政府関連施設は危険。公共施設でも撮影禁止場所が多くあり、警察がとんできます。北朝鮮や中国みたいですね。絶対覚えておきましょう。

赤道ギニアのおすすめ観光スポット見出し

赤道ギニアは四国の約1.6倍の小さな国。その中に、首都マラボを中心とした洗練された街並みと、ノスタルジックな風景、そして手付かずの大自然が存在しています。ここでしか出会えない景色、観光スポットを紹介します。

モンテ・アレン国立公園

大陸側の観光地として有名なのが、リオ・ムニにあるモンテ・アレン国立公園です。ローランドゴリラやオナガザルの一種のサタニッククロロコブスといった珍しい動物や、これぞアフリカといったワニやゾウなどの動物を見ることができます。観光するなら公園で企画しているツアーがおすすめです。

スペイン統治時代の大聖堂

首都マラボの中で最も人気の観光スポットであるサンタ・イサベル大聖堂。観光客だけでなく現地の人々が今も祈りを捧げる神聖な場です。首都マラボのほかには、バタ、エベビイン、モンゴモなど、多くの都市に美しい大聖堂が残っています。大陸部の都市もあり離れているので、事前に行きたい教会を調べておくといいです。

首都マラボを見下ろすバジーレ山

首都マラボにそびえ立つ、標高3008mの山、バジーレ山。車で行くこともできますが、トレッキングも可能です。頂上からはビオコ島を一望でき、遠くにはカメルーンやナイジェリアが見えます。清々しく雄大な景色です。

赤道ギニアのおいしい料理見出し

赤道ギニアの伝統料理は、なかには手で食べるものもあるが、ほとんどがポルトガル、スペイン統治時代の名残がある料理です。トマトソースでチキンを煮込んだりと、日本人の口にも合いそうなものが多いです。マナーもそれほど気をつける必要はなさそうです。

以前、某テレビ番組で赤道ギニアが紹介された時には、とても衝撃的な伝統料理が紹介されていました。なんと、ヤマアラシやアルマジロのステーキ!やはりケモノ臭さがあり日本人はうけつけなさそうですが、興味のある方はぜひ挑戦を!街中にはチャイニーズのお店も多いようです。

赤道ギニアのスポーツ見出し

2000年シドニーオリンピック競泳に出場した、エリック・ムサンバニ選手をご存知でしょうか。赤道ギニアにスポーツ施設や選手の育成環境がないことを世界に広めるために出場しました。今にも力尽きそうな泳ぎで、世界記録から1分以上も遅れてゴール。しかし会場中の、そして世界中の喝采を浴びました。

ムサンバニ選手は元々バスケットボール選手。ほとんど海で練習したそうです。競技後、ムサンバニ選手は「赤道ギニアにはオリンピックを知らない人もいる」と語っていました。それから15年以上たった今、首都マラボには大きなサッカースタジアムが建ち、サッカーチームが作られるまでになりました。

赤道ギニアへの行き方見出し

赤道ギニアへ行くときは、日本に赤道ギニアの大使館がないため、大抵は大使館のあるパリを経由していくことが多いです。フランスからは直行便で8時間、全体で30時間ほどです。また赤道ギニアは観光客が少ないため自国の地図がなく、日本人観光客はアフリカの地図を基にする必要があります。空港内は撮影禁止です。

準備万端で赤道ギニアを楽しもう見出し

どの国にも平和のため乗り越えた歴史があり、赤道ギニアは最近まで続いていました。経済発展を遂げて安心安全な街作りを行い、ビジネスやスポーツの場で世界への扉を開けつつあります。そこには手付かずの自然や歴史的建造物が残り、多くの日本人を魅了するでしょう。防犯対策とルールを遵守して、新しい赤道ギニアを見に行きましょう。

投稿日: 2017年9月6日最終更新日: 2020年10月7日

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