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コートジボワールの治安を調査!首都や国境で観光するなら注意すべきこと

コートジボワールの治安を調査!首都や国境で観光するなら注意すべきこと
投稿日: 2017年9月16日最終更新日: 2020年10月7日

アフリカの小国であるコートジボワール。2014年のワールドカップで日本を打ち破った国として知られていますが、その国の治安は知らない人が多いです。コートジボワールの治安はかなり悪いですが、事前に気を付けていれば安全を守れます。

アフリカ中部の国コートジボワール見出し

みなさんはコートジボワールをどんな国だとイメージしますか?サッカーに強いアフリカの国とイメージするでしょう。しかし、治安は超がつくほど悪くテロが頻繁に起きています。この不安定な情勢の中、どのようにしてコートジボワールを歩けばいいのでしょうか?今回はそのコートジボワールの治安注意と観光情報について紹介します。

コートジボワールはフランス色の強い国見出し

コートジボワールとはガーナと同じく西アフリカにある国で、像牙の海岸として知られています。この国は帝国主義時代は元々フランスの植民地だった国です。1960年には独立を果たしましたが今もフランスの影響が色濃く残っています。公用語はフランス語になっているのもそのためです。サッカーではかなり強く、2014年のワールドカップでは日本を打ち破った実績を持っています。

治安悪化の原因となった内戦見出し

コートジボワール独立以来初めての内戦

コートジボワールはけっこう治安が悪い国ですが、最近まで二度の内戦が起きました。一回目は2003年に起き国内が南北に分裂する事態が起きました。北部は前大統領が指揮する反乱軍、南部は現大統領を中心とした政府軍がそれぞれ支配しました。その被害は想像絶するもので2万人の国民が難民になったほどだと言われています。コートジボワール内戦は2011年まで実質8年も続きました。

戦後の治安は少しづつ平和を取り戻して行く

この内戦もドロクバを始めとするサッカー選手の運動によって徐々に終結に向かってきました。内戦後、コートジボワールの治安はワタラ大統領の下で少しずつ良くなってきましたが、まだまだ不安定なところはあります。最近ではテロ事件が頻繁に起きています。どうやら国内が落ち着きを取り戻すまではもう少しの時間がかかるようです。

国境地帯の治安は大丈夫なのか?見出し

ガーナとの一触即発状態

コートジボワールとガーナはお互いライバル同士で、扱う言語も全く違います。なので、国境では両国のにらみ合いが続いているのです。特に石油など資源の取り合いが問題になっています。しかも、両国はそれぞれ違った国境線を主張しており、内戦とは別のベクトルで激しい争いが続いていました。コートジボワールは戦後も色々な問題を抱えている国です。

コートジボワールの治安を脅かすリベリア国境

リベリアとコートジボワールの国境もかなり緊迫した情勢にあります。国境付近は国内と比べて治安が悪く、土地争いが頻発しています。中にはリベリアの兵士が国境を越えて村を荒らす事態にまで発展しています。ここを観光したいなら、治安情報を事前に確認しておいてください。日本とは違って安全ではないので注意しておきましょう。

治安を守るはずの警察にも注意したい

警察は本来国民と治安を守るべき存在ですが、国境付近の警察はかなり厄介です。彼らは国境を通過する人々からお金を徴収してくるのです。場合によっては追い返されることもあります。中にはわいろを要求してこないまともな人もいます。ただ、国境の警察はテロや強盗に匹敵するほど旅の障害になるのです。彼らに気を付けて楽しい観光をしましょう。

これだけは注意しておきたい治安対策見出し

治安の悪いところには行かない

コートジボワールはまだまだ治安が悪いところが多いため、観光の際には注意が必要です。国内では富裕層を狙って金品を非合法に奪う強盗が多いです。中にはタクシーの運転手と強盗がグルになる例も少なくありません。しかも、テロが頻繁に起きているところもあります。狙われてしまったら一巻の終わりなので、巻き込まれることのないようにしましょう。

ネット環境には必ずつなげる

コートジボワール観光ではネット環境を整えることが一番重要です。ネットでは最新情報や情勢の詳細が確認できます。情報を知るのは自分の命を確保するのと同様で、情勢を知らなければ紛争に巻き込まれてしまうのです。コートジボワールはWi-Fiにつなげられるところが少ないので、事前にポケットWi-Fiを整えるのをおすすめします。

車に貴重品を置くな!

コートジボワールの国内で車に荷物を置くのは一番危ないことです。もし置いてしまったら、あっという間に強盗のターゲットとなり貴重品など大事なものが盗まれてしまいます。特にお金が盗まれてしまったら日本に帰れる手段がなくなります。日本では荷物を置いていても安全ですが、コートジボワールでは盗まれるのがオチです。なので、車には絶対に貴重品を置かないようにしましょう。

コートジボワールの人々にも気を遣おう見出し

コートジボワールに住んでいる人々はプライドに敏感です。特に政治や戦争の問題となると彼らのプライドを傷つけてしまう場合もあります。最近起きたコートジボワールの内戦がそうです。日本のように政治の話はタブーになっているのです。なので、彼らのプライドを配慮して注意をしていきましょう。この気づかいは他の国でも同じ事なのです。

コートジボワールの首都の実情見出し

名目上首都であるはずのヤムスクロ

コートジボワールの首都は北部のヤムスクロです。首都と言えば東京やソウルのようにビルが並んでいて栄えているイメージがあります。しかし、コートジボワールは全く逆で巨大な教会以外これといったランドマーク的なものはありません。むしろ、アフリカによくあるような片田舎です。意外と平和なので、観光として行くには安全でしょう。

実際にはアビジャンが栄えている

コートジボワールでは首都機能があるアビジャンが一番の都市として栄えています。ここにはニューヨークのように高層ビルが立ち並んでおり、人口の数は横浜市を超える470万人です。さらにはポール大聖堂やプラトー地区など魅力的な観光スポットがあります。街の歴史も100年と古く、フランス人によって建設されたのが起源です。アビジャンはまさに首都らしい首都です。

一度は行ってみたい旧首都の観光スポット見出し

「タイ国立公園」

この国立公園はコートジボワールの西にあるところで、ユネスコの世界遺産にも登録されています。タイ国立公園は野生のチンパンジーやコビトカバが多くみられ、人の手が加わっていない大自然が残っています。その大半が絶滅危惧種に指定されている生物ばかりです。ちなみに東南アジアにあるタイ国立公園とは全くの別物です。

「ニンバ山厳正自然保護区」

ニンバ山厳正自然保護区はコートジボワール最高峰のニンバ山を中心とした自然保護地区です。この地区もタイ国立公園同様チンパンジーが生息しており、京都大学による研究も行われています。特に植物の種類は多く、その種は2000種に達しています。コートジボワールの世界遺産の中でも面積がかなり大きいです。

「コモエ国立公園」

コモエ国立公園はコモエ川に広がる自然公園です。この公園にはイボイノシシやスイギュウなどが生息しており、アフリカならではの自然が広がっている地域です。最近では自然破壊の為危機遺産に登録されたこともありますが、2017年に取り消されました。コートジボワールの世界遺産の中でも早い時期に登録されたところとしても知られています。

「平和の聖母聖堂」

この大聖堂は名目上の首都であるヤムスクロにあるところで、30万人の都市の教会としては大きい建物です。ギネスブックで世界一大きい教会と称されており、建築がどこかサン・ピエトロ聖堂と似ています。その収容人数は1万人以上です。中身や外見が壮大な割には観光客が少ないですが、世界最大と謳われるだけあっていってみたいところです。

「グラン・バッサムの歴史都市」

この歴史的世界遺産は南コモエ州に存在するところです。建物の多くはフランス植民地時代に建設されたもので、コートジボワールの最初の首都となりました。この年が建設されたのは日本でいう明治時代に当たります。さらにはコートジボワール独立運動の場となったところでもあります。商業地区や行政地区など見どころがいっぱいです。歴史ファンにとっては絶対に行きたいところでしょう。

コートジボワールへの行き方見出し

コートジボワールは日本からの直行便は通っていません。なので、ドバイを本拠地とするエミレーツ航空を使ってドバイを経由しましょう。いったんドバイに降りてアビジャン行きの飛行機に乗り換えます。しかし、一番としてはパリ経由でフランス航空を使いたいです。この航路は安定しているので初めて行く人にはおすすめでしょう。アビジャンは国際空港があるので、必然的に観光拠点地となります。

コートジボワールの治安に気を付けて観光しよう見出し

ここまでコートジボワールの治安情報とその観光情報をまとめてきました。コートジボワールの治安安定はまだまだ時間がかかりますが、タイ国立公園など魅力的な観光スポットも多いです。つまり治安に注意さえすればコートジボワールの魅力を発見できます。西アフリカ観光なら一回コートジボワールに行きましょう。

マリ共和国の見どころや観光スポットは?治安情勢はどうなの? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
マリ共和国の見どころや観光スポットは?治安情勢はどうなの? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
西アフリカのマリ共和国をご存知ですか?王国時代の栄華を残す黄金伝説の街や、神話の民と呼ばれる部族の住む国で有名な、歴史豊かな国なんです。ここではマリ共和国の見どころや治安情勢を合わせてご紹介いたします。世界遺産にも恵まれ、世界中からツアー客も増加しています。
投稿日: 2017年9月16日最終更新日: 2020年10月7日

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