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マリ共和国の見どころや観光スポットは?治安情勢はどうなの?

マリ共和国の見どころや観光スポットは?治安情勢はどうなの?
投稿日: 2017年9月6日最終更新日: 2020年10月7日

西アフリカのマリ共和国をご存知ですか?王国時代の栄華を残す黄金伝説の街や、神話の民と呼ばれる部族の住む国で有名な、歴史豊かな国なんです。ここではマリ共和国の見どころや治安情勢を合わせてご紹介いたします。世界遺産にも恵まれ、世界中からツアー客も増加しています。

マリ共和国のみどころをご紹介!見出し

マリ共和国は、セネガルやニジェール、アルジェリアなどに囲まれた、サハラ砂漠南に位置する内陸国です。日本人にあまり馴染みのない国ですが、黄金伝説で有名な、トゥンブクトゥ遺跡や、神話の民「ドゴン族」など、世界遺産が溢れる国で有名です。ここではマリ共和国の観光スポット並びに、旅行前に必要な治安情報などをご紹介いたします。

西アフリカにあるマリ共和国見出し

マリ共和国は、北にサハラ砂漠、南はサバンナ、中央部をジェール川が流れており、変化に富んだ国土が特徴の、西アフリカにある内陸国です。首都はバマコで、主な観光地は、この首都とニジェール川添いに広がっています。公用語はフランス語で、通貨はCFA(セーファーフラン:1ユーロ=650CFA)を用いています。

マリ共和国と日本の時差は9時間で、日本の方が9時間進んでいます。季節は雨期(5月半ばから9月)と乾期があり、乾期の11月から2月頃が、一番最適な旅行シーズンです。入国にはビザ取得が必要で、東京のマリ共和国大使館で、査証を取得できます。そして入国に際し、黄熱病の予防接種証明書(イエローカード)が必要です。またニジェール川流域では、マラリアの予防対策も必要です。

現在のマリ共和国の経済力は、鳥取県程の小規模ですが、昔は「黄金の都」と呼ばれるほど、豊かな国として知られていました。かつては「マリ帝国」や「ソンガイ帝国」という王国がありましたが、19世紀に入りフランスの植民地となり、1960年にフランスから独立し、現在のマリ共和国に至ります。

マリ共和国の治安情勢について見出し

マリ共和国を旅行する際には、まず安全を第一に考えましょう。ニジェールやアルジェリア等、治安情勢の不安定な近隣諸国など、外部からの影響を受けやすい国でもあります。マリ共和国のみならず、近隣諸国の治安情勢を、旅行前に必ずチェックすることが肝心になります。現地の情勢に精通したガイドが主催する、観光ツアーの利用をおすすめします。

治安情勢に加え、マリ共和国への渡航には、イエローカード(予防接種証明書)が必要です。感染症も蔓延しやすい環境ですので、渡航中は飲み水や食べ物、特に生野菜や果物の、鮮度や衛生状態をチェックし、身の安全を確保する癖をつけておくと安心です。日本から常備薬を持って行く事もおすすめします。

マリ共和国のおすすめ観光スポット1: バマコ中央市場見出し

マリ共和国の首都、バマコで一番、現地の人々の活気を体感できるのが、ここバマコ中央市場です。アフリカのカラフルな生地や、地元アーティストが手がける民芸品が、ズラリと並んでいます。頭の上に荷物を載せて運ぶ姿も、ちらほら見受けられるところから、アフリカ生活体感ツアーの代表といったところでしょう。

日本ではお目にかかれない、色とりどりの果物や野菜が美しい市場です。そしてその横では、生きた食用鶏が、そのまま売りに出されていたり、その向かいは、海外から持ち込まれた、日用必需品の店などと、市場は混沌としているのが特徴です。これもアフリカの市場ならではの光景で、地元の人々に加え多くの観光客で賑わっています。

マリ共和国のおすすめ観光スポット2:マリ国立公園見出し

首都バマコの中心部にあるマリ国立公園は、バマコの主要観光地の全てにアクセスが便利な、観光スポットです。沢山のヤシの木がそよぎ、色とりどりの花々が、きれいに整備されています。中央には噴水があり、厳しい暑さのマリでは、貴重なオアシス的存在として、地元の人々からも愛されています。

園内には遊具もあり、子供たちが集まる広場にもなっています。また様々な催し物も定期的に開催されており、一年中賑やかで安全な場所です。なかにはピクニックをしている家族やカップルもいて、ここででおしゃべりしながら、ゆっくり過ごせる、バマコの安全な観光スポットの一つです。

マリ共和国のおすすめ観光スポット3: マリ国立博物館見出し

ここでは、マリ共和国の文化や歴史を学ぶ事ができます。事前にマリの歴史背景の知識があるだけで、より有意義に観光ツアーを楽しめることができるので、おすすめです。館内には古代の人々の住居や、当時の生活風景が再現され、また考古学的にも価値のある、発掘物などが展示されています。

この博物館では、カラフルな伝統的織物や、染め物の展示品がみどころです。ろうけつ染め、泥染めなどの様々な手法が、分かりやすく紹介されています。博物館自体コンパクトで、近くには動物園や国立公園も隣接し、アクセス良好なこともあり、観光客に人気のおすすめスポットとなっています。

マリ共和国のおすすめ観光スポット4: ジェンネ旧市街見出し

マリ共和国のジェンネは、古代からサハラ交易の要衝として繁栄をし、現在も交易を中心に栄える歴史の深い街です。またジェンネ旧市街は、世界遺産にも登録されています。ジェンネ旧市街の多くは、泥の建築物として有名で、近年ツアーでここを訪れる旅行客も増えています。

大モスク

ジェンネ旧市街にある泥の大モスクは、世界最大の泥の建造物です。毎年雨季に備え、数千人の職人の手により、泥壁の塗り替え作業が行われることでも有名です。しかし近年、ジェンネ旧市街付近の砂漠化が深刻を増し、存在の危機にあるそうです。この世界遺産をツアーで訪れる事が出来るのも、今のうちです!

マリ共和国のおすすめ観光スポット5: アスキアの墳墓見出し

泥でできた高さ17mもある、ピラミット状の墓です。15世紀から16世紀にかけて、西アフリカ地域を統治した「ソンガイ帝国」の皇帝、アスキアの墓です。また、この地方に広まっていった、イスラム建築様式を最初に取り入れた建造物で、世界遺産にも登録されています。

ピラミッドからむき出した、無数の杭がユニークですが、これは装飾の目的のみのらず、泥壁の塗り替え作業で、職人達に必要な足場となっているのです。2012年の世界遺産委員会では、マリ北部での地域紛争が問題で、治安情勢が不安定になったことから、アスキアの墓は「危機遺産リスト」に登録されているそうです。

マリ共和国のおすすめ観光スポット6:バンディガラの絶壁見出し

神話の民と呼ばれる「ドゴン族」の集落が点在する地域です。ドゴン族は、外敵から身を守るため、高低差500m、全長約200kmに及ぶ断璧に、800年の歳月をかけて、集落を作り上げたそうです。現在は、約25万のドゴン人が実際に生活を営んでおり、世界遺産にも登録されています。

ドゴン族は、マリに伝搬したイスラム教ではなく、「シリウスの神話」という、独自の神話を元にした信仰を、未だに重視した生活を営んでいます。フランス人文化類学者のマルセル・グリオールが注目し、1950年代に「水の神」という本を出版。その後ドゴンの民は、世界中で一躍有名となりました。

ドゴンの神話には、天文学の最先端情報に酷似する奇妙な伝承が、数多くあるそうです。ドゴン族の神話が話題になった1950年代当時、西洋文明と全く接触がなかった部族が、高度な天文学知識を、実際に生活に取り入れていたとして、驚異の部族としても知られています。現在はドゴン族を訪問する旅行ツアーもあり、神秘的な部族とふれあう機会があるのも嬉しいです。

マリ共和国のおすすめ観光スポット7: トンブクトゥ見出し

ニジェール川の中流域に位置する、遊牧民「トゥアレグ族」の都市です。かつてのマリ帝国、ソンガイ帝国時代に繁栄した都市で、中世の有名な探検家イブン・バトゥータが街の豊かさに驚き「黄金の都トンブクトゥ」の伝説を誕生させました。それ以来19世紀に渡るまで、世界中の探検家や旅行家の、憧れの場所となったのです。

そしてトンブクトゥは1988年という、早い時期に世界遺産に登録されたことでも有名です。またトンブクトゥは、街そのものが、文化遺産として登録されています。なかでも、トンブクトゥ全盛時代に書き溜められた、大量の手書きの書物は、歴史的にも大変貴重価値のあるものとして注目されています。

トンブクトゥは、商業と知識の中心となり、アフリカへの、イスラム教布教の拠点となった歴史があります。しかし近年、周辺の治安情勢が不安定な時期が続き、聖堂が武装勢力の被害に遭う事件が発生。ユネスコの協力により、聖堂が修復されるという経緯があります。この様な歴史的遺産が、紛争被害に遭わずにすむ平和な世界を祈るのみです。

黄金伝説と神話の民が待つマリ共和国へ見出し

ここでは、西アフリカのマリ共和国について、基本情報や治安情勢とともに、おすすめ観光スポットをご紹介いたしました。世界遺産と文化遺産であふれる街や、神話の民が住む国は、サハラ砂漠の環境変化とともに、徐々に浸食が進んでいるそうです。今のうちにツアー旅行で、マリ共和国へ行ってみてはいかがでしょうか。

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